網走が誇るオホーツク海は世界3大漁場の一つと言われる。
そのためか、人口約3万3千人規模の街にしては観光資源が多いことも相まって、人口規模以上に相当栄えている印象がある。
そして、網走には道東における3大ショッピングタウンの一つとも言える、駒場ショッピングタウン「アルサキット」があるのだ。
俺が知っている中では、北見市の三輪地区、釧路町の木場地区に次ぐ、大規模なロードサイド店舗密集地域である。
駒場の最寄り駅は釧網本線の桂台駅
網走はクルマ社会なので徒歩でのアクセスはあまり良いとは言えない。
夏場でそんなに厚くなければ桂台から歩くと30分~45分くらいで辿りつける。網走駅から歩く場合は1時間少々はかかるはず。
釧路方面から来る場合は網走の1つ手前である桂台で降りると覚えておこう。ほぼ地元の人しか乗降しない無人駅である。
2006年頃に誕生したショッピングタウン
観光で網走を訪れると網走駅周辺は観光客が多い印象で、日常的な買い物などのこじゃれた商店街は少し離れたapt.4と呼ばれる場所にある。レストランホワイトハウスとかがある地域で、道の駅のあたりだ。
もっと地元の人の日常生活やショッピングに踏み込んだ店舗が密集するのがアルサキット周辺だ。
アルサキットの向かい側や周辺にも便乗(?)して店舗が集まっている。
この手のロードサイド店の密集地域は関東地方では埼玉県や群馬県の国道17号線などでも見ることができるので、本州的な光景にも見える。
店舗のラインナップもユニクロ、しまむら、ブックオフ、マクドナルドなど、内地企業の店が半数程度を占める。
かつては24h時間営業のネットカフェまであったらしい
アルサキットに踏み込んでみた。
個人的には沖縄本島中南部でよく見かける複合ショッピングタウンとよく似ていると思った。
毎日の買い物で必須なスーパーがあり、衣料品系やホビー系の店など、あらゆる人が行きたくなるようなラインナップ。
すでに入り口の看板タワーには記載されていたが、今は閉店済みのものの、かつては24時間営業のネットカフェまであったようだ。
まさに1日中過ごせる場所だったのである。
ここにネットカフェとスーパー銭湯があったら、3日くらいは滞在できそう。
CITYもあるぜよ、近隣の店舗たち
アルサキットが核になって店舗が集まってきたと思われるが、周辺の店舗のラインナップもすごい。
向かい側にはブックオフがあるし、GEOやTSUTAYAなど、ホビー、メディア系の店が集まっている。
渋谷や銀座を歩くことなんかより、俺はこの手の地方のショッピングタウンの方がワクワク、ドキドキする
ちなみに、俺の地元にはかつては数年だけTSUTAYAがあったが、少子高齢化で潰れてしまったため、今はワークマン的な地元企業が入居している。
エンタメを支える店舗の存在は街の魅力にとって重要だ。
こちらはCITY網走店。オホーツクでは有名なスーパー。平屋建てで食品と衣料品売り場があったり、100円ショップが入っていたりする。沖縄の郊外にあるサンエーの店舗構成に似ている気がする。
駒場でランチをするならハンバーグレストランとかもあるが、できれば半額パンがオススメ。
オホーツク地域は平日の昼間でも菓子パンが供給過多で半額で売られていることも多いので、半額パンを買ってイートインコーナーで食べるのがオススメ。
かつては石黒ホーマ、ホーマックと呼ばれていたDCMホーマック。
今では関東地方でも見かけるが元々は釧路が地元の企業。
ホームセンター好きだったら訪れるしかないだろうが、ここのDCMは熱帯魚などペットの生体販売はないようだった。
ちなみに、近隣の北見店は「魚が死ぬから水槽を叩くな」というシールがそこかしこに貼られていてカオス状態だった。
駒場ショッピングタウンのまとめ
網走は観光スポットも多く、ハマってしまって東京から毎年のように足繁く通う人もいるような街だが、東京からほとんど東京と同じような駒場に通うようになったら、一級の網走観光マニアではないだろうか。
観光ガイドにはまず載らない地域だけに、マニヤな観光客に特にオススメ。