JALやANAみたいな大手航空会社でも1~2か月以上前に予約すればLCCと同額程度で乗れることに気づくのに10年もかかったが、それでも大手だからと鼻クソほじりながら格安料金に釣られて雰囲気で予約すると後で痛~い目に合うケースもある。
その代表格と言えるのはJALの往復セイバーである。
ほんのちょっと安くなるだけで50&ものキャンセル料(笑)
こういった料金プランとかキャンセル料の規定とかは、企業の収益に大きく関わるから経営陣や上層部の意向が反映されていると思うけども、コトが往復セイバーについて言えば、部下がホイホイと作った資料で、ほいほい、それでいいよー、と流し見で雰囲気で決められたように思えなくもない。
自分も経験があるが、大手企業でも部署や上層部の気質(笑)次第では、中小ブラック企業みたいに、こんなのありかよ・・・みたいなやり取りで物事が決まっていくことがある。
なんせ28日前までの予約で買えるスペシャルセイバーだと片道ごとに50%のキャンセル料で済むのに、スペシャルセイバーより5%くらい雰囲気だけ安くなる往復セイバーで往復まとめて買ってしまうと、さぁ大変。
なんと言っても往復分まとめてキャンセルした場合は50%の返金になるけれど、片道使った状態だと返金されなくなってしまうのだ。
旅程を変更したり急遽帰宅する場合に無駄になる
20代の頃、HISとかで変更やキャンセルが一切できない格安航空券で海外に行っていたものだが、あれなんかは健康体で疲れ知らずの若者の成せる技であったと今になっては思う。
最近では旅行に出かけても疲れや気苦労、または単に気分が乗らないなどの理由で、日程を切り上げて帰りたくなることも少なくはない。
実際に往復セイバーで沖縄に出かけたものの、ホテルの部屋がタバコ臭くて残留受動喫煙もいいかげんにせいって感じだし、中国語や韓国語が飛び交っていてどこの国に来たのかわからんちんな状態だしで、復路を棄権して仕方なくLCCのピーチで帰ってきたことがある。当日や1日前でも格安で買える緊急用としてはLCCは役に立つ存在だ。
そもそも、往復セイバーにしろスペシャルセイバーにしろ、1か月以上も前から予約するものだから、その時の体調や気分などわかったものではない。
体調不良や緊急的な事柄で旅先で日程を変えたくなることも普通にあることだから、1万3千円ばかしJALに無駄に金を払って思うのは、柔軟に対応できるように片道ぶんずつ予約するのが賢いやり方だと思う。
往復セイバーのキャンセル規定って、なんか昭和的なんだよなー。
ちなみに、片道使った場合は返金がないからサイトからキャンセルする方法が用意されていないけど、個別に問い合わせすると権利放棄ができる。放っておいてもいいと思うけど、空港で探されたり連絡されたりするのも嫌だしね。もう俺は往復では買わないけど。
余談 JALとPeachの客層の違い
どうでもいい話だけど、海外だと移動手段と割り切って金持ちがLCCに乗ったりするのも一般的(ってどっかで聞いた気がする)だけど、日本だと自称中流階級の人はJALかANAの2択だよね。
JALでよく見かける幸せそうな家族とか、キラキラした大学生くらいの若者グループとか、ちゃんとしたビジネスマン風とか、ごく普通の人とかは、Peachではほとんど見かけない。
いや、あれはJALに乗っているから幸せそうに見えたり、キラキラしてるように見えるだけなのか?
東京-沖縄路線で言えば、JALやANAに乗っているのは割合的には東京圏の人間が多い気がする。Peachやジェットスターは外人や沖縄の人の方が多いと思う。
Peachだとクソみたいなバス移動が面倒臭いし、成田に専用ターミナルもあるんだからバス移動させんなよと思うけれど、そこは格安航空だから仕方ない。
俺はあの駐機場からターミナルまでの15分もの長いバス移動で心底うんざりしてしまうことがある。