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受験の参考書とかだったらわからなくもないけれど、そのへんのエッセイ本とか、どうでもいいような本で要所要所に赤線を引きながら読む人って何なんだろうと思う。
とにかく線を引かないと頭に入った気がしないのだろうか
赤線が引かれていたのは、最近買った本だと下記のどうでもいいような内容の本。前半~中盤にかけて前オーナーによる赤線が引かれていた。
ネットで買ったけど、美品扱いだったと思うんだけどなぁ。
このシリーズの本の場合、その土地のおかしな習慣などを面白おかしく書いてあるだけなので、受験勉強みたいに大事な所に赤線を引いて、理解したり暗記するような内容じゃない。
だけど、なぜか「暗黙の札幌市民ルールにより、地下鉄の優先席には誰も座らない」とかの部分に赤線が引いてあるのだ。地下鉄の開業年とか札幌市の人口とか、科学的な事実に赤線を引くのは、まぁわかるけど。
途中から「〇〇区はビンボー人が多い」とか「〇〇区民は地元から出ない」とか「札幌女性は肉食」とかの内容ばかりになってきて、赤線を引きながら読むような本じゃないことに気づいたのか、中盤以降は赤線が全く登場しないのが面白い。
赤線を引くのをやめたのか、本を読むこと自体を辞めたのかは謎。中古本に売り出されていることから考えると、後者である可能性が高いが。
赤線を引いたからって覚えられるわけではない
昔、某職業訓練で某資格取得コースに通った時、隣にいた60代くらいのオジサンが参考書のほぼ全文に赤線を引くタイプだったけど、資格試験には落ちた様子だった。
いちいち赤線を引いたからといって、内容を理解したり暗記できるわけではないという証左である。
中古本業者も赤線の有無は見落とすようだし、売りに出すような本だと後で読む人が不快になるから、何でもかんでも赤線を引くのはやめた方がいいと思う。