Part.2 The After (痔アフター) 新潟~東北~函館~札幌

Part.2 The After (痔アフター) 新潟~東北~函館~札幌

プロローグ 北海道&東日本パスの旅

この旅行の話は、北海道旅行から帰って来て、1週間後にまた北海道旅行に行くという人の話。

北海道、特に冬の北海道は魅力満載なのだ。日本には47も都道府県があるんだから、もっと別の所にも行けば・・・という意見は、わかってない人の意見だ。47都道府県くらい全部行ったことあるが、最も旅行先として魅力的なのが北海道なのだ。

世の中には、海外旅行には頻繁に行くくせに、いい年して北海道にすら行ったことがない可愛そうな人もいるが、そんな人へのレクイエムの意味も込めて、1週間後にまた北海道旅行に行くのだ。

しかし、いくらLCCが1万円でお釣りが来るからと行っても、毎回、飛行機では芸がない。LCC就航以前は旅費を浮かせるために北海度&東日本パスを使って、鉄道で何往復もしたものだ。

せっかく北東パスのシーズンだし、片道だけでも列車で行こうか。

ルートは迷わず青森までは日本海側を通る。

放射能汚染度ができるだけ低い所を通りたいからというわけではないが、新潟と秋田に立ち寄りたいからだ。太平洋側を通れば普通列車でもその日のうちに青森まで到達できるが、風情があるのは圧倒的に日本海側だ。

そんなに急がなくていい旅だから、日本海側を通ってゆっくり行こう。

Part.2 The After (痔アフター) 新潟~東北~函館~札幌

1日目 埼玉→群馬→新潟

JR高崎線は、高崎という群馬県の都市の名前が付いている割りに、埼玉県を代表するエリート路線だ。北東パスではもちろん乗れないがグリーン車連結で、普通車も先頭付近車両はセミクロスシートと、中長距離の旅にも対応する。

以前は上野発着が当たり前だったが、今は東京or新宿、横浜、小田原などまで直通する。

早朝に埼玉を出発し、通勤通学時間帯の8時頃に高崎駅でJR上越線の水上行きに乗り換える。この水上行きは長岡行きに連絡するので、スムーズに新潟まで移動できるのだ。水上から先の峠越えとなる列車は本数が少ない。3時間くらい空く時間帯もある。

上越線の列車は群馬ローカルなので、車両はかなりグレードダウンする。

クッションは沈みまくる。暖房がキツい。登山とかスキー客など大荷物の旅行者が多いなど過酷な状況だった。

水上駅では橋を渡った向こう側に連絡する長岡行きが待機。

水上行きよりもむしろ長岡行きの方が車両も多いし恵まれているのだが、あまりここの状況をわかっていない旅行者が「我先に」と橋を駆け登る。乗り換え時間も沢山あるのに、みっともないよ。

長岡行きでは車内検札が行われる。

今年はこの時期としては異常に雪が少なくて、札幌では40数年ぶりの積雪ゼロを記録していたのだが、越後湯沢周辺のスキー場も積雪はゼロ。雨が降っているし。

越後湯沢のスキー場へ、スキーやる気満々で、スキーウェアを着てスキー道具一式を持って来た人がいたが、どーすんの、これ。雪なんか当分降らないだろう。

長岡へ旅は比較的快適。

さらに新潟行きの列車にすぐ乗り継ぐこともできるが、1本遅らせて長岡で休憩。

長岡は新潟県では2番目に大きい街だ。しかし、いつ来ても長岡は茶色っぽい。駅が茶色っぽいし、街の中心部には融雪用の水が噴出すやつがあるのだが、あれのせいで色々な所が錆びて、街全体が茶色っぽくなっている。今に始まったことではなくて、昔からだと思うが、本当に長岡は茶色っぽい。

長岡のイメージカラーは茶色だ。茶色で重厚で、歓楽都市とは正反対の真面目な街だ。

駅連結でイトーヨーカドーがあるが、周辺商店街は以前に増して寂しい。新潟市には以前は大和という地元デパートがあったが潰れてしまい、ここ長岡の大和も閉店済み。

ここ数年の進化としては駅周辺にペデストリアデッキが出来たこと、東京国際フォーラム的なホールが駅近くに出来たことくらいだろうか。

長岡はむしろ駅から30分くらい歩くが、信濃川を越えたあたりにロードサイドショップなどが蜜集して栄えている。車社会を象徴している。

長岡で食事をしようかと思ったが、良い店が見つけられず、新潟市へ。

長岡から新潟行きの列車も、水上発の列車と大体同じ。ボックス席主体でのんびり出来て良い。但し、通学時間帯などはかなり混むのと、混んでても座席に荷物を置くマナーの悪い人達が新潟には多い。座席荷物占領では車内トラブルになってるのも見たことがあるので、郷に入れば郷に従うべきで、無用な車内トラブルは避けよう。

新潟に着いたら、とりあえず万代のバスセンター付近に行き、みかづきでイタリアンを買う。

名物の「バスセンターのカレー」は昼時だから混んでいたが、みすづきもみかづきで混んでいた。割引券を持っていれば安くなるのだが、持っていないので定価で買う。店内が混んでいたので、寒いが信濃川のほとりで食べる。夏場だったら国内屈指の堤防なんだが。

14時になったら、予約してある東映ホテルへ。新潟市は最近はご無沙汰だが、以前は仕事やプライベートでよく来ていたため、市内中心部のビジネスは大体泊まったことがある。

よく泊まったのは道路拡張工事が何かで取り壊されたハイマートというホテル。あそこは良かったけど、今はない。

今回の東映ホテルに泊まるのは初めて。一番安かったのと以前から見たことはあるので、制覇を目指しいているわけではないが、泊まってみることにした。

建物に入るといわゆる泊まるだけのビジネスホテルというよりは、宴会場やガチなレストランなどもあるようで、建物は古いがシティホテルの赴き。しかし、配管工事かなにかでお湯が使えない時間があったこと、暖房設備は弱かったことなどもあって、無理にリピートすることはないかなと思った。

新潟のビジネスホテルの相場は冬季は2,500~3,000円くらいで、政令指定都市としては札幌と同じくらい安い。

チェックインして少し休憩したら、再び街へ。

新潟の中心部は2つあって、駅から徒歩10分くらいのところに万代、25分くらいのところに古町というのがある。駅前にも飲み屋街があるから、距離別に3つの繁華街があるわけだ。

遠い所の方がガチで、バスで行くこともできるが、市民は古街まで歩く人が多い。古町には日本では珍しい、鉄道駅と連結していない地下街、西堀ローザがある。

日本は全体的に人口も減って、特に地方は寂れている所が多い。しかし、新潟市はここ10年くらいを見る限りだと、中心部に毎年のように新しい高層ビルが出来たり、地方としては珍しく、今でも発展中である。

新潟には無料の展望スポットが3箇所ある。

一番高いのが朱鷺メッセのビル。一番おすすめだ。

次が古町のNEXT21のビル。もう一つが最近できた万代の地元新聞社のビル。いずれも無料の展望台があって良心的だ。

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2日目 新潟→秋田→青森

2日目の早4時台に新潟駅に向かう。

新潟は本州日本海側の交通の要衝だ。北陸新幹線が出来て情勢は変わるかもしれないが、新潟の始発電車は午前4時台と早い。

残念ながら廃止となってしまったが、以前は新宿発のムーンライトえちごという夜行列車があり、新潟発の始発快速列車に乗れば東京方面から最速で青森まで到達できたのだ。

始発が早いのは健在で、ガチで乗り継げば青森には日が出ているうちに到達できる。

新潟から日本海に沿って来たに向かう列車に乗り込む。

前日の日記のように、新潟は駅前が飲み屋街のため、一晩中飲んでたような若者が多数始発列車に乗り込んでくる。通勤通学の人達と、酔客が交じり合う車両だ。静かに乗りたいので車両を移動する。

この列車は最近新しくなったのだろうか、首都圏のものと見間違うほど綺麗で新しそうな車両だった。

途中、山形県の海側の街、酒田に寄る。乗り換え時間が1時間くらいあるので、全日食のスーパーに行く。

余計なお世話だが、酒田は駅前には何もない。駅の中に売店はあるが、乗り換え時間に街で買い物できる場所は、徒歩15分くらいの全日食だけだ。運がよければ惣菜やデザートなどを安く買える。

酒田から秋田は長時間の旅だが、ロングシート車両。東北地方の太平洋側ではロングシートが当たり前だから、我慢するしかない。少しでも快適に座れるように、端っこの席を確保しよう。ロングシートで快適に過ごすというのは、かなり限界があるが。

車両が概して空いているが、盛岡のそれと近く、秋田に近づくと立ち客が出るくらい混む。

秋田は秋田新幹線というものがあるけど、お金も時間もかかり東京方面からアクセスが悪い。しかし、アクセスの悪さを考えても、秋田には独特の良さがある。

駅東側に直結の施設ではテーブルでWifiが使える。ネットカフェもある。夏はB級グルメ大会などか行われる。

秋田駅の西側にはショッピングセンターが直結している。地下にフードコートがあり、ここのたこ焼きは大粒でトロっとしていて、大阪で食べるたこ焼き並みに旨い。他に牛丼がおすすめ。

秋田から再び列車に乗り、青森を目指す。

最初は秋田に宿泊することも考えたが、交通の要衝である新潟や青森に比べると、秋田のビジネスホテルの相場は高い。駅から徒歩20分のホテルでさえ税込4.000円くらいしてしまうと、駅近で3,000円以下のホテルがゴロゴロな青森に惹かれてしまう。

交通網的に新潟や青森に比べると、秋田は移動の都合で何となく来る人よりも、秋田に明確な目的があって来る人が多い気がするから、ホテルは強きの価格設定なのだろう。

秋田から青森の移動は、青春18きっぷや北東パスでも指定席料金追加で乗れる五能線のリゾート列車という選択もある。

景色が良いことを売りにした列車だが、元々遠回りなルートのうえ、わざとゆっくり走ったりするので、なるべくさっさと移動したい人には向かない。快速列車だが早く着かない。

弘前で乗り換えて午後6時ころに青森に着く。

札幌は積雪ゼロだったが、青森はしっかり雪が積もっていた。街も雪が舞っていて寒い。雪国出身の自分が言うのもあれだが、やっぱり雪国の暮らしというのは大変だと思った。

青森駅前はアーケード街になっている。徒歩3分くらいのところの交差点に市役所や図書館が入った大きなビルがあり、青森では渋谷的なおしゃれビルとなっている。

だが、ここの100円ショップはちょっとせこい。

青森駅前にめぼしい食べ物屋を知らないので、ホテルにチェックインしてから食べようとカップ麺を買おうとしたのだが、ここは割り箸の配布をしていないのだ。業務用の割り箸だったら大したコストじゃないのに、「当店はカップ麺を買っても割り箸の配布はしていません」とわざわざ書いてある。

私は旅行中はこういう時のためにバッグに割り箸の1膳や2膳を忍ばせていることが通常多いのだが、この時だけは切らしており、あーやられたなー、と思った。

普段100円ショップでカップ麺を買わないから、全国的にはどうなんだろうな。ダイソーとか大手はどうなんだろう。いずれにしても旅行中は割り箸くらい持ってた方がいい。

上記のため、カップ麺作戦はやめて、近隣の「さくらや」のデパチカに行く。

さくらやは仙台など東北地方に展開するデパートだが、青森のさくらやのデパチカはまるでデパチカ感がない。都市部のおしゃれスーパーとかの方がよっぽどデパチカ感がある。

100円ショップで少しイラっとしたので、反動でか、少し予算が上がってしまった。この味噌と牛乳とカレー味のラーメンは青森名物で、実際にそういう味のラーメンを出すラーメン屋もあるが、味は他の地域に普及しない現状から想像してくれればと思う。味噌系好きだが、これは何回食べても美味しく感じない。

青森のホテルにチェックイン。

ここも3,000円でお釣りが来るくらいだが、シティホテル的なビジネスホテル。冬場はホテルが安くていい。雪深いし寒くて、街の散策など出来たものではないが。ここも暖房が少し寒い。