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【検証あり】メガネのレンズは丁寧に使っても1〜2年程度で寿命が来るという

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2年ほど使ったレンズ。黄色っぽい変色と無数の傷のようなものが…。

メガネのレンズというのは丁寧に使っても1〜2年程度で寿命が来るという。

メガネの専門家の意見としても、自身のメガネユーザーとしての経験でもメガネのレンズは丁寧に使っていようと細かな傷のようなものができて、実質1~2年ごとに交換しないとならない。

紫外線でコーティングがダメになる説

扱いが悪くてレンズに傷をつけるとか、落としたりメガネをしたまま寝てフレームをダメにするというのは論外としても、屋外でメガネを掛けると紫外線でレンズがダメになっていくという

メガネ屋勤務のプロに聞いたら彼はそう言っていたのだ。レンズが安物だとか、ブランドものだとかでそう変わるものでもないらしい。

確かに自宅専用でかけているレンズは安物でも長持ちするような気がする。しかし、旅行用や自転車に乗る用のレンズは太陽光をまともに受けるからかで、早く寿命が来るような気がする。

コーティングがダメになるとはこういうこと

光にかざすと曇りガラスのようなシワシワが・・・わかるかな?

コーティングとはレンズの表面に塗られている見え方を調整する薬品のようなものだ(自分解釈)。UVカットだとか機能的な意味もある。

2年くらい使うと人間が意図的に付けられないような細かな傷というか、人間の皮膚のシワシワとかにも見える無数の傷が付く。これは傷というよりもコーティングの劣化だろう。この状態で使うと、全体的に霧がかかったように見える。光源や白っぽいものを見ると、全体にモヤのように見えてしまうのだ。専門的にはクラックというらしい。
劣化の進み具合は扱い方や、レンズのブランドなどにもよる気もする。

カメラ用のレンズなんかでもコーティングの良し悪しで写りが色乗りが大きく変わる。カメラ経験者ならよく聞く話だろう。どこどこのメーカーのレンズは色ノリが・・・とか、最近だとデジタルで簡単に色調整ができるものの、フィルム時代では色ノリの良いレンズが好まれる傾向があった。懐かしい。

メガネ用のレンズでもコーティングの良し悪しは、見え方の良し悪しを分けると言えるだろう。

そんなコーティングだが、メガネ屋の人が言うには紫外線でダメになっていくらしい。それ以外にも熱に弱く、およそ60℃が限界だという。ドライヤーを使う時にメガネをしていたり、料理の時の熱、温泉やサウナに入る時にメガネをしていたらアウトだ。

東京スターメガネのデフォルトはイトーレンズ

埼玉など関東とかにある激安メガネチェーン「東京スターメガネ」だと、デフォルトではイトーレンズというメーカーのレンズが使われる。「イトーレンズ?」となる人が多いと思うが、老舗のメガネレンズを手掛けているメーカーだ。通販の激安メガネのレンズに使われていたり、街の個人店のメガネ屋などでも使われているという。東京スターメガネみたいな激安チェーンでも使われている。

イトーレンズは様々な性能、種類のレンズをラインナップしている。しかし、東京スターメガネみたいな激安メガネチェーンでデフォルトで使われるレンズは、この記事を書くためにリサーチしたところ、中国製の低品質なレンズなのだという書き込みを知恵袋で見た。

自分が使っているレンズは、イトーレンズのニューオーブル167ASというタイプ。フレーム付きの新品メガネを買った方が安いくらい値段がするレンズ交換作業をして貰った店員さんにレンズのパッケージ袋を貰ったのだが、思いっきりMade in Chainaと書いてあった。

メガネのネット通販サイトではレンズ2枚で3千円くらいと掲載されていたので激安レンズだろう。ニコンやHOYAなどの日本製レンズに比べると、新品の時ではそんなに差はなくとも、コーティングの耐久性に差があるのかもしれない。いや、きっとそうだと踏んでいる。

未確認だが、ネットで見た話しだと東京スターメガネでもHOYAのレンズを言えば取り寄せてくれるらしい。何も言わないとイトーレンズの激安レンズになるので、激安メガネチェーンでも予備知識を持って交渉するのは大切だろう。そうだったのか・・・。

東京スターメガネの魔の接客術(?)

東京スターメガネでは当日30分仕上げなのは、少し高い薄型レンズや超薄型レンズだけだったりする。

本当に在庫がないのか、本当はあるのか知らないが、安いレンズにしようとすると「それは取り寄せになるので日数がかかる」と言われる。セールスの都合なのかどうかはわからない。

東京スターメガネは売上の実力主義の会社だという。ベテランや店長クラスに接客されたりすると、セールストークをセールストークだとは気づかずに、ハッと気づいた時には想定以上の値段のレンズを買っていたりする。

東京スターメガネではフレーム+レンズで下は4800円くらいから作れるが、少しデザインが良いやつや、形状記憶的で軽いフレームのメガネとかは9800円もしたりする。そこに超薄型レンズの値段が加わると1万円以上になるので激安ってほどでもない。

それにしても、新型フレームのセールスはあっても、コーティングの耐久性についての説明やレンズのブランド選択について全く話がないのは、そういうセールスマニュアルなんだろうか。同じタイプのレンズを交換するだけのはずが、気づいたら新しい最新型フレームのメガネ一式と、より薄型タイプのレンズに交換したメガネとで2本持ちになってしまったよ・・・。まぁ、2つあっても困らないけど、片方は家用にしようか。

で、以下の章はおまけの読み物。

不用となったメガネのレンズを貰って来たので、検証目的でコーティングをわざと破壊する実験をしてみた。メガネやレンズに強く愛着がある人などは、不快感を覚えるかもしれないので閲覧注意。

不要なレンズをライターで焙ってみた

さっきも言ったが、ここから先は検証目的であり実験的なものである。良い子も悪い子も真似しないこと。

万一、真似した場合に怪我や事故、何らかの不都合があったとしても一切の責任は負わないし、不用品のレンズで試しているので間違っても使用中のメガネで試してはいけない。これらに了解した人のみ、読み進めて貰えたらと思う。

これはライターで数秒、レンズの端付近を焙ってみた画像。

ライターの火は800〜1000℃だ。余裕でコーティングの耐久温度を超える。焙った箇所の周辺のシワシワは、よりハッキリとわかるようになった。このことからも普通に使っていて発生するシワシワは、やはり熱などによるコーティングの劣化が原因だと推測できる。

さらに余談だが、このレンズを含め、今どきの一般的なメガネのレンズはプラスチック製なので、ライターの火で数秒ほど焙っているとレンズが燃えて溶けていく。

今度、レンズ交換する時やメガネを新しく作る時は、ニコンやHOYAのコーティングがしっかりしたレンズを試してみたいものだ。度数も変わらずフレームも問題ないのに、コーティング劣化で1~2年ごとに交換するのは面倒だしお金が勿体ないよ。

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