Dreamweaver

WEB制作

【Webデザイナー向け】ATOMをDreamWeaverっぽくするカスタマイズ、パッケージのメモ

DW派の人の代替アプリは100歩譲ってATOMがオススメねぷ

2021年現在、Web制作つまりHTMLやCSSなどのコーディングで最強の神エディタと言えばDream Weaverの一択だ。

ところが、大手企業のAdobe社が開発している有料製品であるがゆえ、神エディタにも関わらず、経費削減をする中小企業や半端な大手企業、意味不明なオープンソース信仰派が牛耳っている職場だと大した金額でもないのにDream Weaverを契約してくれない場合もある。

企業は利益を追求する集団なので経費削減は100歩譲って理解できるとしても、大昔のイメージから「Dream Weaverは初心者向き」というような現実から目を背けるバカの一つ覚えのような発言をする意識高い系のエンジニアとかもいるので、いかんともしがたい。

今回はそんな背景の中、Dream Weaver派だったあなたが代わりのエディタとしてATOMを使う場合に、できるだけDreamWeverの使い勝手を再現できる設定を考えて行こうと思う。

無料エディタでもATOMなわけ

HTMLがいじれるようなエディタは有名どころだとVisual Studio Codeとかもあるが、なんでATOMかというと筆者が多少は触ったことがあるし、比較的歴史があって使っている人が多いから。

せっかく使い方を覚えてもすぐに開発終了したり、コロコロとバージョンアップで使い勝手が変わるようでは困る。その点、ATONは4~5年くらいの間、バージョンアップしても使い勝手は変わらないし安定している。

そして何といってもDream Weaverを目の敵にしているような無駄に意識高い系のコーダーやエンジニアにも使っている人が多いので、その手の連中に小言を言われたりもしないので快適。

ATOMはカスタマイズしまくらないとならない

そんな意識高い系にも使われているATOMだが、インストールしただけで快適な設定が出来上がっているDream Weaverとは違い、ATOMはインストール直後はゴミなので自分で「パッケージ」と呼ばれる拡張機能をインストールしてカスタマイズするのが必須。

パッケージは無料で公開されていてATOMの設定メニューからインストールすることができる。他の同類のエディタもこういった仕組みが採用されている。

DW化するためのパッケージ

結論から言うとパッケージを入れまくっても所詮は別のアプリ、完全にDream Weaverと同じ使い勝手にすることはできない。

自称意識高い系の人たちが使うエディタと比べてDream Weaverの便利なところと言えば、リアルタイムでコーディングしながら結果をプレビューしたり、プレビュー画面の要素を選択して効率的にコーディングできることである。紐づいているCSSは一覧でタブに表示され、レスポンシブもデバイスごとに幅を確認しながら直感的に作っていくことができる。

本当はこういった部分もDW化できれば良かったのだが、ATOM自体も意識高い系が使うエディタなので完全に再現することはできない。それでも少しでもDreaWeaverに近づけるための慰めのようなパッケージを紹介する。

インストールするにはATOMの設定からインストールというような項目を出してパッケージ名をコピペで検索すればOKだ。

autoclose-html

Drea Weaverでは当たり前だが、自動で閉じタグが入力されるパッケージ。Dream Weaverでは何もしないでも出来ることだけどね。初期設定だと少し挙動が違うので、自力でカスタマイズは必要。

atom-beautify

HTMLやCSSの整形に使う。DWと同じにはならない。

BrowserPlus

結果をブラウザっぽい画面でプレビューしながらコーディングできる。

Color Picker

カラーピッカー。とりあえず、これくらいは入ってないと・・・。

css-spy

そのhtmlファイルで使っているcssクラスとかを視覚的にわかりやすくするやつ、だった気がする。

Highlight Selected

初期状態だと選択している場所がわかりにくいので見やすくするパッケージ。

Japanese Menu

日本語が母国語の人向けにメニューなどを日本語化する。

open-in-browsers

モノホンのブラウザでのチェックをしやすくする。

とりあえず、これくらいかな

Creative Cloudのコンプリート版を契約していればいいけど、エンジニア系のマネージャーが取り仕切っている部署とかだと、エディターはフリーのを使えの一点張りでどうしようもない。

状況によるけど、面接とかで上司が何畑の人かは確認しておいた方がいいよ。

WEB制作

HTMLメールで常識のテーブルレイアウトはDreamweaverCS6がやりやすい

主に企業がメールマーケティングで使うHTMLメール。ECサイトとかの会員になると大量に送られてくる画像付きのメールのことだ。

2018年現在、いや2025年くらいまではテーブルレイアウトという、1990年代~2000年代初期までに使われていた古い手法で制作するのが常識。一般的なWeb制作だと現在はテーブルレイアウトはタブーとされているので、ここ10年くらいでWebデザイナーになった人はそもそもテーブルレイアウト自体を知らないかもしれない。

テーブルレイアウトとは

読んでそのまま、表組みでページ全体のレイアウトをする。昔はCSSでレイアウトするのは一般的ではなかったので、個人でも企業のサイトでもテーブルレイアウトが一般的だった。

HTMLやCSSの記述を覚えることなく、ホームページビルダー的なソフトはもちろん、Dreamweaverのデザインモード(これは現役で存在する)で視覚的に表を作りながらレイアウトする。

しかし、透明なスペーサーGifというものを仕込んだり、これはこれはでノウハウが必要だったりもする。今だと検索しても情報量が少ないから、勉強するのも難しいのではないかな。

ちなみに、これはきちんと表として見せるテーブルとは別物。

なんでHTMLメールはテーブルレイアウトなのか?

端的にいうと、OUTLOOK系など多くのPC向けメールクライアントはもちろん、GmailなどのWebメールがまともにCSSに対応していないから。スマホアプリのメーラーは割りとCSSに対応していて頑張ればレスポンシブ的なものも作れるが、工数などもあるので、一般的にはPCもスマホも同じ1つのレイアウトで作成しないとならない。

「HTMLメールを作ってくれ」と頼まれたあなた、結構大変な仕事かもよ、という話。

HTMLメールのノウハウ

大体、HTMLメールを任命された人は樹海に迷うことになる。まともにHTMLメール作成を解説した書籍はないし、それ専門でやっているWebデザイナーというのもそうはいないから、聞ける人が少ない。

基本的には横幅600pxくらいの固定で、テーブルレイアウトをするのが間違いが少ない。メール配信システムを使うことが多いと思うが、文字コードが特殊だったり、画像はサーバーに上げて絶対パスで読み込ませるのが一般的。

シェアの高いGmailだと画像に隙間が出来るのでBlock要素にしたりとか、色々な工夫が必要になる。シンプルでこざっぱりした作りの方が、作り手も読み手もありがたい。そもそも、件名が酷かったりすると開封すらされないし、割り切りも必要かと。

DreamweaverならCS6とか古めがおすすめ

最新のCC以降だと、テーブルを視覚的にいじる機能は健在なものの、なぜか動作がもっさり・・・。プチフリーズと言ってもよいくらいで、ちょっと変更しただけで10秒くらい画面が固まったりする。

今時テーブルレイアウトする人が少ないからチューニングされていないのだろうが、古めのCS6あたりだと割りと軽快。コードビューし書体を変えたりカスタマイズすると重たくなる場合があるので、基本的に初期設定がいいと思う。

あまり知られていないかも知れないが、Creative Cloudを契約するとCS6など過去のバージョンもインストール、使用可能になる。今はDreamweaver以外にも色々なエディターがあるが、テーブルレイアウトに限ればDreamweaverが多分最高に使いやすいのではないかと思う。テーブルレイアウト時代からバリバリ活躍していたソフトなのでw