北海道にパック旅行とか2~3日だけ来る道外の観光客は、最大の見せ場を見ずに帰る人が多い気がしてならない。
帯広駅
帯広駅は立派な日本最東端の有人高架駅だが、路線的には現在は根室本線のみ。
駅前は大手チェーンのホテルが立ち並び、ぱっと見、道内としてはかなりの都会に思えるが、駅前に飲食店などはあるが、観光客が入りやすい店、楽しみやすい場所は意外に少ないため、初めて来た人にはつかみ所がない街に思えるだろう。
帯広には動物園があるので行こうと思っていたが、なんと冬期間は土日祝しか開園していないということで見送った。自転車旅行の時に行っておけばよかったけど、仕方がない。
釧路へ
北海道の地方の普通列車は大体こんな感じだが、空いているので快適。それでも、札幌~帯広~釧路間は、特急は割りと混み混みの路線。
この日の朝食はセイコーマートのホットシェフ。
埼玉とか道外のセイコーマートにもホットシェフはあるが、「ホットシェフミニ」の場合が多く、近所ではカレーとか豚丼とかシンプルなものしか扱っていない。北海道だとガチのホットシェフが簡単に食べられるので、好きなものがすぐ手に入って嬉しい。
釧路市内
釧路に到着すると、観光客客しかない中心市街地に向かう。郊外のイオンとかある所は地元の人が集まり、中心市街地は観光客が多い。
商業施設兼ハローワーク兼バスターミナルのMOOへ。
テレビなどでも紹介されているらしい名物のさんまんま。
素材がさんまだからだけど、600円と意外に安い。何度か食べたことがあるが、同じ釧路名物のスパカツよりも地元での知名度は低いらしく、釧路出身の人と以前知り合ったが、さんまんまを知らなかった。自分でもわかるくらい、さんまんまを食べると半日くらいは口が魚臭くなる。美味しいけど、人と会う人はお口のケアを怠らないようにしたほうが良い。
さんまんまだけでは、食べ盛りの成人男性の空腹を満たすのは難しい(むしろ酒のつまみ的な・・・)ため、迷った挙句、近くのまなぼっとという生涯学習施設(多分)にレストランがあって、前から行ってみたかったので向かうことにした。
・・・が、結果的に言うと道東を感じることとなった。
このカツ丼自体はまぁ美味しかったのだが、この施設でやってるセミナーの受講生とかの会合なのか、中高年女性とか地元の集まりとかの高齢者とかで、妙に騒がしい。若い人は全くいないのだが、静かな環境なら夜景も見えるし悪いないのだが、あまりにもざわざわ煩くて、まったくゆったり過ごせなかった。
こんなんだったら、セイコーマートかインデアンのカレーか、勝手丼にしといた方がよかったと思った。味もロケーションも全く悪くなかったけど。
ツカサカップは釧路の地酒だが、意外にどこにでも売ってるわけじゃなくて、一部のスーパーとか土産物屋にしかない。そのへんのコンビニとかにも置いて欲しいものだが。
ツウにしかわからん味で、キリっとした辛口の日本酒ばかり飲んでいると物足りなく感じるかもしれない。東北地方太平洋側の辛口じゃない日本酒の味に近いかもしれない。