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DellのLatitudeというノートPCが火傷するほどバチクソ熱くなる現象に遭遇

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画像はイメージ。最近はMacBookインスパイアなノートPCばかり

俺が20年ほど前に創業メンバーとして初めて就職した会社で、某大手商社から肩を叩かれて独立したという社長が買ってくれたPCはDell製だった。

お察しの通り、その会社では若かりし頃の初々しい俺にトラウマをたっぷりと注ぎ込んでくれたのだが、そのせいもあってか、DellのPCというのは今でもトラウマのシンボルみたいな存在である。

真夏にエアコンを使わない俺の体質問題について

検索かなんかで来た人には何のことかわからないだろうが、俺は日本最北の県というか道である北海道に生まれ育った。

最近では東京よりも北海道の方が暑い日もあったりするのだが、俺がまだ可愛かった頃の昔の北海道は、真夏でもエアコンがなくても寒いくらいに気温が低かった。

実際、その頃の北海道でエアコンが付いている一般家庭は金持ちボンボンの自宅。もしくは、内地の大企業や国家公務員とかの転勤族が住む、村一番の高級物件くらいだったと記憶している。

話を戻すと、俺はエアコンの冷気が異様に嫌いなのだ。なんでだか、全く体質に合わない。

とは言っても、寒いのが苦手なのかというと、そういうわけでもない。

北海道の冬はコンクリートや排水溝だらけの街に住む東京人も知っている通りで、鼻毛が凍るほどに寒いからだ。そのため、寒いのには比較的慣れているはず。

なんせ、寒い日は-20度とかは普通レベルで、相当寒い日は-30度くらいまで冷え込む。

ちなみに、これは北海道でも農村部限定の話で、札幌のような大都市は人工物が多いからか、ロードヒーティングがそこらじゅうにあるからかは知らないが、-10度くらいまでしか不思議と冷えない。この傾向は今も昔も同じだと思う。

俺はエアコンという機械が作り出す、人為的な寒さが体に合わないのであろう。東京で走っている電車の弱冷房車も、どこが弱冷房車だべさーと思う。

NOエアコンの部屋でDell製ノートPCは危険な熱さに

調べると一般的なノートPCは、0度~35度での正常動作を保証していることが多いらしい。

北海道出身者としては、もう少し下限を下げて欲しい気もするが、上限の35度っていうのも結構微妙だと思う。本州だと真夏のエアコンを使わない部屋だと35度前後は軽く達するからである。

実際に34.6度の部屋でDellのLatitudeという、第13世代i5のCPUが搭載されたノートPCを使用すると、何もしなくても筐体が素手で触れないほど熱くなった。

特に、キーボードを打つために手を乗せる手前の部分が相当に熱くなる。10秒以上も手を乗せたら火傷しそうというか、普通にキーボードが打てないくらいに・・・。

型番を書いてもいいんだけれど、借り物のPCということもあって、あえて書いていないだけではあるが、省電力のバッテリー持続タイプのCPUを積んでいるので、特にハイスペックな機種というわけではない。

むしろ、動画編集とかやるとクソ重くて死にそうになるような、かなりの低スペックマシンである。

MacBookとかNECとかVAIOは問題ないのに・・・

「エアコンを使わない特殊なやつの特殊事情では?」と思うかもしれないけれど、このDellのノートPCの排熱処理がショボいのではないかと思っている。

借り物だから分解するわけにいかないが、手前の部分に何か熱を出しやすいものが埋め込まれているのは間違いない。そして、それが冷却されないから触れないほど熱くなる。

使用方法とか、設定とかも、専門のサポート担当者に確認したけれど、すべて問題なくて、仕様ってことに落ち着いた。

でも、同じ34.6度の部屋でも、MacBookとかNECとかVAIOのノートPCは触れないほどに発熱したりはしない。

ちなみに、MacBookなんかは無駄に機用にもキーボードの隙間から吸気したりと、筐体の冷やし方からしてアートっぽいことをやってやがる。

俺はMac信者じゃないし、どっちかというと吐き気がするくらいMacが嫌いだった人間だけど、Dellに比べたら、使う人間のことをちゃんと考えていると思う。(ファンの音がクソうるさいことを除外すれば)

NECなんかはイメージ的には悪質クレーマーみたいなユーザーがいっぱいいそうだから(ずっと俺もNECユーザーだけど笑)、クレームが来そうなところは最初から潰しておく設計思想なのでは、と想像している。

なんと言っても、NECのノートPCが優れている部分は、1回や2回程度なら、1mくらいの机から落としても壊れないことである。むしろ、廃棄するために壊そうと思って踏みつけたり、力いっぱいぶん投げても壊れてくれないくらいに丈夫なのだ。(壊れる場合もあると思うから試す場合は完全自己責任で)

VAIOなんかも排熱処理が微妙な感じはしたけれど、手を乗せる部分が熱くなった経験は全くない。日本メーカーならではの重箱の隅まで突く細かな設計だ。日本人として尊敬する。日本人の誇り。重箱の隅を突くような人間は大嫌いだけど。

やはり、こう考えると、可愛かった頃の初々しい俺にトラウマを植え付けたくれたDellのPCは、使う人間のハートまでは深く考えられていない気がする。デカいだけで食べきる前に飽きてしまうアメリカンフードみたいな、大雑把な設計な気がする。

人間のハートを理解するのは難しいってのは、もちろんあると思うけどね。

それにしても、DellのPCはあんな業務用丸出しのデザインだから、ずっと法人向け専用だと思っていたけれど、個人向けにも普通に売っているのは意外だと思った。俺は死んでもDellのPCなんて、個人の金では絶対買わないけどね。

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