ご当地アイドルってなんよって感じだけど、俺がイメージしていたご当地アイドルというのは、町おこし的な存在意義があったり、地元を盛り上げるような存在であるという甘い考えだったんだが、見事に脳天ぶったたかれたのでござる。
10人中7人は「地元から出たい」wwww
ちょ、ちょ、ちょっとwww
自分の地元にいつのまにか誕生していた女子小学生10人くらいのご当地アイドルが地元広報誌のインタビューで地元をディスりまくっていたのでござる。
こんなのありか? とある意味、滝に打たれたような気分だった。
やれ、「イオンがない」だとか、「ドン・キホーテがないとか」、「スターバックスがない」とか、「ケンタッキーがない」だのと、実際そうだとしても、ご当地アイドルとしてそれはアリなのかと思ってしまうわ。
極めつけは、ほとんどの子が「将来もずっと住み続けたいか」という質問には「住みたくない」んだと・・・。
そんな俺も住みたくはないから街を出た人間ではあるけれど、俺がご当地アイドルだったら、もっと良いところをウソでもいいから取り上げるよ。
非人間的な都会のストレスがない
都会と違って2~3分ごとに列車がやってくるってことがなく、列車は2~3時間おきくらいが普通。
せわしない都会と違って、列車の時間までのんびり過ごせる。
コンビニやスーパーは割と充実している
セブンイレブン、ローソン、セイコーマートがあるのでコンビニはあまり不自由しない。
スーパーやディスカウントスーパーもあるので、食料品は都会と同等か都会より安く手に入る。
駅前の土地も300万円くらいで買える
家とか店とかを建てたい人にはいいんじゃないかしらん。
商店街は誰一人歩いていないことが多いので、店を建てるのは厳しいかもしれないが。
無駄に公共施設がいっぱい作られる
少子高齢化で人口は激減しているのに、補助金か知らんが、なぜか公共施設だけはいっぱい作られる。
伝統的にハードが充実してもソフトが伴わない土地柄なので将来が心配だが。
動物園に行かなくても動物がそのへんにいる
まあ、あれよ、自然がいっぱいだから動物もそのへんの街中にいるよ。
エゾリスとかキタキツネくらいはしょっちゅう見る。子供のころだが、裏山の公園でヒグマも見たことがある。
プラネタリウムに行かなくても夜空に星々が輝く
大通りを外れれば真っ暗なので夜空に星々が輝く。
そのため、金を払ってまでプラネタリウムに偽物の星空を見に行く必要がない。
遊ぶ場所がないので無駄金を使わなくて済む
都会のようにパアっ~と金を使うような場所が存在しないため、無駄金を使わなくて済む。
基本的にロクな店がないため、ウィンドウショッピングで予定外に金を使ってしまう可能性もない。
地元の人は基本的にいい人ばかり
北海道の田舎全般(札幌や旭川などの都会には当てはまらない)に言える傾向だが、都会人や伝統ある都市(京都など)に住む人のような意味不明のプライドを持つ人が少ない。
雪国で寒い土地なので、助け合いの精神がないと暮らせないため、役に立たない意味不明のプライドには不要なのである。
・・・というような感じでね、俺がご当地アイドルだったら、このくらいは挙げられる。
にしても、スターバックスは何となく許容できるとしても、今どき小学生の目線でイオンとかドンキの有無がディスる要素に挙がってくるとは思わなかったなぁ。