PS3「英雄伝説 閃の軌跡II (2)」のゲームレビュー。個人の感想、ネタバレあり。
閃の軌跡シリーズは3、4とプレイして腐れ縁になっているのだけど、PS3番のオリジナルが某ブックオフの中古クーポン使用で150円で買えたのでプレイしてみた。150円じゃなかったら絶対買わないんだけど。
ちなみに、PS4などに機能追加や見た目向上など一部グレードアップして移植されている。
制作期間10か月の割にはボリュームありすぎ
ハードが久しぶりに起動したPS3だから何となくボリュームはないかなと思ったけれど、PS4と同じくブルーレイだしそんなことはなかった。やり込んだらプレイ時間は100時間に達するようなボリューム。
ボリューム水増しコピペダンジョンに複数回行かされる仕様も同じ・・・。
このシリーズのお約束でグラフィックやシステムなどを前作と使いまわすというのもあるけれど、制作期間は10か月と相当短いらしい。
ストーリー的には3では主人公リィンは教官という立場だったのが、学生時代に遡った話になる。と言っても1のラストで色々あったらしく、序盤は辺境の雪山みたいな所で映画パシフィックリムの序盤と同じような状態で始まる。
リィンの地元である温泉郷のユミルが拠点となる。定期的にある自由行動日では温泉郷で過ごすことになるので、3からプレイした自分からすると新鮮。リィンの妹ラブのシスコン描写も多めで、3以降とはキャラが違って見えるくらい。
1部、2部、外伝、後日談という構成
ゲーム序盤にあたる1部では、4で既視感のある散り散りになった仲間探しに費やされる。
草原の風車の小屋とかに仲間が隠れていたり、しょうもない地図の謎解きをしながら各地を巡る。
「山に薬草を取ってこい」とか、しょうもないクエストをメインストーリーでがっつりやらされたり、どんなクソゲーをつかまされたのかと正直思った。
ゲーム全体のボリュームからすると、1部が4割、本格的にストーリーが動く2部が5割、外伝と後日談が1割くらいなので、1部がしょうもないように思えてくる。
2部では精霊窟とかいうコピペダンジョンに都合4回ス行かされたり、ストーリー的に重要なロボットの武器強化とかの場面が画面暗転でテキストだけで説明されたりしたので、しょうもない薬草採取に制作期間が取られたせいだと思う。
やっぱりブツ切れに終わる
俺は3と4をプレイ済みだから、こいつらが「決着を着ける!」とか言っても全部茶番なのはお見通しだ。
アンパンマンとバイキンマンみたいに、どの敵も倒しても「ばいばいきーん」って逃げられて、3とか4でも戦うハメになるもんね。チャンバラ遊びにしか見えない。
ダンジョンは3に比べるとギミックはシンプル。行き止まりがあっても、すぐ隣に解除ボタンがあったりするから、こんなクソギミック存在する意味あるのかと思いながら解除した。
3→4と同じ流れで、1ではロボット戦がラスト1回のみらしいので、その反動でロボット戦はやたら多い。あまり装備いじったりできないから、そんなに攻略的には面白いものではないのだけど。
本編にあたる2部の終わり方はブツ切れ。一段落して終わるとかではないので、リアルタイムに順番にプレイしている人はモヤモヤするだろう。
なんて言っても次回作まで何年も空くんだし、ハードも変わるんだから。リアルタイムにはやらなくてよかったけれど。
外伝と後日譚はなんなんだろう
あまり空気読めなかったけれど、おそらく本編である2部をクリアするとスタッフロールが流れる。
外伝はそのあとにプレイできる読み切りレベルの別主人公の話。
そのあとに後日譚というのがプレイできるが、よくある隠しダンジョン的な場所を攻略することになる。
難易度イージーでも相当敵が強いと思うから、かなりのやり込みを想定しているのでないだろうか。
そりゃ、続編が出るまで相当な期間があるからモヤモヤを埋めるコンテンツってことだろうか。
3をプレイした時は「ペルソナ」とか「ときメモ」をイメージしたけれど、2をやると公式が謳うストーリーRPGというか、キャラゲーというイメージがぴったし来るなと思った。
他のゲームで言うとソードアートオンラインに近いかな。あれは友好度を上げると異性キャラとは添い寝イベントとかあったな。
さすがに3、4、2とプレイすると絆イベントとかやる気が起きないけれど。