イガイガ

病気と健康

【イガイガ感】コロナやコロナ後遺症で喉が辛い時に試したことまとめ

画像はイメージです

コロナやコロナ後遺症で喉のイガイガ感や痛み、腫れのような症状で辛い時に個人的に試してみたことのまとめ、自分用メモ。

素人の独自考察であり、医療情報や治療情報ではないことに注意。

ただ、個人的な経験ではコロナやコロナ後遺症は、内科の看板を出しているクリニックでさえ堂々と「うちは診察しません」とか「ヨソをあたってくれ」と診察拒否する場合が多々あり、近隣のクリニックや病院では診察を受けられなくて、自分で何とかしないとならない悲しい状況があるのも事実。

体質や病状などにもよるけど、近い状況の場合はもしかすると少し参考になるかもしれないので共有するものの、ご利用はあくまで自己責任でお願いします。

飴、のど飴(食品)、のど飴(医薬品)、トローチ系など

スーパーやドラッグストアなどで売られている飴やトローチ系は数多くの種類を試したけど、喉が(一時的に)楽になるものと、逆効果になるものがあった。

結論的に効果で言えば、

のど飴(医薬品)= トローチ系 > のど飴(食品)

であり、のど飴として売られていない普通の飴(キャンディー)は後から喉のイガイガ感が増して来たことが多々あり、喉が痛い時には逆効果だと思った。それぞれの詳細や代表的な商品は以下で述べる。

のど飴(医薬品)の一例

・ヴィックス メディケットドロップ

コストパフォーマンスが比較的よく、喉のイガイガ感が強い時に助けられたのがVICKSという医薬品ののど飴。普通の飴と変わらないような味で、のど飴っぽくないけど効果は確かで効き目を実感するのが早かった。

トローチの一例

・龍角散 ダイレクト

トローチ系も色々試したけど、効果に即効性があったのが龍角散ダイレクトというトローチ。のどの違和感が強い時に喉を楽にしてくれた。個包装で持ち運びしやすいのもオススメポイント。

のど飴(食品)の一例

食品としてスーパーなどの飴コーナーで売られているカテゴリーの商品だと、龍角散の喉飴が頭一つ上だった。ただし、医薬品カテゴリーのVICKSより薬っぽい味がする。

医薬品カテゴリーの喉飴と違って、舐める回数が特に決められていないのと、低価格なのが特徴。イガイガ感が特に強い時は効き目はあまりないので、イガイガが小程度の場合にオススメ。

VICKSにも食品カテゴリーの喉飴もある。イガイガ感が小さい場合はオススメ。

蜂蜜が喉に良いという話を聞いて、蜂蜜だけで作られた飴や、マヌカハニー(という蜂蜜の一種?)の喉飴も試したけど、可もなく不可もなくという感じだったものの、一応紹介。

うがい薬、塩水うがい

耳鼻咽喉科や内科で診察を受けるのがベストだけど、ある耳鼻咽喉科のクリニックで言われたのは痰が多くて喉がイガイガする時は「水(個人的にはぬるま湯がよかった)を多く飲む」のが重要であり、うがいは喉の表面(?)しか効果がないから、特にうがいを多くすれということは言われなかった。

クリニックでは特にうがいをするようには言われなかったけど、ポピドンヨードのうがい薬の場合は薄めに使ってうがいをするのは良いように思う。たまたま家にあったから使っていたが、特にイガイガ感が使い時は濃くすると刺激が強いから避けるようにしていた。

うがい薬の例

・新コルゲンコーワうがいぐすり

ポピドンヨードではなくて、セチルピリジニウム塩化物水和物が主成分のうがい薬。個人的にはポピドンヨードより喉に優しくて、適度にスッキリさせる効果があるように思う。

塩水でうがい

なんてことはない、500mlの空きペットボトルに半分くらい水道水を入れて塩を3ツマミくらい薄く入れて作る。

海外の医者や色々なところで塩水うがいは推奨されているし、実際に喉が楽になるような気がした。気軽に低コストで行えるのもオススメポイント。出かけるときに持参すると安心感が増す。

のどスプレー系(アズレン、ポピドンヨード)

のどスプレー系の商品はドラッグストアでよく見かけるけど、のどのイガイガ感が特に強い時は刺激が強すぎて逆効果になるように感じた。中~小程度のイガイガ感の時には使えるものの、特にポピドンヨードののどスプレーは刺激が強いように感じるので、個人的にはあまり好まない。

のどスプレーは大きく分けると主要成分の違いで、アズレンスルホン酸ナトリウム(この記事ではアズレンと表記する)を使ったものと、うがい薬でもよく見かけるポピドンヨードを使ったものがある。前者の方が値段が高く刺激がマイルド。イガイガ感が中以上の場合は、使うならアズレン系が良いと思う。

刺激と味の違いはわかるが、効果の違いは特に実感できなかった。

トローチや飲み薬と成分が被る場合もあるが、個人的にはスプレー系で劇的にのどが楽になった気はしないけど、体質や症状によっては効果があるのかもしれない。病気の治療というより、カラオケとかで声を出しすぎたとか、そういう時に使うイメージがある。

アズレンスルホン酸ナトリウム系

比較的、価格が高い商品が多い。喉への刺激がポピドンヨード系よりマイルドな気がする。

ポピドンヨード系

比較的、低価格な商品が多いが、喉への刺激は強め。イガイガ感が強い場合は悪化させる気がする。

鼻うがい

鼻うがいは喉の違和感やめまいなど、特にコロナ後遺症の症状がある場合に有効とされているらしい。

なぜなら、コロナや風邪のウイルスは鼻の奥の方にある「上咽頭」という場所に感染して炎症を起こすという認識で、鼻うがいによって炎症部分を改善することが期待できるからである。ちなみにガラガラ~っとする「口うがい」は日本ではよく行われているものの、世界的にはあまり行われていないらしい。

喉というのは体の中でも微妙な部分であり、本当は「上咽頭」のあたりが炎症を起こしているのに、脳が錯覚して喉の下の方(口の奥あたり)に違和感を感じる場合があるということを鼻うがいを勧める本に書いてあった。

筆者も騙されたと思ってやってみたが、耳鼻咽喉科で出された薬を2か月飲んでも改善されなかった喉のイガイガ感が1週間くらい鼻うがいするだけで、かなり軽減されるというくらい効果があった(あくまで個人的経験)。

今まで鼻うがいなどやったことがなかったが、ドラッグストアなどで売られている鼻うがいのキット商品を使うと、手軽かつ確実に鼻うがいすることができる。

鼻の中に水を入れるというと「痛い+怖い」イメージがあると思うが、それは風呂とかの水道水の場合。人間の体液と同じ0.9%の塩分濃度であれば、ほとんど痛みはなく、むしろこんなに気持ちのいいスッキリするものが世の中にあったのか・・・と思えるくらい楽しんで鼻うがいをやっている。

自分で0.9%の塩水を作ったり、ドレッシングのボトルとかで代用品があれば専用商品を必ずしも買わなくてもよいが、最初は専用商品を使うのが安心で手っ取り早いと思う。

鼻うがいの回数は風邪などの予防目的だと1日2回が標準とされるが、治療目的だと1日6回くらいでも支障ないらしい。自分で塩水を作ってやる場合は1%~2%くらいの間で少し濃いめの塩分濃度の方が効果的らしい。

市販品だと筆者も使っているオススメ商品は下記の鼻うがいキット。

NeilMed サイナスリンス

専用のボトルにぬるま湯を入れて、1回ごとに分けられた洗浄液の粉末を入れるだけで鼻うがいがすぐにできる。

ボトルが付属したスターターキットと、補充用の洗浄液の粉末(サイナスリフィル)だけの商品がある。ドラッグストアにも売っていることがあるが、大抵はネットで買う方が安い。

ミサトール リノローション

喉のイガイガ感に直接効くかは自分ではまだ検証できていないけど、医者が書いた上咽頭関係の書籍やブログで効果があると紹介されていた。特に後遺症の場合に効果がありそう。

梅のエキスのようなものを鼻に数滴垂らすようなやつで、不思議と鼻うがいよりもツーンとしない。鼻うがいと組み合わせるとより効果的らしい。

医薬品カテゴリではないので病院で処方されたりしないし、そのへんのドラッグストアでも見かけたことはない。

ネットだとYahoo!ショッピングと楽天市場で売ってるのを見かけた(記事執筆時点)。専用の注入キットと梅エキスの洗浄液を別々に買う必要がある。

飲み物系で喉に良いもの、悪いもの

ネットの情報や巷で言われている喉に良いとされるものを色々試したけど、個人的には良いものと悪いものがあった。

しょうが湯

イガイガ感が特に強い時は刺激が強くて逆効果に感じて飲むのを辞めたというか、飲むことができなかった。イガイガ感が中~小程度の場合は効果的だと思う。

スポーツドリンク系

体液の成分に近いからか喉のイガイガが強かったり、味覚が微妙な時でも安心して飲むことができた。

常温とか温めて飲んでも美味しい。粉のタイプならお湯で割ったりもできてオススメ。

レモン味のスポーツドリンクは大抵はビタミンCが多めに入っていて、喉が炎症しているような時には特に良い。

喉がイガイガする時にオススメの食品

イガイガの度合いにもよるが、特にイガイガ感が強い場合は水分も一緒にとれるような流動食に近いものが食べやすかった。

粉っぽいもの全般や、カレーなどスパイスが効いたもの全般は喉が刺激されて悪化することが多かったので避けることが重要。お粥が好きな人はお粥でもいいけど、自分はあまり好きではないので以下のようなものを好んだ。

お茶漬け

白いご飯は別途炊いておく。喉がイガイガする時や体の状態が悪い時でも、安定の味で食べることができた。

鶏飯(けいはん、奄美大島の地元料理)

奄美大島グルメでレトルトでも雰囲気を楽しむことができる。本物とは少し違う(?)けど、お茶漬けライクで楽しめる。

カロリーメイト系

ごはんを食べる気力、体力がない時でも食べやすい。喉に詰まらないように水やぬるま湯と一緒に食べるとよい。

ゼリー系食品

こちらも食べる気力がない時用。栄養分と水分を補給できる。

喉がイガイガする時のサプリメント

一般的に言われているのは風邪や喉の痛みに効果があるのはビタミンCで、海外の医者が言うには喉が痛む時は大量にとると良いということ。

普通の食品でビタミンCを大量にとるのは現実的ではないが、サプリメントや錠剤だと低価格で大量にとれる。大抵は1,000mgが目安となっているが取りすぎるとビタミンCは取りすぎると下痢をするので注意。

ちなみに、多くの生き物はビタミンCを自分で生成できるが、我々人類(というか霊長類)は生きていくのにビタミンCが必須なのに、自己生成できないために外部からとる必要がある。

あくまでサプリメントは栄養分なので、飲んだからと言って急激に症状が良くなるのを実感したりすることはないものの、気持ちの問題(?)の方が大きい気がする。

亜鉛や鉄、マルチビタミン系も皮膚や粘膜の健康に関わるとされる。

喉がイガイガする時の飲み薬(市販薬、漢方薬など)

なぜ最後の方に飲み薬の項目を持ってきたかというと、個人的には耳鼻咽喉科で喉のイガイガを訴えても喉の痛み止め系の薬を処方されなかったからというのがある。

クリニックや先生の考え方にもよると思うけど、喉の痛みやイガイガの原因になっているウイルスか何かが解消されない限り、本質的には喉のイガイガも治らないのではないかと思っている。

ただ、喉の痛みに効くとされる市販薬は沢山売られているので紹介。

ぺラックT錠

トラネキサム酸が主成分でカンゾウ乾燥エキス、ビタミンなどが配合されている市販薬。

トラネキサム酸は病院で喉の痛みを訴えると処方される定番(?)の薬の成分なので、処方薬に近い効果が得られるような気がする。喉が特に辛い時に飲んだら1時間くらいで辛さが和らいだ。

なぜトラネキサム酸が処方されなかったか謎だが、処方薬の方が市販薬より成分が多くて保険が使えて安いので、ズバリ病院で「トラネキサム酸の薬を出してくれ」と言える人は言うと良いのかもしれない。ただし、前述のようにコロナやコロナ後遺症のような場合は原因が治らないと喉のイガイガも解消されない気がする。

クラシエ 銀翹散(ぎんぎょうさん、漢方薬)

割と売っている店が多い漢方薬で1千円くらいと安価。

喉の痛みをはじめ、風邪っぽい諸症状全般に効果がある。漢方薬は西洋の薬と違って飲んですぐ効くというより、じわじわ時間をかけて効いてくるイメージ。大抵の市販の漢方薬は成分というか量が控えめなので、すぐに効き目が実感できない場合が多い気もする。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう、漢方薬)

クラシエやツムラから市販薬と処方薬が存在する漢方薬。イガイガというか、「梅干しの種が詰まったような」とか「何かが張り付いたような」と形容される喉のつかえ感の解消や、ストレス低減などに効果があるとされる。最近だとコロナ後遺症で処方されることがある漢方薬の一つ。

処方薬の方が量が多くて保険が使えるから安いけど、漢方薬を出してくれる医者と出会う必要がある。処方箋も出して貰っても置いている調剤薬局が少なかったりするので注意。

市販薬は大きいドラッグストアなどで普通に売っていたり、ネットが買うことができる。

痰が絡む場合の飲み薬(処方薬、市販薬)

コロナのオミクロン株の後遺症で多いのが痰が絡むという症状。

痰が絡む場合は内科や耳鼻咽喉科などで出される処方薬のカルボシステインやアンブロキソールという去痰薬が有効。定番の薬なので痰が絡む場合は大抵出される。カルボシステインは体質のためか、時々、副作用でお腹がキリキリ痛くなる場合があった。ジェネリックで安いので1か月分でも1千円弱程度(3割負担の場合)。

去痰の市販薬の例

病院にかかれない場合は若干割高にはなるが、市販薬でも同じような成分の薬が売られている。

ただ、明らかに痰がイガイガの原因の気がする場合はともかく、喉のイガイガの原因がはっきりわからない場合や、長期間に渡って痰が続く場合は診察を受けた方が良いように思う。

と言っても、痰とイガイガ感が辛くて、ある耳鼻咽喉科にかかった時は「よくある普通の風邪」「薬なんて必要ないくらい」「気持ちの問題(えっ? 気持ちの問題で痰が出るのですか?)」みたいな対応だったので、病院にかかるのもむつかしい・・・。

お断りと免責事項、メッセージ

冒頭の記述の通り、当ページの情報は個人的な経験と考察によるものであり、医療情報や治療方法の提供ではないことに留意。当ページの情報を利用しての一切の不都合に責任は負わない。

本当はどう考えても信頼できる医者にかかるのが一番だけど、世の中には診察拒否はもちろんのこと、「コロナはただの風邪」とか「気持ちの問題」と言い切る医者もいるので、誰かの参考になればという思いで記述した。

ただ、筆者自身がコロナやコロナ後遺症を自分で経験しているので、コロナや後遺症にかかった経験がない「コロナ診察拒否」をする医者などよりも、個人的には詳しいような気がしないでもない(?)。

今現在、闘病中で苦しんでいる方には、きっと良くなる、止まない雨はないと言ってあげたい。自分もそんな気持ちで闘病している。