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船乗りになったことのない俺が船乗りの仕事の大変さを語ってみる

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内陸部の街で生まれ育ったし、今現在も内陸部に住んでいるから海の男には常日頃、憧れてしまう。

船乗りの仕事にも憧れだけはあるから、どんなものかと見た聞いたレベルだけで船乗りの大変さを語ってみるコーナー。

船の種類にもよるが数か月ずっと船で過ごす

船と言っても色々あるけれど、人や物を運ぶ長距離フェリーや、物だけを運ぶ貨物船など、世の中には色々な船がある。漁船とかもあるだろう。

会社によっても様々だと言うが、日本各地を結ぶような国内の船だとしても、3か月や半年くらい、ずっと船上や立ち寄った港近辺で過ごすのだという。

乗客としてフェリーに乗ると国内航路だと、せいぜい1日くらいで陸に着くけれど、船員はそのまま家に帰るわけではなくて、船に個室があって船で生活しているのだという。

半世紀は遅れているパワハラ世界

陸上の会社では現在はパワハラ防止法などで形だけはパワハラ対策がされているし、機能しているかどうかは別にして国の機関などで相談窓口が設置されている。

ただ、船上での仕事においては、航海に出でしまえば数か月単位で家にも帰ることができず、パワハラ環境であればブラック企業に24時間滞在していることになる。

資格や階級などでの上下関係も厳しいし、特に新人の頃は先輩が上司の力が強いために、パワハラに悩むケースも多いという。

パワハラのターゲットにされれば船を降りるくらいしか解決法もなく、逃げ場がない空間だけに陸上以上の苦悩に苛まれることであろう。

数か月勤務して1か月休暇などの生活パターン

これも会社によって様々なようだが、陸上の会社みたいに平日5日勤務して土日休みみたいなパターンではない。

例えば、半年くらい船に乗って、1か月くらいの休暇が与えられたりするらしい。

船に乗っている時は自分の担当の時間でなかったとしても、緊急時などは対応しないとならないし、その空間自体が職場だから完全に気が休まることはないだろうし、1か月休めると言っても妥当なものかどうかは難しいかもしれない。

各地の港に行けるのはメリット

国内の船だとしても全国の港に立ち寄るような船だと、全国各地の港街に訪れることができる。

各地で名物の食事をしたり、ちょっとした観光をすることもできるという。

船の仕事に就く方法

基本的に船の仕事は資格や免許などで決まるので、全然違う分野の人がちょろっと船の仕事に転職するのはハードルが高いように思う。

水産系の高校や専門学校、大学などで資格や免許を取って、船関係の仕事に就く人が多いらしい。

基本的に船の仕事は男社会で、トイレなど船の設備もまちまちだけど、最近は女性向けの設備が整備されたりもしてきているという。

憧れだけで船の仕事に就くのは難しいかも

勤務パターンや環境などが一般的な陸上の会社とはかけ離れているのと、資格や免許がないとどうにもならない世界なので、ちょろっと転職するには難しい気がする。

日本は島国で四方を海に囲まれているから、日本中に港があって船の仕事が存在しているとも言えるし、今でも低コストかつ大量の物流は船がメインである。

新潟市と佐渡を2~3時間で結んでいる航路とか、1~2時間で同じような場所を日中だけ走るような航路だったら、毎日家に帰れそうな気がするけど、何か月も船に乗るようなのは自分には難しいかなというのが正直なところ。