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【PS4】「ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN」ゲームレビュー(ネタばれあり)

PS4「ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN」のゲームレビュー、クリア感想、ネタばれあり。独断と偏見で個人の感想。

エースコンバットシリーズは戦闘機マニアとかシリーズファンに支えられている気がするものの、シリーズとしては久々の復活となった作品。

筆者のシリーズプレイ歴としては、PS1の1作目と2、3、Xbox360で発売された6で、印象が強いのはやっぱり1作目!

当時はPS自体の全盛期で、車の3Dゲーム=リッジレーサー、戦闘機モノ=エースコンバットくらいのイメージで筆者はいたのであった。

グラフィックは現代的だけど中身は初代と変わらない

これは良くも悪くもという意味で、さすがに2019年発売の3Dゲームだからグラフィックはリアル。

雲の中を飛んだり、砂嵐だの、プレイヤーにとっては厄介要素が満載のストレスゲームに成り果てたものの、やってることはターゲットをロックオンしてミサイルをぶち込む作業の繰り返し。良くも悪くも、PS1の初代エースコンバットと基本的には変わらない。

ただ、初代エースコンバットをプレイしたのは相当前なので記憶が曖昧なものの、爽快感で言えば初代の方が上だった気がする。

初代は特にサウンドがロック調でノリのいいものが多かったが、今作はロックっぽいものもあるものの、全体的には映画音楽風でノリはイマイチな気がする。

全20ステージ、大半は障害要素のある縛りプレイ

メインストーリーにあたるのは有料の追加ステージを別にすれば、ソフト本体に実装されているのは全20ステージ。ゲーム中ではミッションという。

難易度は高めで死んで覚えるステージもある。イージーをさらに簡単にしたカジュアルイージーという難易度もあるが、それでも死ぬときは死ぬし、時間制限や護衛みたいなミッションではイージーの恩恵も受けづらい。

特にストレスが溜まるのはエースコンバットシリーズにはありがちだが、レーダー回避のために渓谷の低い位置を飛んだり、雲の中を隠れながら作戦を遂行するステージ。

後半は軍事衛星破壊の影響で、敵か味方かの判別が付かなくなり、相当近づかないとミサイルを打つことができなくて普通にストレスが溜まる。ストーリーの都合とはいえ、これは楽しくない仕様だよ。

20ステージのうち4分3くらいは何かしらの縛り要素がある。ミサイルを打ちまくるドッグファイトを楽しめるステージは意外と少ないのが残念だった。

ストーリー描写もあるけれど微妙

初代とか2くらいまでは簡単なブリーフィングがあったけど、今作では6とかと同じく、ステージを進むごとにムービー的なものが流れる。

序盤から主人公は自国の大統領が乗った飛行機を撃墜してしまって(敵の罠)、懲罰部隊というのに入れられてしまうことになる。

懲罰部隊というのは現実にもあるらしいが、捨てゴマとして勝ち目がないような懲罰的なミッションばかりやらされることもストレス要因である。音楽とかも暗いし、昔のエースコンバット的な明るさがあまりない。

歴代のキャラとか街の名前とかファン要素は多いらしく、PS2以降のエースコンバットをやってる人には好評らしいけど、元ネタがわかるかどうかでもストーリーの評価は変わると思う。自分には全然わからんちんだけど。

最終ステージは何ゲーなのかという疑問

いや、エースコンバットシリーズでは恒例のトンネルくぐりなんだろうけど、やっとラスボス倒した! と思ったら復活しやがって、それなりの速度で障害物避けながらトンネルくぐったり、軌道エレベーターを障害物を避けながら垂直で上に向かって飛んだり、最後の最後で急に難易度が上がって死にまくった。

いったい何ゲーなんだ? と思いながらやったら、壁にぶつかったり失速したら、ほぼ即死。10回くらいは死んだかな。

垂直に上がるのは落ち着いてやればそんなに難しくはないが、空に出るまで結構あるので「ミスったらやり直すのめんどくせーな」と思いながらやるのは辛かった。

全体的な感想としては、チマチマ地上の大量の目標を破壊したり、化け物鳥ことアーセナルバードの破壊が面倒だったり、旋回性能が変態的な無人機とのドッグファイトだらけだし、障害要素が多くて初代の方が爽快感は上だったかな。

グラフィックはいいんだけどね。グラフィックはいい(2度目)。VRとかPS4以外の機種、有料DLCは買う気がないので知らん。

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【PS3】「メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~」ゲームレビュー(ネタばれあり)

PS3「メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~」のゲームレビュー、クリア感想、ネタばれあり。独断と偏見で個人の感想。

メルルのアトリエは同じ商品を過去に2回買ったことがある。

買い間違ったとか、超大好きだから保管用に2つ目を買ったとかではなく、大した印象に残らなかったため売却、後に再プレイしようと思った買い直したという生産性のない愚策のためである。

現在はPS3以外にもSwitchとか現代的な機種でプレイすることもできる。

メルル姫となって王国の人口を増やすゲーム

そう言われると、シムシティとかA列車で行こう系の都市開発系のゲームに思えるかもしれないけど、プレイヤーがやること、できることは、至っていつものアトリエと全く同じ。

すなわち、採取地に行って素材を集めて、敵を倒して、調合して、納品して・・・の繰り返し。

特にメルルのアトリエで面倒なのは、マップで行ける所を広げる条件が「ザコ敵の殲滅(皆殺し)」という条件。マップ内のなんてことないザコ敵をひたすら皆殺しにしないとならないことが多い。

納品依頼も数が足りなかったり、素材が足りなかったりして、採取地とアトリエを行ったり来たり。

指令を聞いたり、王国を発展させるにも、いちいち王宮に出向かないといけない。王宮に出向いたら出向いたで、サブイベントが起きたりして、なんだかテンポが悪くなることもしばしば起こる。

アトリエ自体がそういう傾向はあるが、特に作業、作業の連続である。

トトリは少し成長、ロロナは幼児化

前作のトトリのアトリエとシナリオライターが違うというのもあり、ストーリーの傾向も前作トトリとはかなり違う。

特にキャラクターの扱いは評判が良くないという。トトリのアトリエの豊漁祭で「幼児体系」といじられたためか、ロロナは終始、幼児化された姿となっている。

トトリは少し成長したのはいいけど、バトルでアイテムを投げるたびにスカートの中(下着か不明だが、そういう見せてもいい衣装?)が丸見えになるし、なんだかなという印象。

オープニングは3DCG化だけど

アトリエシリーズはオープニングのアニメーションが人気だけど、メルルのアトリエはなぜか3DCGに。

それもPS3のモデルをそのまま使っているようで、テクスチャ感バリバリのモデルでアップになったりするから、予算なのかな、なんなのかなーと思ってしまう。

やり込めば楽しいのかもしれないけど

メルルのアトリエはアーランドシリーズで一番売れたらしいというけど、個人的には再プレイしても印象に残らない作品だった。

メルル自体がゲームとかで昔からよくある「城から脱走するおてんば姫」であること以外は、割と普通の感覚を持ったキャラクターであることも関連しているかもしれない。

トトリとか過去作のキャラも使えるけど、パーティーからメルルを外したいと思ったこともしばしばだけど、それはできない。

依頼をこなしまくれば人口をどれだけ増やせるか? などやり込み要素はあるのかもしれないけど、結局は採集、調合、納品のいつものアトリエなので、個人的にはやり込む気があまり起きなかった。

トトリのアトリエなど前作のネタバレ要素も強いので、プレイする順番は気を付けた方がいいと思う作品である。

ちなみに、さらなる続編のルルアのアトリエでは、有料キャラとして登場。そちらでは「キノコ姫」としてのキャラクター付けがされている。

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【PS3】「トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~」ゲームレビュー(ネタばれあり)

PS3「トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜」のゲームレビュー、クリア感想、ネタばれあり。独断と偏見で個人の感想。

トトリのアトリエは、わけがわからないくらい沢山あるアトリエシリーズの中でも最高峰に位置する作品。

単純に「トトリが好きだから」というのもあるけど、独特の緩い雰囲気や百合要素(レズ)や微エロ要素など、後のPS4などのシリーズにはないほどの高水準なレベルでまとまっているのが特徴である。

あくまでも個人的な感想なので「トトリが好き」という点での高評価なのはご了承頂きたい。

また、繰り返しになるが壮絶なネタバレがあるので未プレイの人は要注意。

ゲーム自体はアトリエシリーズの中でも高難易度

ゲーム内の時間で6年くらいがプレイできる時間。

「6年もあるならラクショーでは?」と思うかもしれないが甘い。

まず、1周目だと敵は全体的に強いし、後の作品みたいに難易度設定はないので、かなりシビアなバランスになっている。装備品を作るのが大事だが、資金もかかるし、敵が倒せなくて思うように進めない場合も出てくると思う。

4年くらいの間、最初の大陸でやるべきことをやって、しかるべきタイミングでなるべく早く船を作って片道30日くらいかかる航海をして、母親が旅立った大陸に訪れなくてはいけない。しかも、これが何往復かしないとならないから、日数は余裕を見て置かないと時間切れになってしまうかもしれない。

南国風の島があったり、まさに「大航海」なので、旅をしている感じは後の「フィリスのアトリエ」に近い。但し、マップの移動システムは一般的なアトリエと同じ。

トトリのアトリエの魅力1~ストーリーが良い~

アトリエシリーズは目的がはっきりしていなくて食いつけないものも少なくはないが、トトリのアトリエには行方不明の母親を探すという大きな目的がある。

錬金術士としての腕を磨きながら、はるばる航海して辿り着いた先には、かつて母親が訪れたという村があった。

しかし、そこにあったのは母親の名前が刻まれた墓。

4~5年くらい準備して船を作って、片道30日かけての結果がこれである。トトリに釣られて涙したプレイヤーは多いことだろう。

これだけだと不完全燃焼を起こすだけだが、エンディングは数種類ありトゥルーエンドの条件を満たすと・・・詳細はスタッフロールを最後まで見てみよう!

トトリのアトリエの魅力2~音楽が良い~

アトリエシリーズは音楽の評判が高いのはいつものことだとも言えるけど、トトリのアトリエは特によい。

どのくらい良いかというと、BGMを変更可能な後のアトリエシリーズでは、常にトトリのアトリエのBGMに設定しているくらいだ。

アトリエのBGMをはじめ、戦闘の曲も全部トトリのにしている。

トトリのアトリエの魅力3~イベントやキャラが良い~

ストーリー後半でトトリの姉のツェツィと辺境の村から勝手についてきたピアニャの絡み、ロロナとトトリの絡みは必見イベント。

しかも、それはサブイベントなどではなくて、れっきとしたメインストーリーとしているイベントである。

ピアニャは後の「ルルアのアトリエ」でルルアの師匠になる少女である。

トトリのアトリエの魅力4~豊漁際という名の水着コンテスト~

これもストーリー後半のイベントで、発生条件などがややわかりづらいが、トゥルーエンドを目指している人はぜひ見ておきたいイベント。

ストーリー序盤から「ヘタレ」と言われる馬車を運用しているペーターが主催するイベントで、あるタイミングで若くて美人な女性を8人集めろと言われる。

頑張っても7人しか集めることはできないが、13才のトトリも参加することになる。

アイコンが魚マークだったり、航海をしたり、何かと魚や海に関わるトトリのアトリエだから、何か出店的なまともなイベントかと思ったら、単なる水着コンテストなのが笑える。しかも、他のイベントは一切出てこない潔さ。

ペーターのコメントはかなりゲスいものが多いが、ここまで尖った展開は他のアトリエシリーズではありそうでないイベントと言えるのではないだろうか。発生条件やタイミングは難しいので注意は必要。

2周目以降の周回プレイがオススメ

2周目は装備品や資金を引き継ぐことができる。

戦闘がラクショーになるのでイベントをじっくり楽しみたい場合は2周目からがオススメ。

前作のロロナのアトリエが緩いバランスだったこともあって、反動で難易度高めという説があるけど、2周目で戦闘難易度さえ克服できればイベント満載で楽しいゲームであることは間違いない。

なお、プレイしたことはないがトトリのアトリエはVITAやPS4にも展開されている。PS4版はツェツィとかDLCキャラも含まれているらしい。今からやるなら、こっちのがオススメかな。