
画像はイメージどころか、もはや空想や妄想の類である
PhotoshopやIllustratorなど、クリエイター職種ではデファクトスタンダードとして使われるAdobe製アプリは、もう10年も前にクソみたいなサブスク方式へと移行している。
拙者は、このご時世に蔓延るサブスグ全般が死ぬほど大嫌い。もう本当に死ぬほど嫌いで、小学生の頃から食べられないセロリよりも嫌いなくらい。
だから、買い切り型というオプションがある製品やサービスについては、今回の人生では絶対に買い切り型を選択するようにしている。(手持ちのカネで買えるものだったらね)
当然、プライヴェートで使うAdobe製品は、最後の買い切り型であるCS6をメインで使っている。
ちなみに表題の件だけど、そんなニッチな悩みを持つ人間がどれだけいるのかは未知数だが、3時間かかって辿り着いた結論を先に言うと、Adobeの認証システムが変更になったためなので、インストールする時だけWiFiをオフにするとかLANケーブルを引っこ抜くとかして一時的にインターネット接続を解除すればよい。
たったそれだけのことに3時間って(略)
何度も危うくなったCS6のライセンス認証システム
買い切り型のクセに、なんで認証がこんなに面倒なんだよ!! と思いたくもなるだろう。
それは20年くらい前だと、学校や職場のパイセンどもがCD-Rとかに焼いて、シリアル番号のメモとセットで先輩風吹かしながら後輩に配ったりしていたからである。
確かCS2くらいまでは“先輩風方式”で普通に起動できていたが、CS3くらいからネット認証が必要になった気がする。
未だにCS6も最後のパッケージ版ということで、それなりに需要があるはずだけど、2021年くらいの段階でライセンス認証用のサーバーが終了して、新規インストールができなくなりそうな事態になっていたらしい。
すでにライセンス認証を済ませていればよいけれど、PCを新しくしたり、何らかの事情で再インストールした場合は、家宝であるCS6が使えなくなってしまうかもしれないのだ。
記事執筆時点としては、AdobeがCS6を使い続ける人間のヘイトが高まることを恐れてか、救済手段的に新しく用意された方法でライセンス認証できるようにはなっているけれど、この調子だと2050年や2100年以降にCS6がライセンス認証できる気はあまりしないな~。
その頃にはCS6を使っている人間の多くがアルツハイマーになっているか、老眼でPhotoshop作業なんてできなくなっているだろうし、生命体として絶滅を迎える時期だからである。
新しいライセンス認証は体験版までは対応してない
救済手段として用意された新方式のライセンス認証方式では、表題の『CS6を体験版として新規インストールする』という、ニッチなパターンにまでは対応していないっぽい。
なんせ、サブスク課金できないCS6をAdobeは現在は配布していないんだから。
CS6を体験版としてインストールしようとすると出てくるのは下記のメッセージだ。
『ブラウザーを更新 Adobe サービスを使用するには、Adobe アプリケーション、オペレーティングシステム、ブラウザーを最新バージョンに更新してください。』
ちなみに、Mac版のCS6は最新のMacOSがCS6をサポートしていないという、いかにもMacらしい理由でCS6が使えないらしい。Windowsは全然OKだけど。
死んでもCS6を使い続ける真っ当な理由
一応、仕事では会社が法人として契約している最新のAdobeを使っているから、最新の技術や機能に対応できてない時代遅れのジジイというわけではないので悪しからず(笑)。
あえて使わないというだけである。
最新バージョンは不安定だから
CCになってからのPhotoshopは、これってクソベータ版じゃねえかと思うくらい、不安的な機能が所々にあって困る。
急いで納品しないとならない時に限って、1pxズレるとか謎のバグで使い物にならなかった経験がある。最新機能はできるだけ使わずに、CS6にもある“枯れた機能”だけで制作するのが毎日定時で帰るコツだ。
最近何かと話題のクソAI機能も試したけれど、AI切り抜きとかはマジで使い物にならない。結局、全部手動でやり直すハメになり、完全に時間と脳みその無駄だった。
まぁ、これでもPhotoshopなんてまだマシな方で、イラレとかPremiere、AEあたりはバージョンによって当たり外れがもっと酷い。
納品前に軽い気持ちでバージョンアップなんて絶対してはいけないのがAdobe Creative Cloud製品である。
なんせ古いデータを活用する必要があるから
仕事でやってる人は特にこれが大きいと思うな。
古いバージョンで作った化石みたいなファイルを扱わないとならないけれど、最新版で開くと問題が起きたりするからね。
Photoshopはまだマシだけど、イラレとかは見るも無残な状態になる場合もある。
期待のAdobe代替アプリがてんで使い物にならなかったから
Adobeのサブスクに反発する勢力は世界的に多いけれど、代替アプリとして開発されたアプリたちは、妙にクセが強かったり、機能や使い勝手がイマイチで、代替アプリとして使い物にならなかったのである。
校舎裏で煙草をふかしている田舎の反抗期の高校生みたいな、見かけだけで中身スカスカの未熟者!! というのが代替アプリたちの個人的な感想だ。
モノホンのAdobeで作ったファイルが代替アプリでは正常に開けなかったり、その逆もできなかったりするから、そりゃ、替わりにはならないよね。
パチもんよりは、古くても本物の安心感を選んでしまう。
Adobeの奴隷になりたくないから
サブスクが死んでも嫌な下りと同じ。