株のデイトレードをやってる人たちはドヤっ!!と取引アプリなんかの実現損益のキャプチャ画面を見せつける場合があるけど、実現損益は税法上の特殊な計算方法での金額であって、実際の損益とは別物という話。
例えは、上記のキャプチャだと実現損益としてはマイナスになってるけど、実際には+1,000円ほどの取引きである。
実現損益は税法上の計算結果でしかない
実現損益は税法上の特殊な計算結果なので、キャプチャ画面のような実際のリアルマネーとの大きな食い違いが起きることがある。
例えば、デイトレードで同じ銘柄を同日中に違う価格で数回に渡って売買した場合は大きく食い違ってくる。税金の計算としてはデイトレードを想定していないというか、デイトレードを想定しつつも、なるべく大量に税金を払わなくて済むようにサービスされているのだ。
デイトレードじゃなくても価格が四捨五入で切り上げされたりとかもするので、むしろ実際の損益と同じになることはないor少ない気がする。
納得行かない人や細かな解説や計算式が知りたい人は、下記のauカブコム証券のページがわかりやすい。他の証券会社の説明は正直よくわからんけど、ここはわかりやすい。
小学生頭脳の自分には全然わからんちんだけど、国税庁の解説はこちら。
ITや英語教育より投資教育を…
日本の学校教育では少なくとも筆者の子供時代だと、義務教育や高等教育において全く1ミリも投資について学ばない。
国の偉い人が投資をしろと言っても、ズブの素人に命の次に大切なお金を教育もなしにリスクにさらせ! と言っているのが信じられない。とても恐ろしい国だ。
IT教育や英語教育なんかより、投資の基本を学ばせた方が良いと思う。中学生の貯金5万円くらいだって、うまく運用すれば数年で10万円や20万円にすることだってできるのに、下手なバイトなんかよりずっと将来性がある。
どうやったら実際のリアルマネーの損益がわかるか
税金の計算結果でなくて、どうしたら手元(証券口座の)リアルマネーの損益がわかるかというと、証券会社のアプリやサイトでわかりやすく表示されていることはない気がする。
あくまでも証券会社がサービス運営上で必要な税金絡みの表示はあっても、取引手数料なんかも差し引いた個人の資産に関しては、自分でエクセルなりGoogleスプレッドシートなりで管理するしかなさそうだ。
初心者にわかりやすいとされる楽天証券であっても、実現損益はもちろんのこと、取引手数料が取引時点では考慮されていなくて定額コースの「100万円の壁」を超えてします、がっつり手数料分マイナスになってしまったことを何度も経験しているしw