フィリスのアトリエ

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【PS4】「フィリスのアトリエ」ゲームレビュー、プチ攻略指南(ネタばれあり)

PS4「フィリスのアトリエ」のゲームレビュー、プチ攻略指南、ネタばれあり。

PS3時代のアトリエシリーズはロロナとかトトリとかやったけど、そういえばPS4時代のアトリエは初めて。

基本的にアトリエシリーズはキャラが違うだけで、見習い的な錬金術師の女の子がプロ(?)の公認錬金術師を目指すようなゲーム内容。

似たり寄ったりな内容なので、最近は積極的にプレイしたい気がおきなかったけど、訳ありで入手したためプレイ。

クリアまでのプレイ時間は10時間~くらい(?)

いやいや、ちょっと待てと思うけど、俺の知ってるPS3時代のアトリエだと、結構ガチでRPGしてて、それに加えて錬金術というやつでアイテムを合成したりするストーリーがあるから、もっとボリュームがあった気がするけど、フィリスのアトリエはメインストーリーを追うだけだったら10時間台弱でクリアできる気がする。

マップはうわさ通り広くて、プレイ時間に縛りがあるから初回プレイでは隅々まで巡ってサブクエスト的なものを回収するのは難しいと思う。

マルチエンディングだけどプレイヤーの知識が試されるw

エンディングはたぶん、バッドエンド、ノーマル、トゥルーエンドの3種類くらいあって、何の気なしに適当にプレイするとバッドエンド直行確実。

なんといってもエンディングの分岐はゲーム内のキャラの能力とかじゃなくて、むしろプレイヤー自身の「フィリスのアトリエ知識」と、プレイヤー自身の錬金術師としての腕前で決まるから。

例えば「〇〇のアイテムを合成するのに必要な素材は?」みたいな4択問題を20問も解かないとならない。適当に緩くやってたもんだから全然わからなくて余裕でバッドエンド直行して悲しかったわ。

だって、そんなの暗記しなくてもゲーム中では自動で必要な素材が表示されるし、なんなのこの仕様は。

バトルの存在感が薄い、とっても薄い

アトリエシリーズはRPGで普通にFFシリーズみたいにフィールドで敵キャラと出会ってバトルになるんだけど、メインストーリーの中で中ボス的なキャラと戦う場面が基本的にないし、普段のザコキャラにしてもシンボルエンカウントで全部避けることが可能。

クリア(バッドエンドだけど)までバトルらしいバトルをしたことはなく、キャラの3Dのキャラデザインはよくできている方だけど、バトルには面白味は感じなかった。

バトルに参加させられるサブキャラ的な人は多いけど活用できなかったし、やり込みすると楽しくなるのかなぁ。クリアまで主人公のレベルが10くらいだったんだけど。

ゲーム序盤から最終目的を知ってるのが大事

面倒だから攻略サイトを見ながらプレイしたけど、いまいち、ゲーム序盤からそのあとに何をするのかとうのが見えてこなかった。

ゲーム序盤は洞窟の中みたいな太陽の見えない村(?)で主人公は暮らしているけど、「腰が痛い」とか「具合が悪い」と言っている村人を助けると、洞窟みたいなところから外の世界に行けるようになる。

1年限定で外出を許可されるけど、その間にプロの公認会計士・・・じゃなかった、公認錬金術師にならないといけない。

で、公認会計士になるには、この世界で一番都会っぽい試験会場みたいな町にはるばる歩いて辿り着くのが目的だけど、道中で他の公認会計士から最低3枚の推薦状を貰わないといけないのだ。

つまり、最後の町に辿り着いても推薦状が最低3枚ないと「出直してこい」と言われる。まぁ、いつでも過去の町に戻ることはできる緩いシステムなんだけどね。

推薦状集めは序盤からやるのが大事

すでに公認錬金術師として活動しているから貰わないとならないんだけど、特に錬金術師の業界で有名な人から貰うとかじゃなくて、主人公の地元の近くにある町だったり、道中で偶然訪れた町にたまたまいた見ず知らずの公認錬金術師に書いてもらうことになる。行き当たりばったりすぎるな。

その町で「牛が逃げたから捕まえこい」とか「隣の店屋で普通に売ってるアイテムを買ってこい」とかのしょうもない依頼を解決して、公認錬金術師の人に気に入られると推薦状が貰える。

道中の中盤の拠点となるフルスハイムという港町があるが、フルスハイム前に2枚、フルスハイムで船を造って別の大陸に渡ってなぜか戻ると1枚、フルスハイム以降の後半に2枚貰える。後半のは難易度が高いらしいが、レベル10だし敵が強そうなところには行けないのでよく知らない。

町の人もストーリーに関わる人もそっけない

町にはモブキャラ的な町人や行商人とか、ストーリーに関わるキャラとか多いけど、どうでもいい話ばかり繰り返したり、ストーリーに関わるヒントが貰えそうで貰えないことが多い。

町では時間が朝~夜とすごいスピードで移り変わってくるけど、シェンムーの如く、特定の場所に日中の間に訪れないとならなかったり、一部、フラグ立てがわかりにくい箇所があった。

基本、適当にぶらぶらしていれば解決するけど、ヒントがわからず、同じようなことしか言わない町の人とかに嫌気が差しそうになった。

拠点間を移動するには部分的にファストトラベル(LPという探索の体力的なものは消費する)もあるけど、基本的には歩いて行かないとならないので過去の町に戻るのは面倒っちい。

あまり機会は多くないけど、特定の素材を探すために大幅に移動しないとならないことがあった。木材系の素材とか似ているものばかりでどこにあるのかわかりにくかった。

なんといっても公認試練が鬼畜過ぎた

自分はアトリエシリーズにそんなに思い入れはないけど、ラストのプレイヤー自身のアトリエ愛を試される4択の試験にはがっかりした。

アトリエ愛がないと得点を稼ぐのは無理だし、道中に中ボス的な存在がないためにバトルは全面回避できるだけに、ラストの試験でバトルの能力的なものを試されるのも唐突感が強かった。

バトルはおまけ程度なのかなと思ってたら、最後の最後のバトルの能力を試されてバッドエンドとはね。7点/100点という成績だったよ・・・。筆記試験は適当に答えて2問しか当たらなかった。

ゆる~くプレイさせておいて最後に叩きのめすゲームだったね。ノーマルエンド以上だとクリア後に世界の探索が続けられるそうだけど、バッドエンドはゲーム終了になってしまうから、バッドエンドになりたくない場合は真剣にプレイした方がいい。

実はノーマルエンド以降が本当の冒険(?)

フィリスのアトリエはバッドエンド直行でプレイしているとクソゲーにしか感じないけど、実は公認錬金術師に合格してからは楽しい冒険が待っているらしい。

なにしろ、合格までの旅はせっかくの広いフィールドも時間制限のためにゆっくり散策できないし、バトルも必然性を感じないから避けてしまいがちで、まるでRPG感がなかった。

せっかく加入したドロッセルという巨乳ボインキャラとの絡みも道中全くないし、可愛いロリキャラが登場してもイマイチ盛り上がりにかけるのが合格前までの話。

合格したあとは時間制限が撤廃されて、さらにイベントが複数用意されていたり、ファストトラベル的な方法が解禁されたりするらしい。

一発逆転!! ド素人でもサクッとノーマンエンドでクリアする裏技

アトリエシリーズのド素人であるワタシやアナタが適当にノホホンとプレイしてしまうと、まず試験に合格できないわけだけど、色々調べた結果、一つだけ一発逆転できる方法があった。

裏技というわけでもないが、それは「品質999の蒸留水を事前に作っておく」ことである。

だがしかし、ノホホンと試験会場までやってきた初心者クンにはどうやったらそれを作れるのかわからないと焦るはずだけど、攻略サイトなどで「品質999蒸留水」とかって調べたら作り方はなんとなく載っているはず。

基本的に店売りで手に入る素材だけで、数十分から1時間くらいで作成できる。それでも錬金術の特性引継ぎとかのシステムを大体理解していないとならないけど、そこは少し勉強すれば何とかなるはず。パズルもちゃんとやらないと特性引継ぎがうまくできないよ。

コツは水っぽい中間素材みたいなやつに特性を移行させて、何度か品質が上がるループを発生させること。4~5回くらいループさせれば、それだけで最強の蒸留水の出来上がり。

事前準備が済んだら、それを試験会場に持ち込んで「レヘルン」という爆弾みたいなやつを実技試験1で作るだけで合格ラインに達するはず。他の試験は得点0でも大丈夫。こんなザルすぎるクソ試験で一生モノの士業の仕事に就けるなんて羨ましい世界だけど。

その後に控えている他の錬金術師とのバトルには初心者じゃまず勝てないだろうけど、合格は合格なので、ノーマルエンドで時間制限が撤廃されたハーレムみたいな世界を巨乳ボインやロリっ子たちと楽しく冒険できるようになるぞ。