鉄道乗り放題好きには知らない人間はいない(?)秋の乗り放題パス。
毎年、夏の青春18きっぷシーズンが終わったこの時期に発売されるけど、2022年は鉄道開業150周年ということで普段よりアピールしている感じがある。個人的には青春18きっぷや北海道&東日本パスよりお得感が低いのであまり利用したことがなかったけど、久々にこのきっぷで旅してみた。
個人的に思ったメリット、デメリットをまとめたので、この切符を利用しようか迷っている子羊の参考になれば幸いでござる。
2022年版 秋の乗り放題パスの概要
利用可能期間は2022年10月1日~2022年10月23日の連続する3日間である。
お値段は大人7,850円で1日あたり2617円ほど。青春18きっぷはより少し高く、北海道&東日本パスよりけっこう高い。
メリット、おすすめポイント
まずは秋の乗り放題パスの個人的に感じたメリットを挙げてみる。
長距離を乗れば普通運賃よりお得
単純に1日あたり2617円より高い区間を移動すればお得になる。
現地で2泊して1日分捨てる場合は3925円より高い区間なら元が取れる。
夏休み、冬休みの学生とかとバッティングしない
路線によるけど夏休みや冬休みだと学生旅行者でいっぱいになるような路線も比較的空いているはず。
最もこのご時世はコロナもあるし、お金のある高齢者は新幹線とか飛行機で旅行するから、最近は大都市圏を跨ぐような地方路線も比較的空いていることが多い気がするけど。
自動改札が使える
首都圏の駅なんかでも最近は朝方は係員が不在だったりするから、早朝に出かける場合は自動改札が使えて便利。ちなみに、18きっぷとかだと無時間時間帯はインターフォンでセンターの人に「18きっぷ使うわ」とか言って降りる駅でスタンプ押して貰ったりした。
濡れてたり折れたりしている切符を入れると詰まってしまうから、そこは注意が必要。
デメリット、不便な部分いろいろ
青春18きっぷとの差別化のためわざと不便にしている気もするけど、気づかず不便にしているならJRにはぜひとも改善してほしい点。
日程をバラして使えない
連続する3日間っていうのがミソ。
青春18きっぷと違って日程をバラして使ったりできない。旅先の現地で2~3泊するときっぷの有効期間が終わってしまうし、1回分だけ使ってチケットショップやメルカリなどで売ったりはできない。
そもそも、平日に仕事をしているまともな社会人wなら、3連休で旅できるタイミングって有給とか調整しないと厳しい。祝日で世間的に3連休の時はホテルが爆値上がりしたりするし、切符の安さの恩恵を受けられない。国の全国旅行支援とかも適用条件がワクチン接種必須だったり、国のやり方が酷いし・・・この話おいておくにしても、バラして使えたらなぁ。
逆に好きなだけ旅行できる時間がある人にしたら、3日間は短すぎるというデメリットがある。
微妙に旅程が組みにくい
なんだろう、青春18きっぷの5日間や、北海道&東日本パスの7日間での旅程に慣れているからか、3日間というのが中途半端すぎて、中途半端な旅程になりがち。
自宅から違うエリアの街に出かけて1泊して翌日帰ってきたら1日分余るし、余った分で近隣で日帰り旅行しても不完全燃焼な感じがある。かといって、出かけた先のエリアで鉄道で旅しようにも、地方によっては鉄道路線やダイヤや不便だったりするから、元を取れるほど鉄道が利用できなかったりする。
理想的なのは自宅→A都市→B都市→自宅みたいな3角形の路線で旅できればいいけど、せわしない感じあるし、なかなかそんな旅程は組めなかったりする。
新幹線や特急は乗れない
18きっぷとかもそうだけど、一部の特例区間を除けば、この切符と特急券を組み合わせても新幹線や特急には乗れない。
3日間という微妙な日程なのと150周年wなのを考えれば新幹線に乗れてもねぇ、と思わなくもないけどダメ。
混み合うとコロナのリスクがある
時間帯を工夫したり、首都圏とかの都市部を避ければ何でもないことが多いと思うけど、ボックス席で見知らぬ他人と隣り合わせ、向かい合わせで座るのは抵抗がある。近隣の人が無症状だろうとコロナ感染者だったら・・・と思うと怖い。
意外とJRの駅は消毒液があったりなかったりするから、持ち運びできるタイプの消毒液は携帯しよう。
まとめ 18きっぷと北東パスの穴埋め利用に最適
良い部分と悪い部分で半々って感じだけど、18きっぷなどかない時期に安価にそこそこの距離の旅行をしたい場合にオススメ。
色々な都合で18きっぷシーズンに旅行できなかった人のリベンジにも使えると思う。でも感染対策はしっかりしよう。