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ホテルのキャンセル料は事情次第で実際には請求されないことが多い

画像は旅立ちのイメージ

一般人の計画的な観光旅行においては、数日前や数週間前、下手したら数か月前からホテルを予約しておくことが多い。

しかし、様々な事情によって急にキャンセルしなくてはならない場合もあるだろう。

そんな時に心配になるのがキャンセル料を払う必要があるのか? ということだ。

以下は筆者の経験談と世間の声をごちゃ混ぜにした見解で、国内の一般的なホテルにおいてである。また、例外は存在するため、すべてのケースには当てはまらないことをお断りしておく。

悪天候が理由の場合は請求されないことが多い

すでにキャンセル料がかかる期間に入っている場合でも、急な悪天候などで飛行機が欠航したり、交通機関がストップするような状態だと、不可抗力とも言えるのでキャンセル料は実際には請求されない場合が多い。

このケースでは本人がどんなに行きたくとも行くことができないのだから、仕方がないこととして処理してくれる場合が多いだろう。

自家用車やレンタカーで行く場合でも、大雪や吹雪でホワイトアウトしていたり、高速道路が通行止めになるような事態だと同様の判断となるはず。

電話できる状態ならホテルに事情を話せば深く詮索されることなく、キャンセル料を支払う必要なくキャンセル処理してくれる場合が多いと思う。

実際の経験談としては、東日本大震災が起きた当日に観光で宿泊予定だったホテルをキャンセルしたがキャンセル料を請求されるようなことはなかったし、大雨でJRが運休して行くことができなくなった北海道の某小都市のホテルも同様の対応だった。

止むを得ない事情ならキャンセル料はかからないことが多い

狭い島国である日本の場合、困った時はお互い様の精神が働くこともあって、急な体調不良や突発的な事情によるキャンセルの場合もキャンセル料は請求されないことが多い。

今後、日本は大量にいる団塊世代が寿命を迎えていくために人口減少の加速度は増していくし、無理にキャンセル料を請求してリピーターになってくれるかもしれない見込み客の心象を悪くするのは、ホテルとしては損失が大きいのである。

キャンセル料がかかるのはこんなケース

交通機関ストップなど止むを得ない事情の場合は大抵はキャンセル料がかからないが、以下のようなケースでは普通にキャンセル料がかかるので知識として知っておいても損はない。

予約サイトなどで事前決済済みの場合

楽天トラベルやじゃらんなどの予約サイトを使ってクレジットカードなどによる事前決済をしていた場合は、キャンセル料がかかる期間に突入しているとシステム上で自動計算されてキャンセル料を除いた額だけ返金される対応となる。

キャンセル料が100%かかる期間に入っている場合は返金がされない。

ここで小回りの利く小鳥ちゃんは気付くと思うが、一見すると便利に思える予約サイトの事前決済は諸刃の剣でもあるということ。

悪天候その他でキャンセルする可能性はどんな旅行にもあり得るから、筆者はすでに現地に辿り着いている場合で、当日の宿を予約するケース以外では出来るだけ使わないようにしている。

パックツアーや旅行代理店経由の場合

キャンセル規定が企業の方針として明確に決められていたり、事前に入金なり決済している場合が多いことから、相当止むを得ない場合以外は返金されないことが多いと思う。

余談 飛行機のキャンセル料はシステム的にばっちりかかる

ホテルの場合はファジーな対応がされることが多い一方、飛行機の場合は購入済みだと決められたキャンセル料がばっちりかかる。

飛行機自体が欠航になる場合はLCCでも大手でも全額返金されるけど、空港に辿りつけそうにない場合も含めて、本人都合の場合はばっちりキャンセル料がかかってしまう。

LCCはキャンセル料は全額が基本で、MCCや大手航空会社でもセール料金の場合は半分くらいはキャンセル料がかかる。

だから、ホテルよりかは飛行機の予約の方が慎重になった方が幸せになれる可能性が高い。

自転車ノウハウ

今日日、自転車旅行の宿泊先はホテルでも全然OKだと思う理由

自転車旅行というとキャンプ道具一式を積み込んで何がなんでもキャンプで突き通す・・・というのは一種の信念のように感じなくもない。

自転車旅行の初心者はもちろん、それなりの経験者であってもフレキシブルにホテル泊を取り入れて、快適な自転車旅行が今日日のサイクリストのあるべき姿ではないかと考えてみるコーナー。

キャンプツーリングは費用を浮かすためだった

当サイトのメインテーマである自転車旅行でも、最初こそネカフェやホテル泊だったものの、回数を重ねて自転車旅行の勝手がわかり、長期にわたる日程ではキャンプツーリングを取り入れた。

それは様々な理由があるが、自然に親しむためというよりは、どちらかというと宿泊費を節約するためだった。夏場の北海道のビジネスホテルは宿泊費が高い傾向があるので、安いホテルでも1泊4千円~5千円くらいかかってしまう。

例えば、ツーリングの日程が10泊だとすると、宿泊費だけでざっくり5万円もかかってしまうのだ。一人用のツーリングテントだったら、一流ブランドの高給テントが余裕で買えてしまう。しかも、テントなら20泊でも30泊でも使えば使うほど、1泊当たりの費用が安くなる。

少なくとも筆者の場合、ホテルではなくてテント泊を取り入れたのは宿泊費を浮かすためという理由が大きかったのだ。

テント泊のデメリット

自転車でのキャンプツーリングの場合、デメリットはどのようなものがあるのだろうか。

まず挙げられるのは、天候の影響をモロに受けることである。雨や強風など悪天候の場合は楽しくない。台風などの場合は危険を伴ったり、キャンプ場が閉鎖になる場合もある。そうなると宿泊地を変更したり、無理な行動を強いられることになるのだ。

ホテルの場合は一般的には15時くらいから深夜近くまでチェックインできるが、キャンプ場は場所にもよるがチェックイン時間が結構シビアだ。自治体公営のキャンプ場なんかでは17時や18時くらいで受付が終わってしまう場合も少なくない。

無料のキャンプ場だと公園みたいに常時開放されていることが多いが、ハイシーズンの場合は混みあっていて良い場所が確保できなかったり、遅い時間だと暗闇の中でテントを設営しないとならない不便がある。

また、テント泊は慣れている人でも、寒かったり暑かったり、風や雨、動物の鳴き声などでゆっくり寝られないことも多い。体力が命の自転車ツーリングでは、寝不足や疲れの蓄積は命取りにもなり兼ねない。

荷物が増えたり自転車に専用の装備が必要なことも

もう一つ挙げられるとすると、テントや寝袋などキャンプ道具一式を自転車に何らかの方法で積載しないとならないデメリットもある。

普通のロードバイクやクロスバイクには、そういった荷物を積載する装備がないので、自分で自転車に遇った積載するための装備をカスタマイズしないとならない。

飛行機輪行で自転車をキャンプ地まで運ぶ場合は、ガスバーナーや燃料の類はクロネコヤマトで別送しないとならない手間もある。ちなみに、ゆうパックでは規約で燃料の類は送れないはずなので注意。

全日程ホテル泊や部分的にホテル泊も全然OKだ

自転車旅行に拘りがあるサイクリストほど、キャンプツーリングに拘ってしまいがちな気がする。

それが宿泊費を抑えるためなら経済的な合理性がある。しかし、特に大きな理由もなく不便なキャンプツーリングを選んでいるだけだとしたら、自転車を移動手段だと考えてフレキシブルにホテル泊を取り入れてみてはいかがだろうか。

ホテル泊ならではの自由度や快適性、時間や精神的な余裕が生まれるのだ。

頑なにキャンプツーリングに拘っている自転車旅行者を見かけると、そんなに風に余計なお世話ながらに感じてしまうことがあるのだ。

旅モノ

ホテルによくある折り畳み椅子みたいなものの正体と本来の使い方が遂にわかった

年間50泊くらいホテルに泊まるというのに、つい最近まで「折り畳み椅子みたいなアレ」の正体を知らなかったのでござる。

「折り畳み椅子みたいなアレ」の名称はバゲージラックだ。

このページに検索で来た人は何らかのきっかけでバゲージラックという言葉を知ったばかりだと思うが、筆者も少し前まで似たような状態だった。

ある時に楽天トラベルで泊るホテルの設備を確認していて、バゲージラックというワードが目について、何じゃそれ?と思ったのがきっかけ。発音の問題でバゲッジラックとも言うみたい。

バゲージラックの正しい使い方

バゲージラックは名前の通り、baggage=荷物を置くためのラックである。

スーツケースを置いて立ったままの姿勢で開閉できるようにしたり、ホテルの洋室は基本的に土足なのでブランド物のバッグとかを床に直接置きたくなくてバゲージラックを使う場合もありそう。

電車とかでも床にバッグ置くのが嫌だという人もいるしね。筆者は全く気にしたことがないが、人によっては床に直置きするなど有り得ないことだろう。

逆に、スーツケースやブランド物のバッグを床に直置きするのが気にならない人だと、バゲージラックはそんなに存在する意味がなかったりもする。

高級ホテルやリゾートホテルだと、より高級感のある立派なバゲージラックが用意されている傾向にある。

ホテルのランクが下がると、折り畳み式の簡易的なものだったり、バゲージラック自体がない場合もある。ホテルのグレードを表すバロメーターでもあるかもしれない。

バゲージラックの間違った使い方

筆者の場合、バゲージラックというものを知らずに育ったので、実際に座ったことはないが座ろうとするのは間違い。ハンガーに掛けるほどでない衣服やどうでもいい観光パンフレットとかの書類を置くのに使うことが多かったかな。

なんとなく、濡れたバスタオルとかを置く場所なのかなと思ったりもした。

ちなみに、バゲージラックは人が座るようにはできていない。万が一、壊したり怪我しても教養がないアホ扱いされるだけなので、絶対に座ってはいけないのでござる。

日本人の生活に馴染みがないのは本音

ホテル業界や旅行業界、家具業界で働いている人なら知っているのが当たり前かもしれないが、それ以外の日本人には馴染みがないのが本音ではないだろうか。

日本の一般家庭でバゲージラックがあるとは思えないし、ホテル向けに販売している業者なんかもあったり、海外ではどうか知らないが日本ではプロ用の商品なのだ。

それでも、一般向けに売っているバゲージラックもあるので、自宅をホテルっぽくハイセンスにしたい場合は自宅用に買ってみるのも良いだろう。バゲージラックのことを考えると、なんか急にバゲージラックが欲しくなるから不思議だ。これって恋なんだろうか?