スーパーの菓子パンコーナーや、同じくスーパーのパン屋さんの看板商品になった今が旬の「マリトッツォ(maritozzo)」というパンだかスイーツ。
ブームっぽいので、マリトッツォが何者なのか、そして今なぜブームなのか調べてみた。
正体はイタリア生まれのドルチェ
さすがにタピオカや白いタイ焼きに飛びつく層でもドルチェって言われてパッとイメージ湧かないだろう。ドルチェとは日本で言うところのデザートにスイーツに近いが、もうちょっとオシャレなイメージ。
高額生パン発祥で、粉もんの一種としてパンを扱っている関西の店が日本人向けにアレンジしたマリトッツォを2014年から販売していたのが日本での元祖だと言う。
直接的には輸入食品店の某カルディが2020年11月頃から売り出して、カルディでオサレを決めて混んでいる層がSNSで拡散してブームに至ったらしい。コロナでテイクアウトしやすいとか、おうち時間とかコロナ脳の産物だという。
ちなみに今(2021年6月頃)、日本のスーパーやパン屋で見るようなマリトッツォは、いかにも安い日本風のパン生地に安い生クリームをぶち込んだ「なんちゃってマリトッツォ」だが、イタリア本場のものだと香ばしそうなパンの本場ヨーロッパという美味しそうな見た目という大きな違いがある。
少なくとも、そのへんのスーパーとかで見るのは日本風のなんちゃってマリトッツォなので注意。
実際に食べた感想→まずいしグチャグチャになるw
あまりにも食べるのに難儀して写真を失念したが、山崎パンから発売されてスーパーのパン売り場に大量に売っている商品のうち、輸送中か販売中にその特徴である大量のクリームがグチャグチャになって半額で売られていたものを買ってみた。
パン生地はパサパサしてるタイプのよくある菓子パンの生地。もっちりタイプじゃなくてパサパサしている生地を使っているのはデザートっぽさのためかもしれないが、飲み物がないと食べられない。
生クリームは大量に使うから仕方ないけど、ミルクっぽさや甘みがなくていかにも体に悪そうな油を使っているような安い生クリームでまずかった。
なにより、菓子パンで売られているのはいいが、カバンにいれて持ち運んだりしたらクリームがグチャグチャになってしまうよ。売る前からグチャグチャになって半額になっている場合もあるし。
これからの日本の蒸し暑い夏では、そもそも向かないし、パンメーカーも冬場のうちにブームに気付けばよかったのにと残念な感じがする。
結論 高額生食パンやタピオカと同じ
少なくともスーパーの山崎パンのは味はまずいし、菓子パンの持ち運びしやすいとかいつでも食べれる利点が全くなくていらない商品。
日本でのルーツは高額生食パンと同じ関西発祥で、タピオカと同じく安い原料で大量生産して、ブームに乗っけてボロ儲けできる素質が備わっている。
日本の暑い夏には向かない。口元も汚れるし、人前で食べたくない。