北海道厚岸町の海事記念館に行ってきたぞ。
ここは辺境の地を彷徨う、コアな旅行マニアみたいな人しか行かない気がするが、展示はもちろんプラネタリウムも無料なうえ、結構いい所だったぞ。
扉は自分で開くしかない
まずは門を叩かなくてははならない。
場所自体は厚岸駅から徒歩10分くらいなので辿り着くハードルはそれほど高くない。駅を出て、大きい道路を左に曲がって右側を歩いていれば、何となく辿り着く。
しかし、建物に辿り着いても入口は何となく入りにくい。地方の小さい博物館を周ったことがあれば、どこもこんな感じなので少し気合を入れれば入れるだろう。まともな大きい施設しか行ったことがないと入りづらいかもしれないが、道は自分で切り開くしかないのだ。
入口で受け付けを済ますと自由に見学できるのだが、ちょうど平日の場合、1日1回しかないプラネタリウムの上映タイムだった。
どうみても客は自分1人しかいないが、せっかくなのでプラネタリウムを鑑賞する。自分のためだけに機会を準備してくれて、しかもナレーションなんかは係の人がやっている。
大きい街のお金を取るタイプのプラネタリウムは、大手のアニメ会社とかが作った、ちびまる子ちゃんとかの番組を流しているだけだったりするが、海事記念館のプラネタリウムは自分たちで作っているオリジナル番組のようだ。
50分くらい鑑賞して、上映をして貰ったお礼を言った見学タイムへ。
大きく分けて、船、海産物、宇宙の3展示!!
プラネタリウムに直行したせいでまだ何も見ていないので、1階に戻る。
1階は昔の船のエンジンだとか、実物をメインとした展示などがある。船やエンジンに詳しくないというか全然知らないので、ふーん・・・としか思えないのが悲しい。
船の操縦席もある。もちろん、実物を展示用に加工したもの。
この時は1階の中央付近のスペースはカルタのようなものが展示されていた。
これはアッケシソウというもの。日本では厚岸で初めて発見されたからアッケシソウと命名されている。道東の湖には厚岸以外にもあり、アジア、欧米にもある。
次に1階の奥の方の部屋へ行く。ここは一般的な博物館みたいな展示方式。
近隣の根室で食べたばかりの花咲ガニ。花咲ガニは濃厚で旨い。
ニシンの開き。厚岸と言えばカキというイメージだか、江戸時代から漁業で栄えてきた歴史がある。
そもそも、北海道は明治時代以降しか歴史がないように思っている人もいるかもしれないが、沿岸部の街は江戸時代くらいから本州と取引したり栄えていた。主に明治時代以降に開拓された内陸部の街と、厚岸のような沿岸部の街では歴史が全く違うのだ。
熊もいる。山形県の村山市と姉妹都市だそうで、村山市コーナーも全体に対して広大。
宇宙に関する書物などのコーナー。
また機械があれば行きたいかも
プラネタリウム含めて、滞在時間は1時間半くらい。これだけの施設を無料で運営できるのはすごいけど、年に2回くらいカキフライ定食を食べに厚岸に行ってるから、たまに訪れたいとも思った。あまり頻繁に行って顔覚えられるのは嫌だけど。