泡盛

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【沖縄】泡盛の酒税アップと沖縄こどもの国の入園料2倍で沖縄は金のかかる島になったのか

画像はイメージ(まさひろギャラリー)

世間的に知られているかどうか不明だが、酒税というのは全国47都道府県で一律ではない。

沖縄を頻繁に旅行する人なら感覚的にわかると思うが、沖縄のスーパーとかで泡盛を買うと本土で買う時より2~3割くらいは安い。

輸送費や本土ではあまり泡盛が売れないから高めの値段にしているというのもあると思うが、この値段の差の大きな理由は酒税の違いである。

段階的に2032年にかけて泡盛の酒税軽減措置が廃止されていく

沖縄は日本本土が高度成長を遂げた時代にアメリカ統治されて関係で、国の特例として沖縄の特産品である泡盛の酒税軽減などの特例が設けられていた。

酒税以外にも沖縄には本土とは違う様々な優遇措置があるが、詳しく知りたい人は下記の書籍などに詳しい。

だが、泡盛の酒税は2032年までに段階的に特例が廃止されるという。

2024年の段階で規模の大きいメーカーの銘柄などから実際の販売価格が上がるようになっている。

筆者の記憶では2007年ころだと、スーパーで一番安いことが多い360ml入りの瑞穂は290円くらいで買えたと思うが、増税云々以外にも単純に物価上昇や泡盛の値上げで今では400円前後する。

少し前だと持ち帰る手間を差し引いても、泡盛は沖縄で買った方が安いからわざわざ自分用に買って持ち帰っていたけれど、本土と同じ値段になったら沖縄で買う理由がなくなってしまう。

まさひろのギャラリー(工場見学)の際にも聞いたが、沖縄では若い人を始めとして泡盛ファンが減っているそうで、以前は泡盛は安い酒というイメージだったけれど、焼酎やウイスキーの方が安い酒になったら、ますます泡盛離れが進むことは避けられないであろう。

こどもの国の入場料が500円から1000円に

2024年の年末に沖縄を訪れて、泡盛以外にも耳を疑ったのが沖縄市にある沖縄唯一と思われる、ちゃんとした動物園の「沖縄こどもの国」が大幅値上げしたということである。

以前は大人500円でネットの割引クーポンを使うと400円で入場できたのが1000円にまで値上げした。

こどもの国というくらいだから、子供優遇で子供は無料になる年齢が上がったりしたのだけど、大人だけでふらっと散歩コース的に立ちよるのに躊躇する値段になってしまった。

沖縄は以前は出生率の高い島であったが、さすがに昨今は本土程度に下がってしまったというけれど、美ら海水族館は遠すぎるし、結構遠いこどもの国も大幅値上げで、泡盛も含めて、沖縄の精神的な距離、経済的な距離は遠ざかってしまったように思う。

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【沖縄】まさひろの泡盛工場『まさひろギャラリー』に見学に行ってきたぞ

沖縄本島の那覇空港から歩いて2~3時間くらいのところにある『まさひろギャラリー』に見学に行ってきたぞ。

細かく言うと、2年ぶりくらいの2回目の訪問である。

無料で試飲や泡盛ミニボトルも貰える

沖縄には見学ができる泡盛工場が数十か所もあるが、予約が必須だったり、有料だったり、気合が入っていないとアクセスしづらい泡盛工場も多い。

そういった中では『まさひろギャラリー』は思い出した時にぷらっと出かけるのに向いていると言える。

若干、街から離れた場所にあるものの、売店も併設しているので買い物目的で訪れるまさひろファンもいるし、見学ブースはセルフで勝手に見る方式なので予約も必須ではない。

ただし、公式サイトのフォームからWeb予約して出かけると50mlの泡盛ミニボトルのお土産を貰うことができる。

30分前とか直前でも大丈夫なのでサクッと予約して行くとよいだろう。

一般人レベルに必要な泡盛知識が学べる

泡盛の由来は何とも沖縄らしいテーゲーさとも言える気がしなくもない

職業的な泡盛知識まではいかなくとも、泡盛のウンチクや雑学的な知識はここで大体学ぶことができると思う。

まぁ、職業的なレベルの泡盛知識を覚えたところで、泡盛を自宅で製造したり工場を建てるわけにはいかないけど。

2Fの展示内容は2年前と全く変わらないけど、平日の昼下がりなどでは誰もいないことも珍しくないため、ゆっくり見学できる。

運が悪いと観光団体のバスが乗り込んでくることもあるようだ。

見学、学習ブースはそんなに広くはないが、解説をじっくり読めば1時間くらいは過ごせる。

瓶マニアには堪らないだろうが、瓶マニアじゃなくても熱量に圧倒される。

1Fの試飲コーナー兼売店では、望めば大体の泡盛を試飲させて貰える。

ただし、前回訪れた時に「まさひろらしい味がしますね」とかわかってるようなわかってないようなことを言いながらポンポンと試飲させて貰っていたら、1つ1つが30度とか43度とか度数が高いこともあって、建物を出るころにはベロベロに酔っぱらってしまったのだ。

その反省から今回は本当は歩いて来ているものの、ドライバーを装って一口も飲まない作戦にしたのである。

昼間から酒を飲んでいるようでは健康体を保つのは難しいから、ミニボトルの土産で満足するのが大人ってもんだと自分的には思ったりする。

泡盛工場は見学をやっているところでも入りづらいところも多いけど、ここはコンビニ入るくらいの手軽さで入れるので、この手の初心者にもオススメできる。