
画像はカツカレー(記事と関係ありません)
サイトをクリエイターっぽくするには誰でも出来る簡単な秘訣がある。
文字を小さくして読みづらくする、色を薄くして見づらくする、無駄に大きく余白を作る。この3つで大体クリエイターっぽくなる。
大手上場企業のサイトなら、外部の専門機関に高い金を払って文字の大きさや色のコントラストなどのアクセシビリティを徹底して確保しようとするが、クリエイターを支援する商売をしている企業、要はクリエイターを食い物にして紹介マージンを取るブローカー企業には関係がない。
アクセシビリティ軽視は怠慢ではなく選択である
クリエイター支援を名乗るサイトがアクセシビリティを軽視する理由は明白である。
彼らは「クリエイターらしさ」という曖昧な雰囲気を商品として売っている。読みにくさや視認性の悪さは、彼らにとっては演出であり、ブランドであり、雰囲気商売の一部である。内容が読み取りづらいUIは、彼らにとっては手軽な演出であり、雰囲気商売の延長線上にある。
しかし、アクセシビリティは国際的な基準として整備され、企業サイトは当然として行政や教育機関でも遵守が求められている。文字サイズ、コントラスト比、操作可能性、代替テキストなど、どれも専門知識が必要であり、検証にも時間がかかる。
つまりアクセシビリティは手間でありコストである。ブローカー企業はその手間を負担する理由がない。彼らの目的はクリエイターを企業に送り込み、手数料を得ることであり、サイト自体の品質は収益に直結しない。だからアクセシビリティは後回しになる。
クリエイター支援は本質的に搾取でしかない
クリエイター支援を名乗るビジネスは、基本的に単なる人材ビジネスである。
そして、クリエイターや顧客企業の人間は「視力が良い」という誤解が前提になっている。実際にはクリエイターも人間である以上、40代にもなれば老眼にもなるし、色覚特性を持つ人もいるし、疲労で視認性が落ちる日もある。にもかかわらず、彼らは「見づらいUIでもユーザーは喜ぶ」と信じている。これは怠慢であり傲慢である。
しかし、アクセシビリティを軽視するサイトはユーザーの離脱を招くだけでなく、企業としての信頼性を損なう。クリエイター支援は搾取でしかないが、まずクリエイターが使いやすい環境を整えるべきであり、アクセシビリティはその最初の一歩である。読めない、見えない、操作しづらいサイトでクリエイターを支援するなど矛盾以外の何物でもない。








