鉄棒

コネタ

日本の義務教育で「鉄棒」をやる意味が大人になっても全くわからない

日本では小学校や中学校などの義務教育、下手したら高校でも鉄棒が体育の授業で強制的にやらされると思う。

筆者は昔、鉄棒が嫌で嫌で仕方なかった。手が鉄っぽい匂いになってしまうし、子供心にもやる意味を全く見いだせなかった。

鉄棒のルーツは日本軍の訓練らしい

海外ではどうなのかを調べたら、やる国とやらない国で半々くらいか、若干少数派くらいで、同じ国でもやったりやらなかったするらしい。

なぜ海外ではそれほど必修科目でない鉄棒をこんなにも日本人はやらされるのかというと、日本での鉄棒のルーツは日本軍の訓練なのだという。

戦前の学校教育にも鉄棒が取り入れられているわけである。鉄棒に親しみのある人が多いからか、それで公園などにも鉄棒がよく設置されているのだろう。

まさに昭和どころか、戦前の軍国主義の価値観を引きずっているのが鉄棒の気がしてならない。幼少の頃から鉄棒に言い知れぬ抵抗を感じたのは、そういうわけなのかもしれない。

逆上がりができなくても大人になって何も困らない

最近の教育現場はよく知らないが、リアルタイムに鉄棒に苦しんでいる子供にやってあげられることは何もない無力感があるが、一つはっきり言えるのは、鉄棒が出来ても出来なくても特に大人になってから何も支障がない。

義務教育で税金を使って教育するなら、もう少し大人になってから役立つことをやれよ、と思うけどもホントにこれ。生産性があったものじゃない。

昭和生まれの人とか平成初期だと、逆上がりができないと当時は学校中にウヨウヨいた体罰教師に体罰されたり、色々と酷い目に合わせされたりもするから、一生懸命、鉄棒を練習した人もいるかもしれないけど、そんなイヤイヤやらされたことを好きになるわけないしね。

公園などで鉄棒を見るたびに、子供時代のトラウマ的な思い出が蘇ったりする人もいることだろう。

やっぱ義務教育でやる意味がない

0.000001%くらいはプロの体操選手になったりする人もいるかもしれないけど、どうせだったらテニスとかサッカーとか、もっと明るく楽しくて、他人とのコミュニケーションをするような種目とか、個人レッスンのコーチとかも含めて、プロとして生計を立てられるかもしれないメジャーな種目に力を入れるべきだと思う。

日本だと強制的にやらされる鉄棒だけど、子供の頃はこれをやる意味もわからなかったし、大嫌いだった。大人になっても意味があるようには思えない。逆上がりなんて未だに出来ないと思うが、何一つ、逆上がりができなくて困ったことなどないね。

鉄棒って事故が起こりやすい気もするし、鉄棒の「棒」が外れて大事故になったニュースなんかも見たことがある。義務教育や学校からなくなってしまえばいいのにね、なんて思うけど、こういったものを管轄している国の組織とかに、鉄棒原理主義者みたいな利権があるのだろうか。