ジェットスターやピーチ航空など、国内の主要LCCは持ち込み手荷物が7Kgまで。スーツケースを使わない場合の旅行は、有無を言わさず7Kgまでしか持っていけないわけだ。
割とあっさり7Kgに達する
この7Kgという制限、どういう根拠で7Kgなのか不思議だが、旅行で使うような物品を持っていくと、割とあっさり7Kgに達するので厄介だ。
まずノートPCとその周辺機器で1.5Kg〜2Kgくらいになる。元々がモバイル用じゃない3Kgくらいのやつだと一瞬でアウトになる。タブレットPCだと1Kgくらいで済むが、やれることが限られるし、長期の旅行ではノートPCじゃないと物足りない。
次にデジカメ。デジタル一眼レフと交換レンズ、充電器などで2kg〜3Kgになる。ミラーレスなど小型、軽量のものなら、どうにかギリギリという感じ。7Kg制限のせいで、デジカメをお留守番にしたこともかなりある。
あとはバッグ自体の重さや最小限の着替え、細々した洗面道具やおやつ、500mlの飲み物なんかで8Kgくらいになる。色々頑張っても、微妙に7Kgに収まりそうで収まらないのだ。ちなみに衣類は来ている状態ではそんなに重たくなくても、バッグにいれると重量が結構目立つことがある。
余談だが、モバイルバッテリーには注意。モバイルバッテリーなんかも発火事故が問題になっているので、規則で禁止されている。最近は中華製のバッテリー内蔵機器が多いけど、粗悪品は旅行に持っていかないか、自分で管理できないとならない。
空港の計量はまちまち
今まで数十回ほどLCCを利用した経験から言って、預入荷物と違って、自分で機内に持ち込む荷物の計量はあったりなかったりマチマチだ。
預入手荷物がない場合はピーチの場合は自動チェックイン機だし、ジェットスターはスマホアプリでチェックインできた気がする。空港によっては飛行機に乗り込む直前まで、該当の航空会社の係員と接することがないのだ。
それでも、奄美空港や成田の第一ターミナルに2020年10月に移ったピーチ航空だと、係員に声を掛けられて計量を求められたりする。ジェットスターだと目視で小さな目の荷物だと「これは計らなくていいですよ〜」と係員によってマチマチだ。
基本的には自宅を出る前にざっくり計った方がいい
空港に着いて飛行機に乗る直前に7Kgオーバーしているが発覚すると面倒だ。
事前に予約していた時より空港で預入れが発生する高額(3千円以上?)な追加料金になる。しかも、預入用のバッグやスーツケースはないし、物品によっては預けた後が心配だ。
冬場ならコートのポケットなどに小さなものを入れて誤魔化す(空港の職員にも提案される)方法もとれるが、薄着の夏場だとこの方法は取りにくい。
LCC各社は10KgくらいまでOKにしたら?
この7Kgという制限、すごく不便なのである。
LCCにしたら預入れで儲けたいのだろうが、大手航空会社は10Kgくらいまで無料で持ち込めた気がする。10KgだとノートPCとデジカメと色々な旅行道具があっても大抵は間に合う。
大体、体重が40kgの人も70Kgも100Kgも同一料金なんだから、荷物のほんのちょっとのオーバーで追加料金を取ろうとするのがナンセンスだ。利便性を考えたら10Kgにすればいいと思うのになぁ。10Kgにしてくれたら、その航空会社のファンになる。ピーチかジェットスターか、どっちかやってほしいなぁ・・・。