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余った青春18きっぷで横須賀旅行&不要18きっぷの賢い処分方法の考察

横須賀のドブ板通り。セガが70億円投じて制作したゲーム『シェンムー』の舞台だ

使い切れずに余った18きっぷほど厄介なものはない。

次のシーズンに持ち越すことは出来ないし、JRに買い取らせることも出来ないので、何とかして自力で使い切るか、チケット屋などに売却するかを考えないとならない。

モタモタしていると使用期限が迫ってきたり、売却不可能になったりするので、余った18きっぷが手元にあると1日1日がプレッシャーで心休まらないのだ。

ああ、地獄・・・。

無難に思えて無駄過ぎるのが近場の日帰り旅行

売却するのもアレだからと、余った18きっぷの処理目的で行いがちなのが近場の日帰り旅行。

18キッパーのプライドをかけて損は絶対しないようにと経路検索アプリで料金計算はもちろんするのだけど、何とかして普通に行くよりは100円でも得するような場所を選ぶことが通例。

そこで今回選んだのは横須賀だった。

横須賀の街は本当は私鉄の京急の方が街中へのアクセスが良くて便利だったりするんだけど、もちろん18きっぷのみで行ける範囲の旅行とする。

ちなみに、横須賀に限らないけど、関東地方で私鉄とJRが競合しているような街は、何でだか私鉄の方が便利なところを通っていたりする。

横須賀の街は1年くらい前にも行ったことがあるけれど、かつてセガが鳴り物入りで開発していたシェンムーというゲームの舞台である。

街の人がそれぞれ生活パターンを持っていたりと、それってゲームの面白さに関係するのかどうか疑問になるようなのもあるけど、拘り方が半端ないということで熱烈なファンが今でも多いゲームとして知られる。

とは言っても、筆者は残念ながらセガのハードは所持したことがなくてプレイしたことはない(PS4に移植されているがこれからもする予定はない)けれど、横須賀と言えばシェンムーなのだ。

横須賀を訪れる多くの観光客は「横須賀=シェンムー」とは思っていないはずだけど、関東近辺としては米軍基地がある関係でアメリカ人が多い異国情緒ある街なのだ。

むしろ、ディープ過ぎて深入りできない店も多かったりするけれど、海軍カレーなど日本人観光客向けの店も多い。

しかし、どんな高級食材を使ったらそんな値段になるのか全くわからん海軍カレーばかりなので、横須賀の街で未だに観光客向けの海軍カレーを食べたことはないのである。

そして、おそらくはこれからも、その2千円近くもする海軍カレーを口にすることはないであろう。

広島の呉に行った時に見かけた海軍カレーはそんなに高くなかったんだけどなぁ。

横須賀線で久里浜の街まで行ってみた

横須賀の街は東京からアクセスがよくて日帰り旅行に最適と考える人が多いからか、休日や年末年始的な時期だと観光客がとても多い。

JRの横須賀駅近辺は人が少ないけれど、1年前に京急の駅の方に行くと人がゴミのようにいて、さっさとずらかりたくなった。

今回は街中の散策はほどほどにしておき、横須賀線の先っちょにあたる久里浜まで行ってみることにした。

前回も久里浜まで一瞬だけ行ったかもしれないけど、記憶がほとんどない(笑)から、久里浜には初めて行くってことにしよう。

Googleマップで見ると久里浜駅の近くに「くりはま花の国」というバカでかい公園のようなものがある。

これでもガーデニングをやったりしているので、ぜひ広大な花畑を見てみたいと思った。

しかも無料らしいので、完全ノープランで行ってみることにした。

なんかイメージと違う気がする「くりはま花の国」

久里浜駅を降り立ったが、やはりこのあたりも京急の方が幅を利かせている。

京急の線路を超えて、Googleマップをチラ見しつつ歩くと、結構な上り坂に遭遇した。

前から思うけど、神奈川県って横浜も含めて、意外と坂というか丘というか山というか、勾配が激しいよね。

途中、坂を登っても登って息が切れるだけで、花の国という感じがしてこなかった。

改めてGoogleマップや花の国の公式サイトを見直すと、広大に見える公園は入り口が決まっているようだ。

どこからでも入れるような公園ではなくて、駐車場的な場所からアクセスするらしい。

駅から徒歩15分と書いてあるから、正しい道順だと15分で辿りつけるはず。30分歩いても辿りつけないのは道が間違っているからだと悟り、来た道を戻ってみる。

ああ、家に帰りたい。1日潰して何やってんだろう、もっと他にすべきことがあるのでは・・・などと考えると我ながら嫌になる。

なんとか駐車場らしき場所に辿り着いたが、冬場だから当然と言えば当然だけど、コスモスやポピーが咲いていたと思われる花畑は、すべてビニールに覆われていて、何も咲いていなかった。

一応、山がちな地形だけど公園というか散策路みたいにはなっていて、地元と思われる人たちが散歩などをしていた。

その先に遊具のある広場があったりしたが、どう見ても地元の子供連れのファミリーとかが利用する公園であった。

列車に乗って遠くからやってくるタイプの公園ではなかったという気付きがあった。

もう二度と来ることはないと悲しい気持ちになりながら、とぼとぼと帰路に着いた12月末であった。

余った青春18きっぷは無理せずチケット屋に売るのが賢い

筆者の経験上、消費目的で大した行きたくもない場所に何となく日帰り旅行しても楽しくないことが多い。

旅行は英語ではTravelと言うが、Travelの語源は労働を意味するものだという。

今でこそレクリエーション目的で旅行が出来るが、元来、旅行とは外敵から逃れるためなど、生き延びるために仕方なく行うものであったり、国家や組織の命令で嫌々行う性質のものであったのだ。

余った腐れ18きっぷの消費目的で行う旅行は、まさしく労働に近いものである。したくもない旅行をしても楽しいわけはないのだ。

だから、使わないと判断した18きっぷは近場のターミナル駅近辺にあるようなチケット屋に持って行くのが賢いと言えるだろう。

18きっぷをチケット屋でスマートに売る方法

北海道&東日本パスは使用期限がタイト過ぎるので買い取りして貰えないことがほとんどだと思うが、青春18きっぷはJR駅近くに立地している金券ショップやチケット屋に持って行けば、大抵は買い取って貰えると思う。

それぞれの店で独自の計算方法があるので、目星を付けている店に問い合われるのが手っ取り早いが、基本はいらなくなった時点で早めに売却するのがよい。

残り使用回数については、1回分や2回分が人気が高いというのも知っておくと良いかもしれない。

そもそも、チミが5回分を使い切れなくて困っているくらいなのだから、1回分や2回分の人気が高いというのは感覚的にわかるだろう。

特に、2回分は夫婦や恋人同士などの2人組が日帰り旅行するのに使ったり、ソロで往復旅行するケースなどで使い勝手が良いから、需要が高いために気持ち高めに買い取りして貰える気がする。

3回分は往復旅行しても1回分余るし、何かと使い勝手が悪いから2回分に毛が生える程度の価格になることもあるようだ。

いずれにしても店ごとに買い取り価格は違うから、無理して使わずに早めに持って行くのがよいだろう。

昔、ヤフオクで売ったこともあるけど、近所の人で手渡しできるならまだしも、郵送の受取日とかで揉めたりすると面倒だから、チケット屋の方が手っ取り早いと思う。

発売から40年経って時代に合わない気がする18きっぷ

ここのところ、18きっぷを買っても使い切れなくて余ってしまうことが多い。

青春18きっぷの前身となる切符は国鉄時代から存在していたそうで、現在と大体同じような価格と使用ルールに落ち着いたのは何と40年も前のことだという。

ただ、最近は全国の各地方に新幹線が開通して18きっぷでは乗れない区間が増えまくったり、首都圏の駅でも有人改札が日中しかなかったりして、未だに40年前と同じような仕組みをとっている18きっぷは時代遅れな感がある。そろそろ引退やリニューアルをして欲しいと思うこの頃である。

始発で出かけようとしても駅によっては有人改札が無人になっていたり、インターフォンで対応できる場合もあるけど、改札がどうにもこうにもならない場合もあって、しょっぱなからテンションガタ落ちになってしまうことも少なくない。

5回分なのも考え物。往復旅行を2回しても1回分余るし、1回分単位で売ってくれた方が嬉しいという人の方が多いと思う。

その土地に長く住んでいるなら、日帰りで行ける範囲に旅行したくなるほど面白いものなんて、そうそうあるものじゃないしね。

発売当時に比べると少子高齢化も相当進んでいるし、個人的には「ミドル35きっぷ」みたいな2万円くらいで新幹線も限定的に乗れるようなやつを新設して欲しいかな。

普通列車で長時間乗り続けると高確率で痔が悪化するので、多少高くても新幹線や特急に乗れた方がありがたかったりするのだ。

北海道&東日本パスだと、すでに北海道新幹線や北海道内の特急に乗れるオプション券があることだし、今後は望んだ方の未来に変わってくれるかもしれないけどね。 

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ホテルのキャンセル料は事情次第で実際には請求されないことが多い

画像は旅立ちのイメージ

一般人の計画的な観光旅行においては、数日前や数週間前、下手したら数か月前からホテルを予約しておくことが多い。

しかし、様々な事情によって急にキャンセルしなくてはならない場合もあるだろう。

そんな時に心配になるのがキャンセル料を払う必要があるのか? ということだ。

以下は筆者の経験談と世間の声をごちゃ混ぜにした見解で、国内の一般的なホテルにおいてである。また、例外は存在するため、すべてのケースには当てはまらないことをお断りしておく。

悪天候が理由の場合は請求されないことが多い

すでにキャンセル料がかかる期間に入っている場合でも、急な悪天候などで飛行機が欠航したり、交通機関がストップするような状態だと、不可抗力とも言えるのでキャンセル料は実際には請求されない場合が多い。

このケースでは本人がどんなに行きたくとも行くことができないのだから、仕方がないこととして処理してくれる場合が多いだろう。

自家用車やレンタカーで行く場合でも、大雪や吹雪でホワイトアウトしていたり、高速道路が通行止めになるような事態だと同様の判断となるはず。

電話できる状態ならホテルに事情を話せば深く詮索されることなく、キャンセル料を支払う必要なくキャンセル処理してくれる場合が多いと思う。

実際の経験談としては、東日本大震災が起きた当日に観光で宿泊予定だったホテルをキャンセルしたがキャンセル料を請求されるようなことはなかったし、大雨でJRが運休して行くことができなくなった北海道の某小都市のホテルも同様の対応だった。

止むを得ない事情ならキャンセル料はかからないことが多い

狭い島国である日本の場合、困った時はお互い様の精神が働くこともあって、急な体調不良や突発的な事情によるキャンセルの場合もキャンセル料は請求されないことが多い。

今後、日本は大量にいる団塊世代が寿命を迎えていくために人口減少の加速度は増していくし、無理にキャンセル料を請求してリピーターになってくれるかもしれない見込み客の心象を悪くするのは、ホテルとしては損失が大きいのである。

キャンセル料がかかるのはこんなケース

交通機関ストップなど止むを得ない事情の場合は大抵はキャンセル料がかからないが、以下のようなケースでは普通にキャンセル料がかかるので知識として知っておいても損はない。

予約サイトなどで事前決済済みの場合

楽天トラベルやじゃらんなどの予約サイトを使ってクレジットカードなどによる事前決済をしていた場合は、キャンセル料がかかる期間に突入しているとシステム上で自動計算されてキャンセル料を除いた額だけ返金される対応となる。

キャンセル料が100%かかる期間に入っている場合は返金がされない。

ここで小回りの利く小鳥ちゃんは気付くと思うが、一見すると便利に思える予約サイトの事前決済は諸刃の剣でもあるということ。

悪天候その他でキャンセルする可能性はどんな旅行にもあり得るから、筆者はすでに現地に辿り着いている場合で、当日の宿を予約するケース以外では出来るだけ使わないようにしている。

パックツアーや旅行代理店経由の場合

キャンセル規定が企業の方針として明確に決められていたり、事前に入金なり決済している場合が多いことから、相当止むを得ない場合以外は返金されないことが多いと思う。

余談 飛行機のキャンセル料はシステム的にばっちりかかる

ホテルの場合はファジーな対応がされることが多い一方、飛行機の場合は購入済みだと決められたキャンセル料がばっちりかかる。

飛行機自体が欠航になる場合はLCCでも大手でも全額返金されるけど、空港に辿りつけそうにない場合も含めて、本人都合の場合はばっちりキャンセル料がかかってしまう。

LCCはキャンセル料は全額が基本で、MCCや大手航空会社でもセール料金の場合は半分くらいはキャンセル料がかかる。

だから、ホテルよりかは飛行機の予約の方が慎重になった方が幸せになれる可能性が高い。

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開業から7年経ってもガラガラな北海道新幹線で北海道と東北(青森、秋田、仙台)旅行をして来たぞ

新函館北斗駅に停車中のはやぶさ号

北海道新幹線は2016年3月26日に新青森駅~新函館北斗駅間が開業した日本最北を走る夢の超特急である。

そんな誰もが待ちわびたはずの夢の超特急に、実に開業から7年以上も経って初めて乗車してみた。

拙者は北海道が地元だけど、北海道新幹線が開業したら北海道が近くなる・・・というのは幻想であり、現実は北海道新幹線が開業したことで北海道や東北は拙者からすると逆に遠ざかったのだ。

少なくとも、そんなに近くはなっていないのは間違いない。

今回はそのあたりの切実な現状も踏まえた旅行記を後世の小鳥ちゃん達のために書き残したいと思う。

北海道新幹線の乗車率はたったの5%(?)

最近は鉄道関係の解説動画を作ってYouTubeにわざわざ上げるような方々もいるが、人様の限りある人生の時間の使い方は知ったことではないものの、以前に動画関係の仕事をしていた経験から言えることは、動画を作るのは時間と労力を考えると、大手企業の会社員並みの安定と収入が約束されていないと割に合わないということだ。

だから、拙者は無償(YouTubeで収益が得られる資格があるのは限られたごく一部のユーザーのみ)で動画を作ったり投稿する趣味なんてものは持っていないのだけど、かいつまんで言うと、北海道新幹線は現状では100円稼ぐのに300円もかかる赤字新幹線らしいということ。

走らせれば走らせるほど赤字になるという。もちろん、全国の新幹線で赤字を垂れ流しているのは北海道新幹線くらいなものだろう。

それでも昭和バブル以前からの構想だし、青函トンネルも元々は新幹線を走らせる前提で作られているから、赤字以外は予定通りというところなのだろう。

7年間も北海道新幹線に乗らなかった理由

北海道新幹線が開通したのは今から7年以上も前である。

北海道新幹線で本州と北海道がより近くなるかというと、全然そんなことはなかった。少なくとも拙者にとっては。

2012年くらいの段階でバブル時代の構想では描かれなかったジェットスターなどのLCCという格安航空が東京~北海道を結ぶようになり、北海道新幹線は割高の移動手段でしかなかったのである。

しかも、北海道新幹線は東京から4時間も乗っても新函館北斗停まりだから、現在の北海道の中心地である札幌まで移動するとなると、さらに在来線特急に乗り継いで3時間半くらい余分にかかってしまう。

かかる時間の時点で普通の人間は選択肢から除外するが、料金的にも新幹線+在来線特急だと片道2万7千円くらいかかってしまう。

LCCの飛行機だと東京~札幌は年末年始やGWなどを除けば、片道5千円~1万円くらいで安定的に乗れるので新幹線はかなり割高なのである。

LCCは貧乏臭いから嫌だという人でも、MCCのAIR DOやスカイマークでも片道1万5千円くらいで乗れることが多いので、当日予約でJALやANAに乗るよりは若干安いとはいえ、計画的な旅行においては、北海道新幹線はやっぱり高くて不便と言わざるを得ない。

北海道新幹線開通で東北の各都市にも行かなくなった

北海道新幹線が開通する以前は、青函トンネル経由で急行はまなすという夜行列車が走っていた。

この急行はまなすの素晴らしいところは、北海道&東日本パスなどの格安フリー切符で乗ることができたことだ。

急行はまなすは何度も乗ったことがあるが、青森と札幌を結ぶ夜行列車であり、格安旅行をする鉄道旅行者には人気が高かったのである。

末期には人気があり過ぎて、4時間も前から自由席に座るために長蛇の列ができたため、指定席が導入されたという懐かしい思い出もある。

それでも指定席券の510円追加だけで利用できるので、旅情もあって素晴らしい列車であったと思う。

急行はまなすを利用しない場合でも蟹田~木古内は特急スーパー白鳥を特例で無料で乗車できたが、北海道新幹線の開業に伴って在来線特急は廃止されてしまった。

オプション券を使えば新青森から当日中に釧路や網走まで行くことが可能

北海道新幹線には在来線特急みたいに無料で乗れる特例はないため、「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」という北海道新幹線部分と北海道内の在来線特急が1日乗れる大人6110円もするオプション切符か、新青森~新函館北斗だけを乗れる4000円する立席特急券を別途買わないとならない。

ちなみに、立席特急券とは全車指定席の列車において空いている指定席に座ることが許されているので、ずっと立ちっぱなしというわけではない。北海道新幹線なんて基本的にガラガラなので、座れないことはまずないだろう。

追加料金が結構な金額であることから、北海道&東日本パスで鉄道を使って北海道に行くことに料金的なメリットは薄く、熱烈な鉄道趣味がない場合は、東北各都市はパスされてしまいがちとなるのである。

結局のところ、LCCで東北各県はすっ飛ばすことになるわけである。

50%オフのえきねっとトクだ値を頑張ってゲットするまでの苦労話

JR東日本の新幹線が50%オフや30%オフなどで乗れる「えきねっとトクだ値」という割引制度がある。

在来線特急やJR北海道の列車にもあるが、つまりLCC各社や航空会社が日常的に当たり前にやっているセールみたいなものである。

但し、あくまで期間限定かつ列車限定のセールなので、通年で好きな区間をいつでも買えるようなものではなく、1か月前の午前10時に売り出されて早い者勝ちというシステムなのだ。

大物アーティストのチケットを買うような感覚に近いだろう。って、大物アーティストのチケットなんて買ったことがないが笑。

ところが、出発候補日の1か月+1週間くらい前から「事前申し込み」という、最も買えそうな方法で買おうとしたところ、ことごとく「申し込み不成立」になってしまった。

俺以外にも1か月以上も前から北海道新幹線にわざわざ乗ろうと考える人がいるとは思わなかった。

えきねっとトクだ値は全然買えないじゃん(涙)

結論を言うと、北海道新幹線の首都圏の駅(東京、上野、大宮)から新函館北斗までの区間においては、日付を変えたり、希望列車の前後を狙ったり、色々やっても、どの列車においても50%オフのトクだ値は買えなかった。くっそー。

どっかで聞いた噂によると、50%オフなのは各列車に1席しかないとかなんとかで、さすがに1席ってことはないようにも思うけど、かなり運が良くないと買えないようであった。

1席もないのはさすがに法律に触れるので、誰かしらは買えていると思うが、どう頑張っても自分は買うことができなかったのである。

事前申し込みだと機械抽選になるのでダメなのかなと思って、午前10時きっかりに手動で予約を試みたりもしたが、それでもダメだった。

北海道新幹線には自由席はなく全車指定席なのである

東北新幹線の盛岡~新青森、北海道新幹線の新青森~新函館北斗の区間には自由席は存在しない。

なぜ指定席が存在しないかというと、某鉄道関係の専門サイトによると収益性確保のために少しでも料金を多めに取りたいからだそうである。

いやいや、指定席って予約するの面倒臭いし、料金高くなったら余計に乗る人が減ると思うんだけど。

最近のJR北海道の在来線特急も自由席車両がオマケくらいしかなかったりするけど、鉄道の思い立ったときに飛び乗れる利点をなくしちゃいけないと思う。

だけど仙台~新函館北斗で検索したら50%オフで買えたどー

苦し紛れに何とか買った仙台~新函館北斗の50%OFF切符

首都圏から新函館北斗の区間では簡単には買えないという結論が出たため、諦めて飛行機を予約しようと思った時、ふと思いつきで仙台~新函館北斗で検索したら50%オフの欄が「△(残席わずか)」の表示になっとるでないか!

仙台まで別の方法で行かないとならないけど、細かいことを考える時間的な余裕はないのですぐに購入した。

北海道新幹線はやぶさ号は東京~仙台までの利用者が大多数のため、50%オフのえきねっとトクだ値は冬季用~仙台までの利用者に買われてしまうのだと思う。

拙者の勝手な推測だけど、1列車あたり1席程度しか50&オフの座席がないとしたら、東京~仙台で購入した人間がいたとしても、そいつが仙台で降りれば後任として別の人間が仙台~新函館北斗の50%オフ席に座ることができるのである。

トクだ値の割引席の仕組みがなくとなくわかった気がした。

東京~新函館北斗の50%トクだ値が買えない人は、苦し紛れに仙台から乗ることも検討してみよう。

仙台までは別の方法で行かないとならないけどね。ちなみに、普通列車を乗り継いでも首都圏から半日くらいで仙台まで行ける。

10年ぶりに降り立った仙台の街

見覚えのある「カニトップ」の看板とアーケード街

首都圏~仙台には東北本線の普通列車を乗り継いで行った。

10年くらい前まではこの乗り継ぎの仕方で青森まで行ったものである。首都圏から始発で出たら、夜には各駅停車でも青森に着くのだから、日本という国は小さいのである。

がっかりするほどに小さい。戦前の日本人が領土を広げようと躍起になっていたのもわかる気もしないでもない。

栃木や福島は特に言うことはないけど、新白河(福島県)や白石(宮城県)での乗り換えがデフォルトになった気がする。昔より乗り換えが多くなって面倒になった。

福島~仙台に走っていた快速電車の仙台シティラビットもコロナの時期に廃止されたらしい。元は高速バスに対抗する列車だったそうで、コロナ外出自粛の影響だね。

首都圏以北の本州では最大都市の仙台だが、実に10年ぶりにくらい足を運ぶことがなかった。

これと言って観光したい場所やお気に入りの場所があるわけでもなく、牛タンが特に好きでないとなると、仙台に足を運ぶ理由がなかったからである。

久しぶりに見る仙台の街並みでは「カニトップ」の看板が懐かしかった。カニトップが何なのか知らなかったが、調べたらマ〇チ商法の健康食品らしい。仙台では有名なのかな。

仙台の街を制圧したイオン

仙台の中心部と思われる場所にダイエーが昔あったが、すでに仙台はイオンの制圧下にあるようだった。他の場所に移動しても、通りを歩けばまた別のイオンがあった。

写真に写るイオンのビルは時間潰しで何度か入ったが、昼時には地下のそんなに広くない何てことないテナントばかりのフードコートが賑わっていた。

周辺に手軽に食事できる場所がない職場に勤めている人が多いと、この手のフードコートに人が集まりがちになることは、自分も過去に経験しているからよくわかる。

どんだけ鳩おんねん

そして、仙台の街で特筆すべきことは鳩が異様に多かったことだ。

以前の職場関係で鳩を異様に嫌がる「鳩恐怖症」とでも言うべき人を見かけたことがあるが、これだけ鳩が多いと鳩嫌いの人は生活しづらいのではと思う。

鳩は平和の象徴だし、基本的には人間に危害を与えないし、人間に対する殺傷能力もないからそこまで怖がらなくてもいいと思うが、集団だと確かに少し怖いかもしれない。

仙台のアーケード街は立派だけど

仙台の中心市街の特長としては、アーケード街の領域が広いことだろう。

ただ歩いた感じ、首都圏や全国の地方都市のどこにでもあるようなチェーン店が多くて、仙台独自の店というのは少ないように感じた。

札幌や新潟と違って、仙台は仙台駅から気軽に歩ける場所に観光名所もあまり見かけないので、半日程度でもノープランだと時間を潰すのが難しかったりする。

実は地域クーポン利用で安く泊まれるからと前泊も検討したけど、拙者には仙台での観光プランを立てるのが難しかったから前泊は辞めたのである。

まぁ、仙台は新幹線だと東京から近いし、東北随一のビジネス都市として発展しているので、同規模の他都市に比べると観光に力を入れまくる必要性が薄いというのもあるのかもしれない。

見た目ほどは美味しくない天ぷらそば

新幹線に乗る時間が近づき、乗る前に軽く夕食を済ませたかったので、仙台発祥の大衆食堂の半田屋に行った。

半田屋は味というよりは安いのが目玉の店なので期待はしていなかったが、それでもがっかりな味の天ぷらそばを食べた。

出汁の効いていない汁と、ピンとしているだけのあまり美味しくない麺だった。緑の狸とか、カップ麺の天ぷらそばの方が美味しく思えたりもした。

あと、前に並んでいた若い女の子が券売機に1万円札を詰まらせて大変なことになっていた。小銭払う時ほどキャッシュレス使おうよ。ポイント溜まるし、小銭がじゃらじゃらしなくて便利だと思うけど。

ついに仙台駅から東北・北海道新幹線に乗車

お待たせの本記事のメインイベントである。

冬の冷風が吹きすさぶ仙台で6時間もの時間をノープラン潰すのは、正直、結構辛かった。6時間のはずが3日くらい過ごした感じさえした。

仙台駅では北海道フェアをやっていて、北海道の土産品などが売られていた。いや、そこは仙台銘菓を売る場所ではないか? と強く思ったが、東北の人って北海道への憧れも相当にあるということだろう。

新幹線に乗る前に普通列車の乗り継ぎと、無益な仙台散策で疲れているし、新函館北斗に着いたら着いたで「はこだてライナー」という、要は普通列車を乗り継いで宿のある函館駅に向かわないとならないと考えると相当ダルい。

東京方面からやってきた新幹線はやぶさ号

写真は仙台駅の新幹線ホームに入線した東北・北海道新幹線のはやぶさ号。

到着した時点での乗車率は40%くらいかなという思うけど、仙台で降りる人が多い。時間的に東京出張の仙台の人が帰ってきたイメージかな。

仙台で乗る人もそこそこ多いけど、全車指定席なのでホームはまったり。仙台発車時の乗車率は25%~30%くらいだった。

特急時代は案内板がこっていた記憶があるけど

夜間だし。景色もほとんど楽しめないので、車窓は飛行機に乗っているのとそんなに変わらないかな。

むしろ、飛行機で窓側だと上空からの夜景が楽しめたりするから、景色は飛行機の方が勝ってる。

座席は2人掛けの左一番前の席をゲットしていたけど、隣に座っていた若い出張サラリーマンがずっと足を組んでいて、さすがにLCCよりはずっと広いけど隣人次第では無条件に快適ってワケではなかった。

新青森から先が北海道新幹線の区間になるけれど、仙台や盛岡で乗った人も、その多くは八戸か新青森で下車するようだった。

やはり、津軽海峡が人間やビジネスの交流を拒んでいるのだろう。

新青森で乗車する人は時間帯にもよると思うが、ほとんどいなくて新青森出発時点で乗っているのは自分の車両だと、たったの5人だけだった。

座席は100席あるから乗車率は5%ってことか。他の車両に沢山乗っている感じもなかったから、列車全体でも乗車率は5%くらいだと思う。

ビジネス客は皆無で、Japan Rail Passなのかな、外人向けの格安切符を使って乗っているような外人ファミリーだった。

こりゃ、赤字になるわけである。

50%オフで売り出されるのも当然と言えば当然だけど、こんなに空席だらけなら、LCCや最近の大手航空会社、または最近の高速バスみたいに、もっと徹底的に安く売りさばけばいいのにと思う。

競合交通機関から学んだり、工夫すべき部分は色々あると思うけど、俺にはどう見てもJR北海道が必死で頑張っているようには見えなかった。

あっけなかった青函トンネル通過

新青森を出発すると青函トンネルに向かうわけだが、青函トンネルの突入時にも特に案内放送はなかった。

帰りにもオプション券を使って北海道新幹線に乗ったが、その時には放送があったので、上り、下りや車両にもよるのかもしれない。

スマホの騒音測定アプリで測ったら青函トンネル通過時は他の部分の通行と同じで70~80dBくらいだった。航空機に比べてめちゃくちゃ静かという感じではない。常にゴォーというような騒音。

時間にしたら青函トンネル部分は15~20分くらいなのかな。あっと言う間の通過であった。

青函トンネルは安全上の都合で世界の海底トンネルの例にならって160Kmくらいまで速度を落としているそうだけど、この年末年始には210Kmの営業運転をするらしい。

航空機に対抗するためだろうけど、数分程度の時間短縮よりは安全重視した方がよいと思うが。青函トンネルで事故ったら通常の鉄道事故のレベルでは済まないわけだし。

青函トンネルは旅客よりも貨物列車の方が多く走っているので、不通になったら日本の物流に大きな問題が生ずることになる。

そんなこんなで大きな感動はなく新函館北斗に到着。

新函館北斗駅の在来線乗り換え改札付近

新函館北斗駅は函館市内ではないので、ほぼほぼ大抵の人は在来線に乗り継いで函館方面の列車か、札幌方面行きの特急に乗り換えることになる。

普通列車の函館ライナーという列車が待ち構えているが、函館駅までは20分くらいかかってダルい。

基本的には新幹線の発着に合わせているが、そこまで乗り継ぎ時間がタイトではなくて、乗り継ぎ時間もいれたらもっと時間がかかる。

北海道新幹線で津軽海峡を渡った感想まとめ

本文中でも綴ったけど、航空機に対抗するなら、時間もそうだけど、価格で対抗することを必死で頑張った方がいいと思う。

JR北海道が現状でも「必死に頑張っている」と言う人もいるけど、「必死」という字は読んでの通り「必ず死ぬ」という意味である。

JR北海道の社員が赤字を改善できなかったとしたら、必ず死ぬのだろうか? そんなことはないだろう。それでは必死とは言えないのである。

トクだ値50%を適用してもLCCの2~3倍の値段がするし、そもそも買える確率が相当低い。

航空業界や高速バスを見習って、せっかく全車指定席にしているなら料金を需要に応じて変動させればよいのにと思う。

走らせれば乗ってくれるというような思考で国鉄時代には路線を拡大しまくって、令和の現代まで大赤字を引きずっているのだし、考え方を根本から変えないとならないと思った。

「札幌まで開通すれば状況が変わる」という意見もあると思うけど、拙者にはそうは思わない。

札幌まで開通した頃の日本人が今より貧しいか豊かかというと、貧しい可能性の方が高いが、飛行機より時間がかかるのに5倍も料金が高い北海道新幹線に好んで乗る首都圏の人間は限られているからである。

そもそも、函館にしたって北海道では3本の指に入る大都市であって、観光地としても道内トップクラスの街である。

函館まで開通して7年経った時点で乗車率5&程度の列車があるのでは、将来性が危ういとしか言えないのではと思ってしまった。

北海道を一回りして8年ぶりの青森に帰ってきた

無事に新幹線で北海道に渡って北海道を一回りしてきたあと、8年ぶりの青森駅に帰ってきた。

北海道部分の話は胸のうちに秘めておきたいので割愛させて頂く。(割愛していいのかよ笑)

しかし、青森も実に8年ぶりという奇跡。

もう一生来ることがないと思っていたので、ある意味、感慨深いものであった。

終わっているようで終わってなかった青森

半端な首都圏の駅より立派に見える建て替えられた青森駅

8年ぶりに青森に降り立ったが、ちょっとした浦島太郎状態であった。

最後に来たのは2015年の北海道新幹線が開通する1年前の頃であった。

一般的に新幹線が開通すると大きい方の街に養分が吸い取られる「ストロー現象」というのが起きる。

新函館北斗まで開通すると、より観光地としての人気が高いと思われる函館にストローされてしまうと思っていたが、青森は持ち堪えていたのだ。

駅ビルも拙者が知っている青森駅とは違っていて、近代風に建て替えられていたのである。

まだ建て替え途中という感じもしたが、金があるんだな~と思った。そりゃ、JR東日本のエリアだから駅を建て替えるくらいの金はあって当然か。

函館なんかよりも、ずっと“街”って感じのする青森駅前

青森駅前の大きな通りは8年前に来た時と大体同じだ。写真では見切れているが、手前にファミリーマートがあって隣に吉野家があるのも全く同じ。

8年前どころか、20年前に来た時と同じような気がする。

本州最北端ということもあって、北海道方面の列車の乗り継ぎで時間潰しすることが多かったから、このへんの街並みは結構印象に残っているのである。

かつてはオシャレファッションビルだった気がするアウガ

そして「アウガ」である。

かつてアウガは青森での渋谷109みたいな存在で、8年前に訪れた時はファッション系のテナントやカフェ、レストランなどがぎっしり入っていた記憶しかない。

しかし今は昔。なんと下から上まで市役所になっていたのである。上の方に図書館があるのは昔からだと記憶しているが、地下の市場みたいのを別にすれば、完全に公共施設に様変わりしていた。

北見にしろ新潟にしろ、中心部の潰れた商業ビルが公共施設に様変わりする例は全国でも多いと思うが、アウガが市役所になっていたのは驚いた。

青森に“わざわざ”立ち寄った理由とは・・・

言及するのを忘れかけていたけど、今回、素通りしてもよかった青森にわざわざ立ち寄ったのは、某旅行ムックで知った青森のっけ丼というものの存在であった。

アウガの先に少し奥まった場所にある「青森魚菜センター」という市場的な建物で売られている釧路の和商市場にある勝手丼のようなものである。

市場内でご飯を買って、それぞれの店舗で海鮮丼の具材を好きなような買って載せていくというスタイルの海鮮丼だ。

どっちが元祖なのか知らないが、勝手丼は10年以上前から知っているものの、のっけ丼を知ったのはつい2か月前のこと。もしかすると、知らないだけで全国で同じようなスタイルの海鮮丼が存在するのかもしれない。

ただ、勝手丼とのっけ丼の違いはかなりある。

勝手丼は基本的に現金払い(店によっては電子決済もあり)だけど、のっけ丼は1枚170円のチケット制だということ。口コミによると2000円のセット券を半ば強制的に買わされることもあるという。

勝手丼は貧乏ライダーがルーツにあるので安く仕上げられるのがウリだけど、2000円もする本格的な海鮮丼はちょっと食べたくないなぁ。個人的には。

ざっと市場内を見学したけど、訪れた時間帯のせいか、のっけ丼の客は誰もいなかったし、具もほとんど売られていなかったので、そんなに広くない市場を一回りして退散した。

青森駅前の街並みは対岸の函館とは対照的に地元住民に根差した街って感じがするけど、いかんせん、歩ける場所に良いスーパーがないのが辛い。

夏場なら頑張れば歩ける距離にユニバースだっけな、青森のローカルチェーンのスーパーがあるのは知っているが、夏用のスニーカーで雪道を歩くのが相当しんどいから、さくら野という地元デパートのデパ地下を漁ったりしたけど、青森で手軽に夕食にありつくなら吉野家なんだよな~。

逆に青森以外では吉野家で夕食を済ますなんてことはしなかったりするけど、津軽三味線の音色も聞こえてこないし、こればっかりはしゃーないな。

しっかし、今年の北海道や東北は、どこぞの気象予報士の予測とはまるで違って暖冬でもないし雪深い。

8年ぶりに秋田に秋田犬を見に行く

鉄道で言うと青森から盛岡の区間は第3セクターなので、北海道&東日本パスなら乗れるけど青春18きっぷでは乗れないという厄介な区間。

この手の厄介な区間は新幹線が開通した他の区間でも増えているけど、北海道&東日本パスはすでに使い切っているため、青春18きっぷでも乗れる方のルートとして、青森から先は秋田を目指す。

青森始発が5時半過ぎくらいで、弘前で快速電車に乗り継いだら9時前には秋田に着く。北海道内の距離感覚からすると、青森と秋田はすごく近いのだ。

秋田駅構内にある秋田犬のモニュメント(?)

8年ぶりに降り立った秋田駅は、ほとんど変わっていなかった。

秋田駅構内にはデカい秋田犬のモニュメントがあったが、地元の人はあまり関心がないのかいつも見ているからなのか、写真を撮っているような人は誰もいなかったのが印象的だった。

まさかの8年越しの秋田の牛丼

秋田駅に隣接してフォンテという商業ビルがある。

以前はイトーヨーカドーが入っていたという思うが、そこのフードコートで食べられる牛丼の味が印象的だったのである。

コロナもあったし、さすがに8年も経ったら存在してるわけないな~と思ったら、あったのである。

イトーヨーカードーは別のスーパーに置き換えられていたが、フードコートはそのままだった。

よく煮込まれた牛肉と柔らかめのごはん。これこそ、拙者の理想の牛丼である。って、そんなに牛丼に拘りはないのだけど、チェーン店とかの牛丼では味わえない牛丼だ。

なんせ8年も忘れられなかった味なのだから。

そんなこんなで北海道新幹線の初乗車での煮え切らない気持ちと東北の数都市を綴った旅行記モドキの話はおしまい。

お土産は秋田の土産屋ではどこでも売っているくらい有名な秋田土産の定番(らしい)、パンプキンパイをどうぞ。

まぁ、北海道新幹線は空港に行く手間と飛行機独特の閉塞感やストレスがないという利点はあるものの、50%オフと言わず、LCCみたいに80%オフくらいから売り出すくらいの施策はあってもいいと思ってしまう。価格で対抗しないと飛行機には勝てないからね。