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【金捨てる?】沖縄で買ったカニステルという奇妙な謎フルーツ

よくこういう形の加湿器があるけど、これは沖縄で買ったカニステルというマイナーな南国フルーツ。

以前から産直売所で売られているのは知っていたけども、なんとなく思い切って買ってみたのだが・・・。

食べ頃まで時間がかかって厄介

沖縄フルーツあるあるだが、買ってすぐは食べられない。

以前、緑色をした島バナナを買ったことがあるが、食べ頃になるまで1週間くらい持ち運ぶハメになった。カニステルも売られている状態から食べられる状態になるまで1週間以上かかるという・・・。

島バナナは小さいからまだマシだが、カニステルはデカいし割と重たい。添付の説明書きには食べごろまで待たないと食べられないとあるし、Wikipediaを見ても、完熟するまで非常に不味いというようなことまで書いてあるし。

当たり外れが大きいらしい

カニステルがマイナーフルーツであることを決定付けている理由と思われるのが、味の当たり外れが大きいことだと思う。

Wikipediaによると『当たりの果実が数個に1個、または数十個に1個しかない』らしい。まるでギャンブルだ。これでは商品として流通される機会が限られてしまうだろう。当たりのカニステルを買った気は全然しない。

金捨てるという駄洒落があるほど

沖縄の農家の間でも「蟹捨てる」「金捨てる」という駄洒落で呼ばれているらしい。ちなみに270円で買った。

味は一般的なフルーツみたいな甘味やジューシーさはなくて、水分が少なくて芋みたいな感じだという。想像すると、味的には野菜に近い気がする・・・。

果たして、無事にカニステルを食べられる日は来るのだろうか。

衝撃の試食編はこちら。

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沖縄で必ず見かけるポルトソーセージって何だ? と思って買ってみた

スーパーでは2本セットなのがお決まり

沖縄には不思議な食べ物が色々あるが、沖縄のスーパーのソーセージ売り場で必ず目にするものと言えば「ポルトソーセージ」だ。

以前から気になってはいたのだが、未だ食べたことはなかった。

長いソーセージだがポテンシャルは・・・

各社とも似たようなポップなパッケージデザイン

ポルトソーセージは沖縄では大人気の定番商品らしい。

見た目的には長いソーセージで、業界の暗黙のルールらしくスーパーでは2本組で売られている。(コンビニでは1本売りもあるらしい)

いやいや、本州や北海道では見たことがないんだけど、ソーキとかテビチみたいに沖縄独特って感じでもないソーセージなのだが、ご当地商品だと思う。

強いて言えば、ロング・シャウエッセンというのがあるが、あれは単にシャウエッセンを長くしただけだから、系譜としては別物になるはず。

うま辛ポルトソーセージの味

長いし1本単位で売られていれば便利な気もするが・・・

3ブランドから販売されているが、どれも似たような色合いのパッケージで、よく見ないと買い間違えそう。だが、どれも味に大差ないような気もする。

そんなわけで、どうせなら味に特徴がありそうだし、定番商品よりも微妙に安くて200円くらいだったこともあり、せっかくだからオキハムの「うま辛ポルトソーセージ」という商品を買ってみた。

普通に長いソーセージの味

出先のホテルで食べたので、調理などはせず、温めてそのまま食べてみた。

単に長いソーセージという感じで、高級ソーセージという感じではない。一時期、少し高いソーセージにハマったことがあるが、その手の高級ソーセージみたいに、ものすごく香りや味が良かったり、食感が素敵というのはなかった。

普通に、少し辛めの長いソーセージ。

ポルトソーセージのことを検索してみると、完全に沖縄のメーカーか、沖縄の人のレシピサイトのページくらいしかひっかからない。やはり、完全にローカル商品のようだ。

料理に使われることの方が多い?

パッケージが子供向けとも見えるポップなデザインだし、イメージだとそのままおやつ感覚で食べることが多いのかな? と思ったら、レシピサイトが充実していることから察するに、ポルトソーセージは長さを生かして料理に使うことが多いみたい。

居酒屋ではきゅうりと交互に串に刺してみたり、酒のつまみ的な料理にも使われることが多いとか。

切ってピザに載せたり、刻んでホットドッグにしてみたりとか。確かに、子沢山な家庭が多い沖縄では、その手の料理に使うなら長いソーセージの方が便利だ。

名前の由来とか豆知識を調べた

ポルトっていうくらいだから、おそらくポルトガルとなんらかの繋がりがあるんだろうとすぐ思ったが、やはりポルトガルは関係しているらしい。

きっかけはポルトガルで、沖縄で独自発展しつつ、今のポルトソーセージがあるのだろう。

本来の名称は「Portuguese sausage (ポーチュギースソーセージ)」で、オキハムは「ポルトギューソーセージ」という商品名を名付けている。

競合の沖縄ホーメルは「ポルトギース」、内地メーカーのニッポンハムは「ポチギ」という名称で、ポチギは工場がある関係から宮崎県でも売られているらしい。

ポーチュギースソーセージ全般のことも略して「ポチギ」と呼んでいる場合もある気がするが、そこはちょっと沖縄人じゃないので詳しくはわからない。

でも、検索する時はポチギの方が情報が出てきやすい。もれなく沖縄のメーカーや、沖縄の人のサイトなりブログなりがヒットするわけだけど。

まだまだ沖縄の食文化には知らないことが多いと感じてしまった。

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【沖縄】吉野家のご当地メニュー「タコライス」を食してみる

沖縄の吉野家は住宅街や微妙に郊外にあることが多い

全国展開している老舗の牛丼チェーン「吉野家」は意外にもご当地メニューがある。

この手のチェーン店は全国で同じメニューと思われがちだが、沖縄の吉野家には昔(少なくとも15年以上前)からタコライスがあるのだ。

主張するわけでもなくタコライスが存在する

メニュー表より(執筆時点)

店舗外観や吉野家の公式サイトからはタコライスがあることが伺えないが、ある時期だけ登場する期間限定でもないし、普通にメニュー表に混じっている。

ソースは辛口のサルサソースと、甘口のトマトソースが選べる。一般的なタコライスはサルサソースなので、辛いのが苦手でない人以外はサルサソースを選ぶのが良いかと思う。

値段は今どき(2021年)としては良心的な税込365円。少し前に成田空港の吉野家で牛丼並をテイクアウトしたら、10%引きでさえ380円もしたのに。

タコライスをテイクアウトしてみる

ハバネロソース付き

15年くらい前に初めて食べた時は店内だったのでメニュー表みたいな皿に盛られていたが、今回はテイクアウトを利用した。

テイクアウトの場合は写真のように「タイコライス丼」というような「どんぶり」として提供される。ハバネロソースが添付されていて、こちらはお好みで使うタイプ。

レタスたっぷりでヘルシー(?)

牛丼チェーンのタコライスというとジャンクなものを想像しがちだが、逆にご飯が全く見えないくらいレタスの層がある。関東のイオンで沖縄フェアをやっていてタコライスも売っていたが、そちらはレタスなんて添え物程度にしかなくて、沖縄に行ったことない担当者が想像で作ったのか?と思ったが、吉野家のタコライスはレタスがたっぷり。

レタスとサルサソースしか見えないので、食を進めつつ分解してみよう。

階層構造になっている

上から順に、サルサソース(トマトソース)、レタス、タコスミート、チーズ、ライスという構造になっている。チーズも割とがっつり満遍なく盛られているので、テイクアウトの場合は持ち帰っている間にチーズが溶けてライスと一体化する場合もある。

チーズの層が結構濃厚

チーズも割とたっぷり

タコライス発祥とされる金武町の店でタコライスを食べたこともある立場から少し意見すると、レタスと同じ回想にチーズがあっても良い気もする。チーズが溶けてライスと一体化するので、店内で皿に盛られている時とテイクアウトで食感がだいぶ違う気がする。

タコライス発祥の店だとチーズはトッピング扱いだったり、それぞれの具材が別料金だった気がするが、全部盛りで税込365円はとってもリーズナブルなのは間違いない。

専門店や観光地などのレストランで食べるタコライスはもっと高いし、スーパーで売られているのも400円くらいする場合もあるので、この値段で作りたてのタコライスが食べられるのは貴重。

タコライスは地元の人向けという印象がするし、旅行で沖縄に行って吉野家で食事というのも一般観光客の場合は微妙だと思うけれど、話題作りには良いかもしれない。

個人的にはレタスの層がたっぷりなので、サルサソースはもう少し多めの方が良い気がするのと、やっぱチーズはレタスの層でも良いかもしれない。