網走

グルメ

【B級グルメ】網走の裏名物「ギャルソーネ弁当」を食べずに網走は語れない?!

オホーツク海に面した網走の名物と言えば、やっぱり地元の海産物を使った海鮮丼や寿司が定番?

実は、網走と言えば知られざるBグルメの宝庫の街でもある。

その一つが網走市内のベーシック(BASIC)という地元スーパーで売られている「ギャルソーネ弁当」だ。

某大食いタレントを連想させるネーミング

名前からして昔流行った大食いタレント「ギャル曽根」を連想させるが、名前の由来は定かではない。

筆者は網走近辺のオホーツク地方が地元なのだが、この地方には街のパン屋なんかでも「キムタク」だとか有名タレントの名前をもじった(というかそのまま)商品が割と存在するので、そういう土地柄ではないかと個人的には思っている。

「ギャルソーネ弁当」でもいくつかのタイプがあり、2~3人前が一つの丼になった巨大なものから、上の写真のような一人用サイズのものもある。「ギャルソーネ弁当パート2」なるものもあって、こちらは使われている具材がいかにも肉という感じだが、気になる人は店頭で探してみよう。

量だけじゃない!! 色々入ったお得な弁当

「ギャルソーネ弁当」は単に大盛というだけの弁当ではない。

一人用サイズの「ギャルソーネ弁当」について言うと、カツ丼、カツカレー、ナポリタン、エビチリ、天丼が一つにパッケージされた「色々食べたいけど迷ってしまう」という人にも向いた弁当なのだ。

しかも値段は本体価格450円(記事執筆時)という、むしろ内容を考えたら安い。カツ丼単品やカツカレー単品が400円~500円くらいで売られている店なので、色々な味を一つの弁当で食べられるのは気持ち的にもお得感がある。

「ギャルソーネ弁当」が買える店

網走市内のベーシックというスーパーで買える。

何店舗かあるが観光客が訪れやすい網走駅近辺の店舗だと、網走駅から徒歩20分くらいのところにあるフードマスター ベーシック 橋北店がオススメ。朝は9時30分オープン。

石北本線と釧網本線との乗り換え時間が1時間~4時間くらい空くことがあるので、鉄道旅行での乗り換え時間に訪れるのも楽しい。近隣の河川敷などにベンチもあるし、天気が良ければ外で食べるのも趣があるだろう。

注意点としては、紹介したように普通にお得感のある弁当なので、割と早く売り切れてしまうということ。食事時より少し早い時間に買いに行くなど工夫が必要かもしれない。

網走に訪れるB級グルメファンにはオススメしたい弁当だ。

旅モノ

網走の「オホーツク流氷館」に行って来たぞ

網走にあるオホーツク流氷館という科学館的な施設に行って来たぞ。

ちょっとアンニュイというか、手放しに褒められる部分ばかりではなかったけど、感想などをレビューしてみたい。

有料施設の魅力が薄い

ここは主に観光ツアーの団体バスとかが立ち寄る施設のように感じた。

つまり、旅行会社のコース通りにノープランで来る人達が多い。そういった人たちが事前に何も考えずに払ったコミコミの料金で入館することが多いと言えるが、個人で訪れると有料部分と無料部分が絶妙にわかりにくかった。

実際、この建物はよく知らないで来ると水族館とか博物館とかみたいに、まずは受付で料金を払わないとならない錯覚を覚えるはず。

建物の正面から入ると受付があり、大人700円などと書かれている。予備知識がないと当然のごとく料金を払ってしまうのだが、実は有料なのは地下にある超ミニ水族館と、微妙なCGのプロジェクションマッピング、オホーツク映像や、寒さ体験コーナーみたいなやつだけなのだ。

有料部分がなんだかなー

ちなみに有料部分はこんな感じ。感じ方次第だが、団体ツアーの人が大半なので、個人で来る人はがっかりしないように注意がいるかも。

地下へと続く通路。

クリオネ水槽。クリオネ自体は悪くないのだが・・・。

エビの水槽。エビも悪くはないのだが・・・。

プロジェクションマッピングとかは割愛。

無料スペース見学で十分かな

この建物の地上部分の展示や休憩スペース、レストラン、展望スペースは全て無料。個人的には展望台だけが魅力的なのだが、これが無料で、どうでもいいwレベルの施設が700円っていうのがね。

道の駅的な施設でもあるのだが、そのあたりの案内が薄い。網走市が事業主体だというが、地下の展示は高齢者団体とか、外国人ツアー客とかでないと700円の価値は感じにくいので、案内は改めた方がいいと思った。

おまけ 途中で見つけた廃墟ホテル

網走湖の周辺には観光ホテルがいくつか営業している。しかし、中には倒産したホテルもあるようで、ここに来る途中で廃墟ホテルを見つけた。

大きな建物が二つ繋がっていて「網走ビューパークリゾート」と読める。

営業している時はさぞ賑わっていたのだろうが、アクセスが良いわけではないし、結果的に倒産してしまったのだろう。

旅モノ

網走の北方民族博物館に行って来たぞ

網走市の北海道立 北方民族博物館に行って来たぞ。

クルマやバイク、自転車で行く場合は何でもないが、網走駅などから歩いていくと結構苦労する距離。1時間以上見込んでトボトボ歩いていけば、楽しいくらいの距離ではあるけど、普通の徒歩旅の人はバスで行くと思う。

夏場はクマが出る(?)領域で心細くなる時があるが、まあ歩けるとしても、冬場は山道で除雪などもままならないと思うから、無理せず行かないか、バスを使った方が良い。

北海道立のガチな博物館

網走には大中小と様々な博物館的な施設があるが、ここは運営元が「北海道」であり、博物館の規模としては大規模なもの。札幌の北海道博物館などに近いレベルで、アカデミックな研究施設と行ったところ。バブル期というか、アカデミックな資金で作られた施設なのだと思う。

客層はツーリング中の流浪の旅人とか、観光ツアーの人など様々。場所が場所なので、ざわついた感じもなく、静かに見学できるのが良い。

主な展示内容

ここは網走やオホーツクに特化した博物館ではなくて、日本の網走などオホーツク地方を含む、アラスカとかの海外の北国暮らす人達がテーマとなっている。

特に目を引いたのは、動物素材で作られた服。寒さに対応した服をその土地の動物を利用して作るわけだ。

これなんかアザラシの腸で作ったパーカなんだと。私はしばらく見入ってしまった。

イヌイトの住宅を再現した展示もすげえと思った。こういう家で暮らすのが理想ではある。

どこか入り口でどこがリビングなのかわかりにくいが、現地には説明資料も用意されているのでご安心を。

トーテムポールとか。

船とかの展示。

硬派でアカデミックな観光がしたい人にお勧め!

網走の観光施設は子供向けのものから、老人団体ツアー向けのものまで、様々なタイプがあるが、ここは硬派にアカデミックな施設を求める人に薦められる場所である。

じっくり静かに見学できるので、旅行の中盤、後半などの疲れ気味の時にもお勧めだろう。