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沖縄で5番目に大きな島「久米島」を歩いて23Km一周してきたぞ

沖縄本島、西表島、石垣島、宮古島に次いで5番目に大きな島と言えば久米島である。

個人的には全国区で売られている泡盛の「久米島の久米仙」の「久米島」だけど、何年か前に沖縄で知り合ったウチナーンチュに「久米島はオススメ」と言われていたこともあり、いつか行ってみたいと思っていた。

そんな経緯もあり、7月という体感温度が42度前後にもなる暑い時期に久米島を訪れた。

久米島に行く方法

久米島と沖縄本島(泊港)を結ぶフェリー

飛行機かフェリーで、リーズナブルなのはもちろん後者。夏限定で羽田から直行便もある。

フェリーの場合、那覇の泊港から3時間半で行ける。往復で6千円台、支払いは現金のみ。距離の割にはリーズナブルに感じた。飛行機の場合は片道1万円くらいで那覇空港から1日7便くらいあるらしい。

注意点は時期や曜日によっては1日1便しかないので、寝過ごしたり港に行くのが遅れないようにすること。渡嘉敷島とか慶良間諸島と違って、日帰りすると1時間程度しか滞在できないため、久米島での泊まりが基本となる。

滞在エリアは港周辺かイーフビーチ周辺の2択

初めて久米島を訪れ感じだと、滞在するエリアはフェリーターミナル周辺のエリアか、島の東あたりのイーフビーチ周辺かになる。

沖縄系の弁当や総菜が買える玉寄スーパー。港の西側あたり

前者は昔ながらの街並みで商店街や居酒屋などがある。サンエーとかの沖縄本島の大手スーパーはないが、久米島には地元の個人経営的なスーパーが何件かある。港からは少し遠いが徒歩圏エリアにファミリーマートがある。水を買ったりするのはここが良い。

筆者は港周辺の某ホテルに滞在したが、一般的な意味でのより快適な滞在をしたい場合はイーフビーチ周辺にリゾートホテルがあるので、バスなどで移動して宿泊するのが良い気がする。チェーン店のドラックストアやAコープがあるのもイーフビーチエリアで、島で一番都会的な印象を受けた。

沖縄久米島イーフビーチホテルを予約する

島を一周しようと思ったきっかけ

久米島の島を歩いて一周しよう的なパンフレットを見たから。

島一周できる道路が23Kmと自分のウォーキングスキル(?)的にちょうどいいなと思えるのも魅力だった。

沖縄の離島はそれぞれが観光客誘致に何かしら工夫しているけれど、久米島は観光パンフレットとかキャッチコピーとかに凝っている感じがした。

一つだけ、実際に徒歩で1周した自分からすると、真夏に実行するには暑すぎるということ。熱中症との闘いであった。

久米島一周に必要なもの

自販機は1~3Kmおきくらいにある。コカコーラのは高くてDyDoがコスパ良好

一周してやるぞという気持ちと、補給食、水分、自販機で飲み物を買う小銭。

基本的に自販機が長くても3Kmくらいごとにはあるけれど、真夏とかだと飲み物なしだと熱中症で倒れて自販機に辿り着けない場合もあるので、1Lくらいは飲み物と補給食をバッグに入れておいた方がよい。

バスでギブアップするにも2~3時間くらいに1本くらいの頻度なので、タイミングによっては体感温度42度とかの中でバスを待たないとならない。だから飲み物を持ち歩くのは絶対に必要だ。

久米島一周の見どころ

車とか自転車だと時計回りの方が車線的に海が見やすくて良いというのはあるけど、徒歩だと別に関係ないので自分は反時計回りで回った。

というより、タイミング的に暑すぎる日だったので先にイーフビーチや奥武島などの見どころに訪れたかったのである。暑すぎてどうにもならなかったら一周せずに戻ることも想定していた。

訪れたのが午前9時だからやっている店はないけれど、イーフビーチ周辺には居酒屋やカフェなどがあってリゾート感があった。

イーフビーチ自体は沖縄本島の恩納村とかのビーチとそんなに大きくは変わらない感じだったが、離島的な解放感があった。

これはイーフビーチを過ぎて橋を渡った先にある奥武島の畳石という自然の造形。奥武島はウミガメの施設とかがあるけど休館日だったので行けず。バーデハウスという海洋深層水を活用した温浴施設が有名だったが、訪れた時期は施設老朽化で閉館していた。いずれ再開する計画もあるという。飲食店などは奥武島にはなく、公衆トイレはある。

奥武島から久米島に戻り、島の東側を北上していくと、てぃーだ橋、つむぎ橋という写真のような景観スポットがある。沖縄本島の南東にも似たような橋があるけど、久米島一周での景色ご褒美スポットと言えるだろう。このあたりからは反時計回りの場合は山を登っていく感じになる。

島の北東あたりに差し掛かると、比屋定(ひやじょう)バンタというビュースポットがある。

展望台があり、隣に公衆トイレと飲食できるような店があった。訪れた時間帯的に付近の道路工事とかの作業員の方たちが沢山いたので、展望台からは撮影せず先を急いだ。

あとから考えると久米島で外せないスポットだというので、粘って1枚撮影してもよかったと思うけど、過ぎたことは気にしない。テーゲー精神も大事と言い聞かす。

比屋定バンタを過ぎると、個人的に絶対外せないスポットの「久米島の久米仙」の工場がある。徒歩だと見逃すことはないと思うけどね戻るのもしんどいのでスマホで地図を確認しながら歩くと良いだろう。

搬入作業などをしている人たちがいたが、特にオープンな感じではなく、ふらっと見学できる感じではなかったけど、あの久米島の久米仙の工場が見学出来て大満足。

久米島の久米仙を過ぎたら、特にこれといった難所はなく、島の西側まで歩いて今度は南に向かって集落に戻ればゴール。

途中、自販機で5回くらい飲み物を買ったけど、この自販機は神だった。ジョナゴールドの三ツ矢サイダーが100円で旨過ぎて感激した。

個人的に真夏に島一周ウォーキングは他人には進められないけど、真夏以外だったら楽しいと思うので久米島を訪れたらやってみると良いだろう。朝早く出れば夕方までには1周できるはず。飲食的も少ないながら点在しているので休憩しながらも楽しいかもしれない。