デジカメ

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昔撮ったデジカメやスマホ画像のゴミみたいな写真整理をしていて思ったこと

画像はただのイメージ

写真撮影においてフィルム時代は1枚1枚にフィルム代と現像代、プリント代がかかるから、それはそれは慎重に慎重を重ねて撮影したものだった。

被写体の選別はもちろん、露出や構図など、クオリティに全神経を使うのが通常だったのである。

デジカメ時代やスマホ時代はクソ写真が量産されがち

デジカメ時代になると100枚撮ろうが1000枚撮ろうが無料。厳密にはバッテリーを充電する電気代くらいは0.5円くらいかかるかもしれないが、24枚撮影してプリントするだけで1千円~2千円くらいかかっていた昔とはわけが違う。

スマホ時代になるとさらに状況は深刻になる。

デジカメよりもサッと撮影できるし、バッテリーを充電したりPCなどに取り込む手間もないから、とりあえず何でも撮影してしまうという人もいることだろう。

例を挙げるとフィルム時代に24枚撮っていた場合、デジカメになると240枚~480枚もクソ写真が量産されがち。

スマホ時代になると1,000枚~1,500枚くらいもクソ写真ばかり量産されてしまうのだ。

写真を後から見るのはかなり苦労する

仕事で写真関係のことに関わっていた経験から言っても、撮った写真を整理したり鑑賞するのは思いのほか苦労することになる。

上の例で言うと、スマホで1,500も撮ってしまったクソ写真を鑑賞するのは途方もない時間がかかることになる。

仮に1枚見るのに5秒かかったとしたら、なんと2時間以上もかかるのだ。

何億円もかけて作られたハリウッド映画でも2時間鑑賞するのは辛いものもあるというのに、クソ写真ばかり2時間もばかり見てられるか・・・というのが大体のケースである。

いつでも行けるような店の食べ物写真は無駄

滅多に行けない遠くの土地の地元料理を撮影したり、健康管理などの都合で食べ物の写真を取るのは有意義なことだと思う。

ところが、職場の近くでのランチとか、いつでも行けるような店でも条件反射的に食べ物の写真を撮る人がいる。

自分は持病に対する健康管理的な意味で撮影することもあるが、どうでもいいような食べ物の写真は意外と整理する時に「クソどうでもいい写真撮るなよ」と自己嫌悪に陥る原因になちがちだから気を付けたい。

同じ場面を縦と横で撮るのも無駄

ブログとかSNSとかやってる人にありがちかもしれない。縦構図と横構図の問題である。

基本的にはトリミングすれば縦にも横にもできるし、2パターン撮るのは得策ではない気がする。

いや、昔は自分もスマホ社会が今よりも進んでPCというものが2010年代で消滅すると思っていたし、横に16:9のモニターもなくなるのではと思っていたけど、PC閲覧は思ったほど少数派にならなかった。

だから、どっちかというと横構図の方が利便性が高いと思う。

ちゃんと撮影年月日ごとにフォルダ整理すべき

スマホで撮影してたりするとGoogleフォトとかにアップロードすると日付や下手したらGPS情報で地名ごとに自動整理されたりするかもしれないけど、いざという時はローカルに保存したデータの方が間違いない。

それで保存する時には鉄則があって、撮影地や被写体の情報はもちろん、日付でフォルダ分けすべきである。

デジカメ時代からEXIFという内部データに撮影日などの情報は書き込まれるが、データをコピーしたり、色々やっているうちにEXIFが焼失してしまうことがある。

撮影年月日がわからなくなると何が何だかわからなくなってしまう場合があるので、最低限の整理は撮影したらすぐにやっておくに越したことはない。

ぶっちゃけ動画はまず見ない

デジカメでもスマホでも気軽に動画を撮影することができる。

しかしながら、ぶっちゃけクソ写真の延長線上で撮られた動画を見ることなどまずない(笑)

動画は写真より容量も使うし、撮影するのにも若干の手間がかかる。

いつでも行けるような場所でどうでもいい動画を撮るのは無駄でしかない。

このご時世でも大事だと思うものはプリントしよう

クラウドで画像管理している人も、ローカルのHDDなどで管理している人も、このデジタルなご時世でも大事だと思う画像はプリントするのがよいと思う。

前述のとおり、クソみたいな写真が何万枚もあっても鑑賞することなど不可能だからである。

そのうちにクラウドやHDDがイカれて表示できなくなったりするのも時間の問題。

フィルムは需要が減って信じられないくらい高く売られているが、プリントに関しては最近はネット経由専業の業者などもあって、L版1枚10円などでプリントできるようになり、むしろ昔より安いくらいである。写真を本のように印刷できるサービスも色々とある。

俺が言えることは、大切な写真はクソに埋もれてしまうだけではもったいないから、ときどきプリントを発注するのが今どきの写真ライフなのかなと思う。



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キヤノンEOS Mはもっと評価されていい!! スマホ時代こそミラーレス一眼のススメ

微妙な階調や説得ある描写はスマホカメラじゃ難しい

以前、スマホのカメラの画質がデジタル一眼レフと同等以上、デジカメは衰退しても仕方ないというような記事を書いたが、その後、キヤノンのEOS Mシリーズというミラーレス一眼を中古で買った。

撮るものによってはデジタル一眼並みの画質があるスマホを持っているのに、デジタル一眼を持ち出すのは億劫だ・・・という、カメラ離れしそうな人にこそ、おすすめしたいのがEOS Mだ。特にキヤノンユーザーやキヤノンユーザーだった人にはオススメしたい。その理由を述べていく。

ちなみに、2020年現在のデジカメ市場は、ミラーレス一眼だとSONYが首位で、キヤノンは2位だという。デジタル一眼だとキヤノンは首位で、妙な棲み分け(?)ができているっぽい。

EOS Mは小型だけど画質はEOSデジタルそのもの

EOS MがSONYやパナソニック、オリンパスなどのミラーレス一眼と違って優位なのは、画質的にハイアマチュア向けのAPS-Cサイズのセンサーを積んだデジタル一眼レフと同等ということだろう。

それは、なんちゃって小型&高画質を謳う高級コンパクトデジカメなんかとは違う。あれは所詮、センサーがAPS-Cよりずっとセンサーが小型だし、マイクロフォーサーズ規格のパナソニックやオリンパスのミラーレス一眼よりもセンサーが大型だ。

EOS Mは画質的に言えば、より上位のハイアマチュア向けデジタル一眼と同等ながら、手のひらに収まるサイズにコンパクトさがまずオススメポイントだ。

使い勝手がほぼキヤノンのデジタル一眼レフ

ミラーレス一眼の場合、ファインダーかない機種が多いので全く同じ使い勝手というわけにはいかない。スポーツ撮影やポートレートなどには向かないかもしれない。

それでも、キヤノンのデジタル一眼レフを使ったことがある人なら、ユーザーインターフェースなどが共通しているので、すんなり使いこなせる確率が高い。

キヤノンユーザーだと、どうしてもソニー、パナソニック、オリンパスというようなメーカーのカメラだと、なんとなく操作に不安を覚えるが、そこはキヤノン。常に撮影を優先する思想があり、操作に手間取ってチャンスを逃さない設計になっている。

Wifi搭載機種ならスマホなどとの連携もスムーズ

EOS Mの場合、初代機を除けば、2世代目にあたるEOS M2からはWifiが搭載されている。スマホと連携したり、現代的な使い方もできるのだ。

ここ数年デジカメを離れてしまっていたが、手持ち夜景の撮影機能や動画のデジタルズームが一眼レフながら搭載されていたり、進歩を感じる昨日も色々搭載されている。

まとめ 少しカメラを離れてしまった人ほどEOS Mがオススメ

なんだかんだ言っても餅は餅屋。

夜景や逆光など、スマホのカメラじゃどうやっても限界があるが、EOS Mならどういう撮影状況でもこなせる「基礎体力」のようなものがスマホとは別物だと感じる。

スマホで撮影しているとバッテリーやストレージ容量が気になったり、光学ズームが使えなかったり、RAW撮影が手軽にできなかったりする。iPhoneだとサードパーティーのカメラアプリをいれて、色々しないとならなくて手間がかかる。

それがEOS Mだと一発解決できる。ワークフローはキヤノンのデジタル一眼を使ったことがあれば、おなじみのやり方だし、それほど荷物の負担もなく、「撮影自体」の楽しみが味わえるのだから、デジタル一眼を少し離れてしまった人ほど、手を出してみてほしいカメラだ。

ここだけの秘密の話、デジカメ離れの時流もあってか、ほとんど使っていないような状態の良い中古のEOS Mがやたら安い値段で売られていることがある。一昔前のデジタル一眼と同じ画質で撮れて、こんなに安くていいの? という機体に出会えることも少なくない!?

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スマホ全盛時代にコンデジのおすすめ機種があるのか検証してみた

【問題】何のカメラで撮った写真でしょうか? 答えは記事の最後に!

普段はまともなデジタル一眼レフを使うので、コンパクトデジカメ(以下、コンデジ)はもう10年以上は所有もしていないし、2020年現在、どういう状況なのかも知らなかった。

結論を言うと、現状、あえてコンデジを使う必要は大抵の人にはなくて、スマホの方が高画質で使い勝手が良い。

そもそも、商品ラインナップがショボすぎ

10年くらい前は沢山あった1〜4万円くらいの低価格帯のコンデジは、スマホを持っていない高齢者など向けに申し分程度に古い機種がラインナップしている程度。それもキヤノン、ソニーの大手2社がギリギリ生き残っている印象で、この2社は地方のキタムラや家電量販店ではよく見る。他のメーカーは徹底したりとかで、あまり見ない。

しかも、画素競争とかやってた頃は季節が変わるごとに新しいモデルが出たりしていたが、なんと今では5年前や8年前に出たような機種が新品で流通している・・・。

スマホやPCなどはこの8年間で性能も機能も大幅に進化しているが、コンデジの世界に限っては、似たようなデジタルデバイスにも関わらず、8年間も時が止まっていることに驚いた。もはや、メーカーも新製品を新しく開発することを辞めているように見受けられる。

スマホに比べてコンデジのメリットが薄い

コンデジに求められるのはまずコンパクトさ。しかし、多くのコンデジはスマホより分厚かったり、充電するのに専用のバッテリーやアダプターが必要。一部にUSBケーブルで出来るものもあるが、それは比較的、高価格帯の製品だ。

スマホより優れている部分があるかというと、光学ズームくらいだろう。多くのスマホは単焦点の広角レンズしかないので、ズームはデジタルズームになってしまう。それでも、多くの人が撮影する目的であるブログやSNS、インスタなどの投稿には必要十分な画質だったりする。

いくらコンデジに光学ズームがあると言っても、所詮、コンデジの画質だ。デジタル一眼レフですら、プロ用の高級レンズを使わないとシャキッとした画像にならないのだから、コンデジに付いてるズームレンズの画質や小型センサーでは、広角側も望遠側もシャキッとした画像なわけがないのだ。

光学ズームに魅力を感じるスマホユーザーは、その機種の実写サンプルをよく検証した方がいい。そして、スマホ以上の画質を求めるなら、最低でもミラーレス一眼にした方がいい。スマホ的なコンパクトさは、もはやないが。

10万円くらいの高級コンデジなる市場はある

コンデジ市場が壊滅したと言っても、10万円以上もする新しい市場があるという。

1インチの大型センサー(それでもミラーレス一眼やAPS-Cよりだいぶ小さい)を搭載し、明るめのズームレンズを搭載して画質の良さを売りにしている製品ジャンルだ。ソニーのRX100シリーズが代表格で、何世代もシリーズが出ている。

RX100は驚いたことに、2012年に発売したWifiすら付いていない初代機が未だに新品で売られている。撮影だけできれば(今時の意味で)不便でも構わないという層をターゲットにしているか、在庫が余っているのだろうか。デジタル機器でありながら不思議なことである。

スマホでデジカメっぽく高画質に撮る方法を考えてみた

スマホで撮影する時の利点は、スマホに標準で入っているカメラアプリだけでなく、サードパーティーのより高機能なカメラアプリを使うことで、撮影時の使い勝手や、撮影結果やその編集をグレードアップすることができることだ。従来のデジカメでは考えられない。

いや、キヤノンの一眼レフとかに昔から改造ファームウェアみたいのがあったか・・・。あれのもっと本格的で、オフィシャルなものがスマホの撮影では日常なのである。

カメラアプリは色々あるが、おすすめなのがAdobe Lightroomのカメラアプリ。iPhoneもAndroidどちらでもラインナップされていて、Adobe idを無料で登録すれば、無料で使える。

試用期間切れみたいのが出ても、あくまでもAdobeで用意しているクラウド機能が使えないだけで、普通にスマホでRAW現像したり、ファイル共有などができるのでご安心を。

色々研究した結果、iPhoneでRAW(正確に言うとDNG)撮影して、iPhone内で現像してPCに転送するとワークフロー的にスムーズ。PCで現像できる環境がある人はDNGを転送してPCでやってもよい。

ちなみに上の写真は、iPhoneでLightroomアプリで撮影、RAW現像してリサイズしてjpeg圧縮したやつ。言われなかったら、デジタル一眼レフで撮ったように見えるでしょ。

安いコンデジじゃRAW撮影なんて出来ないし、画素数分の解像力すらないから、スマホかコンデジかで迷ってる人はスマホで撮った方が幸せな気がする。どうしても「カメラ」という物理デバイスで撮影したいなら、10万円クラスの高級コンデジなのかなぁ、というまとめ。

補足 スマホをデジカメとして使う裏技(?)

昔の「携帯」というイメージでいる人は、ドコモショップだとかで端末を買うイメージを未だに持っているかもしれないが、今時は端末だけ売買するのが一般的。

端末と通信契約というのは全くの別物なので、通信契約しなければ多くのスマホはWifi専用の端末として機能する。つまりデジカメとしても(?)使える。あとで通信機能ありのスマホにしたければ、SIMという小さいカードみたいなものを別途、月1000円とかで契約すればいいのだ。