旅モノ

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2026オホーツク小逃避行 Part2 後篇 ~魅惑の秋まつりと偽りのサンゴ草の幻想と饗宴~

予告していた2026オホーツク小逃避行のパート2にあたる旅の記録の後篇。

前篇はこちら

5日目 様変わりした北海道のジンギスカン模様

CITYオリジナルの成吉思汗。と思いきやよく見ると豚ジンだった

物価高の影響を最も受けている、あるいは物価高に便乗しているものと言えば、北海道におけるジンギスカン肉である。

数年前は200gの味付けジンギスカンが3パック束になったものが598円とかで買えた記憶があるが、今ではそんな値段ではまず売っていない。3パック束は1200円~1500円くらいが相場で、本場であるはずの北海道より首都圏のスーパーで買った方が安いという逆転現象まで見受けられる。

そんな気軽な値段で買えなくなったジンギスカン肉だが、出来るだけ安く買おうとしてスーパー巡りをしていると、ジンギスカン肉の売り場に売上ランキング表が掲示されていた。見ると羊肉より安い豚ジンギスカンが上位に入っているではないか。

ジンギスカン=羊肉というのは古いらしく、売れ筋は豚ジンギスカンなのである。元々、北海道は豚肉人気が高い地域だから受け入れられているのだと思うが、「安いな」と思って手に取った商品が豚肉だとがっかりしてしまうのである。しかし、羊肉は高く気軽に買えない。

この日も最安価格帯で手に取ったCITYオリジナル商品の成吉思汗は、買って食べて帰ってきて写真をよく見るまで気づかなかったが、実は豚ジンギスカンだったのである。

確かに、肉質がもちもち柔らかくて、なんだか羊肉っぽくない気がして、新鮮なやつはこんな感じなのかと思いつつ食べたが豚肉だったのである。ついでに言うと、このオリジナル商品は味付けであるものの、薄味すぎる。さすがにジンギスカンタレは持っていなかったから、最後の方は醤油を少しかけて食べることになった。

こうなると、羊肉の味もしないし、ジンギスカンの味もしないわけで、結果的にただの豚肉ではないかという疑惑も沸いてくる。

とは言っても、調理してしまえばジンギスカンとして食べられるから不思議なものだけど、豚肉だとジンギスカンとしては軽すぎる。昔食べたような、羊肉の臭みと脂っぽさ満載の成吉思汗の方が好みだったりもする。

旧・遠軽先史資料館ってどこだっけ

この日の前後に旧・遠軽先史資料館で貴重な資料の限定公開があるというのをポスターや関連サイトで知ったが、場所が「太陽の丘、公園内」としか書いていなくて、どこにあるんだっけ・・・と思ったものである。現役の公園の割にはネットでも現地でも、最新の全体マップというものは見つからず。

答えは旧・キャンプ場の山に向かって右側にある三角っぽい建物である。営業しているようで、サイトなどには旧という表記があるから普段は閉鎖しているのだと思う。

にしても、公園を散策しているとシルバー人材センターか臨時職員かの公園管理の人たちが、そこまで徹底して草刈りやクモの巣除去やらゴミ拾いやらしなきゃならないの?と思うくらいに、行く先、行く先に何度も出くわして困惑してしまう場面があった。

シルバーウィークの祝日だと言うのに、もうちょっと利用者のいなさそうな時間帯や曜日じゃダメなのかと思うけど、このハローワークの新着求人が5件くらいしかない地域で貴重な仕事に就いているのだから、一生懸命になるのだろうなどと思ったりもした。

旅行と旅の違いについて考えてみる

同じもののようで、一般的にも旅行と旅というのは違うものとされているらしい。

旅行は1泊2日とか予めどこに行ってどこに泊まって帰ってくる、というような計画的なもの。計画を立てて目的地へ行き、帰ってくる行為そのもの。 観光旅行、社員旅行、修学旅行のように使うことが多い。

対して、旅とはざっくりとは決まっていても、行き当たりばったりに近い自分に向き合うようなもの。移動そのものや途中の体験、心情の変化を含む少し広い概念。「人生は旅だ」「旅に出る」のような表現もある。

旅に出るとは言っても、旅行に出るとは言わない。出ざるを得なくて出かけるのが旅である。

6日目 鶏ジンギスカンとの邂逅

この日、初めて見たというよりは、これまでも見たことがあるかもしれないものの、見ないふりをしてきた鶏ジンギスカンなるものを手に取ってみた。

ざっくりした値段のイメージで言うと、羊肉ジンギスカンが1千円、豚ジンギスカンが600円、鶏ジンギスカンは400円である。鶏ジンは一番安くてカジュアルなイメージ。そもそもショウガ風味で甘めの醤油ベースって、すでにジンギスカンなのかが不明というシロモノだ。だが、もうなんでも来いという心境だった。

その前になんとなくサンヒルハウスへ

サンヒルハウスは太陽の丘に、たぶん俺が生まれる前くらいから存在している。ここは無料の休憩施設だが、俺が把握している感じだとほぼ利用者がいない。だって、俺ですらサンヒルハウスに入るのは、記憶の範囲だと今回が初めてなのだから。

内部は研修やサークルの集まりなどでも使用できて、今ではメトロプラザが文化的な役割を担っているものの、メトロプラザが出来る前は活況だったとも思えない。いかんせん、徒歩圏内とはいえ、一般的には街からアクセスが悪いというのもあるけど、太陽の丘自体が俺の子供時代の方が遥かに賑わっていたのである。

昔はゴーカートなどのちょっとした遊園地やミニ動物園などもあり、キャンプ場にマッシュルームキャビンまで複数あったし、単に人口が減るというだけでここまで衰退ムードになってしまうというのが不思議だったりする。

奇跡的なのはコスモスフェスタが開催される「虹の広場」である。今ではコスモス開花時期だけに限れば、函館ナンバーは見ないが、札幌ナンバーや帯広ナンバーの車も来るくらい道内各地から観光客が押し寄せるほどになった。

そして鶏ジンギスカンへ

たぶん焼き鳥とかグリルチキンっぽく調理するのが正解な気もするけど、いつもの俺のジンギスカン風に調理した限りでは、ご飯のおかずっぽい味のジンギスカンである。

裏面の調理例では「卵でとじて親子丼風に」とか平気で書いてあるけど、それはどう考えてもジンギスカンではございません(笑)

自宅でジンギスカンを食べる機会は多いが、こうしてアウトドアで、北海道で、しかも地元でジンギスカンが出来る機会というのは年に数回しかない。その貴重なジンギスカンタイムを今のところ豚ジンと鶏ジンで濁しているのは、これって後で後悔するパターンなのでは、と不安になってきた。

でも、ロケーションの力というのは圧倒的で、シルバー人材の人たちが草刈りやクモの巣除去に今日も励んでいようと、俺は俺という存在の中で、自分でやれる範囲で楽しんで生きていければいいのではないかと思ったりもした。

ついにIWASAKIで980円カットを経験する

俺が普段住んでいる界隈にはIWASAKIという格安カットチェーンはないのだが、遠軽にはIWASAKIがある。

なんてったって、俺が普段住んでいる界隈には、1千円カットと言いながら、100円ずつ値上げして今や1400円の店ばっかり。本当の1千円カットの店なんて存在していないのだ。

ところが、IWASAKIはガチでこのご時世に1千円カットどころか、1千円でお釣りが来るプライスなのだ。

基本的に俺は髪を切りに行くのが諸々の理由で嫌いで、それは主に不快な思いをした過去の経験などからによる。普段1400円カットに行くときも嫌だったりするけど、旅先で嫌な思いをするのはもっと嫌だからと避けていたけれど、2時間後の列車までやることもないし、誰も客がいなくて入りやすかったからIWASAKIを利用したのだ。

初めてだから若干、勝手がわからなかったりするし、ロッカーに荷物が入るギリギリだったりもしたけど、カットの感じはむしろ1400円のよりいい感じ。それとIWASAKIは俺んち界隈の1400円カットと違って、指名とかカラーリングとかもあるのね。早いし、接客も丁寧で、今度からタイミングがあえば、ここでカットをしようと思った。タイミングが合えばだけどね。

飛光よ! 飛光よ! キャンプ最終日の夜よ!

なぜこうも楽しい時間というのは「あっと言う間」に過ぎてしまうのか。今年のキャンプは予定通り計4泊。

プラン延長も考えてはいたけれど、LCCに追加料金を払って旅程変更するのが俺の旅ポリシーに反するというのと、一応これでも少しは世の中に縛られている節もあるので、結局、頑固ジジイのごとく当初の予定通りとした。

未来永劫かはわからないが、今現在の俺にとって最も晩酌的なもので最高なロケーションの一つは女満別の駅前ベンチである。何日ここで晩酌しても、ほぼ誰も人がいなくて、景色もいいし、セイコーマートやセブンイレブン、シティマートが徒歩圏で勝手が知れているのがよい。

9月下旬だけどシルバーウィークということもあって、うるさくない程度に程よくキャンプ場に賑わいがあるのもよい。完全ソロキャンプというのもいいけど、こうした賑わいがあるのも悪くはない。来年も来れたらいいな。

ちなみに、「飛光よ、飛光よ」とは有名な漢詩の一節で、沢木耕太郎が26歳の時に旅した話が元になっている『深夜特急 第三便』のサブタイトルにも使われている。出典は1200年以上前の中国・唐代の詩人、李賀(り・が)の『金銅仙人辞漢歌』で、李賀は27歳で亡くなったとされている。

有名な部分は、
『飛光飛光、勸爾一杯酒。
(飛光よ、飛光よ、なんじに一杯の酒をすすめる)』

ここでの「飛光」は、飛び去っていく光=過ぎ去っていく時間を指す。

つまり、「ああ、忙しなく過ぎ去っていく時間よ。まぁ、そう急がずに、せめて酒の1杯でも飲んでいけや」というニュアンスだろう。

キャンピングカーはキャンプにあらず

夏場に北海道をぶらついていると、街中でも頻繁に道外ナンバーのキャンピングカーを見かける。

このキャンピングカーに乗っている連中には自転車旅行でも嫌な思いをさせられたこともあって、俺には風景を汚すノイズのように見える。キャンプは地面の温度や硬さや天候の影響を体で受け止めてこそキャンプになるが、キャンピングカーに乗っている連中にはそれがない。

俺が見かけるキャンピングカーの多くは、キャンプ場に着いても駐車場なのか怪しい場所に駐車し、車内ではチーズケーキを食べながらテレビを見ているのが典型例。犬を吠えさせていることも多い。普通のキャンパーからするとノイズそのものだ。

街中を走っていもキャンピングカーは普通の車より重量があるから運転もしづらいというし、燃費も滅茶苦茶悪い。つまり、環境にも悪い。シャワーや台所が使えると言っても、水は外部から供給したり捨てたりしないといけないから面倒くさくて堪らないという。トイレはもっとだ。そんなだから、装備があっても運んでいるだけで、実際には滅多に使わない人が多いという。

しかも、夏のシーズン中はずっと北海道にいるパターンもあり、キャンピングカーからこそ、宿泊税を1日当たり1千円程度を徴収すべきだと思う。車中泊を完全禁止するのは難しいと思うが、キャンプ場で車内に閉じこもってチーズケース食べながらテレビを見てる姿はかなり浮いてると、キャンピングカーを見るたびにいつも思う。

ちなみに、以前の俺だと普通のクルマを使ったオートキャンプさえも「キャンプにあらず」と言い切っていたけど、そっちは特にどうでもいいものとして気にならなくなった。歳をとると人は丸くなっていくのかしらん。

7日目 まだジンギスカンの旅は続くぜよ

早朝3時半からテントの撤収をしてセブンイレブンから発想を済ませた。個人的に驚くのはセブンイレブンの経営者夫婦なのかわからないが、去年見た人と同じ人がいたということ。ヤマトのスマホ発送の伝票がよくわからないというやり取りも去年と全く同じだった。去年も全く同じやりとりしましたよね(笑) まあいいけど。

本物のラムジンギスカンを半額で食べる

成吉思汗は数あれど、この世で一番旨いと思っているのがプラコにだけ売ってるオリジナルと思われる味付けジンギスカン。

12年前の自転車旅行でも同じのを食べていると思うけど、値上げしてなかなか簡単に買えないものの、ちょうどのタイミングで朝市でコープに行ったら半額で1つだけ売れ残っていて運よく買うことができた。こうなるめことはわかっていたが、なんというベストタイミング。

このジンギスカンとこのロケーションの組み合わせで食べると文句なしで、やはり最高に旨いのであった。

今回のオホーツクの旅はこうして終わるけども、街を発つ前にメトロプラザに立ち寄ったら早くもハロウィン装飾がされていた。次はハロウィンイベントで戻ってくる予定である。

音鉄(おとてつ)とは何ぞって話

鉄道ファン、鉄ヲタの種類の一つに音鉄というのがあるのをこの旅で知った。

線路沿いにある網走の旧国鉄保養所だかを改装したホテルで「素晴らしき列車の走行音を楽しめる!」と、普通なら騒音でありマイナスでしかないものを価値あるものに変換していたのだ。

俺はこの発想は今までなかった。俺は線路沿いで列車の音が一日中聞こえる物件に住んでいるが、これはマイナスでしかない物件条件だと思っていたものの、音鉄ジャンルの人には最高の物件なのではないかと。

よく鉄道のホームとか列車でマイクが付いた棒とかでスピーカーに近づけて、周囲の視線も気にせず録音しているマニアを見かけることがあるが、あれなどは典型的な音鉄なのだという。

オホーツク→札幌への移動

帰りの飛行機と北東パスの都合で、この日のうちに余韻を引きずりながら札幌に移動した。

遠軽から旭川行きの普通列車は時期によって様々だが、この日においては14時半頃の網走始発の旭川行きが当日中に札幌まで乗り継げる最後の列車だった。昼前に快速や特別快速もあるけれど、ぎりぎりまで滞在したいわけで。

遠軽始発だったら絶対に座れるけれど、網走始発のため、この列車はそこそこ込み合っていることが多い。ロングシート席だとあれなので、先客のいるボックス席の空いているところに借りてきた猫のように座らせて貰う。

そういえば、石北本線を走るH100形は2025年12月以降からは座席を都市近郊みたいな一人掛け向かい合いシートを廃止して、キハ40時代に近い4人掛けボックスシートに改修したらしい。そんな短期間で改修するなら、最初からしておけばという感じだけど、座り心地も改善されたという。確かに以前は堅かった気がする。

首都圏の上野東京ラインとかの列車のボックス席はLCCばりに狭すぎだけど、列車に限らないけどが田舎の方が何でも空間にゆとりあっていい感じ。

旭川で列車を乗り換えると、今度はそんなに混みあう区間でもないのにロングシートだけの列車になる。そこに旅人風の30前後くらいの男性が隣に座ってきたのだが、ロングシートで隣に見知らぬ他人がいるのにセコマのだと思うけどカツ丼を食いだした。

隣が旅人風に見えなくもない俺だからいいっていうだけで、人によってはかなりのマナー違反に感じると思うぞ。ボックス席ですら、他人が隣や前にいるのに駅弁を食いだすと俺は不快に感じるけど、ロングシートでカツ丼を食う勇気というか、他人への配慮のなさは特筆すべきだと思った。

まぁ、わからんでもないよ。東京か大阪か知らないけど、本州の都会から逃げ出すように鉄道一人旅してるんでしょ。色々あったんだろうし、短い滞在期間でゆっくり食事する時間もないからロングシートでカツ丼を食ってるという背景は容易に想像できるよ。

だけど、俺はマナー以前に食事というのはロケーションやシチュエーションが体験の質の大半を占めていると思うから、食べればいいってもんじゃないと思うんだ。だから、俺は列車内で食べる時は片手で食べれて音も匂いもしないような簡単なパンやおにぎりくらいしか食べない。カツ丼みたいに両手を使って匂いを周囲にぷんぷんされるようなものは絶対にロングシートなんかでは食べない。

札幌での宿泊は北口の北大前という空間

後は帰るだけだし、ネットカフェで夜明かししてもいいと思ってたけど、札幌に近づくに連れて、カツ丼男と遭遇したこともあって、旅の体験というのを考えるようになった。

単にオッサンになってきたから若い時より疲れが蓄積しやすかったり、精神的に旅の最後くらいはホテルに泊まりたいなぁ、実際に家に帰るまでは飛行機と鉄道で半日以上も旅しないといけないからというのも大きくて、じゃらんで検索してクーポン使えて札幌駅からすぐ近く、そして朝食付きでまぁまぁ安いということで、ビジネスインノルテⅡ北大前というホテルに泊まってみた。

このホテルは確か中島公園の方にも系列があって、何年か前に泊まったらラブホテル風の改修物件で鳩が豆鉄砲を食ったような状態になってしまったが、こっちは住宅街だし、至って普通の快適なビジネスホテルであった。

札幌という街は気持ち悪いくらいに人工的に区画整理されている街で、駅の南側は商業地だったり猥雑な雰囲気があるけど、北側は恐ろしいくらいに住宅街というかマンション街になっている。普通の観光客なんてまず行かないわけだが、これが逆に同じ札幌とは思えない静けさがある。

だけど、俺には札幌みたいに人工的に区画整理された街というのは、気持ち悪さを感じてしまうけどね。京都とかも碁盤の目が気持ち悪い以前に、歴史と伝統というフレーズだけで吐きそうになるダブルパンチで打ちのめされる。俺は歴史と伝統なんかどーでもよくて、自然の地形に合わせて人が暮らしているような街の方が好きなのだ。

8日目 苗穂駅まで歩いて1060円で新千歳空港へ

以前、札幌から新千歳空港のJRが高いから一つ手前の南千歳から歩くライフハック記事を書いたけど、それと同じ発想で、札幌駅からではなく一つ隣の苗穂駅から乗車しても健康になりつつ節約できるのである。

俺はオシャレサラダというものを初めて食べた

その作戦を考えつつ、朝食会場に向かった。軽食といいつつ、オシャレ系サラダとパンとかで割りと満足できる朝食であった。店内は見るからに夜はバーになる雰囲気で、ちいかわの置物が各所に置かれてるのが気になったが、よほどちいかわが嫌いでなければ問題ないと思う。

宿を後にして苗穂駅へと向かった。区画整理された街で特に札幌駅の北側は本当に人工的な感じがするから、あまり歩いていて楽しくはないけれど、札幌に旅行に行って駅の北側だけで南側には行かないという謎の縛りプレイをしたら企画として面白い旅行になるのでは?と思ったりした。俺は絶対にやらないけどね(笑)

そんなこんなで、色々書いていたら一生終わらない気がしてきたため、この逃避旅行話はこれで終わりにしようと思う。

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2026オホーツク小逃避行 Part2 前篇 ~魅惑の秋まつりと偽りのサンゴ草の幻想と饗宴~

成田から新千歳空港の上空を通過して旭川空港に向かう機内から撮影

予告していた2026オホーツク小逃避行のPart2にあたる旅の記録の前篇。

Part2の行程概要

行程は7泊8日。世間様のシルバーウィークと組み合わせてギリギリ普通の社会人(?)でもやれるであろう行程。移動は北東パスがメイン。

ジェットスターで変更不可の料金で購入済みだったものの、直前までせっかくの今年最後と言っていい北海道キャンプが快適にできる限界でもあるため、もっと期間を伸ばすか悩んだ。

ちなみにジェットスターは変更不可料金であっても、同じ路線であれば手数料を6千円程度、そして運賃差額が発生する場合はそれを払えば変更できる。ただ、よほど高い運賃で買ってない場合は、結局は新規で取り直した方が安いケースもあるだろうし、気軽に変更できないのがLCCの基本。

なんでまた直前に体調不良

ホットペッパーグルメが定期的に送ってくる限定クーポンで、いつものトンカツ屋でしょうが焼き定食を食べに行ったものの、暑いと寒いの気温アップダウンで体調を崩してしまったのが旅行3日前。

普通の風邪っぽいが、頭痛いのとダルいのと微熱っぽい。普通の風邪でも完治するのに薬飲もうが5~7日くらいはかかるから、こりゃ風邪を治しつつの旅だなと思った。トンカツ屋が悪いとは言わないが、旅行1週間前からは大人しく過ごすのがベスト。

1日目 成田~旭川~北見

夕暮れの旭川駅。北海道で2番目の小都会だが、旭川駅周辺は自然環境が豊か

この行程を実現可能にしているのは、1日1往復のジェットスターの成田~旭川便と、特急から格下げされて誕生した網走行きの特別快速「大雪」である。いちいちアナウンスされることはないが、19時頃に旭川を発車するこの列車は、旭川からオホーツク方面への最終列車である。

2つの奇跡の組み合わせで、当日中にリーズナブルにオホーツクまで移動できる。来年や再来年に使える方法なのか不明だが、成田~女満別にLCCが復活してくれればと思うけど、この行程も慣れれば案外嫌いではない。

こうも旅の初日から北海道入りしてからも長距離移動するのはどうかなと思いつつ、2026年現在の石北本線は「長距離移動しちゃってください」って運行パターンなので、流れに乗って長距離移動する。

『A列車で行こう9』で簡易的にシミュレートすると、乗客が少ない路線では長距離移動させて短距離で下車させないほうが売り上げが上がる。短距離の駅で降りられたらタクシーワンメーターみたいなもので、長距離移動させた方が鉄道経営は儲かるのだ。

オホーツク屈指の大都会、北見中心部のロータリー広場。人けがないのは気のせい(?)

定刻通りにH100形に乗ったら、あっと言う間(約3時間)に北見に到着。

特急の代替列車という位置付けだから、旅行者風の団体とか多くて、おばさんたちが常時賑やか。なぜ話題が尽きないのか不思議だが、まぁ、旭川を出たら上川、白滝・・・とヘビーな停車駅だから、この列車はどう見ても近所の移動用って感じじゃないよね(笑)

北見に着いたら、前回の9月4日に来た時よりも暖かい気がする。服装を前回より暖かくしているからなのだけど、この時期の北海道は暖かい時と寒い時が混在していて服装の選択が難しい。寒いとどうにもならないのと体調もよくないので暖かい方に振っているけど、日中の気温が高い時は荷物が増えてしまう。

この日も前回と同様、当日に安いホテルがあればと淡い期待をしていたものの、最安値が6千円+宿泊税300円なので、23時に着いて6時40分くらいの始発で出かけるまでの夜明かしにしては余りにも高い。

いや、そんな短時間の滞在に金を払うのは心底馬鹿らしいので、これはもうネットカフェに行くしか選択肢がなかった。同じような考えの人がもう一人、俺と同じような道で北見駅から快活クラブへと向かっているのが後ろからの足音と気配でわかった。

北見の新名所MEGAドンキで総菜GET

国道側のメインっぽい入り口はフェイクで夜間は閉鎖

前回は素通りした北見の新名所であるドン・キホーテへ。国道側の入り口は夜は閉鎖していて、裏側にある正面入り口へと向かうのであった。車だと駐車場が近くて便利だろうけど、徒歩だと回り込むのに結構距離がある。

ドンキには色々あって、ここはMEGAドンキというタイプ。普通のドン・キホーテにも加工食品などが置いてあるけど、ここはスーパーが丸々入っているタイプで、店内調理の総菜なども扱っている。そりゃ、元々はイトーヨーカードーがあった場所だから、スーパー適地ではあるんだろうしね。

旨そうに見えて実際は不味いドンキの半額売れ残りピザ

ホテル代よりはだいぶ安いからとナイトパックで2500円もする鍵付き完全個室に入り、そのMEGAドンキで売れ残っていた美味しそうなピザを食べる。見た目ほど美味しくなかったが、道理で大量に売れ残っていたわけだ。

しかし、鍵付き個室は店外からの持ち込み飲食物はよいが、ネットカフェの売りである店内フリードリンクの持ち込みが法律か条例かの絡みで持ち込めないのであった。せっかくドクターペッパーとピザの組み合わせ個室で一人楽しもうとしていたのにがっかり・・・。そんなルールがあったのを完全に忘れていた。個室利用者はフロントの専用席で飲まないとならない。完全に仮眠室として利用するイメージだろうか。

2日目 魅惑の遠軽・秋まつり手作り出店事業

遠軽ではコスモスフェスタとハロウィンイベントの間に秋まつりという遠軽神社との絡みがあると思われるイベントが行われる。去年も本当は参加したかったのだが、スケジュールの都合で秋まつりは参加できなかったので、今年は去年のリベンジである。

秋祭りは9月17日と18日に行われていて、コスモスフェスタやハロウィンほどじゃないが、ダンスイベントがある。17日の18時55分からE-cuteの出演があったが、飛行機と列車の都合でどうやっても間に合わなくて断念した。

旭川空港でレンタカーを借りて直行すれば間に合うんだろうけど、10年以上のペーパードライバーには無理だった。死んでは元も子もないし、E0cuteはコスモスフェスタの撮影がほぼ完ぺきだったし、まだハロウィンのワンチャンスが残っているから諦めた。

新しくなった遠軽新庁舎を視察

土地の人が見れば黒曜石(十勝石)っぽく見えるはず(?)

2年くらい前から建設中の様子は眺めていたけど、所用を兼ねて初めて遠軽の新庁舎の内部に入った。

ここ数年、北海道では根室や網走、北見などで耐震性とか補助金とかの関係で、庁舎の建て替えラッシュ。

もうすぐ旧庁舎は取り壊しで少し寂しいけど、立派な建物が出来たものだね。外観も内装も他の街の新庁舎とそんなに違いはないけど、1階や2階の窓口は都会の区役所とかに比べると小ぢんまりしているが、観光とかの一般利用者だと3Fがオススメ。

3Fには中心部の街並みと瞰望岩が見えるWi-Fiと電源完備のフリー席(?)があって、この日は休みだったけど、基本的に平日11時から営業の食堂ブースもある。醤油や味噌ラーメン、天ぷらうどん、天ぷらそばが500円、カツ丼や豚丼、訓子府カツ丼(!)が700円とリーズナブル。機会があったら何でもいいから食べてみたい。いや、訓子府カツ丼一択だな(笑)

ちなみに、この街並みが見えるフリー席的なブースは、最近できた北海道の新庁舎シリーズにおいてトレンドっぽい。

瞰望岩に登ったら空気読めない若者が

地元では古くから自〇の名所として知られていて、近年でも白骨化した身元不明の遺体の一部が下の方で発見されることがあるが、散歩がてらに登る元気がある時は登ったりもする。

そんな地元関係者にはいわく付きの場所だけど、最近はYouTubeとかTikTokとかでも紹介されたりするのかしらん。普通の見学者は空気を読めるのだが、その手の空気読めない系の若者2人組が登ってきて「ああ、時代も変わったな」と思ったのだった。

デカいBlutoothスピーカーでダサい日本のヒップホップ系のダサい音楽を大ボリュームで鳴らしながら居座って、公共空間をなんだと思っているのだろうか。頂上は柵もなくてノリノリ気分で足滑らせたら冗談じゃ済まないのだが、冗談で済む場所と済まない場所くらいわきまえろと思って、早々に俺の方が立ち去った。他の見学者の人も迷惑だったことだろう。

今年3回目のコスモス園に来園

最近、公式のインスタで知ったのだが、「コスモスフェスタ」というのは1日だけ行われる某イベントの名称であると同時に、コスモス開花宣言~ピークアウトして入場料金不要になるまでの有料期間についても「コスモスフェスタ」というらしい。

コスモスを育ててみるとわかるが、日当たりや気温や土壌の関係で日本全国どこでもこうも立派なコスモスが育てられるわけではなく、北海道のオホーツク地方という冷涼な地域だからこそ、こんなに立派なコスモス畑になるのだと思う。

関東地方の連日35度越えのジメジメした蒸し暑さはコスモスの育成には厳しいし、梅雨入りジメジメが続くのもコスモスにはよくない。同様に太陽の丘で大繁殖している外来植物のブタナ(タンポポもどき)や最近結構見かけるコウリンタンポポも、他の植物があまり好まないオホーツクの冷涼でカラッとした気候を好むからこそ繁殖しているのであろう。

午前中から始まる秋まつり2日目

この秋まつりは俺が子供の頃、少なくとも30年以上前から願望岩の下のグラウンドで毎年行われている。コスモスフェスタは新参者で、こっちの祭の方が歴史と伝統がある。

出店が沢山出るのだが、子供の頃は広大すぎて周り切れないほどだったと記憶しているが、同じグラウンドで行われているのに意外と小ぢんまりしていた。俺がオッサンになった影響なだけで、子供時代だったからそう感じたのだろうか。

首都圏の政令指定都市の祭りだって開始時間は午後とか夕方くらいだと思うけど、平日なのに午前10時間スタートとは中々シブい。9時半くらいから遠軽神社から神輿の人たちが出発して、願望太鼓の人たちも出動。日中は街中に太鼓の音が響いていた。

放課後の子供が来るのは夕方だし、仕事終わりの大人が来るのは夜。そのため、夕方まで特にイベントはないから、日中は屋台営業のみ。「暴力団排除の手作り祭り~」というアナウンスが流れていて、都会だったら政治色強めで下手したら街宣車が来そうな感じだけど、ここはオホーツクの辺境の地だから至って平和。

俺の住んでる場所の祭りだと広島風お好み役が800円とか暴力だったけど、食べ物の相場は関東より安い気がする。大阪焼き(お好み焼きみたいなやつ)が400円だったので夜に買った。大阪焼きはモチモチしすぎで割り箸が折れそうだったが、去年行った網走の祭りと同じ業者ラインナップの気がした。

子ども全自動収益化マシーン「ふわふわウサギ」

ツッコミどころ満載の楽しすぎる秋まつり。言及しなければならないことは多いのだが、その中でも特筆すべきは「ふわふわウサギ」だろう。

遠軽の屋外イベントでは必ずと行っていいほど登場する常連だが、実は圧倒的な子ども収益化マシーンなのである。イベントによって「ふぁふぁウサギ」だったり「ふわふわウサギ」だったり表記がゆらぐけれど、基本は1回200円払って子供が中に入って跳ねるだけのエア遊具。

ただ、これが夕方から夜にかけて、予約のキャンセル待ちが発生するくらいに子供に大人気。1回の利用時間が5分だとして同時利用が8~12人、営業が8時間とすると、1日あたり15万~30万円くらいを稼ぐとAIが予測した。しかも、再利用できて町の所有物だろうから、安定的な収益源になっているのは間違いない。

つまり、コスモスフェスタのアンパンマンショーの費用は、ふわふわウサギが稼いでいるのではないかと思った。「子供がふわふわウサギに200円を払う」→「アンパンマンショーの費用回収」という循環構造である。

秋まつりのステージイベント

30年前は存在しなかったであろうものに、近年この地で定着しているダンスイベントがある。

秋まつりの会場にも小さめだがステージが用意されていて、事前に昨年開催の様子をインスタで確認していたとおりで、客席側まで小ぢんまりとしている。

コスモスフェスタやハロウィンイベントと違って、秋まつりではダンスは「色々あるステージイベントのうちの一つ」にすぎない。まずは景品が当たる町にちなんだクイズ大会が行われ、スルーしたがカラオケ大会、バンド演奏などもある。

2日目にあたるこの日のステージイベントでは、いまいち盛り上がりが微妙だったがクイズ大会が17時から行われていた。「願望岩とガンダムはどっちが大きいか?」というクイズから始まり、ガンダムに関わっている遠軽出身の安彦良和先生ネタか? と思ったが、それ以上にマニアックなガンダムネタのクイズはなかったからほっとした。

遠軽出身者としては遠軽ネタでわからないクイズがあったら「恥」だと思ってたけど、バスに乗らないからバス停の数なんて考えたこともないし、たぶん10か20だと思ったけど実際は80個以上もあって、半分もわからなかった気がする。

活気あふれるダンスイベント

クイズ大会が終わったら、30分の時間を空けて、お待ちかねのダンスイベント。

コスモスフェスタやハロウィンイベントだと最前列が20分前に埋まることはないし、むしろずっと空いていることが多いが、このイベントでの客席は小ぢんまりとしているのと、一発目が大所帯のライベリーキッズということもあって、トイレに行って20分前に帰ってきたら、保護者や関係者で最前列どころか、ほとんどの客席は満席近くになっていた。

こりゃヨミをしくじったな~と思うのと同時に、ライベリーは長尺ステージだし、物産まつりとコスモスフェスタで観てるし、ここは保護者や関係者に譲っていいかなと思った。俺の経験上では、ライベリーの閲覧者は保護者や友人周りがほとんどだから、ライベリーが終わった途端に客席がほぼ空席になるはず、と読んだ。

ちなみに、ライベリーキッズは20年以上も活動しているという、この地にキッズダンスという文化(ビジネス)を根付かせたパイオニアであろう。俺が思うにE-cuteやLGは実質的にはライベリーの派生チームである。

ライベリーのパフォーマンスが始まると、それまでのクイズ大会の「バス停の数がどうの~」というようなジメジメした雰囲気が一瞬で吹き飛んだ。やはり、昨今の遠軽のイベントにダンスイベントは欠かせないのである。

ただ、ステージがライベリーの大所帯が踊るには狭すぎて、手前のグラウンドの砂地でダンスするものだから、砂煙でスモーク状態になってるし。喘息持ちやカメラ機材などにかなりよくなさそう。最前列に座らなくてよかった、と思ったのである。コスモスフェスタやハロウィンでもステージ前で踊るけど、芝生やアスファルトだから問題ないだけで、砂地で踊ると前の方の客席が砂煙地獄になるのだと学んだ。

遠軽ダンス協会枠のダンスステージ

今回の秋まつりでは前日にE-cuteのダンスステージがあって、それは俺が筋金入りの使えないペーパードライバーだから残念ながら観れなかったことはすでに書いたけれど、2日目のダンスステージの目玉は「Bunダンスサークル」と「遠軽ジャズダンスサークル」と「フラダンス」である。

この3つは遠軽文化協会という枠で、ライベリー系の勢力とは別系統として存在している。特にBun~とジャズ~はキッズダンスというジャンルにおいて、この小さい町でライベリー勢と商売敵でもあり、同時にダンス文化の発展~維持という意味で、共存共栄の関係でもあるのだろう。

この中でも特に注目しているのは「遠軽ジャズダンスサークル」で、遠軽のダンスイベントで観れる中では演出やダンスのレベルが高いと思う。ライベリーがヒップホップ系なのに対して、ミュージカル風の演出だったり、色々なダンスジャンルを組み合わせて、どのステージも飽きさせない工夫を感じる。元バニーズの子も2人(?)くらい移籍している気がする。

ただ、手作りを売りにしているイベントの性質もあって、後半になるほど時間が押していて、3組目のフラダンスが途中で打ち切られるような場面があったりした。夜になるにつれて気温も下がるし、後半になるほど客も減るから、やっぱり前半のチームほど優遇されているのかしらん。

忘れちゃいけないけど、屋台部分の様子。縁日ってだけあって、大人より子供が多いのが印象的だった。大人は小さい町だから知り合いと遭遇というのがよくあるようで、「おお、〇〇さんじゃないか」「おうよ、おうよ」みたいな光景をよく見かけた。都会の縁日だと人混みで歩くのも困難だけど、そんなことなくてゆったりしているのが俺的にはよい。

3日目 トライアルの税込299円かつ丼の衝撃

客寄せパンダなのか利益が出てるか心配な299円カツ丼

この日、事前にヤマトの営業所に発送してあるキャンプ道具を受け取りに北見の柏陽駅に向かった。

駅に到着してからキャンプ道具を受け取って次の列車まで2時間あるから、柏陽駅近くで過ごすわけだけど、この近くには本屋とカフェが合体したコーチャンフォーと、ディスカウントスーパーのトライアル、コープさっぽろがあるが、午前8時台でやっているのはトライアル。

以前から行ってみたかったので、なにげにブラブラと冷やかしのつもりで行ってみた。冷やかしで総菜コーナーに行ってみたら、セイコーマートのカツ丼顔負けの「三元豚ロースかつ重」という税込299円のカツ丼、しかも出来てに遭遇する。

冷やかしモードを本気モードに切り替えて、秒速で購入して柏陽駅の高架下付近が公園のようになっているから、そこで食べることにした。

自称カツ丼マニアとして厳しく評価すると、これは値段とか関係なしに普通に旨すぎる。セイコーマートのカツ丼は世間的には評判だけど、値上げして今や700円近くもするし、並みのスーパーでも400~500円くらい、イオンとか少し高めなスーパーだと600円近くはするだろう。ディスカウント系のスーパーでは300円台で売られていることはあるけど、俺が知っている限り、そこの激安カツ丼は肉質や味付けが悪くてあまり美味しくない。

ところが、このトライアルのカツ丼は現金払いしかできないとは言え、運の良さが絡むけど出来立てでも300円でお釣りがくるのに、濃厚でリッチな味付けと半熟卵とノリの風味と彩りが絶妙。家の近所にトライアルがあったら毎日でも買いたいけど、逆に上手すぎて飽きが来るのも早いのかも、などと変な考えに至った。家の近所にはないけど、全国のトライアルで売ってるらしいから、他のトライアルでも探してみようかな。

冷やかしのつもりが朝8時からガッツリとトライアルのかつ丼を食べて、そのあとに近隣のコープに冷やかしに行ったら、トライアルに対抗しているのか税別299円のヒレカツ丼を売っていた。他のコープでは見ないから店舗限定だと思う。

そして、頃合いを見てヤマトにキャンプ道具を受け取りに行った。

ボストンバッグを送って、本当は3辺の合計が102センチなのに140サイズを請求されて、事前にそれは有り得ないと抗議してあったので、600円ほどの返金を受けた。ボストンバッグは測り方でサイズに差が出来るけど、さすがに40センチも違いが出るのは測り方の問題ではない気がする。ヤマトも値上げして高くなったものだ。ヤマトは埼玉から東京に送るのと、埼玉から北海道に送るのはほとんど料金は同じで、ほぼサイズで料金が決まる。

1年ぶりにやってきた女満別湖畔キャンプ場

今年も無事にここに帰って来れた。

ここのキャンプ場は北海道の他のいくつかのキャンプ場と同じく8月末までが営業期間で、9月以降は料金不要になって、時期的に夏休みのウェイウェイ系キャンパーが減ることもあり、放浪旅や長期滞在者はもちろん、普通のキャンパーにとっても過ごしやすい楽園と化す。

しかし、文脈に合わせて尤もらしい応答をするよう設計されているAIにその手のことを聞くと、「営業終了後のキャンプ場は立ち入りできず、トイレが閉鎖されて水場も使えない。全て自己責任になる」という大嘘を付くので注意。実際には少なくともここのキャンプ場においては、トイレも水場も普通に使えるし、キャンプ自体が普段から自己責任である。

シルバーウィークで湖側を中心にテントは多めだが、去年の実績からすると、9月に入ると平日なんかはかなり本当のソロキャンプに近い状態になる。10月に入るともっとソロキャンプだけど、10月はいつ雪が降ってもおかしくないし、雪が降らなくても寒さ的にはほぼ冬の場合もあり、冬装備じゃないと夜は凍えてしまうから、自分的には9月がベストシーズンである。

1年ぶりにテントを建てるから、ちゃんと建てられるかな? 足りないパーツとかないかな? 経年結果でおかしくなってる部分とかはないかな? と不安になるが、無事に30分かからずテント設営完了。ここまで完了すると、旅も半分は成功したようなものだ。

一応、自宅で出かけるにテントのチェックはしていて、少しシームレステープが剥がれかかっていたのでアイロンで付け直したり、防水スプレーも去年付けてるから問題ないっしょと思って防水スプレーは省略。

なにか一つテントを止めるプラスチックの部品が外れていたけど、現場で直せばいいやと思ってそのまま来たけど、これも問題なく修理完了。トラブルがあったらあったで他人に迷惑かけたり死なない限りは、それはそれで楽しい思い出になるしね! という超ポジティブ思考であった。

まぁ、この超ポジティブ思考が後に問題になるのだけど、この時はすべて計画通りに上手く行っていると思ったのであった。

道の駅は生成AI画像がぎっしりでびっくり

この日は残り時間でそのまま今年初めての網走に向かい、サクッとア橋の駅にある駅弁屋で蟹カレーのテイクアウト500円を買って食べて、オホーツク海を少し見て、道の駅に行ったら土産売り場の店内POPが生成AIの「キモいイラスト×斜め文字×ブラシストローク」だらけで吐き気がしてきて、気を取り直そうとベーシックでシュークリームを買ってテントに戻ったら、あっという間に一日が終わった。

ネットなら即閉じればいいが、印刷するPOPとかに気持ち悪い生成AIを使うのは逃げ場がないからマジでやめてくれい。良し悪しもわからず、トレンドを追いかければいいってものじゃない。

自宅にいたり、退屈で嫌な仕事をしている時とかは時間が経つのが永遠の長さに思えるのに、こうして旅に出て楽しいことをしている時は、1日があっという間に、それこそ、瞬きを一回したというだけで、ほんの一瞬で終わってしまうのがとても悲しい。嫌な時間は一瞬で終わり、楽しい時間こそ、もっと永遠に続けばいいのにと思う。

4日目 網走サンゴ草の嘘と虚構

サンゴ草というものを知っているだろうか? 元・沖縄通の俺からしても沖縄ではサンゴは話題になってもサンゴ草というものは見たことも聞いたこともない。

答えを言うと、サンゴ草とはアッケシソウとも呼ばれ、この世界では北米や欧州、アジアなどの海岸付近では比較的ありふれた植物なものの、日本では網走の能取湖、サロマ湖、アッケシソウの由来になった最初の日本での発見地である厚岸湖など、限られた場所でしか観ることができない植物である。

しかも、9月中旬頃は鑑賞のベストシーズンで、普段は緑色の棒みたいな感じで観光価値がほぼないにも関わらず、この時期だけは紅葉したかのように赤くなるのである。

まさにこれは限られた時期にしか見れない流氷と同じではないか。刹那というか、運命じみたものを感じた。

網走駅から能取湖には歩いて行けるのか?

調べると網走駅から能取湖までは本数は限られているものの、その名もサンゴ草入り口というバス停もあって、バスを使えば18分、640円で行けるらしい。なんという手軽さ。

だが、路線バスで小銭を払うのが大嫌いなので、できればバスには乗りたくない。Googleマップを見ると、片道あたり11キロか12キロくらいだし、これはいつも沖縄で必ず当たり前のように歩いている那覇から北谷程度の距離ではないか。

じゃあ、たとえ他に誰も歩いていく狂人がいないとしても、それは那覇から北谷だって同じことだし、今回はサンゴ草とやらを見るために歩いて行ってやろうではないか。暑くもないし寒くもないし、超余裕じゃん。

そんなこんなで網走駅に8時過ぎに到着して、能取湖のサンゴ草とかいうやつを見るために歩き出したのである。

余談 AIに旅の相談は絶対にしてはいけない理由

本屋で見かけた本に旅の相談はAIにするとよいとか書いてあったけど、俺から言わせると旅の相談は絶対にAIにしてはいけない。

100年後のAIは知らないが、現代のAIは尤度(ゆうど)という統計学の理論的なもので、文脈に合わせて尤もらしい回答をするだけである。情報源はインターネットの過去のデータで、ネットに載らないローカル情報は一切知らず、リアルタイムの情報も知るわけがない。

この時も網走駅から能取湖まで歩いて行けるか聞いたが、「歩道がなくて安全に歩ける道がない。道路を歩く場合は体の前後にライトを装着しないと危険。夜は風が吹くと凍える寒さ」などと15度もあるのに噓八百を本気で講釈垂れるから腹が立った。実際には歩行者用のルートがあるので、AIに旅行相談してはいけないということを知っておこう。

網走駅から能取湖まではサイクリングロードがある

湧網線跡の一部は自転車と歩行者用の道路となっている

余談で触れた通り、網走駅から徒歩で向かうと、網走刑務所を過ぎて少ししたあたりからサイクリングロードを歩くことができる。ここは自転車専用ではなくて、自転車と歩行者が通れる道である。

シルバーウィークだし、自転車旅の人とか、ロードバイクの集団が40Km越えのハイスピードで行き交っていて危険かな、と一瞬思ったけど、5分も歩いたら誰も利用していないサイクリングロードだということがすぐにわかった。

俺は興味の範囲外だから全く知らなかったが、実はここは1987年に廃止された湧網線の廃線跡で、「網走常呂自転車道(オホーツクサイクリングロード)」というのだそうだ。有名なのかわからんが、自転車旅行の時でも知らなかったし、こんなものがあるなら通ってみたかったかもしれない。

さらにWikipediaで調べると、湧網線経由の方が遠軽-網走間は距離が短いらしく、石北本線経由の夜行急行列車「大雪」よりも、湧網線経由の普通列車の方が早く遠軽に到着するケースもあったそうだ。なんという熱い話。

その時代は一応、俺自体は普通に誕生していたものの、まだ小さい子供すぎて自分の意思で列車に乗ったりできなかったが、名寄線も湧網線もタイムトラベルができるものならぜひ乗ってみたいものである。

ヒグマが出ても丸腰で戦う覚悟でひたすら進む

線路跡らしく直線すぎて死にそうになる

サイクリングロードは市街地から離れると、大半は写真のような森のような場所をひたすら歩くことになる。最初こそルンルン気分だったが、これは那覇~北谷みたいに、途中にピザ屋やタコス屋はないだろうし、店とか自販機とかも一切なさそうだなと思ったら、能取湖の直前まで本当に何もなかった。

車道が並走しているけれど、場所によっては距離があって、ここだけ周囲と隔離されているのもポイント。

つまり、ここでヒグマと鉢合わせになっても、俺は割り箸とスプーンしか対抗できる武器がないので、しかも自転車も歩行者も全く通らないため、ヒグマに襲われても来年くらいまで確実に誰にも気づかれない。誰かが気づいた頃には骨だけになっていることだろう。身分証とかで身元が分かればまだいいが、身元不明死体で発見されるのは、さすがに少し嫌だなと思った。

音楽でも流してこっちの存在をヒグマに知らせようと思ったけど、たった300gを軽くしようと、Blutoothスピーカーはテントに置いてきたのであった。スマホのショボいスピーカーで鳴らすしかない。なぜか、この時は「せっかくの旅の途中に音楽を聴くなどけしからん。旅に集中するべき」という思想であったのだ。

本も同様で、「旅の途中で本を読むなどけしからん」という思想で、行きの飛行機までは夢中で読んでいた沢木耕太郎『深夜特急1』の文庫本もテントに置いてきたし、この世の別れをする段階となっては、いささか寂しすぎる・・・。人間、どんな最期を迎えるかなんて、直前までわからないものだ。

特にヒグマ注意という看板や傾向は周囲に見当たらないものの、北海道では日常にありふれた存在だから、わざわざ看板を出さない場合もある。札幌の住宅街や地下鉄駅近くでもヒグマが出るのだから、この場所にヒグマが出ない方がおかしいのである。

と言っても、現実と戦わないと明日は来ない。だが、ヒグマと遭遇したとしても、自転車ならともかく、俺の遅い足では走っても前や後ろには絶対に逃げられない。右にも左にも避けられない。うう・・・。

それでも覚悟を決めて、むしろ何も考えずに頭を真っ白にして歩き続けた。

だが、前方1キロくらいだろうか。身長1.5m~2mくらいの黒っぽい動く影のようなものが見える。ひ、ヒグマか。ヒグマだったらヒグマで、まだ距離があるから対処を考えてすぐに行動すべきだが、カメラのレンズの望遠側で除くと、こっちに迫ってくる感じがした。

少しすると、その「物体」は黒い服を着た自転車に乗った人であることが判明したが、私も黒いシャツを着ていたので、向こうもヒグマだとビビらせてしまったのではないだろうか?

その自転車とすれ違ってからも同じようなことがまたあったが、今度は向こうの自転車がヒグマだと懸念したのが途中で不自然に引き返して逃げて行った。なんなんだ、この命がけのサイクリングロードは。

これだったら、歩道がないとても車道を歩いた方がマシだと何度も誘惑に駆られた。

オホーツクサイクリングロードのデカすぎる看板

こんな畑のド真ん中でアピールしてどうするの(笑)

網走市街から歩いて2時間半くらい、8Kmくらいのところだろうか。少し開けた場所に出て緊張が和らいだのはいいが、このバカでかい看板には北海道らしい税金の無駄遣いだと思って不意に大笑いしてしまった。

「オホーツクサイクリングロード」

いや、そのままなんだけど、これが澁谷駅前とかだったらまだしも、誰もいない畑のド真ん中で、農家の家が1軒あるだけという場所で盛大にアピールして一体どうするつもりなんだろう(笑)

両面仕様になってるし、こんなどうでもいいもののために、500万~1000万円くらいはかかっていることだろう。

いよいよ雨が降ってきて最悪だどー

サンゴ草まで残り3Kmくらいだろうか。この日は雨の予想だが、1mm程度のちょろっとした雨で、最長2時間くらい降る予定だった。

ところが、結構まともな雨になった。急遽、テントから持ち出したレインウェアで事なきを得たが、集落っぽいところに出て、セイコーマートで雨宿り的に過ごすことにした。

帰りもずっと雨だったら、嫌いなバスに乗って帰ることも考えて、大した食べたくもないポテトチップスを買って小銭を作った。

セイコーマートではこのへんが酪農地帯だとすぐわかるくらいに、酪農家の人たちが買い物に来ていた。網走もこの辺に来るのは初めてだが、結構、とんでもない場所に歩いて来てしまった気がする。骨になった姿で来年発見されることを考えると、同じ道に通って戻るのは難しいと思った。事実上の精神的な敗北宣言である。

遠目に見える赤っぽいのがサンゴ草?

それでも、ひたすら前に進んだ。そうするとサンゴ草群生地を示す標識があり、近づくと観光客の車や、雨の中を傘を差しながらサンゴ草が見れる木道を歩いている人たちが見えた。

けっ、これが死ぬ思いをして見に来た憧れのサンゴ草ですかい・・・。網走のポスターとかでよく見るやつはアングルやトリミングの工夫で一面に広がっているような迫力があるけど、実際には、なるほど、こりゃ小ぢんまりとしてやがる。少なくとも俺の目には。

ロクに雨宿りできそうな場所も見当たらないし、予報に反して雨もますます強くなってきたので、これは後で気が向いたらもう一度見るとして、サンゴ草を通りすぎた場所にあるという鉄道関係の博物館に向かうことにした。

網走市鉄道記念館に訪問

気力ゼロ、スタミナ残り1で到着した鉄道記念館

ここは入館無料なのはいいが、俺が勝手に自分に都合が良いように想像していたものとはだいぶ様子が違った。屋外にかつて石北本線を走っていたSLが展示されているのは良かったとして、シルバーウィークだというのに先客はおらず。

というか、2階部分が資料館というか「資料部屋」になっているが、自由に出入りできるわけではなく、1階のモロ地元民向けっぽい喫茶店で鍵を開けて貰わないと入れない仕様だった。

この激しい雨の中、ずぶ濡れのレインウェアでわざわざ博物館を観にやって来た1週間ぶりの見学者という風貌で、そのローカル色溢れる暖かいギターを奏でる音が聞こえる喫茶店に鍵を借りに行けば、場違いの狂人か重度の鉄ヲタと勘違いされてしまうのは間違いないと思ったので、1階のロビーっぽいところで少し休んでから、ここを後にした。

バスの停留所があるから、ここでひたすら3時間待つことも精神を維持できれば可能だが、色々と馬鹿らしくなってきたため、もう一度、クソみたいなサンゴ草を人生最後の機会だと思ってパッと見て、歩いてヒグマが出るかもしれないサイクリングロードを歩いて戻ることにした。もうどうにでもなりやがれ。

網走・能取湖のサンゴ草のほぼ全部

これは苦労して見に行く絶景なのかは微妙だ

俺が最近ハマっているのは、スマホ、それも現役で使っているOPPOのクソ仕様カメラではなくて、以前使っていた2017年頃発売のHuaweiのスマホでのパノラマ写真である。より新しいOPPOのは画質がクソで動作も常時モッサモッサなのに対して、Huaweiは画質がマトモで、iPhoneかと思うくらいにサクサク動作するのが不思議。

木道の先にサンゴ草の絶景が広がっている可能性もなきにしもあらずだけど、車でここに来る観光客に混ざって、木道の先に行く気は微塵も起きなかった。

サンゴ草は近くで見るとこんな感じ。海外では緑の時に食用にするらしく、アスパラっぽいらしいけど、日本では希少品扱いだからか、現地でサンゴ草料理の店は見かけなかった。

あのサンゴ草は人の手で全滅しかかったらしい

余談だが、網走観光協協会がよくやってる「網走旅行でいくら金を使ったか」みたいなアンケートにスマホで答えてタラバ蟹せんべいを貰うために窓口に行ったついでに、サンゴ草が期待外れだったと言及してみた。

妙に口篭もっている感じがしたが、後で調べてみると2010年頃やそれ以前(?)に当地の観光関係者がより赤くなるように塩分濃度などを調整すべく土壌改良を試みたものの、失敗してサンゴ草の群生地は半壊してしまったのだという。

改良(改悪)される前の群生地を知らないから何とも言えないが、あの迫力のなさや満たされなさは、人が自然をコントロールしようとして失敗した結果なのかもしれない。

網走3大がっかり発表

俺に言わせば、網走の3大がっかりは次の通り。

1位 流氷
以前の俺のように、丸4日間滞在しても荒波や強風で船が全く出ないこともある。

2位 サンゴ草
ポスターの迫力を期待すると現実のショボさにガッカリする。

3位 ニポポ人形、北方民族のなんとか人形
買う時は夢中でも半年もすれば完全にどうでもよくなる。

連続で全く見れない時の流氷ほどではないが、飽きやすいニポポ人形よりもがっかりするというのが俺のサンゴ草への評価だ。

網走市街に戻って松尾さん(誰?)ちのカレーを食べる

街の安らぎ。現代人は自然の中で生きられないと知った

2時間バスを待つのもだるいので、来た道を3時間かけて歩いて戻った。

市街地に近くなったら雨も止んで、むしろ晴れ間が除いた。なぜサンゴ草ゾーンにいた時に晴れてくれなかったのかと思うけど、俺の都合で天気が決まるわけじゃないから仕方ない。

網走市街地に入ると、俺が乗ろうか迷ったバスがちょうど網走駅に向かって走っていった。くっそー、俺が3時間かけて死ぬ思いで歩いた道をバスはたった18分でワープするのである。東京の丸の内とかみたいに無料巡回バスだったら乗るのに、いくら宿泊税を徴収しても、レンタカーで回るやつが大半だから実現しないだろうな。

市街地に戻る途中に知ったが、あのサイクリングロードのヒグマが出そうな道は、網走マラソンの大会で使用されるコースなんだとか。市街地を走るものだった思ってたが、あんなところを走るのか。

街に戻ってきたはいいが、セコマで買ったお菓子くらいしか昼飯を一切食べていないことに気付いたら、急に腹が減ってきた。

何を食べような迷ったが、蟹カレーは昨日食べたし、いま牛丼がいくらなのか知らないが、網走駅前にある「すき家」という手もある。どうせなら牛丼じゃなくて、安い定食物にした方がよくないか? とも思ったし、普段でも「すき家」なんて行かないのに旅先で「すき家」なんて有り得ないと思って、少しでも網走らしいものを・・・ということでスーパーのベーシックに向かった。

買ったのは以前から微妙に気になっていた「松尾さんちのカレーライス」っていうやつ。松尾さんが一体誰なのかは知らないが、以前はギャルソーネ弁当というものを販売していた店だから、有名人を意識しているものなのかもしれないし、松尾さんなんて全国に無数にいるから従業員などの関係者なのかは不明。

そんなカレーだけど、野菜の煮込みが足りなくてジャガイモが堅かったことだけ覚えていて、新潟のバスセンターカレーしか懐かし系でもないし、本格スパイスってわけでもないし、ごく普通のカレーだった。

そして、テントに戻ってきたら大ショック。

女満別も雨が酷かったらしく、テントの中に小さな水溜まりが2つ出来てやがる。こうなることは予測していたから、濡れたらまずい衣類や寝袋はゴミ袋に入れていたけれど、これはシームレステープの劣化が原因だろう。特定の場所から雨漏りしたに違いない。

これは長期滞在できないことを意味していて、天候に気にかけなければ夜もオチオチ寝られないことを意味していた。はぁ、来年以降は最低限シームレステープは貼り替えないとならないし、テント自体に寿命が来ていて延命段階だからなぁ。気が重くなるから、とりあえず来年のことは来年考えよう。

後篇に続く

旅モノ

余った「北海道&東日本パス」で新潟日帰り滞在2時間!! 酒を買ってカレーを食べるだけの弾丸旅行記

新潟のスーパーに並ぶワンカップコーナーは芸術の領域

北海道&東日本パスは破格の割引切符だが、7日間連続使用という条件が特徴。

分割して使用することはできないし、余った分を確実に買い取ってくれる相手を予め見つけておかないと処分にも困るので、時間的な余裕のない社会人等の場合は、涙を呑んで利用期間を余らせてしまうこともあるだろう。

昔の青春18きっぷだったらシーズン中は分割使用できるので、ヤフオクとか街中のチケットショップとかで容易に余り売却できたのが懐かしい。

1日余った場合は日帰り旅行をすれば解決

東京や埼玉など首都圏からだったら、1日分の余りでも新潟や仙台などに日帰り旅行できる。

東京や埼玉南部からでも新潟はJRの普通列車で往復したら1万円以上かかるから、新潟への日帰り旅行をするだけで、ほぼ切符代が丸々元が取れてしまう。

始発で出かけたとしても滞在時間が短くなってしまうのがネックだが、何度も行っていて、駅周辺のエリアでやることが決まっているなら2~3時間の滞在だとしても全く問題ないことが多いだろう。

新潟でやったこと1 地酒を買う

新潟ではどこにでも売ってる白鳥蔵は県外不出の旨い安酒

新潟の日本酒文化の熱の入りようは全国的にみても(良い意味で)異常なほど。

全国で売られている有名な銘柄もあるが、新潟県内や特定のエリアでしか売られていないうえ、ネットでも買えない地酒というのがわんさかある。

何も高級な酒でなくとも、白鳥蔵みたいな安い紙パック酒にしても新潟限定で売られているので、日帰りで買いに行く価値はあるだろう。

ちなみに、首都圏からだと白鳥蔵が売られている一番近いと思われる場所は、越後湯沢駅の裏側(温泉街じゃない方の出口)にあるマツモトキヨシだ。驚くことに、大きい2Lの紙パックもあって、今まで荷物になるから買えずにいたが、ついに今回の弾丸旅行で買うことができた。夢だったんだよな・・・。

新潟でやったこと2 バスセンターのカレーを食べる

写真はミニカレー

首都圏から始発で向かうと新潟駅に着くのは11時半頃。

新潟駅に着いたら、頭を空っぽにして、迷うことなく一直線に万代シティのバスセンターに向かおう。・・・と思っても、渋谷駅の如く、最近の新潟駅周辺はリニューアル工事中で来るたびに通路が変わるのだが(笑)

無事に駅の外出てサクサク歩けば10分程度でカレーに辿り着けると思うが、この時間帯は数分の違いが命取りになる。

12時に近づくほどに周辺のサラリーマンで長い行列ができるため、短時間滞在の弾丸旅行では、絶対に彼らより先に並ばなくてはならない。

11時40分頃に着いたら5人くらいしか並んでいなくて、サクッと食べることができた。以前より値上がりして、ボリュームも控え目になったけど、米余りだからボリューム増えないかな。一度値上げしたら下がることはないのかな。

新潟でやったこと3 ブックオフで新潟の情報誌を買う

新潟にはランチ特集とか地元ローカル満載の情報誌が何誌かある。

万代シティからも近い場所にブックオフ新潟南万代店があるので、キャレルや月刊にいがた、Komachiなどが税込み132円で買える。100円引きクーポンを使えば、さらに安くなる。

新潟でやったこと4 ビックカメラで地酒ワンカップを買う

新潟駅に直結のビックカメラ新潟店には、入り口付近に酒コーナーがあって、地酒のワンカップも10種類くらい取り扱っている。

ポイントを使って買うこともできるし、すぐ列車に乗れるから多少嵩張っても問題ない。

新潟は2~3時間の滞在でも色々できる

ここまでの4つをやって、我ながら手際がよくて1時間30分で完了。駿河屋をぶらぶらする時間もあって、むしろ時間を持て余す結果に。

1本早めて長岡に移動し、長岡で30分ほどの食事休憩ができたくらい。

ただ、長岡発の水上行きの最終列車は、平日は高校生で混むし、高校生はかなり前から並んでいるから、ちょっと鬱になる。4両編成も運用している路線だったと思うけど、2両じゃなくて4両にすればいいのに。20分くらいして小出くらいまででほとんどの高校生は降りるから、少し我慢すれば座れる可能性は高いけどね。