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【感動、涙、面白い?】2023年に観た映画の感想まとめ

今年ももういくつ寝るとお正月♪ ってことで、今年観た映画の感想を適当にピックアップしてみる。

必ずしも2023年に公開された作品とは限らないし、世間の流行り廃りとも関係なく、独断と偏見で観る作品を決めている。

今宵、観るべき映画やアニメが決められないよ~という迷い鳥たちの参考になれば幸いだ。

もちろんネタバレありなので、神経質な迷い鳥さんは留意されたし。

邦画

ミラクルシティコザ

音楽をテーマにした沖縄映画。

沖縄では沖縄が舞台の映画だけに各所にポスターが貼られていたりしてたけど、ようやく配信サイトで観ることができた。

感想を言うと、一言、素晴らしい映画であった。

最初こそ「この映画、大丈夫かな・・・」と不安になったものの、段々と引き込まれていく構成が上手い。

そして、作中のこれぞという場面で流れる曲が良い!!

ギャグ多めでフィクションではあるけど、過去や現在の沖縄と関連があり、深くリンクする部分が多い。

コザと聞いてピンと来る人や、沖縄のロックが好きな人は絶対観た方がいいと思う。

自分はこの映画で初めて知ったが、沖縄で伝説のバンドとして知られる「紫」が楽曲提供している。

紫の曲は格好良すぎて、今まで聞いてきた格好いいと思っていた曲の大半がダサく聞こえてしまうジレンマを覚えたほどである。

キャバレー

同じタイトルの洋画というかミュージカル映画(?)もあるけど、邦画の方。

ジャズとヤクザが出てくる映画で、作中ではMal WaldronのLeft Aloneという曲が何度もかかる。

Left Aloneは「放っておけ」という意味らしいけど、作品のストーリーにも深く関わる。

昔の映画だから女性のファッションは逆に目新しかったりするけど、ジャズとか龍が如くが好きな人なら楽しめるんじゃないかしらん。

サウンドトラックもオススメ。

Life 天国で君に逢えたら

プロウインドサーファーの男性のガン闘病生活を映画化した作品。

地球に来てからというものテレビを観ない暮らしをしているから知ったのは最近のことではあるものの、テレビでドキュメンタリーが放送されたり、テレビドラマ化などもされていたという。

自分は本人による小説作品やエッセイをたまたま中古店で手に取って先に読んでいたが、映画は某テレビ局が絡んでいる関係もあって、どうも日本のダサいテレビドラマ風の作風が気になったりもするデメリットがある。そういった向きの人には書籍がオススメではないかと思う。

ガンは日本人の2人に1人、男性の6割が発病するというほぼ避けられないような病気。作品の中でも特に書籍は壮絶な闘病生活の後に回復することなく亡くなるのだが、ガンは避けて通れない病なのだろうか。思わずガン保険に加入してしまったものである。



原作にあたる書籍はこちら。

洋画

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

10年以上前に某ブラック企業に勤めていた時に前作にあたるアバターを鑑賞していた。

当時、一緒に仕事をしていた先輩だか何だかのクソに出先での雑談タイムで「未来の映画って感じがした」と感想を話したら、「未来じゃなくて今の映画でしょ」ってクソむかつく突っ込みをされたことをよく覚えている。仕事中も言葉の上げ足取りばかりで、本当にむかつくヤツだった。辞めて顔を見なくて済むようになって本当にストレスが減ったものである。

前作のアバターから10年以上経ってようやく公開されたのがこの作品である。アバター2ってところだけど、外伝的なタイトルなのは意味深さを感じてしまう。

ただ、自分が観た感想としてはクソ。

前作は最初の方は実写とCGの合成が多くて、中盤から後半にかけてはCG映画って感じだったけど、こっちは8割くらいCG映画。申し分程度に人間の男の子が常時登場するけど、前作のまとまり具合に比べると、長いだけで何だかなって感じだった。

前作は何十回も観たけど、長すぎて1回観るのもしんどかった・・・。

ハクソー・リッジ

第2次世界大戦を題材とした実話を元にしている戦争映画。

洋画の戦争映画というと外国が部隊かと思いがちだが、沖縄の地上戦がテーマである。

わかる人にしかわからないが、「ハクソー・リッジ」とは沖縄本島の那覇の北のあたりにある地名のことで、日本語では前田高地と呼ばれている。

沖縄地上戦の中でも激戦地となった場所であり、筆者も訪れたことがあるが、アメリカ人には相当に有名な場所らしく、沖縄に住む米軍関係者が沢山見学に訪れていた。

主人公たちがアメリカ軍サイドで、敵サイドが日本軍という設定の戦争映画はあまりないのではないかと思う。

ジャーヘッド3 撃砕

続いても戦争映画。

ジャーヘッドは最初の作品が好きで何回も観て沢山ある続編については放置していた。

結果的にジャーヘッドシリーズは全部観たが、1作目には負けるものの、比較的、テンポが良くてキレのある作品がジャーヘッド3である。

手柄を取ろうとする新人主人公と周囲の人間、特に上官との軋轢が見物。手柄を取ろうとする何もわかってない新入社員みたいな。

でも、1作目は本当に面白かったなぁ。

1作目はこっち↓

コネタ

映画「ジュラシック・パーク / ワールド」シリーズ全6作品の感想、レビュー(ネタばれあり)

画像はイメージ。金ねの研究では大抵の恐竜は羽毛で覆われていた説も

平均的な現代人は恐竜を意識して生活することはない。

なぜなら彼らは同じ地球に暮らしていたものの、我々みたいな人類が誕生するよりずっと前に絶滅してしまったからだ。

そんな恐竜をテクノロジーで現代に蘇らせてしまった映画が1993年に公開されたスピルバーグ監督の「ジュラシック・パーク」である。

今回は筆者も子供時代に観て思い入れの強い「ジュラシック・パーク」をはじめとした旧3部作と、新3部作と言われる「ジュラシック・ワールド」シリーズを含めた全6作品を独断と偏見、ネタばれありで紹介したい。

なお、筆者は映画マニアや恐竜マニアなどではない極めて一般人なので、あくまで一般人目線での記述である点をご了承頂きたい。点数は筆者の独断と偏見である。

1993年「ジュラシック・パーク」 評価100点

シリーズ第一作。それまで恐竜に興味のなかった一般人の多くを恐竜好きにさせるほどの圧倒的なCG演出が話題となった。当時としてはもちろん、現代でも通用するクオリティなのが驚かされる。

ストーリーとしては離れ小島で恐竜を蘇らせたテーマパーク「ジュラシック・パーク」が舞台となり、学者や科学者が視察するという内容。恐竜をよく知らない人にもストーリー中でうまく解説してくれるので、恐竜の予備知識がなくても楽しめる良作。

ポイント 悪役のデネス・ネドリーが良い味出している

この第一作目にだけ登場する悪役のデネス・ネドリーは愛すべき悪役としてファンが多い。公開当時に観たという人でも「デブの悪役」と言えば思い出せるのではないだろうか?

悪役にも関わらず、なぜここまでネドリーが愛されるかというと、彼がやっていることはブラック企業に対する報復であり、現代日本のブラック企業に堂々と立ち向かっているからであろう。

詳しく書くと、ネドリーはジュラシックパークの運営企業であるインジェン社に雇われているハーバード大学卒業の凄腕エンジニア。スーパーコンピューターの並列処理を実現し、恐竜のDNA解析すら行っただけでなく、一人でパーク全体のシステム管理まで行っているにも関わらず、会社からは評価されず安月給でコキ使われていることから、ライバル会社に裏取引する悪事を働いた。

結果、パークは大混乱を起こことなる・・・という、第一作目のストーリーを語る上で重要なキャラクターなのである。

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1997年「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」 評価60点

1作目の評価が高かったこともあり、主人公の変更や作風の変化から評価が分かれる作品となった第2作目。

作風としては、1作目が科学者目線で雑学あり、人間ドラマあり、パニック要素ありでバランスがとれていたのと比べると、ロストワールドは「恐竜パニック映画」としての風味が強まった。

決して低予算ではないし、むしろ1作目以上に恐竜が暴れたり人を食い殺すシーンは増えているものの、全体としてはパニック映画の枠に留まっているのがおしいところ。

中には「そんな状況で現実なら助かるわけがない」とツッコミを入れたくなるシーンもあり、典型的なハリウッド映画を感じさせるとも言える。

世間的な評価はあまり高くないものの、シリーズ全6作品の中ではストーリーや映像のテンポがよいので、エンターテインメントとして楽しめる映画にはなっていると思う。

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2001年「ジュラシック・パーク III」 評価40点

監督が変更となり、スピルバーグは製作総指揮に立場となったシリーズ第3作目。監督が変更になったこともあり、作風は前2作とはだいぶ違う。

主人公は1作目と同じとなったが、恐竜も沢山登場するものの、ヒステリックな中年女性など人間ドラマ中心の作品。

ストーリー的には前2作をさらっとでも知っていないと置いてけぼりを喰らう可能性もあり、観るなら順番としては1作目から見た方がよいと思う。

他のシリーズは全部120分以上あるのに、この作品は上映時間が94分とシリーズの中でも最短。

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2015年「ジュラシック・ワールド」 評価85点

新3部作と呼ばれるシリーズの1作目。

ジュラシック~シリーズは公開年と作品の時代背景が同一となっているが、1作目から数えて22年後の世界を描く。

監督も主人公も変更となり、舞台はリゾート施設「ジュラシック・ワールド」に移る。旧3部作にはなかったリゾートが舞台なので、映像は全体的に明るい雰囲気なのが特徴。もちろん、恐竜パニック映画であることは変わりないのだけど。

ジュラシック・ワールドシリーズでは主人公が恐竜も手懐ける海軍出身のオーウェンとなったことで、旧3部作にはなかった恐竜とのコミュニケーションや友情などが描かれるのが特徴。

また、登場する恐竜は人間が意図的にDNA操作をした人造生物であることが強調されたストーリー展開となっているのも特徴。

この新シリーズ1作目は全体的にテンポもよいので、旧3部作を知っている人で観たことがないという人も、毛嫌いしないでフラックな気持ちで観てみると多くの人が楽しめるのではないかと思う。

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2018年「ジュラシック・ワールド 炎の王国」 評価70点

ハリウッド映画にありがちな日本語タイトルではあるけども、恐竜が住んでいる島の火山が噴火する内容。

主人公のオーウェンが麻酔銃で撃たれたり、人間同士のモメゴトも容赦ないのが特徴。

新シリーズ1作目とは作風が変わってしまったけど、しょうもない人間同士のゴタゴタと恐竜のゴタゴタが違和感なく溶け込んでいるのは凄い。

遺伝子操作されて戦闘用に作り出された恐竜やら、クローン人間の少女やらが重要人物として出てきたり、もはや話は恐竜だけに留まらない。

若手の科学者などの活躍が描かれるシーンも多く、ドラマ風味も強い作品。後半は恐竜をアメリカ本土に逃がすという内容で、次回作の展開を思わせぶり。次回作とセットで観るのがよいかと思う。

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2022年「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」 評価60点

シリーズ完結編となる作品。

タイトルからすると、恐竜が人間を支配する?・・・と思わせてしまうが、作物を食い尽くすDNA操作されたイナゴだかバッタだかの話が基本。

クローン人間とイナゴやらバッタやらの話で、上映時間も147分も長い。

純粋な恐竜映画として観ると肩透かしを食らってしまう可能性は高いが、初代「ジュラシック・パーク」から続く遺伝子操作の話として考えると、シリーズ完結編にふさわしいとも言える内容ではないかと思ったり思わなかったり。

意外な展開の映画が好きな人にはオススメな作品。

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余談「ジュラシック・パーク」シリーズを観るオススメの順番

公開された順番通りのストーリーなので、観るなら公開順がオススメ。

ゆったりした時間がなくて面白いのだけピンポイントで観たい人は、旧シリーズ1作目の「ジュラシック・パーク」と新シリーズ1作目の「ジュラシック・ワールド」の2作品がオススメ。

ちなみに、新3部作は旧3部作を知らなくても特にストーリー的な問題はない。新3部作だけ観るというのもアリ。

ゲーム

【映画版】ニード・フォー・スピードの感想、ざっくりレビュー

同名のゲームの方が有名だと思うけど、『ニード・フォー・スピード』の映画版のざっくりレビュー。

ゲームに触発されたついでとか、ゲームに疲れた時に見るとオススメ。

ゲーム同様、ハチャメチャな展開

日本の『頭文字D』の影響を多大に受けているシリーズだけに、走り屋的な挑発や復讐劇を描く。

ストーリー全体としてはゲーム同様に街中でのジムカーナや、逆走などゲームをフラッシュバックさせるような映像が多い。

走りのシーン重視の軽い内容かと思いきや、序盤から以外な展開のオンパレード。やや主人公補正が強い気もするが、個人的には似たようなジャンルの映画『ワイルドスピード』より入っていきやすかった。ゲームをやっているからというのもあると思うけど。

PS4の同名ゲーム(2015)でもCGと実写映像を自然に織り交ぜているけど、逆アプローチ的に実写ベースにCGを織り交ぜている感じ。

結構、大掛かりな演出もあって予算たっぷりで作っている感じも見受けられる。

映画オリジナルのストーリーだけど、ゲームにハマった人は共通した世界観や思想があるので意外と楽しめる作品かと思う。ゲームに疲れた人には特にオススメ。