世間には「毒親」なんていう言葉があることを最近知った。
言葉の通りで毒々しい親ということ。よく知らなかったが、数年前に流行語的に流行った言葉らしい。
人造人間やAIでない限り、基本的に誰にでも親がいる(あるいは過去にいた)わけだけど、世の中にはそれなりの確率で毒親が存在するのではないかと思う。
実は親からの電話がストレスな人は多い
未成年とかで親と同居していて完全に親の支配下にある人は、基本的に親がウザいと感じるのは仕方がない。だって、実際に支配下にあるのだから。
そうではなくて、ここで取り上げるのは社会人として世帯を分けて暮らしている場合。平たく言うと、上京して一人暮らしとか、あるいは結婚して別の家庭として独立している状況。
しかし、世帯が分かれていようと毒親からしたら、いつまでも子ども扱いするのは常識らしい。
何気なく「親 電話 めんどくさい」とかってググってみると、相当な数の専門的な記事がヒットする。某知恵袋なんかにも深刻な悩みが沢山書かれている。
かくいう私も「親 電話 めんどくさい」とかググるくらいなんだけど、世の中には介護に疲れて親をぶっ殺したりする「介護殺人」なんてのも日本では年間20~30件も起きているらしいし、程度の差はあれ、日ごろ毒親に悩んでいる人は多いのだ。
平日の昼間にどうでもいい電話をかけてくる毒親
年金暮らしの毒親とかだと平日の昼間だろうといつでも電話できるんだろうけど、多くの平均的な社会人は平日の昼間にどうでもいい電話をかけてこられたら迷惑だろう。
平日の昼間に着信があったら無視してもいいんだけど、平日の昼間に電話してくるくらいだから命に係わるような緊急の用事だった・・・とか思うし、人として着信があったら掛け直さざるを得ないから余計にウザい。
毒親のよくある特長だけど、着信を無視したら必ず何倍にもなって跳ね返ってくるし!
「なんで電話に出なかったんだ?」とか「なんで着信履歴残ってるのに掛け直してくれないの?」とか捲し立てられるのが定番コース。
近くに住んでる人なら家に押しかけてくるケースもあるかもしれない。これは毒親を持つ人にとっては「あるある」ではないだろうか。
毒親でも世間一般の感覚を持っている人ならスマホを持っているのかもしれないけど、ガラケーしか持っていない毒親だと基本的に電話しかかけて来ないからウザい。
ショートメールの使い方教えても滅多に使ってくれないし、スマホでLINEとか駆使する毒親も、それはそれで厄介なのは想像できるけど、化石ガラケー毒親もかなり厄介なのだ。
毒親は平気でいつまでも子ども扱いしがち
平日の日中にいきなり電話してきて「(顔もよく知らない)親戚の誰々が~」系とかの話をされるのはマジ勘弁だけど、「ちゃんと飯食ってるのか?」とか「仕事してんのか?」とか、20代前半とかの社会人なりたてでもないんだし、これはマジで精神攻撃がウザすぎると考えるのは正常な感覚であろう。
毒親に対してウザいと思ってるのをどう伝えていいのか見当がつかないのがまたウザい。
ウザいって思っていることに気付いてほしいけど、年齢的に軽い認知症かなんかも混じっているからか、毎回同じようなことばかり聞かれるのは本当に勘弁してほしい。
毒親をスルーするコツは期待を裏切ること
世の中の毒親の非常識行動は自己満足だけが唯一の目的。毒親を持つ子供としては、毒親の自己満足の犠牲になってはならない。
具体的に何かするつもりもないのに話を聞いてくれる素振りを見せるのは、単なる毒親自身の自己満足が目的であると言える。平日の昼間にどうでもいい電話をかけてくるのは、つまりそういうことである。
毒親は自分の子供をペットや自己満足の道具として利用する場合が多いのだ。ペットや自己満足の道具だと認識しているからこそ、自分の思った通りの反応をしてくれないと期限を損ねるし、理解不能の暴言を吐いて来たりするのである。
毒親にも様々なタイプがいるだろうからケースバイケースであるものの、期待に応えようとすると毒親の思うツボだ。
基本的に毒親は自己中でバカなので、無理して期待に応えると迷惑であることに全く気付いて貰うことができない。
毒親を持つ子供としては、毒親ごときの期待には応えられないというのを態度や言動で示していくのがよいだろう。
ただし、毒親と正面からぶつかるのは多大な精神力を必要とする。スルー出来るのであればスルーするに越したことはないけれど、放っておいて毒親が毒親であることを自覚して自ら改善する場合というのはほとんどないのが悲しい。
毒親は世代間ギャップで見当違いのアドバイスばかりする
そもそも問題、毒親は20~30歳以上も歳が離れているのが一般的。
親が現役だった頃の昭和バブルの好景気の時代とは環境が違い過ぎるから、大体のアドバイスは現代に通用しない。見当違いのアドバイスで自己満足に浸るのが毒親が電話をかけてくる目的なのだ。
しかし、ほとんど地元から出たことがないような昭和初期の産物である毒親の戯言を聞くのは時間の無駄でしかない。
毒親を持つ人は毒親をスルーする心の持ち方を身につけないとならない。
しかし、毒親というワードが世間的に注目されるくらいなのだから、そのへんの普通の人に見えるオジサンやオバサンでも、当の子供にとっては毒親だったりするのかと思うとゾっとしてしまう。
まとめ 毒親はありふれた問題であなただけの問題ではない
ネットで検索すればわかるけど、日本中に毒親はそこらじゅうにいる。この国は毒親で溢れかえっているのかもしれない。
毒親からの電話が非常識レベルでウザく感じるのはあなただけではないと知っておこう。毒親は厄介な存在で簡単に解決できる問題でもないけど、毒親の対応に精神力を浪費するのは得策でないことだけはハッキリと言うことができる。
願わくば、国とか自治体レベルで毒親の抑止活動をして欲しいものだ。
ちなみに下の本は毒親かどうか見極めるチェックリストがあるのでオススメ。自分の親が毒親かどうか微妙で判断できない人はお試しあれ。