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一度しかない人生、出来れば嫌な出来事や嫌いな人間のことなんか綺麗さっぱり記憶から消して、楽しい思い出だけに浸って生きていきたいと皆さんも思っているはず。
だけど、現実には嫌な出来事や、嫌な人間ほど記憶に残ってしまうことも経験があるはず。
自分なんか10年や20年前のブラック企業でのトラウマが鮮明にいつでも思い出せるし、特定の嫌だった人物の名前も脳裏に焼き付いて忘れようにも忘れられなくて困っているけども、これは人間の生存本能に基づく脳の仕組みが原因らしい。
危険を回避するための古来からの仕組み
嫌な出来事や不快な人物が記憶から簡単には消せないのは、危険を回避するという生存本能に基づく仕組みと聞けば、一応は納得がいく気がする。
「こういう振る舞いをする人物は危険だから避けなければならない」と脳裏に深く刻むことで、同じような人物や状況に出くわした時に回避できるようにしているのである。
10年前の職場とかで普通に会話を交わしただけの同僚なんて、名前も顔も思い出せない反面、不快感を覚えたり嫌いな人間だけは何人も思い出せるというのは不思議なものである。
状況とかは記憶に残った方がいいけれど、嫌いな人物の名前や顔はストレスになるからキレイさっぼり忘れる仕組みがあっても良さそうだけど、そこは人間のDNA的には融通が利かないらしい。
好きと嫌いは心理学的には同じものというけれど、好きな人も嫌いな人も両方同じくらいに簡単には忘れられないのだから納得がいく。