郊外のショッピングモールとかによくある保険の窓口的な場所で「相談するだけで真空断熱タンブラーが無料で貰えますよ」的な勧誘があったので、真空断熱タンブラーが欲しかったために、保険を契約するつもりなどないものの、1時間くらい相談して真空断熱タンブラーをゲットしてきた。
この真空断熱タンブラーという商品、電子レンジ級に現代人の生活を変えるアイテムなのでは? と思っていたが実際どうなのかを真空断熱タンブラーが気になってよく眠れない人向けに独断と偏見で解説したい。
そもそも真空断熱タンブラーとは
コップとか湯飲みの代わりとして使える、冷たい飲み物や温かい飲み物を飲むための道具。
構造が外気と断熱するようになっていて、魔法瓶の蓋がないものだと思って貰えれば大体間違いない。
真空断熱タンブラーのメリット
真空断熱タンブラーなんていう色物を使って何かを飲もうとするくらいだから、冷えたカクテルとかビールとかでキメるつもりの初心者が多いと思う。
筆者も当然、その手のドリンクで試してみた。
確かに宣伝通り、冷えたカクテルに氷を入れてもしばらく溶ける気配がない。普通のグラスだったら、室温に段々と近づくから氷がどんどん解けていくが、上側以外は断熱されているために氷が解けるペースが非常に遅い。
ビールだったら普通は氷は入れないだろうけど、冷たい状態が長く維持されることになる。
温かいお茶とかも同様に温かさがキープされることになる。
真空断熱タンブラーのデメリット
カクテルやビールの場合、グラスと違って側面から中身が見えないため、視覚的な「美味しさ」が感じにくい。
そもそも、ビールとかはジョッキに付いた水滴とかが良かったりするが、真空断熱タンブラーの場合は外側に水滴が付かない。
風味的には魔法瓶で飲んでいるような金属っぽさが気のせいか少し感じるような気がする。
熱いお茶を入れた場合、想定よりも温度が下がるペースが遅いため、やけどをしたり「あちちっ」となってしまう可能性があるかもしれない。
真空断熱タンブラーに向く人
個人的には家で使う場合、カクテルにしてもビールにしても、注いでからそんなに長時間かけてちびちび飲むということはないので、飲み方のスタイルによっては真空断熱タンブラーの真価を発揮させることは難しい気がした。視覚的な楽しさがないのも大きい。
それに対して、オフィスなど職場使う場合は真価が発揮できる気がする。
周りの目があったりして、ちびちびお茶を注ぎに行くのが難しい職場の場合、真空断熱タンブラーで温かいお茶を入れておけば、通常より長い時間お茶の温度をキープできるため、殺伐としたブラックな職場でもゆったりと温かいお茶を楽しむことができるはずである。
個人的には電子レンジほどは世の中を変える商品ではないと思うけど、使い方によっては人生に彩りを添える商品ではあると思う。普通のコップ替わりにも使えるので気になっている人は試してみても悪くないと思う。