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【2021年版】求職者支援訓練のWebデザイナー養成コースは再就職に役立つ? メリット、デメリットを経験者が語る

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デザイナー目指すからにはセンス抜群なのは前提だよ?(脅しでなく)

2012年頃に求職者支援訓練の某Webデザイナー養成コースに通って、その後、正社員や派遣などの非正規でWebデザイナーの仕事をしてきた筆者。

2021年現在でも各地で未だによく開催されている求職者支援訓練のWebデザイナー養成コースについて、メリット、デメリットを経験者目線で語ってみたい。

Webデザイナーは仕事の需要があるのか?

国が税金を使ってまでWebデザイナーを養成しているということは、それだけ需要がある仕事であることは間違いない。買い物や公共料金の支払い、行政関係の手続き、ホテルや新幹線の予約までネットでできる時代だ。

業界的に細かく言うと、「買い物や公共料金の支払い、行政関係の手続き、ホテルや新幹線の予約」などはWebデザイナーの仕事ではなくて、WebプログラマーとかWebエンジニアの領域だから、求職者支援訓練レベルのなんちゃってWebデザイナーが単独で太刀打ちできるレベルではない。

2021年現在の一般の人が一般的に使うようなネットのサービスというのは、WebデザイナーというよりはWebプログラマーとかWebエンジニアの方が活躍できる時代であることは知っておかないとならない。

2012年頃と比較しても、年々Webデザイナーだけで単独で出来るような仕事は就職先としてはあまり存在しないのだ。(個人のブログとか趣味のサイトとかのレベルは除いて)

求職者支援訓練のWebデザイナー養成コースの特長

民間のWebデザインスクールや専門学校と、求職者支援訓練のWebデザイナー養成コースは似て非なるものである。

前者は自腹で数十万~100万円以上の学費を払うが、求職者支援訓練は無料な上に8割の人は月10万円程度の補助金目当てで通学する。残り2割は主婦とかで対象外の人や、生活保護受給者で受講しないと生活保護を打ち切ると脅されて無理やり通わされている人だ。

つまり、通っている人たちの層が全く違う。

求職者支援訓練は補助金目当ての人がほとんどなので、モチベーションが低いし。筆者が通っていた時も実際にクラスに数名いたが、出席だけとって授業中に寝ている人がいた。いびきが煩くて授業にならなくなった時は、さすがに講師の人が注意していたが、退学処分になることはなかった。補助金目当てで通っている人が多いというのは、こういうことである。

そして、明らかにデザイナーという、数ある職業の中でも美点センスが最重要になる仕事を目指しているということを自覚していない人も多い。まともな美術大学や芸大だったら、基本的なデッサン能力などの入学試験がある場合がほとんどだと思う。

求職者支援訓練は一応、入学のために「面接」はあるが、ほとんど「面接場所に時間通りに辿り着くことができるか」と「日本語で会話ができるか」くらいしか問われないため、デザイナーに根本的に向かない人も大勢入学してくるのである。

このようなことを総合的に考えると、「優秀な人たちと競い合ってスキルを高めたい」という願望を持っていて、それなりの学費を払える人は、民間のWebデザインスクールに通った方がその後の人生が好転する可能性が高いと言える。

民間のWebデザインスクールの例

学費に余裕があるなら、基本的には民間のスクールの方が可能性が広がる。

かと言って、教えている内容が国が学費を肩代わりしている求職者支援訓練と天と地の差があるかというと微妙。

とりあえず、通っている人の層が違うのは確か。

あと、求職者支援訓練はターミナル駅の駅前とかにあることは少なくて、辺鄙な場所にある企業が受託していることも多い。



Web制作会社LIGが運営するWebデザインスクール【デジタルハリウッド STUDIO by LIG】

求職者支援訓練のメリット

悪い点ばかりを列挙したが、良い点も存在している。

・入学試験など受講難易度が極めて低い
・無料+補助金が貰える
・割と時間をかけて基礎を学ぶので、真面目にやれば初心者Webデザイナーには一応なれる

求職者支援訓練のデメリット

とは言ってもデメリットが多々あるので、少なくとも下記の点は事前に覚悟しておいた方がよい。

・補助金目当てのどうしようない人たちばかり
・もちろん学校も補助金目当て
・大体、PCやソフトが時代遅れ(ブラック中小企業相当)
・習う内容も時代遅れなことが多い(修了した時に役立たない)
・修了しても初歩の初歩にしかなれない

最後の「初歩の初歩にしかなれない」というのを解説すると、Webデザイナーという職業ができてから20年くらい経つ。20年ずっとWebデザイナーをやっている人というのもいない気はするが、就職した先の周りの人たちは5年や10年やってるベテラン揃いで太刀打ちできないと考えた方が良い。

Webデザイナーに限らないが、公務員でもない限り、中途採用の場合は5年や10年やってるベテランと同じレベルで早期に活躍できないと、すぐに居場所がなくなってしまう。Webの世界は幅広い知識が必要なので、求職者支援訓練で3カ月~6カ月くらい学んだだけでは、現場でベテランが何年も運営してきた『複雑なコード』を紐解いていけるかというと、かなり厳しい。

求職者支援訓練後の就職先とその末路

最後に、求職者支援訓練のWebデザイナー養成コースを修了してWebデザイナーの仕事についた、とある悪い先輩(筆者)の末路を少しだけ紹介しておきたい。

訓練受講中に正社員で内定したのは社員10人くらいのブラック印刷系企業のWebデザイナー。面接で社長にやたら作品が褒められたりしたが、24時の終電までの飲みに付き合わされたり、残業代が1円も支払われないことを指摘すると「文句言うのかてめぇは!」などとキレられて、話にならないと思い短期間で退職するハメになった。

そのあとに転職活動でもロクな企業にWebデザイナーで正社員で採用されることはなかった。面接ではそこそこ良さそうだったが、入社してみるとやはりキチガイみたいな経営者と女副社長的な雁字搦めな会社だった。社員10人もいないのに毎月誰かしら突然辞めるという酷い会社だったのだ。

仕方ないので正社員に夢を見ることを辞め、派遣で採用される道を選んだが、ブラック零細企業のWebデザイナーよりは待遇がいい。ただ、国の方式で派遣社員は3年までしか同じ企業に勤められないし、数カ月で使い捨てにされることが多いのが大きな欠点。

ちなみに、大手優良企業に求職者支援訓練をきっかけに就職するのは99.99%不可能。そういう所の正社員Webデザイナーは美術大学や芸大、2年制などの専門学校を出た「キャリア組」というのが前提だからだ。

求職者支援訓練で人生は好転しない

求職者支援訓練を受けたからといって人生好転するかと思っていたら、それは甘すぎると言わざるを得ない。それ以前の本人が持つ旧祝活動でのスベック(年齢、学歴、職歴など)に、福神漬け的に付け加えられるのが求職者支援訓練の効果なのである。

それでも、派遣使い捨ての仕事に就くくらいのことは、2021年以降に求職者支援訓練のWebデザイナー養成コースを受講する人でも35歳以下だったら可能性あるんじゃないかしら。35歳以上だったら悪いこと言わないので、もう少し硬い仕事を目指した方がマシだと思うが。



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