ジェットスター

旅モノ

ジェットスターで旭川空港に行って最寄り駅の千代ヶ岡駅まで歩いたぞ

画像中央の少し左が旭川駅。街の中心部もそのへん

1年くらい前だったろうか、ジェットスターが成田~旭川便を就航させた。

ピーチ航空が一時就航させた成田~女満別便と成田~釧路便は、コロナのせいで事実上の撤退状態(記事執筆時)になっているため、首都圏から就航しているLCCとしては日本最北端かつ日本最東端なのが成田~旭川便なのだ。

ミドルコストキャリアのAIR DOは羽田から女満別や釧路に就航しているけれど、1か月くらい前に予約しないと片道2万円以上もする。

1週間切ると4万5千円とか頭おかしい値段になることもある。お前はJALかよ! と言いたくなるような値段なので、そろそろピーチも需要が高まっていることに気づいて、女満別や釧路を復活させて欲しいものだ。

とは言っても、現状ではジェットスターが最東端なので、新千歳空港なんぞに降りてもつまらないから、旭川空港までジェットスターで行ってみるか。

あんまり流行ってないから運賃は安い

土産物屋が複数店舗あるが人があまりいない感じ

成田~旭川便は成田~新千歳よりだいぶ安いことが多い。1日1往復しかないし、1発屋みたいな感じにならなきゃいいけど。

普通の観光客は新千歳空港を利用するし、ビジネス客や帰省客、旭川周辺に何らかの繋がりがある人以外は旭川空港は滅多に使わないと思う。

私にしたって、今回を入れて人生で2回しか旭川空港は使ったことがないし。よく覚えていないが、確か前回は10年くらい前にスカイマークのセールの時に乗ったはず。

びっくりするほどフードコートは充実している。イオンのフードコード並み

10年前の旭川空港の記憶なんてあまりないのだけど、札幌に次ぐ北海道第2の都市の空港にしては、だいぶ寂しい感じがする。女満別空港や釧路空港に比べたら土産物屋やフードコードはかなり充実しているけど、ほぼ街みたいになっている新千歳空港とは比較にならない。

旭川空港も鉄道が乗り入れたら便利な空港に変わるのになぁ、とか寝言を思っていたけれど、鉄道が乗り入れるってレベルじゃないとも思った。

旭川空港から最寄り駅の千代ヶ岡駅へ

旭川空港の外観。よくある地方空港って感じで周辺にはレンタカー屋が並ぶ

旭川空港からは飛行機の到着に合わせて旭川市内までのバスが出ているけど、運賃750円と微妙だし、バスで向かってもつまらないので歩いて最寄り駅まで行ってみた。

同じジェットスターから降りた人のうち、5人くらいがバスのチケット券売機に並んでいたけど、他の人は迎えが来てたり、自家用車があったり、レンタカーを借りるのかな。ガチっぽい旅人系の人も何人かいたけど。

最寄り駅までは約4Km。ジェットスターは空席も目立っていたけど100人くらいは乗っていたとは思うものの、徒歩で向かう人は私以外には誰もいなかった。

徒歩で向かう人のことは考えていない作りの道路

空港によっては徒歩で公道に出るのがどうやったらいいかわかりにくこともあるけど、旭川空港は普通に駐車場を突っ切れば公道に出れる。

スマホでGoogleマップを見れば何ともない道順だと思う。飛行機が着くのが真昼間だからいいけど、歩道があったりなかったり。歩いていく人のことは考えられてはいない。そもそも、歩いていく人があまりいないとも言う。車の交通量があまりないのが不幸中の幸い。

トボトボ歩いていたら、私が乗ってきたジェットスターは、到着したらすぐに客を乗せて成田にトンボ帰りするようで、私の頭上を飛んで行った。思った以上に飛行機は休む暇がないのね。ブラック企業で働かされている人みたいだ。そんなトンボ帰りのブラックすぎるジェットスターを自慢の望遠レンズで撮影している地元のオジさんもいた。

ヒグマ注意の看板

そこまで山の中という感じはしないけど、北海道は札幌の市街地でもヒグマが出ることは頭に入れておいた方がいいとは思う。肚を括って駅に向かおう。

典型的な都市近郊の無人駅って感じ

途中で立体交差があったりするけど、特に難しい部分や面白いものもなく、1時間くらいで駅に到着。

木の由来や駅の歴史などについて少し知れる解説

駅の前に開拓時代からあえて残しているという木が4本あった。

私以外に利用者は誰もいなかった

駅の中には椅子があって最大で10人くらい座れそうだけど、私がいた30分くらいの間には誰も利用者はいなかった。石油みたいな油系の匂いがするのが嫌だった。

旭川方面に向かう列車は1時間に1本くらいもある

この富良野線は旭川と美瑛や富良野という有名観光地を結んでいるうえ、旭川方面に通学する女子高生がいっぱい乗っていて、まばゆいほどキャビキャビした雰囲気だった。

同じような無人駅でもオホーツクや道東の列車は葬式みたいな雰囲気のことも少なくないが、この路線は非常にキャピキャピしていたのが印象的だった。

徒歩で向かう時の留意点があるとしたら、列車は1時間に1本くらいと結構多い。安全を考えて到着時間を長く見積もっていたら、乗る予定の1つ前の列車が私が駅に到着する5分ほど前に出てしまった。少しだけ急げば乗れたかもと思った。

駅の近くにセイコーマートはあるが、特に観光して回るような場所もなく、人の気配がしないほど田舎ってわけでもないので、駅で手持無沙汰にならないようなペースを考えるといいかもしれない。

追伸 心の叫び

金がいくらでもある人間を別にすれば、首都圏からオホーツクや道東はアクセス悪すぎなんだよぉ!!

ピーチが一瞬だけ糠喜びさせてくれたけれど、一発屋で終わらないでくれ。ピーチが復活してくれないなら、ジェットスターがこの調子で女満別や釧路に就航してくれてもモチロンOKだけどね。

札幌や旭川からオホーツクや道東に向かうのは正直、面倒くさいし時間と金のロスがある。女満別か釧路に就航してくれた方がいいに決まってる。特に帰りに旭川空港を利用しようとすると、旭川に前泊しないとならないのが不快すぎるし。

旅モノ

【LCC】ピーチ、ジェットスターなどの持ち込み手荷物7Kg制限を改善してほしい

ジェットスターやピーチ航空など、国内の主要LCCは持ち込み手荷物が7Kgまで。スーツケースを使わない場合の旅行は、有無を言わさず7Kgまでしか持っていけないわけだ。

割とあっさり7Kgに達する

この7Kgという制限、どういう根拠で7Kgなのか不思議だが、旅行で使うような物品を持っていくと、割とあっさり7Kgに達するので厄介だ。

まずノートPCとその周辺機器で1.5Kg〜2Kgくらいになる。元々がモバイル用じゃない3Kgくらいのやつだと一瞬でアウトになる。タブレットPCだと1Kgくらいで済むが、やれることが限られるし、長期の旅行ではノートPCじゃないと物足りない。

次にデジカメ。デジタル一眼レフと交換レンズ、充電器などで2kg〜3Kgになる。ミラーレスなど小型、軽量のものなら、どうにかギリギリという感じ。7Kg制限のせいで、デジカメをお留守番にしたこともかなりある。

あとはバッグ自体の重さや最小限の着替え、細々した洗面道具やおやつ、500mlの飲み物なんかで8Kgくらいになる。色々頑張っても、微妙に7Kgに収まりそうで収まらないのだ。ちなみに衣類は来ている状態ではそんなに重たくなくても、バッグにいれると重量が結構目立つことがある。

余談だが、モバイルバッテリーには注意。モバイルバッテリーなんかも発火事故が問題になっているので、規則で禁止されている。最近は中華製のバッテリー内蔵機器が多いけど、粗悪品は旅行に持っていかないか、自分で管理できないとならない。

空港の計量はまちまち

今まで数十回ほどLCCを利用した経験から言って、預入荷物と違って、自分で機内に持ち込む荷物の計量はあったりなかったりマチマチだ。

預入手荷物がない場合はピーチの場合は自動チェックイン機だし、ジェットスターはスマホアプリでチェックインできた気がする。空港によっては飛行機に乗り込む直前まで、該当の航空会社の係員と接することがないのだ。

それでも、奄美空港や成田の第一ターミナルに2020年10月に移ったピーチ航空だと、係員に声を掛けられて計量を求められたりする。ジェットスターだと目視で小さな目の荷物だと「これは計らなくていいですよ〜」と係員によってマチマチだ。

基本的には自宅を出る前にざっくり計った方がいい

空港に着いて飛行機に乗る直前に7Kgオーバーしているが発覚すると面倒だ。

事前に予約していた時より空港で預入れが発生する高額(3千円以上?)な追加料金になる。しかも、預入用のバッグやスーツケースはないし、物品によっては預けた後が心配だ。

冬場ならコートのポケットなどに小さなものを入れて誤魔化す(空港の職員にも提案される)方法もとれるが、薄着の夏場だとこの方法は取りにくい。

LCC各社は10KgくらいまでOKにしたら?

この7Kgという制限、すごく不便なのである。

LCCにしたら預入れで儲けたいのだろうが、大手航空会社は10Kgくらいまで無料で持ち込めた気がする。10KgだとノートPCとデジカメと色々な旅行道具があっても大抵は間に合う。

大体、体重が40kgの人も70Kgも100Kgも同一料金なんだから、荷物のほんのちょっとのオーバーで追加料金を取ろうとするのがナンセンスだ。利便性を考えたら10Kgにすればいいと思うのになぁ。10Kgにしてくれたら、その航空会社のファンになる。ピーチかジェットスターか、どっちかやってほしいなぁ・・・。

自転車ノウハウ

【意外に簡単】飛行機輪行!! それは自転車最大の魅力!!

飛行機輪行!! それは自転車最大の魅力!!

自転車最大の魅力は、空港に乗り付けて、僅かな手数料(航空会社によっては無料)で、そのままヒョイっと飛行機に乗せて日本や世界の各地をマイ自転車と一緒に旅できることです。

車やバイクじゃ、こんなこと気軽にできません。

おまえはすでに飛行機輪行している! (かも)

写真は成田空港での輪行準備の様子。ネットで検索したりすると、各地のレースに出ているような人だと、ガチな価格帯の自転車なので飛行機専用の緩衝材が付いた輪行袋や箱状のものなどに入れているようですが、一般人の普通の価格帯の自転車であれば、普通に売ってるペラペラな輪行袋で十分です。

ただし、航空会社によってはガチな輪行袋や箱を推奨してくる場合もあります。そういう時は、自己責任で免責のうえで積載して貰うよう交渉すれば、載せてもらえることが多いと思います。ツワモノになると、そのへんのダンボールをくくりつけて、自転車を箱状にして一発解決する人もいます。

まぁ、繰り返しになりますが、普通の人は、普通のペラペラな輪行袋で十分です。

飛行機に乗ったことがあればわかると思いますが、普通の旅客機は食事ができるくらいラグジュアリーな乗り物です。コーヒーも飲めない通勤電車とは違います。バスや電車の方がよっぽど揺れるくらいです。飛行機は着陸時だってがっちり固定されているので、ペラペラな輪行袋で普通は十分なのです。どうせ、自転車が大破するようなケースは、人間も無事ではないので気にする必要ありません。

最低限、前輪とペダルを外せばOK!

飛行機用のコンテナ

写真は新千歳空港の展示コーナーで撮影した飛行機用のコンテナです。大きいスーツケースを寝かして2つ並べられるくらいのサイズ感なのです。

飛行機や航空会社によって異なりますが、ジェットスターでは前輪とペダルを外せば、後輪はつけたままで規定サイズにおさまるでしょう。一般的な旅客機の貨物コンテナは大型バイクもそのまま積載できるくらいの大きさがあります。ちなみに、バイクを載せる場合はコンテナ一つを丸々使うので、かなり高額な料金です。基本、10万円とかです。

貨物室は与圧されてるからタイヤの空気は抜かなくていい、という説明もネットではありますが空気を抜くのが決まりです。正直、飛行機輪行はそれなりに面倒も多いです。でも、何度かやると儀式みたいな感じで楽しくなってくるのです。

輪行袋は前輪だけ外すタイプと、両輪外すタイプがあります。しかし、最近の日本の電車はJRを含めて、自転車持込みの際に両輪を外さないとサイズ的な規則に引っかかる場合があります。電車で輪行する場合は両輪を外すタイプの輪行袋が良いでしょう。

例え、規則で大丈夫であったとしても、前輪を外すだけのタイプの輪行袋では都市部の電車の場合はかなりサイズ的に厳しくなります。どちらのタイプであっても、自転車を持ち込む場合はなるべく空いている時間の空いている車両に乗るようにしましょう。一般的には、一番前か一番後ろの車両が良いと思います。

輪行に必要なアイテム

飛行機輪行というと高等テクニックに思えますが、基本的には下記のアイテムを買うだけでOKです。

紹介したアイテムは一例なので、実際に購入する場合は自分の自転車のサイズに合ったものが必要となります。輪行袋は解体した自転車を入れるためのもので、エンド金具はタイヤを外した後のフレームを保護するためのものです。

スパナ(モンキーレンチ)はペダルを外すときに使用し、クイックレバーに対応していない自転車ではタイヤを外すためにも必要となります。

工具類は手荷物として持ち込めない

注意点としては、自転車整備関係の工具は機内に持ち込めないので、自転車本体に括り付けるなどの工夫が必要です。

チェーンオイル等の危険物も基本的に破棄することになるので、高級なものは持っていかないほうがいいでしょう。そのあたりは、その時の世界情勢や担当者の判断によりますし、大きい自転車レースとかがあると、『今日はこんなものまで捨てないと駄目なの?』と思うようなこともあるかもしれません。

↓まぁ、面倒くさい人は日ごろから工具入れを自転車に付けておくと何も考えなくても、この部分は1発OKだと思います。

空港に辿り着くまでが難儀!?

輪行は慣れてしまえば単なる『作業』ですが、最も大変なのは空港に辿りつくことかもしれません。

街中にある空港も僅かにありますが、日本の大体の空港は辺境の場所にあります。都会の空港は列車や高速道路で乗りつけるのが一般的で、自転車で来ることが想定されていないこともあります。

「空港まで列車で輪行すればいいじゃん」という意見も一理ありますが、サイクリストたるもの、自転車で乗りつけるのが基本だと思います。

複雑な立体交差を掻い潜って空港に辿り着くのが一苦労かもしれません。でも、飛行機輪行ができるようになると、日本全国はもちろん、世界中がサイクリングの舞台となるのです。