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だから俺は関西が嫌いなんだ! 関西の某私鉄で起きた珍事と心の持ち方

関西はお好み焼きが旨いのだけは認める(写真は自家製)

土地の文化というのは人の文化であるから、関西が嫌いとは、ほぼほぼ関西人が嫌いなのとイコールである。

地域ごとに土地柄や文化の違いがあるのは当然だから、いちいち活字にするのはダサいと思って今まで書かなかった。

だが、ネットで検索すると、東京など関東の人間からすると「寒気がするくらい関西人が嫌い」というような声がとても多いのである。

なるほど、個人的な好き嫌いの問題ではなくて、世間の一般的な傾向なのだった。

まるで健康診断の結果がオールAだった時のような安堵を覚えたりするが、関東や東日本地域の人間が大切にしている価値観と、関西人のそれは真逆と言えるくらいに違うものなのである。

私は昔、ある事情で関西地方の某政令指定都市に少しだけ住んでいた事があるが、そこで出会った人たちは、自分の価値観からすると毎日イエローカードやレッドカードを出さないとならない違反者ばかりだったのである。

日常の関西弁が全てキツく感じる

私はほぼ標準語圏である北海道出身だが、何かとつけて関西弁はキツく感じる。

単なる日常会話なのかもしれないが、常に怒っているように聞こえる。えっ、そんな怒られるようなことしたかよ〜と思うことばかり。

「〜やろ?」「アホちゃうか?」などなど、関西弁のことなど考えたくもないから、あまり例が思いつかないものの、標準語圏の人間からすると、この人なんでキレてるの?と思うような言い回しが多い。

語尾の「〜です」とかも標準語とイントネーションが逆なので、気持ち悪い思いをすることが日常の全てだった。

私はテレビを観る習慣はないが、関西芸人の喋り方は仕事用というかテレビ用の「芸」として受け入れられるとしても、目の前でリアルに日常会話で関西弁を使われると引いてしまう。

小さい子供から老人まで、サービス業の人とかも含めて、みんなキレ気味の関西弁なので、住んでいた時は生きた心地が全くしなかった。

郵便局や新聞の勧誘の人とかも、漏れ無くみんなキレ気味なので、どうしたものかと思った。

自分も関西弁を喋ることしか解決策はないように思えたが、穏やかな日常を好む自分として、そんなキレまくった言葉を使うことに抵抗があり、結局、これには慣れる事ができなかったのである。

他人に対する遠慮が感じられない

私が知る限り、北海道や東北、新潟、関東などの東日本地域では、基本的に他人との精神的な距離を保とうとする。心のパーソナルスペースというやつだ。

ところが、関西地域では心のパーソナルスペースという概念が存在しないか、あっても1.5ミリくらいしかないように思う。

職場や学校などで知り合いや友達になればズカズカと土足で心の領域に踏み込まれるし、そんな日常だからか、その延長線上でアカの他人に対しても遠慮がない。

言いたいことがあればアカに他人に対しても突っかかるし、お笑いというものに興味関心がないのでよくわからないが、ツッコミの一種のつもりなのだろうか。

本人はツッコミをせずにいられないのかもしれないが、突っ込まれる側にしたら迷惑でしかない。

理屈が通じない!お前に席を譲らないとならない理由

関西人の嫌な部分を思い出して書こうとするとそれだけでムカムカして血圧も胃液も上がるので、さっさと本題に移ろう。

まあ、関西人が嫌いな人の意見なんてものは、「関西人 嫌い」などとネットで検索すればいくらでも具体的な事例が出てくる。耐えられないほど関西人にムカついてモヤモヤする人は、そっちを参照するとよろしい。

出来事を簡潔に言うと、大阪の淀屋橋駅から某私鉄で京都方面に向かう電車でのこと。関西と言っても広いので都道府県で言うと大阪、京都ということになる。

所要で10数キロほど街をぶらついたあとのため、確実に座りたくて始発である淀屋橋から乗ろうとわざわざこの駅に来たのだ。

2本ほど電車を見送ったあと、快速だか特急だか急行だかの一般席に座ることができた。ロングシート中心の首都圏と違って、関西では都心部でも私鉄とJR共にセミクロスシートの電車が多い。

都市部だと込み合って乗り降りに時間がかかるのになんで? と思うが、関西では実用性よりもサービスが求められるということだろう。

犬と子供と関西人がとにかく苦手

私は直感で3つ嫌いなものを挙げるとしたら、犬と子供と関西人がそれである。デリカシーがないし、うるさいことが多いから。

京都方面行きの某私鉄にしばらく乗っていたら、なぜか後ろから肩を「トントン」と叩かれた。

そもそも、肩を叩くなんてリストラみたいで気分が悪いから、気軽に肩叩くんじゃねーよ、バカ野郎。

その30歳前後くらいのどこにでもいるような、平凡で特徴のない普通の見た目の男が言うには「よかったら自分たちに席を譲ってくれないか?」とのこと。こういう、一見そんなことをするようには見えない人間こそが危険人物なのである。

その人の嫁らしき人と子供を座らせたいようだった。

優先席を巡っては首都圏でも問題になることはあるが、これは一般席の話である。

これって東京では見たことも聞いたこともないが、関西では当たり前のように言うけども、果たして当たり前のことなんだろうか?

「だが断る」と言っても、相手はめんどくせー関西人だ。

疲労困憊だし、単純に超めんどくせーので譲ってあげたものの、釈然としない気持ちだけが残った。

しかも、女の方がお礼も言わず当たり前のように座る(笑)。

そして、こいつらは何と一駅で降りる。なんだかなー過ぎる。

そういえば同様の出来事は韓国の列車でもあった

この電車にはプレミアムなんとかというグリーン車みたいのがあるし、嫁思いだか子供思いとかなら、優先席付近に乗車するとか、まずアカの他人に突っかかるより少しは自分の頭と小金を使えよ、と思う。

もしくは快速だか特急ではなく、各駅とかに乗れば空いていることが多いので1本遅らせるとか。しかし、こいつらのレベルではその発想を求めるのは無駄だったか。

自分も他人も快適に過ごせるように、最低限の頭くらいは使いなさいということだ。

そういえば、似たようなことは数年前に韓国のKTX(高速鉄道)でもあった。

私が有料で取った指定席で窓際の席に座っていたら、後から乗ってきた韓国人カップルが「彼女と並んで座りたいからどけろ」と当たり前のように言ってきたのである。

もちろん断ったが、関西も韓国も異文化であることには違わないのであろう。

同じ文化圏の人だと思って接するから頭にくる

関西は仕事で嫌嫌訪れるくらいしか今後は行かない(行きたくない)が、精神衛生のために一連の出来事は、第3世界だとか理屈が通じない外国での出来事と思うことにしておく。

彼ら彼女らは、自分が得することだけが正義であり、他人を犠牲にすることは鼻くそでもないのである。まともに取り合うだけ無駄なのだ。

北海道や沖縄のホテルのフロントでなにやら揉めているのも大体は関西人。

言葉がキレてる関西弁だから嫌でもわかる。他の地域の人が揉めないような小さなことでも、何かと突っかかるのだろう。

全国各地の観光地でも、周りの静けさとは対照的に無遠慮に騒いでいるグループは関西人か中国人であることが多い。土地柄が人間の行動に影響するということだろう。

関西人にムカついた貴方も、外国人だと思えば不思議とそんなにムカつかない・・・かもしれない。

だが、こんなしょうもない珍事でわかったのは、自分と同じ文化圏の人間だと思って接するからムカつくということだ。

関西に訪れる時は理屈が通じない異文化の土地だと割り切る心が必要なのであろう。

蛇足 某鉄道会社に聞いてみたら特にそんなルールはないらしい

モヤモヤするので某鉄道会社に聞いてみたところ、家族連れや幼児に席を譲るルールやマナーは存在しないらしい。

マナーの悪い利用者には普段から苦慮しているそうで、あいつらもその手の当たり屋みたいな連中だったってことか。

にしても、関西の電車は関西人同士で言い争っているのをよく見るし、乗ると気分悪くなることが多くて嫌だわん。移動手段に困るね。

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北海道が日本に取り込まれた近代の歴史を整理してみる

北海道にはアイヌ語由来の地名が数多く存在する

昔、どこだかで「北海道には歴史がない」などというトンチンカンなことを言っている人がいたのだけれど、正しくはそのトンチンカンが無知なだけなのである。

でも、義務教育や高校で習うレベルの日本史には確かに北海道の歴史は1ページくらいでしか書かれていなかった気がする。

だから、疑うことなく真面目に学校だけで勉強した人ほど、「北海道には歴史がない」と思い込んでいる日本人は意外と多いのかもしれない。

北海道の義務教育では『北海道の歴史』とか『アイヌの歴史』みたいな補助本で習ったりするけども、改めて考えてみるとよくわかっていない部分もあるので自分用にサクッと整理してみようと思う。

13世紀~14世紀頃 和人が徐々に北海道に進出

その後に明治政府が命名した北海道は元々は先住民族のアイヌが暮らしていた場所で、北海道のことはヤウンモシリと呼ばれていた。

このころは元(モンゴル帝国)とアイヌの間で勢力争いによってたびたび戦闘が起こっていた。

13世紀に本州最北端の津軽半島に和人が進出して港を整備。

14世紀になるとヤウンモシリの南部、今でいう函館近辺に和人とアイヌの交易の拠点となる12の「館(たて)」を築き、これを道南十二館という。

17世紀~18世紀頃 和人に自由を奪われていくアイヌ

1604年に誕生した松前藩はアイヌとの独占的な交易を許されていた。

しかし、しだいにアイヌから交易の自由を奪い支配するようになっていく。当時は寒さで米が収穫できない土地だが、鮭を大量に要求したり、不公平な取引をするようになっていく。

17世紀の半ばはサケの漁業権を巡ってアイヌのグループ同士の対立も激化。

英雄シャクシャインは、対立の原因を松前藩の横暴であるとして、アイヌ全体に松前藩との闘いを呼びかける。

そして、2千人以上のアイヌが祀前に進軍して和人を倒す。

しかし、松前藩は幕府に応援を頼んで和解に持ち込むものの、和解の席でシャクシャインは裏切られて殺されてしまう。

シャクシャインの死によって、アイヌは和人に敗れてしまう。

18世紀~19世紀 ロシア接近で幕府がヤウンモシリを直轄領に

外国船が日本各地で開国を要求していた時代、ヤウンモシリにもロシアが迫っていた。

ロシアがヤウンモシリに進出する機会を伺っているという情報により、1799年には松前藩に任せるのではなく、幕府が直接支配する直轄領としていくことに。

アイヌは和人と同じような服装や髪形を要求され、名前も和人風に変えさせられた。

1954年には日米和親条約が結ばれたことによって箱館港が開港。

19世紀~20世紀 ヤウンモシリが日本に統合されて北海道に

1868年に成立した明治政府によってーは植民地政策を推し進め、琉球、台湾、朝鮮などの民族を日本に組み込み、日本は多民族国家となった。

1869年にはヤウンモシリが「北海道」という名前に変えて直接支配することに。

本州から北海道に移住する和人が増えて、1903年にはアイヌが約1万8千人に対して、和人が約108万人という人口構成になった。

※ここまでの主な参考文献

ここからは個人の所感であるが、この道外から移り住んだ和人が大半という人口比は現在にも通じるもので、現在の生粋の北海道在住者も当時移り住んだ和人の2世や3世や4世であることが多いと言える。

北海道の人は一般に地元愛が強いというが実際には「外来者」とも言えるものの、このあたりの歴史はナイーブなので深く語られることは少なかったりする。

実は東北地方にもアイヌ語地名は多い

北海道の地名は多くがアイヌ語由来なのは良く知られていることだと思う。

しかし、拙者も最近まで知らなかったが、本州の東北地方の北部、すなわち青森県、岩手県、秋田県、宮城県の北部にもアイヌ語地名が多いのだという。

これはアイヌは北海道や北海道以北だけでなく、東北地方にも古くから暮らしていたことを意味する。

旅モノ

【沖縄】まさひろの泡盛工場『まさひろギャラリー』に見学に行ってきたぞ

沖縄本島の那覇空港から歩いて2~3時間くらいのところにある『まさひろギャラリー』に見学に行ってきたぞ。

細かく言うと、2年ぶりくらいの2回目の訪問である。

無料で試飲や泡盛ミニボトルも貰える

沖縄には見学ができる泡盛工場が数十か所もあるが、予約が必須だったり、有料だったり、気合が入っていないとアクセスしづらい泡盛工場も多い。

そういった中では『まさひろギャラリー』は思い出した時にぷらっと出かけるのに向いていると言える。

若干、街から離れた場所にあるものの、売店も併設しているので買い物目的で訪れるまさひろファンもいるし、見学ブースはセルフで勝手に見る方式なので予約も必須ではない。

ただし、公式サイトのフォームからWeb予約して出かけると50mlの泡盛ミニボトルのお土産を貰うことができる。

30分前とか直前でも大丈夫なのでサクッと予約して行くとよいだろう。

一般人レベルに必要な泡盛知識が学べる

泡盛の由来は何とも沖縄らしいテーゲーさとも言える気がしなくもない

職業的な泡盛知識まではいかなくとも、泡盛のウンチクや雑学的な知識はここで大体学ぶことができると思う。

まぁ、職業的なレベルの泡盛知識を覚えたところで、泡盛を自宅で製造したり工場を建てるわけにはいかないけど。

2Fの展示内容は2年前と全く変わらないけど、平日の昼下がりなどでは誰もいないことも珍しくないため、ゆっくり見学できる。

運が悪いと観光団体のバスが乗り込んでくることもあるようだ。

見学、学習ブースはそんなに広くはないが、解説をじっくり読めば1時間くらいは過ごせる。

瓶マニアには堪らないだろうが、瓶マニアじゃなくても熱量に圧倒される。

1Fの試飲コーナー兼売店では、望めば大体の泡盛を試飲させて貰える。

ただし、前回訪れた時に「まさひろらしい味がしますね」とかわかってるようなわかってないようなことを言いながらポンポンと試飲させて貰っていたら、1つ1つが30度とか43度とか度数が高いこともあって、建物を出るころにはベロベロに酔っぱらってしまったのだ。

その反省から今回は本当は歩いて来ているものの、ドライバーを装って一口も飲まない作戦にしたのである。

昼間から酒を飲んでいるようでは健康体を保つのは難しいから、ミニボトルの土産で満足するのが大人ってもんだと自分的には思ったりする。

泡盛工場は見学をやっているところでも入りづらいところも多いけど、ここはコンビニ入るくらいの手軽さで入れるので、この手の初心者にもオススメできる。