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【PS4】「ルルアのアトリエ 〜アーランドの錬金術士4〜」ゲームレビュー(ネタばれあり)

PS4「ルルアのアトリエ 〜アーランドの錬金術士4〜」のゲームレビュー、クリア感想、ネタばれあり。独断と偏見で個人の感想。

アトリエシリーズの中でも美少女路線直行への転換点となった人気の高いアーランドシリーズに、突如として思い出したかのように数年ぶりに発売されたアーランドシリーズ4作目の作品。

まぁ、大人の事情というか、上からの強い命令で作られたタイトルであることは部外者でもわかるのだけど、Googleサジェストで「ルルアのアトリエ ひどい」とか出るもんだから、クソゲーマニアとしては逆にプレイしてみたくなった。

結論を言うと、言うほど酷くはなかったし、むしろ面白くて2周目とかやり込みもしたいなと思うくらいだけど、なんか商業色が強すぎるのは確か!

美少女キャラ版のファイナルファンタジー?

いや、ファイナルファンタジーにも女性キャラが主人公なのもあるけれど、どっちも自分からしたら問題作(=スルー)なので。

直前にソフィーとかフィリスとか、リディー&スールとかをプレイしたけど、ルルアのアトリエはアトリエシリーズのシステムを使いまわしたファイナルファンタジーかな、という印象を受けた。

できるだけオーソドックスな万人向けの王道RPGを目指したような。

フィリスとか、リディー&スールとかに比べたらって意味だけど、かなり王道感があった。

自分は基本的にあまり寄り道しないでプレイするタイプだけど、アルケミリドルという古文書を解読してメインストーリーは進むものの、一見するとストーリーに関係なさそうなサブクエスト的なものも割と満遍なくこなしていかないと、結局は後でメインストーリーが進まなくなるという大きな落とし穴があった。

だからプレイ時間はなんだかんだで、やり込みなしでクリアまで50時間くらい。

うち10時間はストーリーの雑魚やボスが強いのでレベル上げ。20時間くらいでクリアできるアトリエも多いので、やり込みなしのアトリエとしてはボリュームが多め。

特に、スルーした古文書のサブイベント的なものを後から回収しないといけないのがダルかった。

地味にナゾナゾみたいになっていて、攻略サイトによっては説明を見ても理解が難しかった。ソフィーとかフィリスとかに比べると、攻略サイトで記事を作ろうと思う人が少ないのかもしれない。

まぁ、メインテーマともなる古文書のシステムの出来があまり良くないと言える。PS系のじっくり据え置きゲーマー向けというより、Switchとかの低年齢層のライトユーザーをメインターゲットにしている気がしないでもない。

古文書は難しいというより、やってることはリディー&スールの野望ノートと同じだけど、文章がナゾナゾみたいになっていてプレイヤー本人の解読が必要なために面倒くさい。

まさかのピアニャ投入の一方でジーノ君は抹消処分

なんと、今作の主人公ルルアの師匠役は「トトリのアトリエ」でストーリー後半に辺境の北の大地の村に行ったときに、トトリの船に乗って勝手に着いてきた少女ピアニャの大人バージョン。

ピアニャは序盤から味方パーティーに加入し、ラスボスまで活躍し続けるメインキャラなのであった。

少女時代のピアニャの面影は外見に残っているけど、年齢相当に大人なキャラになっている。酒癖が悪く、ルルアに絡む描写もある。

「トトリのアトリエ」からの出演者としてはピアニャが一番出世していて、トトリの幼馴染で終始一緒に冒険したはずのジーノ君は跡形もなく登場しない。

トトリに何かやらかしたのだろうけど、ジーノ君に何があったのか心配になってしまう。

後半は一気に敵が強くなってFF感が強くなる

アトリエシリーズは錬金術士の日常を描くほんわかストーリーが多い気がしたけど、ルルアのアトリエのストーリー後半では世界(というか村?)を救うために次元を行き来(笑)するSFストーリーが展開。

機械文明とかのワードが出てくるし、どこぞのFF6かな~とか思ったり。

前半こそ、ロロナとかトトリとかメルルとか、アーランドシリーズのレジェンド錬金術士とのほんわかストーリー(姑トトリは後述)が描かれるが、機械文明がどうだの、ナノマシンみたいな機械の少女が出てきたり、デカいロボットと戦ったりと、もうファイナルファンタジーとゼノギアスとテイルズとかのごっちゃ混ぜの世界観に。

でも、そのおかげもあってか、ストーリーの評判は世間的には「アトリエシリーズとしては良い」とされているみたい。

たぶん、上の人が「ファイナルファンタジーみたいにしろ」「ゼノギアスみたいなロボットもいれろ」「テイルズみたいな感動ストーリーにしろ」とか無茶言ってきて、売り上げ重視の方向が取られたのだろうけど、ストーリー重視の大作RPG風なのだから、評判良いのは当然と言えば当然かも。

後半の戦闘のハードさはFF5っぽくて、機械文明はFF6、もう一人の自分はFF7、次元を行き来したり並行世界はFF8、素性がごちゃ混ぜのメンツはFF9、今にも消えてしまいそうな仲間をどうにかして救うのはFF10のオマージュってところかな。

次元を飛び越えて並行世界の錬金窯からルルアが出てきたのはウケたけど!

ちなみに、次元を飛び越えられる技術はあるくせに、隣国へはひたすら徒歩で何日も何日かけて移動する日常についてはツッコミを入れてはいけない。

戦闘の難易度は最近やったアトリエシリーズとしてかなり高い。

敵の弱点を考えた調合アイテムをその都度作ったり、がっつりレベル上げが必要だったりするのはファミコン時代のRPG風。

結果的に最大レベルの100まで上げたよ。

姑トトリの態度が悪いのが気になった

アーランドシリーズということもあって過去作のキャラが登場するのはいいけれど、トトリのいぢわる姑みたいな態度が気になった。

ルルアのアトリエは全員年齢非公開だけど、トトリは30代ってところなのかな。

姑トトリはルルアに「あれを作ってこい」とか課題を出してくるけど、なんだか妙に上から目線。

俺の知っているトトリちゃんは、もっと優しくて純真な子だったんだけど、今作ではいぢわるな姑風に描かれているのが気になった。

しかも、トトリはプレイヤーにも上から目線。日本円で現金1000円(税込み1100円)を払わないと仲間になってくれないのだ。

昔は金を巻き上げるような子じゃなかったのに、なんで・・・。時というものは残酷なものである。

ルルアのアトリエは戦闘メンバーに錬金術士が多い方が難易度的に楽になるタイプなので、いぢわるなこの仕様は意図的なのだろうか。

追記・有料トトリを買ったけどそうでもなかった

後日、ストーリークリア後にトトリを「買った」。

購入するとアトリエに唐突にトトリがやってくる。

「最近暇だから一緒に旅に連れてってくれる?」というようなことを言われてパーティーに加入。

1000円(税込み1100円)払って金で雇ったようなものだけど、予想に反して性能はすごく普通だった。

悪くもないし、良くもなくて、完全にファンアイテムな子の気がする。

自分はクリア後に買ったけれど、ストーリー中盤から加入可能らしいので、どうせ買うんだったら早めの方がいいと思う。

というか、アーランドシリーズのファンアイテム的なゲームでもあるのだから、レジェンドたちは有料にしないでよ。

ルルアはロロナの養子

ロロナの娘という設定は買う前から知っていたけど、リディー&スールみたいに終始二人セットで冒険して母子愛みたいのを描く話かと思ったら、ルルアは育児院(FF8の孤児院みたいなもの?)で育てられた捨て子かなんかという話だった。

ロロナは結婚してるふうではないけど、金さえあれば養子が認められる世界らしく、ルルアを養子にしたということらしい。

ゲームの中盤くらいになるまでロロナが出てこないからおかしいな~と思ったけど、ロロナは現金巻き上げないでパーティーに無料で加入してくれる唯一のレジェンド錬金術士である。現金主義のトトリとは偉い違いだ。

戦闘中にインターなんとかっていう、戦局を左右するほどの強力な割込みシステムが使えるのは錬金術士だけであり、アイテム攻撃が主力となりがちな今作ではロロナは超重要な戦力であるのは間違いない。

同じレジェンド錬金術士でもトトリとか、トトリとか(2回)はリアルマネー1000円(税込み1100円)払わないと仲間になってくれないけれどね。

ラスボス周辺は攻撃アイテム量産で爆撃が基本

終盤はザコ敵含めてバトルがキツいのなんのって・・・。

普通にやってたら1~2ターンで全滅させられるし、半端なステータス上げだと全体的に敵のHPが高くて持久戦になって、泥沼状態になって゜た挙句に最終的にこっちが殺られる。

取れる対策としては、出来るだけ強力な装備品を買うか作るかして強化する。

グナーデリングとか、何とかリングみたいな装飾品で有効な特性を付けて頑張って強化するのが王道かな。

後半ダンジョンでは「たるフラム」か「テラフラム」の出来るだけ強力なやつを、ちむどらごんで量産して爆撃しまくる!

世界を救うヒーローたちなのに戦闘中にやることが「たるフラム」をぶつけるだけという、なんとも卑怯じみた戦法でヒーローっぽさは全く感じないけど、スキルとかルルアの特盛カレーとかのウケ狙い必殺技を使うより、爆撃戦法の方がずっと楽にHPを削れることが多い。

今作では最強爆弾のはずの「N/A」はレシピは割と簡単に覚えられるけど、MP減少とかのデメリット特性が付いて使いづらいため、結果的にラスボスでは使わなかった。

アトリエ風のFFやテイルズをやりたい人にはおすすめ

全体としてはトトリとかメルルが現金払わないと加入しないのは腑に落ちないけど、ファイナルファンタジーとかゼノギアスっぽくて楽しかったよ~。

錬金術で次元超えたりも出来るんだし、どうせだったらゼノギアスみたいなSFロボットものにしてくれてもよかったくらいかな。

そういう意味では物足りない感じもするけど、スクウェアのゲームが好きで、アトリエやりつつも一つで色々なゲームの要素をやりたい人にもオススメ。

なんか酷評みたいに思えるかもしれないけど、100点満点中で80点くらいで、個人的にはソフィーのアトリエより3倍ほど面白かったくらい!

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【PS4】「ソフィーのアトリエ」ゲームレビュー、クリア感想(ネタばれあり)

PS4「ソフィーのアトリエ」のゲームレビュー、クリア感想、ネタばれあり。やや辛口の個人的な感想。

2015年のゲームなのでPS3版やVITA版もあるタイトル。

今は追加要素アリのDX版というのもあって、PS4とSwitchにあるみたい。

自分がプレイしたのは無印版だけど、DX版のパッケージには準主人公的なポジションのプラフタがいないのはなぜなんだ?

まさかソフィー先生がしれっーと、ぜんぶ持って行ったなんて・・・。

良い部分は圧倒的に王道的なアトリエなこと

「不思議」シリーズは「フィリスのアトリエ」、「リディ&スールのアトリエ」という問題作に続いてのプレイになるが、「ソフィーのアトリエ」は不思議シリーズ第1作ということもあってか、誰にでも楽しめるスタンダードな王道路線という印象を受けた。

実はソフト供給の少なかったPS4初期に君臨していたタイトル。その割にはよくできていると思う。PS4初期のRPGなんてクソみたいのしかなかった気がするし、時代背景からするとかなりの良ゲー。

後に発売されるフィリス(リア姉レズ要素)とか、リディ&スール(毒舌双子)に比べて、ストーリーやキャラクターにぶっ飛んだ要素が少ないのが特徴。ぶっ飛んだ要素を求める人には物足りないくらいに王道的な作り。

ゲームシステムは良くも悪くもPS3時代のアトリエ風の延長線上で、過去のシリーズの経験があれば違和感なく楽しめるはず。

キャラクターもフィリスとかリディ&スールとかに比べたら、そこまでアクの強いキャラはいない気がするし、万人ウケしやすいように思う。ほんとそれ。

序盤~中盤は魅力的なイベントが連続する神ゲー

ソフィーのアトリエの凄いところは、序盤~中盤にかけて次から次へと新しいキャラクターが登場したり魅力的なイベントが連続すること。

80年代生まれの感想としては、かっぱえびせん(古い?)のようだ。つまり、かっぱえびせんのようにプレイの辞め時が見つからないくらいにのめり込んでしまう。

こんなにイベントを連続させたら、並みのゲームだったらすぐ息切れしてしまうのでは・・・と心配になってしまったけど、後半までイベントラッシュは続くので大丈夫。しばらくの間、安心してのめり込んで大丈夫でござる。

序盤からして神ゲーの感じがひしひしするし、フィリスみたいに洞窟のジメジメ感とかはない。まさに王道RPGという感じ。全盛期のFFシリーズ(FF5~FF8とFFX)やドラクエ(4とか?)に近いくらい、プレイする人を選ばない感じになっている。

微妙なのはプラフタ加入が遅いこと

ネタバレだけど、序盤~中盤にかけてはプラフタ(無印版のパッケージにいるパッと見ショートカット風の女子)は本の姿でパーティメンバーには参加しない。

ソフィーとプラフタでダブル主人公かと思ったら、プラフタがパーティーに加入するのはかなり後半になってからだった。むしろ、プラフタ目的だったんだけど・・・。

プラフタはドールという設定なのでパーツを入れ替えることが可能。能力をカスタマイズしたり、やり込み要素が強いキャラだけれど、かなり後半になってからの加入なので、ちょっとタイミングが遅いのではと思ってしまった。

やれることが増えて楽しくなってきたけど物語は終盤目前みたいなガッカリ感。大物が後からやってきた感じ。

むしろ、ブラフタをパーティーメンバーとして長く使いたいなら、フィリスのアトリエとかなんだけど、あっちはドールメイクがなかった気がする。

後半は結構クソゲー(個人的な感想ですw)

序盤~中盤はかなりの神ゲーに感じたものの、後半というかラスボス付近のゲームバランスはクソゲーに思えてしまった。

それまでは普通に戦って適当に錬金術でアイテムを作っていれば普通に敵に勝てたけど、後半は唐突に戦闘の難易度が上がる。

ずっと戦闘難易度30くらいのマッタリゲーだったのに、急に100%まで跳ね上げるし(笑)

ザコ敵でも新しいマップに入った途端、フルボッコされて全滅させられることもしばしば。ザコなのにこっちが全滅するまで全体攻撃の連発とかたまんねぇ・・・。

装備をカスタマイズしたり、錬金術で強力なアイテムを作れっていう意図なんだろうど、ラスボスとラスボスに至るまでにいる中ボスやザコ敵に至っては、腹が立つくらいに強い。

後半になって一気に酒量が増えたわ。日も沈まぬうちに酒を入れるようになった。

最大レベルは20までなので金プニ狩り推奨

このゲーム、レベル上げと言っても最大レベルが今どきたったの20!!

強敵の対処にレベル上げで何とかなる感じはしない。レベル20以降も微妙にステータスが上がる要素はあるものの、ファミコンのドラクエ1の最大レベルだって30なのに今どき20って一体どんだけなんだ・・・。

どう考えてもレベル上げでは強敵に対処しきれないため、必然的に武器防具を強化することになる。そのためには可愛い金プニを刈りまくって金を貯めないといけない。

なぜなら、通常のザコ敵では金がほとんど手に入らないからだ。しかし、武器防具を強化するには大金が必要になる。

くだらないカフェのどうでもいいようなクソ依頼を繰り返し受ける方法もあるだろうが、どうにもパッとしない程度の報酬しか手に入らないため、拙者は断じて御免である!! 
カフェの下らん依頼をこなすなんてクソ喰らえだ!!

ソフィーのアトリエは資本主義社会

つまるところ、現実同様、ソフィーのアトリエは完全な資本主義社会なのだ。

なんだかんだ言って、この世は金だというのを思い知らされた。

金がなければ成功は掴めない。幸せになりたければ金が必要。金がなければ、惨めな「アトリエ負け犬」として一生を過ごさなければならないのだ。ソフィーのアトリエの世界で成功を掴むためには、可愛い金プニに犠牲になって貰うしか方法がない。

金を貯めたら街で大金を払って武器と防具を強化する作業が発生する。ソフィーのアトリエの世界での武器や防具屋の商売は、かなりの勝ち組であろう。現実社会で言えば、、裏社会の麻薬密売組織並みに大金が舞い込んでくるに違いない。

武器防具の強化にはエグいくらい金がかかる。武器防具を強化する道楽のために、どれだけの金プニが犠牲になったことだろうか。200体~500体くらいは犠牲になったと思うと悲しい。プニって意外と可愛いしね。後の作品だとイルメリアがペットとして飼ってたりするし。

こんな資本主義社会なゲームだけど、幸いなことに、金プニが大量発生する場所が用意されている。金がいっぱい手に入るように難易度設定を最高にしても金プニは大した強くならない親切仕様なので、金を貯めるのはそんなに難しくないのが不幸中の幸いだろう。

これで金プニで金をサクッと貯める方法がなかったら、エンディング目前にして積みゲーにしていた可能性がかなり高いというのが、悲しいかな、己の実情である。

金プニ→武器防具の強化というループに加え、武器防具の強化に使う素材集めも必要。すーぱーぷにとか、虹プニの体液とか、とにかくプニを沢山倒さなくてはならない。後半はプニゲー要素満載である。

武器防具を強化すればラスボスもあっさりw

難易度イージーの話。

金プニとか、すーぱーぷにで武器防具を強化すれば、何にも考えなくてもラストダンジョンの敵は怖くなくなる。

最初に訪れた時は防具がショボいという理由で瞬殺されたというのに、水色っぽい女に大金を払って少し防具を強化しただけで今度はダメージ1とかになるのは、計算式が極端なんだろうか・・・。

ラスボスは最初は瞬殺されたが、金プニ効果で特殊な戦い方とかしないでも、(プレイヤーが)脳死状態でも普通に戦って倒すことができた。本当に普通に戦うだけ。回復すら、ほとんどしなかった気がする。

というかこのゲーム、回復アイテムも自分で調合しないとならないんだけど、適当にやってるとショボい回復量のアイテムしか作れないしw

難易度を上げると、もっと武器防具の特性とかを考えないとならないんだろうけど、正直、金プニとか虹プニの体液集めでモチベーションが地面スレスレに低下してたので、そこまでやる気が起きなかった。

個人的にはやり込み要素についてはフィリスとかの方が断然高い。あっちは拷問マラソン必須だけどねー。

ストーリーのボリュームは少な目

PS4時代のアトリエシリーズとしては、メインストーリーのボリュームは少な目に感じた。

どうでもいいようなカフェの納品依頼とか、クソ面倒臭いウワサシステムを利用したレアアイテム集めや、マニアックな調合に走らなければストーリーのボリュームは少ない。

後半やラスボス付近の急激な難易度アップは単調なレベル上げや金プニ狩りを強制される。ある意味でプレイ時間の強制水増し行為とも言えるだろう。

世の中には難易度アップで課金アイテムを買わせるよう仕向けるクソゲーもあるけど、さすがにそれは実装されていないから想定外に金がかかることはない。

続編につながるクリア後の追加要素はさらに過酷

ストーリー上のラスボスを倒すと一旦は本編クリアになるが、そのまま物語を続けることが可能。

無印の場合は無料のDLCで、DX版の場合は最初からクリア後の要素がある。

それは不思議シリーズの続編とも言える「フィリスのアトリエ」に繋がる話で重要と言えば重要なのだけど、追加ダンジョンは金プニ狩りじゃ通用しないくらいザコ敵が綱くなっている。

攻略サイトをじっくり研究して最強の武器防具を作らないとどうにもならないから、生活に追われているライトユーザーには攻略できないのが残念。

ソフィーのアトリエの全体評価

コルネリアの見た目と喋り方が可愛いのが60%、人妻マルグリットさんのおっぱいの魅力が40%で計100%になるゲーム。

極論を言えば、ソフィーのアトリエに向いているのは、人妻だろうとおっぱいが魅力的なら気にしないという筆者のようなタイプだろう。

そして、プラフタ加入が予想外に遅かったのが一番残念な点。

後半の戦闘バランスが「殺るか殺られるか」で極端。やり込み以前にストーリークリアの段階で武器防具強化にエグイくらい金がかかる金プニ&プニプニゲー。

プニが(討伐対象として)やたらと持ち上げられているので、プニ好きにもオススメできなくはない作品。プニの集会イベントとかあるし。

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【PS3】「アーシャのアトリエ」ゲームレビュー、感想(ネタばれあり)

PS3の「アーシャのアトリエ」のゲームレビュー、プレイ記録。ネタばれあり。

ブックオフでアプリのクーポンとか使って150円くらいで購入。

黄昏シリーズということで、ジブリ映画とかにありがちな(?)荒廃した世界観が舞台。

普通に街が賑わっている気がする

主人公のアーシャこそ、辺境の村でつつましい暮らしをしているという設定だけど、都市部に行けば普通に商店街があったり、身なりもオシャレな人たちばっかり。

店売りの商品とかも普通に充実しているし、物資が不足しているという感じもない。

世界観設定とは裏腹に、特に荒廃した世界という感じがしない。黄昏感に浸りたくてプレイしたんだけど・・・。

旅の目的は終始、妹のニオを救出すること

ゲーム内のプレイ期間は3年間でその間は自由に散策をするタイプ。

場面場面でやることが明確ではないが、3年間の間に行方不明の妹であるニオの手がかりを見つけて期限までに救出するのが目的。エンディングは何種類かあるが、ニオを救出できるかできないかで大雑把にバッドエンドかハッピーエンドかが変わる。

アーシャのアトリエの進め方

PS4の「リディー&スールのアトリエ」とかに親切にやることがリストアップされてたりしないので、何をやったらいいか、どこに行ったらいいかがパッと見わからないタイプ。

PS3時代の他のアトリエと同じく、そんなときはとりあえず隣近所の行ける場所に入り、「マップ内の採取ポイントで全部採取する」、「マップ内のモンスターを全部倒す」という作業をやろう。

そうすると、なんとな~く行ける場所が増えたり、錬金術で作れるものが増えたりして、結果的にストーリーを進めるフラグがどことなく立ったりする・・・っぽい。

まぁ、採取しまくる作業が単調なのと、雑魚戦がどれも単調過ぎてパッとしないのが辛いけど。コツコツ作業が苦にならないなら、楽しいかもしれないけど。

キャラクターはウィルベルちゃん一択

味方になるキャラクターのうち、オススメなのは魔法使いのウィルベルちゃん。

実際、人気投票でもトップだったりするし、良くも悪くも刺さる部分が少ない主人公アーシャよりも印象に残る人は多いかも。

戦闘の時に袖がバサバサっていう音がするのが耳障りなのと、採取地で「今日は日が悪い」という同じセリフばっかり再生されるのが気になるけど。

一番残念だったのは口パクの酷さ

記憶にある他のアトリエシリーズでは気になったことがあまりないけど、イベントでキャラの口パクが酷い。

セリフと口パクが合っていないというか、そもそも合わせるつもりがなかったのではないかと思う。喋っている場面は全く同じ口パクの動作が延々とループする仕様。

戦闘や採取がアレだから、せめてイベントシーンくらい力を入れて欲しかったなぁ。

ちなみに、公式サイトはフルFLASH仕様で現代では閲覧することができないという。2012年でフルFLASHか・・・。