紋別

Third Stage 北海道内陸一周編

4日目 その2 かまぼこ工場の記憶

紋別の散策は続く。

紋別は小学校の見学旅行で訪れたことがある。その時にかまぼこ工場の見学をした。記念にかまぼこを一切れずつ貰ったことしか覚えていないが、だからなのか、紋別はかまぼこの街というイメージが強い。

道の駅近くのかまぼこ屋で買ったカニ揚げ。店のおばあちゃんが「気を付けてね」と言ってくれた。娘さんも可愛いかった。

これはポテトちゃん。ポテトちゃんと言われても最初さっぱりわからなかったが、じゃがいもをかまぼこで包んで揚げている。何か付けないと味が物足りないが、薄味なのが良いというやつか。

かまぼこで食事を済ませ、紋別を後にする。

懐かしさで取り乱しそうになった心にブレーキをかける。

道端には、となりのトXロが。

湧別まで戻って五鹿山公園へ。ここは小学校の時にキャンプをしたことがある。入口だけ見て帰る。

せっかく湧別まで来たので、祖母の家があった場所に寄って、お墓参りをする。

遠軽町内はサイクリングロードを通る。札幌のサイクリングロードと違って、首都圏によくある河川敷のサイクリングロードと近い雰囲気。

街外れにある登代里ドライブインへ寄る。ここは幼少の時に家族と行ったことがあって、ものすごく美味しいイメージがあった。駅から歩くとかなり遠いので、自転車で来た際はぜひ行きたいと思っていた。

店の味が変わったのか、私の味覚が変わったのか、家庭の味のラーメンのようだった。味噌ラーメン+バター、750円くらい。

さて、ここで間違い探し。間違いというほどではないが、首都圏とかの電車の線路では蒸気機関車のマークだったりするが、気動車しか走らないここの線路では電車のマークが。

北見市は玉ねぎのマーク。全国で売られている玉ねぎのうち、北海道産の玉ねぎは北見産であることが多い。十勝はじゃがいも、北見は玉ねぎと、気候の関係なのか、主要作物が棲み分けされている。

北見で食事を取って、ネットカフェへ。このへんの地域でネットカフェみたいな都会的なものがあるのは北見だけ。

北見市観光ガイド

北見はオホーツク地方では最大、道内では8位の人口約12万人の街だが、ビジネス都市という印象が強く、観光という面で見ると、近隣の網走市や紋別市などの方が知名度が高い気がする。

焼肉店

北海道で焼肉と言えばジンギスカンを指すことが多いが、北見だけは牛肉の焼肉店が多い。ジンギスカン空白地帯である。

駅前の商店街

10年以上前は東急デパートや大きいショッピングビルなどがあったが・・・。

三輪(みわ)

駅で言えば西北見駅周辺。北見駅からも歩ける。郊外型の店などが多い。

ハッカ

北見は古くからハッカの街として知られる。北見ハッカ通商は代表的なハッカ製品のメーカー。道内各地の土産物店などで製品を扱っている。入浴剤と飴がお勧め。北見駅のキオスクでも買える。

Third Stage 北海道内陸一周編

4日目 その1 合理化の果て

3日目の日記にも書いたが、遠軽から先(北方向)の線路はすでに廃止となっている。鉄道マニアが青春18切符とか、北海道&東日本パスでこの地にやってきても、そこから先の線路はないのだ。バスマニアや廃線マニアだったら割高だけどバスに乗って湧別や紋別に行くという手もあるが、乗る専門の鉄道マニアだったら、バスを使ってまで遠軽の向こうには行かないのではないかと思う。

遠軽周辺は私が幼少期を過ごした場所なので、1日使って散策することにする。もちろん、湧別や紋別も遠軽とかかわりの強いエリアなので訪れる。このあたりも計画的に開拓されたエリアなので、定規で引っ張ったような真っ直ぐな道路が多い。

もはや鉄道では行けない遠軽の向こう側。遠軽の向こうには大都市の紋別があるから廃止されるわけない・・・と誰もが思っていた。

10年以上ぶりに自転車で走って懐かしい。一直線の国道。

やはり北海道は米どころだ。

完全に時期を外しているが、上湧別のチューリップ公園。

今日は紋別まで行って、遠軽まで戻って、さらに北見まで行くので、それなりに先を急ぐ。湧別を後にして紋別へ向かう。

紋別市を示す標識。市街地まで20Kmくらい。紋別は網走と並んで、オホーツク地方の代名詞みたいな街。カニや流氷、ホタテ、かまぼこなどが有名。線路があったら、もっと観光客で賑わっていたはずだが。

紋別市に来たのは実に12年ぶりくらいだろう。いつもは遠軽まで来ても紋別までは行かない。行きたくても、やはり鉄道がないのがネックなのだ。

オホーツク紋別空港。北海道の空港は「たんちょう釧路空港」とか、ちょっとしたフレーズが付いている場合が多い。東京からもアクセスできる。

紋別の街並み。

街の規模といい、街の作りといい、沖縄の宮古島市に似ている。海がある港町だから、似たように見えるのかもしれないが。

街中にあった市街地図の看板。もう20年以上経つが、普通に線路も紋別駅もある。

道の駅。ちょうど紋別駅があった場所のあたりで、鉄道がなくなった今は道の駅として旅の人間を受け入れている。

その2に続く