WebデザインやWeb制作に関わる皆さんは、どうやってサイトのデザイン検証をしていますか? PCとスマホは実機検証するとして、意外とiPadなどのタブレットPCは省略してたりしませんか?
「PCと同じくらいの画面サイズだから、PCでちゃんとなっていればiPadもOKなはず」と思っていると、痛い目に合う場合があります。大手企業のサイトでもPCやスマホは綺麗でも、iPadで見ると右や左に寄ってたり、全体的にデザインが破綻しているサイトが意外とあったりします。
iPadはラスボス級の鬼門!
iPadはiPhoneと同じiOSなので、画面が大きいだけのiPhoneと思ってしまいがちですが、どうしたことかiPhoneでベリーグッドなデザインになっているサイトでも、iPhoneだとヤバめな感じになる場合があります。
大事なのでもう一度言いますが「PCで大丈夫だから」という驕りと、「iPhoneでも大丈夫だから」という驕りが重なるため、実機検証を省くケースが多いからでしょう。確かに2018年現在、Webサイトの閲覧デバイスはスマホが6~7割くらい、PCが3~4割くらいで、iPadなどタブレットPCは1割未満というサイトが多いと思います。
しかし、企業サイトなどで月間100万PVくらいあるサイトだと、1割でも10万PVはiPadに代表されるタブレットPCなのです。実機検証を省いていいか? というと疑問ですね。
iPadの仕様は独特
個人的な経験だと、少なくとも画面が大きいiPhoneではないし、PCとは全然違うという印象です。
PCとSPを切り替えているサイトでは、PC版を表示させていることが多いと思いますが、どっちかというとiPhone仕様に近いiPadなだけに、レイアウトの崩れや意図しない動作が起きる場合が多いです。
レスポンシブはレスポンシブで、PCとスマホの中間くらいのサイズのiPadは、どっちつかずなバランスのデザインになってしまいがちです。ちょっとバランスが悪いくらいで済めばいいですが、画面がはみ出していてズーム操作すらできなかったり、余白があり過ぎたり、逆に全く余白がなかったり・・・どうしてこうなった?みたいなサイトも結構あります。
iPadユーザーのライフスタイル
私も個人的にiPadを使っているのですが、使い道としてはPCとスマホの中間的というか、ややPC寄りの使い方です。じっくり調べ物をしたり、大きな画面でじっくりゲームしたり、バッテリーの持ちが平均的なノートPCの2~3倍くらいあるので、外で使うことも多いです。
iPadはスマホよりもじっくり使う人が多いと思うので、なおさらWeb制作に関わる人にはiPad検証を薦めたいですね。
ところで、あなたのサイトは「iPadで検証」していますか?
もししていなかったとしたら、iPadで見ると結構ヤバいことになってるかも・・・(!?)