コロナ

病気と健康

電車やスーパーでマスクしない輩にコロナ後遺症経験者として心の中で文句を言ってみる

コロナ感染とコロナ後遺症の経験者として、心の中で文句を言わなければならないことがあるとしたら、人口密度が高い公共の場でマスクをしない輩だ。最近多い。

コロナは収束どころか蔓延しきっていて病床使用率80%とかなのに、筆者の近辺では電車や大型スーパー(イオンとか)でマスクをしない輩を大体毎日見かけるのだ。

大体、その手の輩はヤンキー風の見た目の口ピアスのギャルか、家族連れで楽しそうに談笑している親だったりするので、経済的な理由や身体上の理由でマスクを付けれないわけでもなさそう。

こっちも大人だから、そういうヤバそうな相手は避けるし、面と向かって文句を言うのは歩きタバコの危険極まりないアホに文句を言うのと同じくらいにリスクが高いのでしないわけだが、言いたいことも言えない世の中なので素晴らしいインターネットの中で文句を言ってみる。

前提条件、コロナは恐ろしい=人生を壊す

想像だが、人混みでマスクをしない輩はコロナに感染したことがないか、感染しても無症状で気づかないだけか、後遺症もなく2~3日で全快するくらいに軽症だった人だろう。

なぜなら、まともにコロナにかかったことがある人なら、二度とあんな苦しみや恐怖は味わいたくないと心に刻まれているので、よほどの事情がない限りは他人がいる所でノーマスクで呼吸をするなど有り得ないからだ。

コロナにまともにかかると、喉がふさがって飲食物はまともにとれない。そもそも、味覚や嗅覚がおかしくなって甘いものも苦く感じてしまい、水やおかゆなど、元々、あまり味や匂いがないものしか受け付けなくなる。

世間からは汚れもの扱いされて、完治するまで自宅療養や人によってはホテルや病院に軟禁される。保健所の職員は人によるだろうが上から目線だし、肉体的にも精神的にも参ってしまうのだ。

仕事や学校がある人はもちろん休むことになるし、初期のころほどではないものの、コロナ感染の経験がにない人など、相手によっては差別的な感情を未だに持っている場合もある。

治っても後遺症はさらに酷い

コロナが治ればそれで終わりかというと、10人に1人とか、5人に1人とかの割合で発生するらしい後遺症が待ち構えている。

コロナ処女の人からすれば後遺症自体の存在を認めない場合もあって、ワクチン後遺症と混同して語られることもあるが、全くの別物である。

コロナ後遺症はワクチンの接種有無と関係なく、コロナ自体の軽傷、重症に関係なく起こるのだ。いるのかどうか知らないが神様があみだくじで後遺症になる人を選んでいるようなものだ。

後遺症は人によって様々で250種類くらいの症状があると言われている。治る期間も人によって様々だが、半年~1年くらいは継続する場合も珍しくないので、多くの人は仕事や日常生活にも大きな支障が出てしまう。

欧米では早くから社会問題として解決に取り組んでいたが、後進国の日本では2022年くらいになってようやく国としての資料が出てきたくらいだった。このことは後遺症の治療に初期から取り組んでいる医者も批判していた。

そんなんだから、後遺症で日常生活に支障が出たり、経済的に困窮しても国として援助するようなものはないようなものである。

マスクしない人が死のうが構わんが他人に移すな

公共の場でマスクしない輩がおっそろしいコロナや後遺症になって苦しむのは自業自得だけど、問題なのは自分勝手な人間のせいで他人が苦しむことになる可能性があることだ。

事実、筆者もどこかで誰かからコロナに移されたのだから、そう指摘することできる。

マスクしない人に問いたいのは、自分が進化した人間だからコロナに感染したり、他人へのウイルスの仲介者にならない保証があるとでも考えているのかということだ。

筆者もコロナに感染する前は生まれつきコロナに感染しない体質だとか勘違いしていたが、人間である以上は誰しもがコロナに感染するのである。

特別なイベントとか飲食店などに出入りしなくても、公共交通機関やショッピングセンターなど家の近所にあるような場所でもフツーに感染する。それがコロナなのだ。

まぁ、普通に電車やスーパーとかがマスク着用を義務付ければいいだけなんだけど、最近緩くなってきているのが恐怖を助長させる。

病気と健康

【イガイガ感】コロナやコロナ後遺症で喉が辛い時に試したことまとめ

画像はイメージです

コロナやコロナ後遺症で喉のイガイガ感や痛み、腫れのような症状で辛い時に個人的に試してみたことのまとめ、自分用メモ。

素人の独自考察であり、医療情報や治療情報ではないことに注意。

ただ、個人的な経験ではコロナやコロナ後遺症は、内科の看板を出しているクリニックでさえ堂々と「うちは診察しません」とか「ヨソをあたってくれ」と診察拒否する場合が多々あり、近隣のクリニックや病院では診察を受けられなくて、自分で何とかしないとならない悲しい状況があるのも事実。

体質や病状などにもよるけど、近い状況の場合はもしかすると少し参考になるかもしれないので共有するものの、ご利用はあくまで自己責任でお願いします。

飴、のど飴(食品)、のど飴(医薬品)、トローチ系など

スーパーやドラッグストアなどで売られている飴やトローチ系は数多くの種類を試したけど、喉が(一時的に)楽になるものと、逆効果になるものがあった。

結論的に効果で言えば、

のど飴(医薬品)= トローチ系 > のど飴(食品)

であり、のど飴として売られていない普通の飴(キャンディー)は後から喉のイガイガ感が増して来たことが多々あり、喉が痛い時には逆効果だと思った。それぞれの詳細や代表的な商品は以下で述べる。

のど飴(医薬品)の一例

・ヴィックス メディケットドロップ

コストパフォーマンスが比較的よく、喉のイガイガ感が強い時に助けられたのがVICKSという医薬品ののど飴。普通の飴と変わらないような味で、のど飴っぽくないけど効果は確かで効き目を実感するのが早かった。

トローチの一例

・龍角散 ダイレクト

トローチ系も色々試したけど、効果に即効性があったのが龍角散ダイレクトというトローチ。のどの違和感が強い時に喉を楽にしてくれた。個包装で持ち運びしやすいのもオススメポイント。

のど飴(食品)の一例

食品としてスーパーなどの飴コーナーで売られているカテゴリーの商品だと、龍角散の喉飴が頭一つ上だった。ただし、医薬品カテゴリーのVICKSより薬っぽい味がする。

医薬品カテゴリーの喉飴と違って、舐める回数が特に決められていないのと、低価格なのが特徴。イガイガ感が特に強い時は効き目はあまりないので、イガイガが小程度の場合にオススメ。

VICKSにも食品カテゴリーの喉飴もある。イガイガ感が小さい場合はオススメ。

蜂蜜が喉に良いという話を聞いて、蜂蜜だけで作られた飴や、マヌカハニー(という蜂蜜の一種?)の喉飴も試したけど、可もなく不可もなくという感じだったものの、一応紹介。

うがい薬、塩水うがい

耳鼻咽喉科や内科で診察を受けるのがベストだけど、ある耳鼻咽喉科のクリニックで言われたのは痰が多くて喉がイガイガする時は「水(個人的にはぬるま湯がよかった)を多く飲む」のが重要であり、うがいは喉の表面(?)しか効果がないから、特にうがいを多くすれということは言われなかった。

クリニックでは特にうがいをするようには言われなかったけど、ポピドンヨードのうがい薬の場合は薄めに使ってうがいをするのは良いように思う。たまたま家にあったから使っていたが、特にイガイガ感が使い時は濃くすると刺激が強いから避けるようにしていた。

うがい薬の例

・新コルゲンコーワうがいぐすり

ポピドンヨードではなくて、セチルピリジニウム塩化物水和物が主成分のうがい薬。個人的にはポピドンヨードより喉に優しくて、適度にスッキリさせる効果があるように思う。

塩水でうがい

なんてことはない、500mlの空きペットボトルに半分くらい水道水を入れて塩を3ツマミくらい薄く入れて作る。

海外の医者や色々なところで塩水うがいは推奨されているし、実際に喉が楽になるような気がした。気軽に低コストで行えるのもオススメポイント。出かけるときに持参すると安心感が増す。

のどスプレー系(アズレン、ポピドンヨード)

のどスプレー系の商品はドラッグストアでよく見かけるけど、のどのイガイガ感が特に強い時は刺激が強すぎて逆効果になるように感じた。中~小程度のイガイガ感の時には使えるものの、特にポピドンヨードののどスプレーは刺激が強いように感じるので、個人的にはあまり好まない。

のどスプレーは大きく分けると主要成分の違いで、アズレンスルホン酸ナトリウム(この記事ではアズレンと表記する)を使ったものと、うがい薬でもよく見かけるポピドンヨードを使ったものがある。前者の方が値段が高く刺激がマイルド。イガイガ感が中以上の場合は、使うならアズレン系が良いと思う。

刺激と味の違いはわかるが、効果の違いは特に実感できなかった。

トローチや飲み薬と成分が被る場合もあるが、個人的にはスプレー系で劇的にのどが楽になった気はしないけど、体質や症状によっては効果があるのかもしれない。病気の治療というより、カラオケとかで声を出しすぎたとか、そういう時に使うイメージがある。

アズレンスルホン酸ナトリウム系

比較的、価格が高い商品が多い。喉への刺激がポピドンヨード系よりマイルドな気がする。

ポピドンヨード系

比較的、低価格な商品が多いが、喉への刺激は強め。イガイガ感が強い場合は悪化させる気がする。

鼻うがい

鼻うがいは喉の違和感やめまいなど、特にコロナ後遺症の症状がある場合に有効とされているらしい。

なぜなら、コロナや風邪のウイルスは鼻の奥の方にある「上咽頭」という場所に感染して炎症を起こすという認識で、鼻うがいによって炎症部分を改善することが期待できるからである。ちなみにガラガラ~っとする「口うがい」は日本ではよく行われているものの、世界的にはあまり行われていないらしい。

喉というのは体の中でも微妙な部分であり、本当は「上咽頭」のあたりが炎症を起こしているのに、脳が錯覚して喉の下の方(口の奥あたり)に違和感を感じる場合があるということを鼻うがいを勧める本に書いてあった。

筆者も騙されたと思ってやってみたが、耳鼻咽喉科で出された薬を2か月飲んでも改善されなかった喉のイガイガ感が1週間くらい鼻うがいするだけで、かなり軽減されるというくらい効果があった(あくまで個人的経験)。

今まで鼻うがいなどやったことがなかったが、ドラッグストアなどで売られている鼻うがいのキット商品を使うと、手軽かつ確実に鼻うがいすることができる。

鼻の中に水を入れるというと「痛い+怖い」イメージがあると思うが、それは風呂とかの水道水の場合。人間の体液と同じ0.9%の塩分濃度であれば、ほとんど痛みはなく、むしろこんなに気持ちのいいスッキリするものが世の中にあったのか・・・と思えるくらい楽しんで鼻うがいをやっている。

自分で0.9%の塩水を作ったり、ドレッシングのボトルとかで代用品があれば専用商品を必ずしも買わなくてもよいが、最初は専用商品を使うのが安心で手っ取り早いと思う。

鼻うがいの回数は風邪などの予防目的だと1日2回が標準とされるが、治療目的だと1日6回くらいでも支障ないらしい。自分で塩水を作ってやる場合は1%~2%くらいの間で少し濃いめの塩分濃度の方が効果的らしい。

市販品だと筆者も使っているオススメ商品は下記の鼻うがいキット。

NeilMed サイナスリンス

専用のボトルにぬるま湯を入れて、1回ごとに分けられた洗浄液の粉末を入れるだけで鼻うがいがすぐにできる。

ボトルが付属したスターターキットと、補充用の洗浄液の粉末(サイナスリフィル)だけの商品がある。ドラッグストアにも売っていることがあるが、大抵はネットで買う方が安い。

ミサトール リノローション

喉のイガイガ感に直接効くかは自分ではまだ検証できていないけど、医者が書いた上咽頭関係の書籍やブログで効果があると紹介されていた。特に後遺症の場合に効果がありそう。

梅のエキスのようなものを鼻に数滴垂らすようなやつで、不思議と鼻うがいよりもツーンとしない。鼻うがいと組み合わせるとより効果的らしい。

医薬品カテゴリではないので病院で処方されたりしないし、そのへんのドラッグストアでも見かけたことはない。

ネットだとYahoo!ショッピングと楽天市場で売ってるのを見かけた(記事執筆時点)。専用の注入キットと梅エキスの洗浄液を別々に買う必要がある。

飲み物系で喉に良いもの、悪いもの

ネットの情報や巷で言われている喉に良いとされるものを色々試したけど、個人的には良いものと悪いものがあった。

しょうが湯

イガイガ感が特に強い時は刺激が強くて逆効果に感じて飲むのを辞めたというか、飲むことができなかった。イガイガ感が中~小程度の場合は効果的だと思う。

スポーツドリンク系

体液の成分に近いからか喉のイガイガが強かったり、味覚が微妙な時でも安心して飲むことができた。

常温とか温めて飲んでも美味しい。粉のタイプならお湯で割ったりもできてオススメ。

レモン味のスポーツドリンクは大抵はビタミンCが多めに入っていて、喉が炎症しているような時には特に良い。

喉がイガイガする時にオススメの食品

イガイガの度合いにもよるが、特にイガイガ感が強い場合は水分も一緒にとれるような流動食に近いものが食べやすかった。

粉っぽいもの全般や、カレーなどスパイスが効いたもの全般は喉が刺激されて悪化することが多かったので避けることが重要。お粥が好きな人はお粥でもいいけど、自分はあまり好きではないので以下のようなものを好んだ。

お茶漬け

白いご飯は別途炊いておく。喉がイガイガする時や体の状態が悪い時でも、安定の味で食べることができた。

鶏飯(けいはん、奄美大島の地元料理)

奄美大島グルメでレトルトでも雰囲気を楽しむことができる。本物とは少し違う(?)けど、お茶漬けライクで楽しめる。

カロリーメイト系

ごはんを食べる気力、体力がない時でも食べやすい。喉に詰まらないように水やぬるま湯と一緒に食べるとよい。

ゼリー系食品

こちらも食べる気力がない時用。栄養分と水分を補給できる。

喉がイガイガする時のサプリメント

一般的に言われているのは風邪や喉の痛みに効果があるのはビタミンCで、海外の医者が言うには喉が痛む時は大量にとると良いということ。

普通の食品でビタミンCを大量にとるのは現実的ではないが、サプリメントや錠剤だと低価格で大量にとれる。大抵は1,000mgが目安となっているが取りすぎるとビタミンCは取りすぎると下痢をするので注意。

ちなみに、多くの生き物はビタミンCを自分で生成できるが、我々人類(というか霊長類)は生きていくのにビタミンCが必須なのに、自己生成できないために外部からとる必要がある。

あくまでサプリメントは栄養分なので、飲んだからと言って急激に症状が良くなるのを実感したりすることはないものの、気持ちの問題(?)の方が大きい気がする。

亜鉛や鉄、マルチビタミン系も皮膚や粘膜の健康に関わるとされる。

喉がイガイガする時の飲み薬(市販薬、漢方薬など)

なぜ最後の方に飲み薬の項目を持ってきたかというと、個人的には耳鼻咽喉科で喉のイガイガを訴えても喉の痛み止め系の薬を処方されなかったからというのがある。

クリニックや先生の考え方にもよると思うけど、喉の痛みやイガイガの原因になっているウイルスか何かが解消されない限り、本質的には喉のイガイガも治らないのではないかと思っている。

ただ、喉の痛みに効くとされる市販薬は沢山売られているので紹介。

ぺラックT錠

トラネキサム酸が主成分でカンゾウ乾燥エキス、ビタミンなどが配合されている市販薬。

トラネキサム酸は病院で喉の痛みを訴えると処方される定番(?)の薬の成分なので、処方薬に近い効果が得られるような気がする。喉が特に辛い時に飲んだら1時間くらいで辛さが和らいだ。

なぜトラネキサム酸が処方されなかったか謎だが、処方薬の方が市販薬より成分が多くて保険が使えて安いので、ズバリ病院で「トラネキサム酸の薬を出してくれ」と言える人は言うと良いのかもしれない。ただし、前述のようにコロナやコロナ後遺症のような場合は原因が治らないと喉のイガイガも解消されない気がする。

クラシエ 銀翹散(ぎんぎょうさん、漢方薬)

割と売っている店が多い漢方薬で1千円くらいと安価。

喉の痛みをはじめ、風邪っぽい諸症状全般に効果がある。漢方薬は西洋の薬と違って飲んですぐ効くというより、じわじわ時間をかけて効いてくるイメージ。大抵の市販の漢方薬は成分というか量が控えめなので、すぐに効き目が実感できない場合が多い気もする。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう、漢方薬)

クラシエやツムラから市販薬と処方薬が存在する漢方薬。イガイガというか、「梅干しの種が詰まったような」とか「何かが張り付いたような」と形容される喉のつかえ感の解消や、ストレス低減などに効果があるとされる。最近だとコロナ後遺症で処方されることがある漢方薬の一つ。

処方薬の方が量が多くて保険が使えるから安いけど、漢方薬を出してくれる医者と出会う必要がある。処方箋も出して貰っても置いている調剤薬局が少なかったりするので注意。

市販薬は大きいドラッグストアなどで普通に売っていたり、ネットが買うことができる。

痰が絡む場合の飲み薬(処方薬、市販薬)

コロナのオミクロン株の後遺症で多いのが痰が絡むという症状。

痰が絡む場合は内科や耳鼻咽喉科などで出される処方薬のカルボシステインやアンブロキソールという去痰薬が有効。定番の薬なので痰が絡む場合は大抵出される。カルボシステインは体質のためか、時々、副作用でお腹がキリキリ痛くなる場合があった。ジェネリックで安いので1か月分でも1千円弱程度(3割負担の場合)。

去痰の市販薬の例

病院にかかれない場合は若干割高にはなるが、市販薬でも同じような成分の薬が売られている。

ただ、明らかに痰がイガイガの原因の気がする場合はともかく、喉のイガイガの原因がはっきりわからない場合や、長期間に渡って痰が続く場合は診察を受けた方が良いように思う。

と言っても、痰とイガイガ感が辛くて、ある耳鼻咽喉科にかかった時は「よくある普通の風邪」「薬なんて必要ないくらい」「気持ちの問題(えっ? 気持ちの問題で痰が出るのですか?)」みたいな対応だったので、病院にかかるのもむつかしい・・・。

お断りと免責事項、メッセージ

冒頭の記述の通り、当ページの情報は個人的な経験と考察によるものであり、医療情報や治療方法の提供ではないことに留意。当ページの情報を利用しての一切の不都合に責任は負わない。

本当はどう考えても信頼できる医者にかかるのが一番だけど、世の中には診察拒否はもちろんのこと、「コロナはただの風邪」とか「気持ちの問題」と言い切る医者もいるので、誰かの参考になればという思いで記述した。

ただ、筆者自身がコロナやコロナ後遺症を自分で経験しているので、コロナや後遺症にかかった経験がない「コロナ診察拒否」をする医者などよりも、個人的には詳しいような気がしないでもない(?)。

今現在、闘病中で苦しんでいる方には、きっと良くなる、止まない雨はないと言ってあげたい。自分もそんな気持ちで闘病している。

旅モノ

全国旅行支援はGoToトラベルの二の舞に!? 旅行中にコロナに感染した経験者がリスクを語ってみた

旅行は気を付けようがハイリスクと論破してみる

2020年の夏~冬にかけてGoToトラベルという国による旅行補助金制度が行われていた。

「夏~冬にかけて」と書いたのは12月頃になってコロナ感染者が爆発的に増えたため、急に中止になったのである。

筆者は当時、旅先でGoToトラベル中止の報道を聞いたため、延泊の予定も切り上げて帰ったわけだが、当時は「旅行とコロナ爆増は関係ねえ!」と思っていたものの、今思えば旅行はコロナ爆増のハイリスク案件だと断言できるのである。なぜなら旅行中にコロナに感染した自分の経験があるから。

それで、そのGoToトラベルという愚策の二の舞になるのではと危惧しているのが2022年10月11日から始まった全国旅行支援。ワクチン接種かPCR検査などでの陰性証明が必要という違いはあるが、宿泊代とクーポンで大体半額くらいになるという点は同じ。ワクチンもPCRも意味ないというのは後述する。

実際はGoToトラベルの時も便乗値上げする悪徳業者が多かったし、普段からLCCや青春18きっぷ+安ホテルで旅行している筆者のような貧乏トラベラーには言うほどお得がないのだけど、一般の旅行者に凄くお得に見えるらしく、初日の今現在、主要な旅行予約サイトはアクセス制限されるほどに賑わっている。

実際どこにお得感があるのかわからない

そもそも、記事執筆時点ではリクルートのじゃらんだと1泊5千円以上のホテルしか対象外で、地方だと1泊2千円~3千円前半くらいで普段でも普通のビジネスホテルに泊まれるわけで、どこにお得感があるのかわからない。

5千円相当のホテルに40%引きで泊まれると言っても、ホテルに定価なんかないし、GoToトラベルのときに何度も経験したが、ホテルが便乗値上げしたりするから意味がないのだ。その土地で使えるクーポン券が貰えると言っても、食べたくないものや必要でもない土産品とかを買っても楽しくないのだけど。

だけども、スーパーの味が確実にマズくなってて腐ってるかもしれない半額総菜の如く、一般ピープルにはとても魅力的に思えてしまうのだろう。

お断りと免責事項、記事の趣旨

この記事では新型コロナ(COVID-19)に関わる内容を医療関係者等ではない素人による独自の感想、意見、考察、憶測を幼稚園児レベルの頭脳でまとめたものである。従って、正確な医療情報をお届けするわけではないし、おそらく正しい内容とは限らないだろう。

しかし、実際の体験談を元にしているため、メディアや世間の声に惑わされることなく、実際のところコロナはどうなのか、コロナとは何なのかという淡い疑問を持つ人たちに、ほんの1ミリ程度の救いや潤いを与えるかもしれないし、数ミクロン程度以下の学術的価値はあるように思うので記事を公開することにした。

もちろん、この内容が正しかろうが間違っていようが、直接、間接的問わず、いかなる損害やクレームについて責任を負わない。読み進める者は記事公開の趣旨に同意したものとみなす。

コロナが何一つ解決していなかった2022年夏

世間がコロナ禍になってからというもの、度重なる外出自粛や旅行自粛、民間の自粛警察などの要請で、よく訓練された人達は、旅行が比較的好きという人でさえ、国内でも沖縄や北海道など「遠方」の旅行はできるだけパスして、せいぜい近隣の1泊旅行程度で我慢していた・・・はず。

しかし、2022年の夏はと言えば、バージョンアップして圧倒時な感染力と潜伏期間の短さなどを手に入れた最新版のコロナウイルス「オミクロン株」が猛威を振るっていた。にもかかわらず、国も自粛警察の人たちからも、過去と違って旅行自粛的なアナウンスがなかったのが異例だった。

となれば、旅行好きの一般人たちはこぞって旅行に出かけるわけである。

それは報道関係のメディアを見るまでもなく、LCC各社など航空会社の予約状況を見れば一目瞭然だった。なぜなら、筆者はコロナ禍でもずっとLCC各社の予約状況をウォッチしていたからだ。

よく訓練された善良な模範的一般ファミリー、模範的一般ピープルなんかを含む、多くの模範的一般人が沖縄旅行や北海道旅行を計画して実行に移していたのが2022年の夏だったのだ。コロナが猛威を振るう修羅場が浮かんだ。

実際のところ、コロナに関わる事態は何も解決していないのに、自粛警察の声がないことをよいことに、こぞって一般ピープルが旅行に出かけたのだ。

あえて言おう! 旅行はコロナ的に危険であると

このサイトのテーマが旅行みたいなものだから、自己否定、自己矛盾になってしまうというのもあるし、これまではっきりと「旅行はコロナ的に危険」という言及はしてこなかったつもり。

しかし、今までコロナを回避しながら平和な日々を過ごしてきた人たちのために、はっきりと「旅行は危険」だと言わなければならない事情がある。

前述のように、これを書いている筆者が旅先の某県で人生初コロナにかかったからである。正確には医療機関で診察を受けたりPCR検査で陽性にならないと「コロナ感染」とは認定されない(後述)ので、診察や検査を受けられなかったために「自称」としか言いようがないが、特異な症状的にコロナに感染していたと考えている。

感染の経緯の詳細等は、ここに書くつもりがないので省くものの、ごく普通に飛行機に乗って某県に行って某県のホテルに泊まって・・・という、誰でもするような極めて一般的な一人旅の旅行内容である。

よく言われる感染しやすい状況と違って、会食や飲み会に参加したわけでもないし、何らかのイベント会場などに行ったわけでもない。それどころか、特定の人に会ったりもしていない。

実は感染経験者はまだ少数派

これの記事を書いた時点で日本における新型コロナは第7波を迎えている。

実際にコロナになった人は少数派だけど、誰にでも感染リスクがある。呼吸をしていたり、モノを食べたり飲んだり、そのへんのモノを触ったりする以上、コロナは風邪と同様に100%避けるということができないのだ。

平均的な症状は風邪と大差ない(後述する)ものの、やたら他人に移しやすいという厄介な病気だ。だから3年経っても感染者がなかなか減らない。

毎日のように、散々コロナの感染者が「東京都〇万人」みたいに伝えられているけど、それでも日本全体としてはコロナにかかったことがある人は、まだまだ少数派なのだ。都道府県とかにもよるが、ざっくり10人に1人くらいしか実際にコロナになったことがない。

だからコロナを甘く見ている人も多いし、自分には関係ないと思ってる人もいるはず。筆者もそんな一人だった。

実際にコロナになったことがない人の方が多いものだから、コロナがどういったものか「見た」「聞いた」以外では、リアルにわからない人が多いのでうろえ。筆者もなんとなくはわかっていても、自分がなったことがないから実感としてわからなかった。

コロナは感染対策していようが誰でも感染する

死んだことがない人が「死ぬ気で頑張ります」と言っても説得力がないのと同じように、コロナに感染したことがない人が「感染対策しています」と言っても説得力が全くない。コロナに感染した筆者はそう断言できる。

コロナは常にバージョンアップしているので、律儀に副作用を食らいながらワクチンを毎回打ってきた人にも関係なくかかる。信条その他でワクチン打たない派の人にももちろんかかる。人間である以上、誰でもコロナにかかる可能性がある。免疫があまり関係ないらしく、前にコロナになった人が普通に再感染する場合もあるという。

つまり、コロナは誰でも何度でもかかるのだ。

ちなみに、「第7波なにそれ?」とか「オミクロン株って美味しいの?」とかのレベルの人は、旅行に行くのは本当に辞めた方がよろしい。悪いことは言わない。

コロナになったら、息苦しい中で自分で情報収集したり、対処法を考えたりしないとならないから、この程度のコロナの基礎知識がないと抜け出すことができなくなる。行政の感染者向けの資料なんかでも、オミクロン株やBA5くらいの用語は普通に出てくるから、おいてけぼりを食らってしまう。

航空会社や鉄道会社が安全と連呼する不思議

旅行の移動手段にもよるけど、例えば関東在住の人が北海道や沖縄に旅行に行くとすると、一般的には飛行機で行く人が大多数。特に沖縄は飛行機が大多数。

飛行機は約3分で全ての空気が入れ替わるから安全だと航空会社はアピールするけども、指定席で逃げようがないし、隣の人との間隔が10cm程度しかないのだから安全なわけないと個人的には思う。

東京~北海道なら約2時間、東京~沖縄なら3時間くらいも「着席」してないとならないのだ。電車なら数十分程度で乗り換えたり、車両を移ったりできるけど、飛行機はどうしようもできない。

国内線の上記のような路線だって、飛行機に乗る前に申し分程度のサーモグラフィーでの検温があったりするけど、そもそもコロナは発熱しない場合もあるし、発熱しても37~37.5度程度の微熱の場合もあるから、コロナと検温は大した意味がないとも個人的には思うのだ。

無症状や微熱程度のコロナ感染者は普通にあなたの隣や前後の席に座っていると思った方がよい。つまり、飛行機で移動する時点でコロナの感染リスクがグッと上がる。これが国内線の現状だと思う。

以前から思ってたが、38度や39度の高熱の人が自覚症状がないというのもおかしい。滅多に発熱しない筆者からしたら、そんなに熱があったら出歩けないわ。

店とかにもよくある検温の機械は意味がないように思ってしまう。そういえば、近所のイオンはいつからか検温の機械が入り口から撤去された。意味がないことに気付いたのか、機械が故障したのかは知らんが。

「お前はすでにコロナに感染している」

専門家が力を合わせてもコロナの感染対策が難しくて、コロナが厄介な決定的な理由がこれ。

一見すると元気で何でもない人でも、実際には「お前はすでにコロナに感染している」場合がある。だから、グループ(2人以上)でマスクしないで歩いていたり、メシ食ってたりしているのを見ると恐ろしく感じる。

コロナに感染していても発熱などの症状が出るまでに数日程度の潜伏期間がある。無症状のまま発病しない場合もあるし、どちらの場合であっても他人に感染させる能力があるという。

飲食店やホテルでの検温とか、飛行機に乗る前の検温とかが、全く100%意味がないわけではないけど、ほとんど感染対策という意味では意味がないと言える理由である。何でもない元気そうな人がコロナ感染者だったり、きちんとした格好をしているサラリーマン風の人とかの方が人と会う機会が多いから隠れコロナ感染者だったりする。

ワクチン接種証明も陰性証明も意味ない理由

全国旅行支援ではワクチンの接種証明が必要だったり、もしくはPCR検査などの陰性証明が必要となっているものの、これは旅先での最初のホテルのチェックイン時に必要になるのだという。

コロナに感染したどこだかの都道府県知事なんかは「ワクチンを打ってたおかげで軽症で済んだ」などと言うくらいだから、ワクチンを打っていようがコロナに感染するのは世間的にも国の偉い人的にもわかっていることなのに、なぜワクチンを打っているのが補助金の条件になるのかがまず不明。

PCR等での陰性証明にしても、1つの宿泊先で最大7泊まで使えるという仕組みだと思うが、旅行中に感染する分においては何の意味もなさない。

ワクチンもPCR検査も国の利権がかかっているだろうから、意味ないのにこんな設定になっているのだろうか。

旅行は感染リスクが全ての場面で最大級

よくコロナに感染しやすい場面として、グループでの飲食やマスク無しでの会話などが挙げられる。

でも、なぜだか旅行はそれほど問題なくて、一人、あるいは少人数で大人しく観光しているぶんには安全と知ったかぶりで言っている人がいたりする。国の偉い人とかもそんな風な見解を出していたりする。

旅行中でのコロナ感染経験者としては、あえて言わなければならないが、たとえ一人で大人しく観光していたとしても、旅行は自宅や家の近所で過ごす場合に比べて、数十から100倍くらいは感染リスクが高いと思った方がよい。

具体的に一人旅での旅行中のどういう場面がどういう理由で感染リスクが高いのか挙げてみる。2人以上のグループのでの旅行は倍々ゲーム式にリスクが高いのは言うまでもない。

ホテルのロビーや部屋

知る限り、高級ホテルや高級リゾートホテルはともかく、安いビジネスホテルや場末の観光ホテルで、そこまで徹底して感染対策や消毒を徹底している所は見たことかない。安いホテルは安いのがウリだから、隅々まで消毒してたりなんかしたら破綻してしまう。

実際、1泊5千円以下くらいのホテルはテレビの裏や、ベッドサイドの照明カバーが普段からホコリだらけだったりするので、消毒なんて隅々まで出来るわけがないのだ。

コンビニ程度にフロントに飛沫防止シートがあったり、入り口付近に消毒液が置かれている程度で、そこからの感染対策は未知数である。

チェックイン時に検温がある場合もあるが、前述のようにそもそもコロナは平熱~微熱程度の場合が多いから、あまり意味を成していると個人的には思えない。かといって、PCR検査必須だと簡単に泊れないし。地方だと検温すらないホテルも結構ある。

チェックインして部屋に入ったら、そこはコロナがない世界・・・のわけはない。

むしろ3時間くらいはコロナは空気中で生存するため、15時とか早めにチェックインすると清掃スタッフがコロナだった場合にバリバリ、コロナが充満している危険な状態の場合がある。部屋に着いたらまずやることは窓を全開して換気だ。

ところが、安いビジネスホテルとかだと窓が数センチしか開かなかったり、恐ろしいことに窓が全く開かないホテルもたまにあったりする。こうなると運を天に任せることになってしまう。

自分で掃除、除菌するのも自己防衛として大事だろう。料金払って掃除するの? つて思うけど、実際、そうでもしないと安心できない。

部屋の中の備品やあらゆる場所もセルフで消毒した方が安全だ。素材によるが、モノの表面に付着したコロナは数日程度は生き続けるため、そのへんのものを触って消毒せずに口元を触ったりすると、あっという間にコロナに感染してしまう。というより、安ホテルだと備品にホコリが積もっていたり、細かな清掃なんてされていないことが多いから恐ろしい。

エアコンの吹き出し口も恐ろしい。エアコンはホテルにもよるが、一般家庭みたいに個別空調タイプのエアコンが使われていることもあるが、エアコンは換気されていると誤解している人もいるが、基本的に同じ部屋内の空気を循環させているだけである。換気は別に行わないとならない。

ウイルスは下の方に溜まる傾向があるらしいが、エアコンを使うとウイルスを部屋中に拡散させることになる。暑い時期だとエアコンがフル稼働だったりするが、ホテルの部屋で換気する前にエアコンを使うのはコロナ対策的に恐ろしいことなる。

バイキング、ビュッフェスタイルの食事

旅行で多いのがバイキングやビュッフェスタイルの食事だ。

一時期はお弁当や個別タイプの食事に変更して営業しているホテルが多かったが、バイキングの方が人件費的に有利だし、同じくらいの値段で豪華さを演出できるため、最近はバイキングに戻しているホテルが多い。

しかし、日本で最初にコロナが流行った時の豪華客船とかもバイキングが感染拡大の原因の一つだったそうだけど、食器や置きっぱなしの食事にコロナが付着すると、コロナ汚染された状態で食事をすることになってしまう。

大人はともかく、子供なんかはマスクの着用ができなくて、というか、しなくてもいいことになっている場合も多いし、子供に喋るなと言っても限界があるからコロナにかかっている子供からコロナが食器や食事にかかってしまい、それを別の人が口にしてしまう可能性があるのだ。

ホテルのバイキングに限らないが、街中の食事なんかでもバイキング好きの人はコロナのリスクを考えた方がよい。コロナは無色透明で味も変わらないから、下手な食中毒の菌よりタチが悪い。腐ってたら味でわかるが、コロナが付着しているメシは味ではわからない。

筆者はどこでコロナに感染したかはっきりわからないものの、バイキングの食事で感染した可能性が30%だと見積もっている。

街中、観光地での空気感染

一般的にコロナは空気感染は主流できないと言われてはいるけど、浮かれた旅行者が多い密集した観光地なんかは屋外でも危険だ。

屋外だと国がマスクしなくていいと言っているというのもあるが、浮かれた旅行者ばかりのエリアだと話は別。

屋外の観光地なんかもそれなりに人がいると、どこで感染してもおかしくない状態になる。危険なホテルの部屋や、バイキングで感染した無症状や軽症の旅行者だらけと思って過ごさないとならない。

グループの旅行者なんかとすれ違う時は、全員がコロナ感染者だと思った方が身のためだ。仮に全員が感染者だとしても責任取ってくれるわけではないし、警戒するに越したことはない。

観光地の店員、スタッフ

ホテル、売店、観光地のスタッフなんかも、ハイリスク環境で過ごしている旅行者と接していることが多いので、同様なコロナに感染しているかもしれないと思って接した方がいい。そういう可能性があるというレベルの話である。

一人旅の醍醐味と言えば、現地の人や店員さんとのちょっとした会話や触れ合いではあるが、残念ながらコロナに感染しているかもしれない相手だと思って接しないと、こちらの体がいくらあっても身が持たないのである。

実際のコロナの症状はどんなものだったか

リアルタイムでコロナっぽい症状の人が不安になるのは、これから先どのような経過になるのかということだろう。

コロナは風邪みたいに人によって症状が様々だと思われる。国や自治体、製薬会社などの公式の情報を見てもまちまちな解説だが、必死に調べまくったのと自分の症状をまとめるとこんなところ。

30代以下などで持病がなければ長引く風邪

自治体の資料なんかや診察の基準なんかをみても、40代以上で持病持ちとかでない限りは基本的に重症化することは少なく、入院などの必要もない。自宅療養で1週間程度で大体直ってしまう場合が多いのがコロナ。というより、自宅療養が基本ということになっている(記事執筆時)。

個人的には微熱と頭痛、体のだるさ(鉄アレイを全身に巻かれたようなダルさ)、食欲減衰と味覚異常(味噌汁やCCレモンが苦い)が主な症状だった。普通の風邪と違って、咳や鼻水は全く出ない一方で、体のだるさと味覚異常が特徴的だった。

1週間程度したら熱は平熱になった一方で、喉に違和感を覚えたり、痰が絡むようになった。

普通の風邪だと薬を飲んで安静にしていれば2~3日くらいで回復に向かって、1週間もすれば全治することが多いけど、コロナは1週間~2週間くらいは症状が続くように思った。

いったん治ったように見えても、急に症状が再発したり油断できない。普通の風邪だったら、治りかけた頃に急に症状が重くなったりしないから、コロナは普通の風邪ではないと思う。人によっては後遺症的に、症状が長期化する場合もあるという。

すぐに病院に行くのは得策じゃないとも

コロナ流行初期の頃、やたらコロナで死亡者や重傷者が報じられていたりしたから、いざ自分がコロナっぽい症状になるとビビッて病院に駆け込もうと考える人もいるだろう。

しかし、それは多くの場合は得策でない気がする。基礎疾患とかがなければ、普通の風邪と大差ない場合も多いからだ。

市販の解熱剤で普通に熱が下がる場合も多いし、のどの痛みは浅田飴や風邪薬でとりあえず改善する。コロナ専用の薬なんてものは基本的にない(高齢者や持病持ちだけに条件付きで出されるらしい)から、病院に行っても市販薬と大差ない対症療法のことが多いというから、焦って病院に行く必要性は薄い。

症状が辛い場合は病院へ、救急外来や救急車も検討

とは言っても、体質などによって症状は様々だから、息苦しい状況があったり、経験したことがないほど辛いという時は、後々の症状長期化などの懸念もあるので、自分で行けそうな距離の内科に電話したり(診察を断られる場合もあるがめげない)、大きい病院などの救急窓口などに向かったり、自分でどうにもならない場合は救急車を呼ぶのも一つだと思う。

なんせ一つしかない命だし、命よりも大切なものは世の中にないから。

喉の痛みでも可能な場合は耳鼻咽喉科より、色々な範囲の診察ができる内科の方がよいと思う。内科が予約できなかった場合は発熱外来やコロナ診察に対応した耳鼻咽喉科でも、とりあえずはいいと思う。コロナでそれなりの症状があると市販の風邪薬では成分が控えめになっていたりするから症状が抑えきれない。病院で処方箋を出して貰う価値がある。

コロナ診察は「発熱外来」という専用予約枠が必要

そもそも問題、都道府県によって違うかもしれないが、コロナの診察窓口に指定されている病院(そのへんの街中の内科とか)が決められていて、コロナが疑われる場合は「発熱外来」という専用の予約を通さないと診察できないことがほとんど。

内科でも公式サイトとかで「風邪症状やコロナの診察はお断り」と明記しているクリニックもあって愕然としたことがある。都市部ならどこかしら診察して貰えるところはあるかもしれないが、住んでいる場所によっては困る場合もあるだろう。

発熱外来は一般の患者と分けて、午前や午後の最後の1時間くらいの枠だけをコロナ診察に充てていたりする。

事前に電話で症状を伝えて診察の予約を取るというハードルがある。普通の風邪だろうとPCR検査をしてみないとコロナかどうかわからないから、発熱や咳や喉の痛みとか風邪っぽい症状の時は全て「発熱外来」なのだ。気軽に病院にかかることもできないご時世である。

コロナ患者が殺到すると予約できなかったりするし、普段からの「かかりつけ患者」しか受け付けていなかったりする。

普段、健康だからあまり病院にかからなくて「かかりつけ医」なんていないぞという人は、元気なうちからコロナになった時に通えそうな病院をリストアップしておかないとならないだろう。自宅かに電車などの公共機関を使わずに自力でいける病院である必要があるから病院探しは大変。病院嫌いな人はそもそも行きたくないし・・・。

近所の病院に健康診断でも申し込めばいいのかしらん。よく会社とかの健康診断は健診センターみたいなところ行かされるけど、近所の病院でしたほうがいいかもしれない。健康状態わかっていれば、いざというときに診察にもかかりやすい。

もちろん、旅先なんかで発症すると「かかりつけ医」なんてあるはずもないだろう。

代表的なコロナの検査方法を知ろう

コロナなんて他人事と思って過ごしていた人は知らないと思うので、今現在、よく行われているコロナの検査方法を専門用語なしでざっくり知っておこう。こっちも知ったかの知識なので間違っているかもしれないので詳しくは自分でも調べてほしい。

病院とかでするPCR検査

沖縄とかの観光地の街中とかにもあったりしたが、コロナ発病前の潜伏期間でもコロナを検出できるという、比較的、精度の高いコロナ検出の方法。と言っても完全ではない。

基本的に検査センター的なところや病院などでしかできない検査。街中の検査センターは無症状の人向けで、コロナっぽい体調不良が起こってからでは出来ないことになっている。病院では医者が検査が必要と認めた場合は無料になる一方で、病院で個人で任意に検査しようすると相当な金がかかったりするらしい。

病院で検査して陽性(=コロナ感染者)になると即保健所に連絡されて、即コロナ感染者としての扱いになる。

抗原検査キットを使った検査

PCR検査と違って専門的な知識、器具がなくても、検査キットを入手すれば自分でもできる検査。

基本的にPCRほどの精度はなく、検査するタイミングの早い遅いでコロナにかかっていても検出できない参考用程度。前述のようにPCRは気軽に受診できないというのもあるので、病院にかかるかどうかを早めに自己判断したい場合に有用と思われる。

厚生労働省(?)がお墨付きの医療用と、お墨付きじゃない研究用というのがあるが、アマゾンなどではお墨付きじゃない方を買ったりもできる。

都道府県によっては検査キットを無料で配布していたりするので、住んでいる都道府県や自治体で配布してないか調べるとよい。

コロナより恐ろしい!?「コロナ後遺症」

もっと世間に存在を知られて欲しいのがコロナ後遺症というもの。海外ではLong Covidとして知られている。

コロナ自体は軽症で1週間~10日くらいで回復しても、そのあとに発熱や咳、痰、胸痛、味覚異常、集中力低下など、その他の様々な症状が1カ月~数カ月以上に渡って長引くというもの。

コロナから回復すればそれで終わり・・・ではないのがコロナの本当の恐ろしさ。長引く体調不良で仕事や学校などにも影響することが多いし、周りの理解や診察してくれる病院も限られているというのもある。

各都道府県などに「コロナ後遺症」についての情報が書かれているが、世間的にもっと知られてもいいと思う。

たった数日の旅行で今後数カ月も病院通いになるかもしれない・・・コロナ禍の旅行というのはそのくらいの覚悟が必要なのだ。

もし旅先でコロナになったら

ここからはもしあなたが旅先で不幸にもコロナっぽい症状になった場合について書いてみる。

発熱はウイルスが活動している間は、解熱剤を使っても微熱を繰り返す場合があるが3日~4日くらいで安定してくるし、6日もすれば薬を飲まなくても平熱になった。

個人的な経験だと、逆に言うと、6日くらいしないと熱が収まらないので、旅先でコロナっぽい症状になったら、早々に旅行を切り上げて返ってきた方が安全だ。旅行に行くとしても、いつでも帰って来れる方法を用意しておく必要がある。

パック旅行とかだと帰りの日程変更ができなかったりするから注意。バックツアーなんかだと旅行中にキャンセルして切り上げたりできないから、JALやANAなどの航空会社を使うか、予約変更可能な料金プランのLCCで予約しておくのが良さそうだ。

コロナの症状は基本的に風邪とそんなに変わらないが、病院や空港などで検査(PCR検査)を受けて正式にコロナと認定(?)されると、保健所の観察下に置かれる。これは普段住んでいる自治体でも同じだが、旅先の場合は自宅療養という選択がないので、現地のホテルか病院かになるだろう。

具体的には旅行先のホテルや病院などに収容されて、順調に回復したとしても最低10日間と72時間は家に帰って来れなくなってしまう。症状が悪化すると72時間単位で隔離期間が追加される仕組みだ。

施設の利用料や治療事態は自費だというが、楽しいはずの旅行先で全てが台無しになり、現地にも迷惑をかけることになり二度と旅行で訪れたくなくなるだろう。国内旅行だと旅行保険に入っていない場合も多いと思うが、コロナが心配な場合は入った方がいいかもしれない。

会社員などでまともに仕事を持っていたり、家族がいたりする場合は、風邪と大差ない症状だとしても2週間近くも隔離されるのは想像できないほどの相当なダメージだろう。これが国や自治体がやっているコロナ治療の実際である。

不安な患者をサポートしたり、感染者を減らすために必要なことではあるが、お役所仕事とも言えなくはないだろう。ちなみにこの手の資料はコロナにならずとも、自治体(〇〇県など)がネット上に資料を常時公開している場合が多いので、普段から住んでいる自治体や旅先の自治体について調べておくとよいだろう。自治体ごとでも毛色がかなり違う印象がある。

まとめ 旅行に行くならコロナと隣り合わせという認識を

筆者自身、普通にマスクとか消毒とかの一般的な感染対策くらいはしてるし、コロナとは無縁のような気がしていた。

旅行に行っても食事もテイクアウト中心でホテルで静かに過ごすことが多いので、自分はかからないように思っていたけど、文中のようにホテルの部屋で過ごすだけでもそうなりにリスクが高かったように今にすれば思う。

それでも旅行に行きたい人は、行くなとは言わないけど、家の近所で過ごすより数倍はコロナになりやすいと思って過ごすべきだろう。マスク着用や手指の消毒は普段より厳重に行ったり、バイキングの食事もできれば避けた方がいいと思う。

万一のために解熱剤持参は当たり前としても、緊急で帰ってくる方法や、旅先や住んでいる自治体のコロナ療養、病院の情報がどうなっているかも事前に把握しておくと安心だ。