
画像はふのりそばと日本酒の写真(記事と関係ありません)
業界標準のプロ向け画像制作ツールであるPhotoshopにも内臓されているFireflyという画像生成AI。こいつが登場した時、プロ向けを意識しているだけに現場では多くの人が期待していた。
しかし、今はその期待が完全に消えている。Adobeの株価も同じで、2025年52週の386ドルから2026年6月には190ドルまで落ちた。Fireflyの失敗はAdobeの失敗そのものを物語っている。
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Fireflyは趣味レベルにさえ到達していない
Fireflyはプロ向けでありながら、プロの現場で必要な品質を満たしていない。日本語の文字は描画すらできず、GPTみたいに資料やバナーをそのまま作ることができない。やれることは素材の書き出しだけ。描画の安定性も不足しており、ビルなどの人工物は歪み、形状が破綻するケースが多い。人物の皮膚はテカテカ、生成結果の再現性が低く、品質的に使い物にならない。
Webの現場では、バナー、LP、広告素材などを完成品レベルで作る機能が必要だが、Fireflyはこれができない。素材の生成だけ。プロの現場で求められる領域に届いていない。
安全性優先で競合AIにはっきりと負ける
Fireflyは安全性を優先する設計のため、学習データの幅が広がらない。Fireflyは自社のAdobe Stockの素材を学習データとする設計ゆえ、ネット上のあらゆる素材から無差別に学習する競合AIに比べて、学習データの幅が広がらないのだ。結果、プロ向けサービスでありながら、商用利用に必要な品質に達することができない。
安全性を優先する限り、学習データの拡張は難しい。著作権回避を徹底する設計は企業利用では重要だが、表現力の向上とは相性が悪い。競合が表現力を伸ばす中、Fireflyは安全性の枠内でしか改善できない。
Fireflyの低品質が株価に影響した
AdobeはAI収益化を進められず、企業としての成長も鈍化した。停滞が続き、投資家の評価が下がった。生成AI市場が急拡大する中で、AdobeはAI領域での競争力を確保できず、Fireflyの性能不足が企業評価に影響したのである。
Adobeの株価は下落した。これは市場がAdobeのAI戦略に対して慎重な姿勢を取った事実を示している。投資家は成長性を重視するため、AI領域での遅れは株価に直接反映される。
Adobeが信頼を回復できない理由
Fireflyが商用レベルに到達しない限り、AdobeのAI戦略は市場で評価されない。
生成AI市場が拡大する中で、商用利用に耐える機能も品質を持たないAIは評価されない。Fireflyが現状のままでは、Adobeの企業価値の回復は難しい。Fireflyの性能不足は株価に直接影響するのである。








