
画像はイメージ
見た聞いたレベルの話だけでパイロット、すなわち航空機の機長、操縦士の仕事の大変さを語ってみる。
なお、実際にパイロットになった方が話に説得力があるのはわかるけれど、そう簡単にはなれないので、やむを得ず、このような方式をとることにした。
目次
パイロットになるまでが大変
パイロットになるにはいくつかの方法があるが、どの方法でもそれなり以上に大変。
一流大学を卒業して航空会社に就職する方法
JALやANAなどの大手航空会社では自社でパイロットを育成しているので、その枠に採用される方法。
大卒であれば意外と学部や出身大学などは関係なくて、普通に就職活動して採用されるらしい。
ただ、学部とか関係なしに採用されるとは言っても、高倍率すぎるため、必然的に一流大学の優秀な人間が選別される傾向にある。
国の養成学校である航空大学校に行く方法
国が設立したパイロットを養成している施設。
高卒では入学資格がなく、大学に2年以上在籍していないとならないなど、それなりに入学のハードルがある。宮崎や帯広などにキャンパスがある。寮は共同生活で共同生活。
入学には脳波の検査など、一般人以上に健康面や体質なども重視される。
私立大学のパイロット養成コースに行く方法
最近の第3の選択的なものらしいが、私立の歯科大学みたいに3千万円くらい学費がかかるので、普通に考えれば親ガチャ的に金持ちの家に生まれていないとどうにもならない。
もっとも、普通の私立大学自体、ある程度は親ガチャ要素があるが。
パイロットは体育会系のパワハラ世界
飛行機の操縦席と言えば一般人が立ち入りできない密室。
上記のような狭き門を通過して、操縦席に入れるようになったとしても新人時代は先輩であり上司である機長にしごかれる。
人の命を預かる仕事なので甘えやミスは許されない世界だが、機長に認められないとそれまでの苦労や努力が報われないため、密室でのパワハラにも耐えないとならない。
加齢等で特別メニューの健康診断に落ちると飛行機から降ろされる
飛行機の操縦をしている時に体調不良などが起きると、地上の交通機関と違って代わりの人間を手配するのは不可能。
そのため、一般企業などとは比較にならないほどの細かな健康診断を受ける必要があるが、これにパスできないと飛行機を下ろされることになる。
自宅待機で療養したり、地上の業務に就くこともあるが、一定期間後に退職することもあるという。
パイロットの転職は中堅航空会社やLCC
JALやANAでパイロットをやっている場合は、転職先としては、より良い条件で募集している中堅航空会社やLCCなどになるという。
中堅やLCCは客として乗ると料金が安いが、パイロットの採用条件は大手から転職者を受け入れるくらいだから、大手と同等か大手以上ということだろう。
大手航空会社のパイロットは基本的に新卒採用のみらしく、出ることはできるけど中途で入ってくることはないらしい。
同じ路線をルーチンワークで担当するわけではないらしい
パイロットの仕事を調べて意外だったのは、例えば羽田~新千歳とか同じ路線を毎日ずっと担当するわけではない、らしいということ。
空港によって離着陸の都合が違ったり、気象条件などが違うから、同じ路線の専属担当みたいになるのかと思ったら違うらしい。
毎月のスケジュールが発表されて、日本全国や海外路線など、会社の都合で入り乱れた運行スケジュールになるという。
自分の好きな所にばかり滞在できるわけではないし、会社の都合で働かされる歯車なのは一般サラリーマンと同じようである。
パイロットになるのは大変だしなってからも大変
今どきの子供の憧れの職業はYouTuberとからしいけど、パイロットは古くから男の子の憧れの仕事だったと思う。
でも、現実を知ると人の命を預かる仕事で失敗は許されないし、健康面が基準を満たさないと続けられないし、個人的には大金を貰ってもやりたいと思わないというのが小式なところ。
見た聞いたレベルだから、実際はどうだか知らないけれど、転職先が限られているのと、各地の路線を担当しないとならないから、生活が思ったように行かないのが自分にはパイロットの仕事は合わないかな。








