旅モノ

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網走の「オホーツク流氷館」に行って来たぞ

網走にあるオホーツク流氷館という科学館的な施設に行って来たぞ。

ちょっとアンニュイというか、手放しに褒められる部分ばかりではなかったけど、感想などをレビューしてみたい。

有料施設の魅力が薄い

ここは主に観光ツアーの団体バスとかが立ち寄る施設のように感じた。

つまり、旅行会社のコース通りにノープランで来る人達が多い。そういった人たちが事前に何も考えずに払ったコミコミの料金で入館することが多いと言えるが、個人で訪れると有料部分と無料部分が絶妙にわかりにくかった。

実際、この建物はよく知らないで来ると水族館とか博物館とかみたいに、まずは受付で料金を払わないとならない錯覚を覚えるはず。

建物の正面から入ると受付があり、大人700円などと書かれている。予備知識がないと当然のごとく料金を払ってしまうのだが、実は有料なのは地下にある超ミニ水族館と、微妙なCGのプロジェクションマッピング、オホーツク映像や、寒さ体験コーナーみたいなやつだけなのだ。

有料部分がなんだかなー

ちなみに有料部分はこんな感じ。感じ方次第だが、団体ツアーの人が大半なので、個人で来る人はがっかりしないように注意がいるかも。

地下へと続く通路。

クリオネ水槽。クリオネ自体は悪くないのだが・・・。

エビの水槽。エビも悪くはないのだが・・・。

プロジェクションマッピングとかは割愛。

無料スペース見学で十分かな

この建物の地上部分の展示や休憩スペース、レストラン、展望スペースは全て無料。個人的には展望台だけが魅力的なのだが、これが無料で、どうでもいいwレベルの施設が700円っていうのがね。

道の駅的な施設でもあるのだが、そのあたりの案内が薄い。網走市が事業主体だというが、地下の展示は高齢者団体とか、外国人ツアー客とかでないと700円の価値は感じにくいので、案内は改めた方がいいと思った。

おまけ 途中で見つけた廃墟ホテル

網走湖の周辺には観光ホテルがいくつか営業している。しかし、中には倒産したホテルもあるようで、ここに来る途中で廃墟ホテルを見つけた。

大きな建物が二つ繋がっていて「網走ビューパークリゾート」と読める。

営業している時はさぞ賑わっていたのだろうが、アクセスが良いわけではないし、結果的に倒産してしまったのだろう。

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【2019年7月】遠軽町の「いわね大橋」復旧工事現場

2018年7月の豪雨で橋がV時に折れ曲がり、車両通行止めにして復旧工事が進む北海道遠軽町の「いわね大橋」を見てきた。

中心市街地と東地、南町を最短で結ぶ橋だが、復旧に1年半かかる見込み。西暦で言う2020年の1月末に復旧見込み。

駅前から続く大きな道路だけに、通行止めというのはインパクトが大きい。

歩行者と自転車は併設している歩道部分を通行できる。

大雨による増水で橋桁部分が抉られたのが原因らしいが、南西に1kMくらいの位置で、中心市街地のもう一つの橋「遠軽橋」が無事だったのは不幸中の幸い。JR石北本線が通る線路の橋も無事だったが、あれがやられたら目も当てられなかった。

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網走の北方民族博物館に行って来たぞ

網走市の北海道立 北方民族博物館に行って来たぞ。

クルマやバイク、自転車で行く場合は何でもないが、網走駅などから歩いていくと結構苦労する距離。1時間以上見込んでトボトボ歩いていけば、楽しいくらいの距離ではあるけど、普通の徒歩旅の人はバスで行くと思う。

夏場はクマが出る(?)領域で心細くなる時があるが、まあ歩けるとしても、冬場は山道で除雪などもままならないと思うから、無理せず行かないか、バスを使った方が良い。

北海道立のガチな博物館

網走には大中小と様々な博物館的な施設があるが、ここは運営元が「北海道」であり、博物館の規模としては大規模なもの。札幌の北海道博物館などに近いレベルで、アカデミックな研究施設と行ったところ。バブル期というか、アカデミックな資金で作られた施設なのだと思う。

客層はツーリング中の流浪の旅人とか、観光ツアーの人など様々。場所が場所なので、ざわついた感じもなく、静かに見学できるのが良い。

主な展示内容

ここは網走やオホーツクに特化した博物館ではなくて、日本の網走などオホーツク地方を含む、アラスカとかの海外の北国暮らす人達がテーマとなっている。

特に目を引いたのは、動物素材で作られた服。寒さに対応した服をその土地の動物を利用して作るわけだ。

これなんかアザラシの腸で作ったパーカなんだと。私はしばらく見入ってしまった。

イヌイトの住宅を再現した展示もすげえと思った。こういう家で暮らすのが理想ではある。

どこか入り口でどこがリビングなのかわかりにくいが、現地には説明資料も用意されているのでご安心を。

トーテムポールとか。

船とかの展示。

硬派でアカデミックな観光がしたい人にお勧め!

網走の観光施設は子供向けのものから、老人団体ツアー向けのものまで、様々なタイプがあるが、ここは硬派にアカデミックな施設を求める人に薦められる場所である。

じっくり静かに見学できるので、旅行の中盤、後半などの疲れ気味の時にもお勧めだろう。