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地雷みたいな酷いホテルの予約を回避して身を守る方法を考えてみる

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個人的には旅行においては地域最安値クラスの安ホテルに泊まることが多いものの、滅多に地雷みたいな酷いホテルにぶち当たることはないものの、1/30くらいの確立で地雷的なホテルにぶち当たってしまうことがある。

そもそも、高級ホテルや1泊7千円くらいの中級以上のホテルなら、少なくとも下水の悪臭に耐えながら過ごすようなことはないだろうものの、楽天トラベルじゃらんなどで地雷を避ける方法を経験から考えてみる。

全国チェーンや系列ホテルが複数ある所を選ぶ

最初から厳しい話だけど、1つのホテルしか運営していない個人経営レベルのホテルは、低価格帯に限って言えば、今の時代においては大手チェーンなどに比べてもクオリティが劣ることが多い。地雷もたまに混じっている。

大手チェーンの場合は一定の基準以上でクオリティやサービスが統一されていることが多い。全国どこに泊まっても似たような雰囲気で味気ないかもしれないけど、少なくとも、圧倒的に嫌な思いをすることはないかと思う。

元は地元ホテルだったものをBBHチェーンみたいに全国チェーンにリブランドされているケースもあるが、それでも経営悪化でギリギリで回している地元ホテルよりは、クオリティが担保されていることが多い。

全国チェーンのホテルだと出張族の人などが好んで泊まる場合も多いし、収益が安定することから大幅にクオリティが悪化するということが少ないのだと思う。

もちろん、個人経営のホテルでも何の問題もない所も知っているけども、全く初めて泊まるホテルだったら全国チェーンを選ぶのも一つの自己防衛だと思う。スイミーじゃないけど、数の力を侮ってはいけない。

個人経営のホテルに泊まる時はクチコミや評価をよく確認する

★3以下は要注意。★4以上は基本的に安全だと思ってよい。

楽天トラベルやじゃらんなど、大抵のホテル予約サイトは宿泊者がクチコミや評価を投稿できるようになっている。

あまりにもボロクソに書いてあるものは掲載されていない場合もあるので100%信用できるわけではないが、悪評や何かひっかかるようなクチコミがあるホテルは安くても積極的に避けるべきだ。

「匂いが気になった」とか一言しか投稿されていない場合も少なくないが、そのコメントに至ったストーリーを想像する必要がある。

文章を書くのが好きな人や、文章を書きなれている人なら「バスルームが下水臭くて部屋の中まで漂ってくるほどの酷い匂いだった~」などと綴ることができるけども、文章が得意でない人や書くのが面倒臭い場合は一言コメントに全てが集約されていることが多い。

一言だったとしても悪評コメントの裏には壮絶な地獄を待っていると考えた方がよいのである。

予約サイトはホテルのクオリティまでは保証しない

楽天トラベルにしてもじゃらんにしても、予約申し込みまでが責務であるから、ホテルのクオリティやサービスまでを保証してくれるわけではない。

悪質なホテルだとWiFiの電波なんかないのにネット環境ありと記載してあったり、疲れたから広い部屋やベッドで休みたいとツインルームを予約したのに差額の返金もなくシングルに案内したりするのは北海道旭川市の某最安価格帯のビジネスホテルで経験した。

ちなみに、このホテルは下水臭くて金払って泊まるようなレベルではなかったが、性善説は捨てて、前述のようにコメントをくまなくチェックしていれば回避できたのである。

どうも安ホテルに慣れているとコメントのチェックとか基本的なことが疎かになってしまうのはよくない。サービス内容が記載と違ったと楽天トラベルやじゃらんに申告しても、ホテル側に任せているというような回答しか貰えないのが一般的なので、ホテル選びにおいては自分の責任で行わなければならないのだ。

3千円台のホテルに泊まる時はネットカフェの方が快適なこともある

個人的には北海道などで3千円台のホテルに泊まることは多いが、地雷を踏んでしまうとネットカフェの方が快適と断言できる。

ネットカフェ大手の快活クラブの場合、店舗によっても異なるが夜8時くらいから受付開始の8時間ナイトパックで2000円くらいのことが多い。

夜遅くに着いて早朝出発の場合は、地雷ホテルなんかよりはネットカフェの方が快適だと思ってよい。店舗によるが快活クラブはシャワーが無料のことも多いし、少し追加料金を払えば鍵付き個室も用意されていることもある。

旅館業法を根拠に苦情を申し立てる場合

せっかくの旅行というのに、この手の宿泊するに適さないホテルに当たってしまった場合、泣き寝入りしかないのかという問題についてである。

宿泊代金については泊まった以上は払わないとならない場合が通常になると思うが、旅館やホテルというのは旅館業法という法律に基づいて営業している。

旅館業法を管轄するのは、その宿泊施設の所在地にある保健所だ。

この旅館業法では衛生基準や設備などについて適切な管理をするよう求めている。基準外という疑いがある場合は、一般人からの連絡でも指導や調査が入ることがあるので、排水設備がおかしいなど明らか問題があった場合は、保健所に指導するよう求めることができる。

旅モノ

ホテルのキャンセル料は事情次第で実際には請求されないことが多い

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一般人の計画的な観光旅行においては、数日前や数週間前、下手したら数か月前からホテルを予約しておくことが多い。

しかし、様々な事情によって急にキャンセルしなくてはならない場合もあるだろう。

そんな時に心配になるのがキャンセル料を払う必要があるのか? ということだ。

以下は筆者の経験談と世間の声をごちゃ混ぜにした見解で、国内の一般的なホテルにおいてである。また、例外は存在するため、すべてのケースには当てはまらないことをお断りしておく。

悪天候が理由の場合は請求されないことが多い

すでにキャンセル料がかかる期間に入っている場合でも、急な悪天候などで飛行機が欠航したり、交通機関がストップするような状態だと、不可抗力とも言えるのでキャンセル料は実際には請求されない場合が多い。

このケースでは本人がどんなに行きたくとも行くことができないのだから、仕方がないこととして処理してくれる場合が多いだろう。

自家用車やレンタカーで行く場合でも、大雪や吹雪でホワイトアウトしていたり、高速道路が通行止めになるような事態だと同様の判断となるはず。

電話できる状態ならホテルに事情を話せば深く詮索されることなく、キャンセル料を支払う必要なくキャンセル処理してくれる場合が多いと思う。

実際の経験談としては、東日本大震災が起きた当日に観光で宿泊予定だったホテルをキャンセルしたがキャンセル料を請求されるようなことはなかったし、大雨でJRが運休して行くことができなくなった北海道の某小都市のホテルも同様の対応だった。

止むを得ない事情ならキャンセル料はかからないことが多い

狭い島国である日本の場合、困った時はお互い様の精神が働くこともあって、急な体調不良や突発的な事情によるキャンセルの場合もキャンセル料は請求されないことが多い。

今後、日本は大量にいる団塊世代が寿命を迎えていくために人口減少の加速度は増していくし、無理にキャンセル料を請求してリピーターになってくれるかもしれない見込み客の心象を悪くするのは、ホテルとしては損失が大きいのである。

キャンセル料がかかるのはこんなケース

交通機関ストップなど止むを得ない事情の場合は大抵はキャンセル料がかからないが、以下のようなケースでは普通にキャンセル料がかかるので知識として知っておいても損はない。

予約サイトなどで事前決済済みの場合

楽天トラベルやじゃらんなどの予約サイトを使ってクレジットカードなどによる事前決済をしていた場合は、キャンセル料がかかる期間に突入しているとシステム上で自動計算されてキャンセル料を除いた額だけ返金される対応となる。

キャンセル料が100%かかる期間に入っている場合は返金がされない。

ここで小回りの利く小鳥ちゃんは気付くと思うが、一見すると便利に思える予約サイトの事前決済は諸刃の剣でもあるということ。

悪天候その他でキャンセルする可能性はどんな旅行にもあり得るから、筆者はすでに現地に辿り着いている場合で、当日の宿を予約するケース以外では出来るだけ使わないようにしている。

パックツアーや旅行代理店経由の場合

キャンセル規定が企業の方針として明確に決められていたり、事前に入金なり決済している場合が多いことから、相当止むを得ない場合以外は返金されないことが多いと思う。

余談 飛行機のキャンセル料はシステム的にばっちりかかる

ホテルの場合はファジーな対応がされることが多い一方、飛行機の場合は購入済みだと決められたキャンセル料がばっちりかかる。

飛行機自体が欠航になる場合はLCCでも大手でも全額返金されるけど、空港に辿りつけそうにない場合も含めて、本人都合の場合はばっちりキャンセル料がかかってしまう。

LCCはキャンセル料は全額が基本で、MCCや大手航空会社でもセール料金の場合は半分くらいはキャンセル料がかかる。

だから、ホテルよりかは飛行機の予約の方が慎重になった方が幸せになれる可能性が高い。

自転車ノウハウ

今日日、自転車旅行の宿泊先はホテルでも全然OKだと思う理由

自転車旅行というとキャンプ道具一式を積み込んで何がなんでもキャンプで突き通す・・・というのは一種の信念のように感じなくもない。

自転車旅行の初心者はもちろん、それなりの経験者であってもフレキシブルにホテル泊を取り入れて、快適な自転車旅行が今日日のサイクリストのあるべき姿ではないかと考えてみるコーナー。

キャンプツーリングは費用を浮かすためだった

当サイトのメインテーマである自転車旅行でも、最初こそネカフェやホテル泊だったものの、回数を重ねて自転車旅行の勝手がわかり、長期にわたる日程ではキャンプツーリングを取り入れた。

それは様々な理由があるが、自然に親しむためというよりは、どちらかというと宿泊費を節約するためだった。夏場の北海道のビジネスホテルは宿泊費が高い傾向があるので、安いホテルでも1泊4千円~5千円くらいかかってしまう。

例えば、ツーリングの日程が10泊だとすると、宿泊費だけでざっくり5万円もかかってしまうのだ。一人用のツーリングテントだったら、一流ブランドの高給テントが余裕で買えてしまう。しかも、テントなら20泊でも30泊でも使えば使うほど、1泊当たりの費用が安くなる。

少なくとも筆者の場合、ホテルではなくてテント泊を取り入れたのは宿泊費を浮かすためという理由が大きかったのだ。

テント泊のデメリット

自転車でのキャンプツーリングの場合、デメリットはどのようなものがあるのだろうか。

まず挙げられるのは、天候の影響をモロに受けることである。雨や強風など悪天候の場合は楽しくない。台風などの場合は危険を伴ったり、キャンプ場が閉鎖になる場合もある。そうなると宿泊地を変更したり、無理な行動を強いられることになるのだ。

ホテルの場合は一般的には15時くらいから深夜近くまでチェックインできるが、キャンプ場は場所にもよるがチェックイン時間が結構シビアだ。自治体公営のキャンプ場なんかでは17時や18時くらいで受付が終わってしまう場合も少なくない。

無料のキャンプ場だと公園みたいに常時開放されていることが多いが、ハイシーズンの場合は混みあっていて良い場所が確保できなかったり、遅い時間だと暗闇の中でテントを設営しないとならない不便がある。

また、テント泊は慣れている人でも、寒かったり暑かったり、風や雨、動物の鳴き声などでゆっくり寝られないことも多い。体力が命の自転車ツーリングでは、寝不足や疲れの蓄積は命取りにもなり兼ねない。

荷物が増えたり自転車に専用の装備が必要なことも

もう一つ挙げられるとすると、テントや寝袋などキャンプ道具一式を自転車に何らかの方法で積載しないとならないデメリットもある。

普通のロードバイクやクロスバイクには、そういった荷物を積載する装備がないので、自分で自転車に遇った積載するための装備をカスタマイズしないとならない。

飛行機輪行で自転車をキャンプ地まで運ぶ場合は、ガスバーナーや燃料の類はクロネコヤマトで別送しないとならない手間もある。ちなみに、ゆうパックでは規約で燃料の類は送れないはずなので注意。

全日程ホテル泊や部分的にホテル泊も全然OKだ

自転車旅行に拘りがあるサイクリストほど、キャンプツーリングに拘ってしまいがちな気がする。

それが宿泊費を抑えるためなら経済的な合理性がある。しかし、特に大きな理由もなく不便なキャンプツーリングを選んでいるだけだとしたら、自転車を移動手段だと考えてフレキシブルにホテル泊を取り入れてみてはいかがだろうか。

ホテル泊ならではの自由度や快適性、時間や精神的な余裕が生まれるのだ。

頑なにキャンプツーリングに拘っている自転車旅行者を見かけると、そんなに風に余計なお世話ながらに感じてしまうことがあるのだ。