PS3

ゲーム

【PS3】「メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~」ゲームレビュー(ネタばれあり)

PS3「メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~」のゲームレビュー、クリア感想、ネタばれあり。独断と偏見で個人の感想。

メルルのアトリエは同じ商品を過去に2回買ったことがある。

買い間違ったとか、超大好きだから保管用に2つ目を買ったとかではなく、大した印象に残らなかったため売却、後に再プレイしようと思った買い直したという生産性のない愚策のためである。

現在はPS3以外にもSwitchとか現代的な機種でプレイすることもできる。

メルル姫となって王国の人口を増やすゲーム

そう言われると、シムシティとかA列車で行こう系の都市開発系のゲームに思えるかもしれないけど、プレイヤーがやること、できることは、至っていつものアトリエと全く同じ。

すなわち、採取地に行って素材を集めて、敵を倒して、調合して、納品して・・・の繰り返し。

特にメルルのアトリエで面倒なのは、マップで行ける所を広げる条件が「ザコ敵の殲滅(皆殺し)」という条件。マップ内のなんてことないザコ敵をひたすら皆殺しにしないとならないことが多い。

納品依頼も数が足りなかったり、素材が足りなかったりして、採取地とアトリエを行ったり来たり。

指令を聞いたり、王国を発展させるにも、いちいち王宮に出向かないといけない。王宮に出向いたら出向いたで、サブイベントが起きたりして、なんだかテンポが悪くなることもしばしば起こる。

アトリエ自体がそういう傾向はあるが、特に作業、作業の連続である。

トトリは少し成長、ロロナは幼児化

前作のトトリのアトリエとシナリオライターが違うというのもあり、ストーリーの傾向も前作トトリとはかなり違う。

特にキャラクターの扱いは評判が良くないという。トトリのアトリエの豊漁祭で「幼児体系」といじられたためか、ロロナは終始、幼児化された姿となっている。

トトリは少し成長したのはいいけど、バトルでアイテムを投げるたびにスカートの中(下着か不明だが、そういう見せてもいい衣装?)が丸見えになるし、なんだかなという印象。

オープニングは3DCG化だけど

アトリエシリーズはオープニングのアニメーションが人気だけど、メルルのアトリエはなぜか3DCGに。

それもPS3のモデルをそのまま使っているようで、テクスチャ感バリバリのモデルでアップになったりするから、予算なのかな、なんなのかなーと思ってしまう。

やり込めば楽しいのかもしれないけど

メルルのアトリエはアーランドシリーズで一番売れたらしいというけど、個人的には再プレイしても印象に残らない作品だった。

メルル自体がゲームとかで昔からよくある「城から脱走するおてんば姫」であること以外は、割と普通の感覚を持ったキャラクターであることも関連しているかもしれない。

トトリとか過去作のキャラも使えるけど、パーティーからメルルを外したいと思ったこともしばしばだけど、それはできない。

依頼をこなしまくれば人口をどれだけ増やせるか? などやり込み要素はあるのかもしれないけど、結局は採集、調合、納品のいつものアトリエなので、個人的にはやり込む気があまり起きなかった。

トトリのアトリエなど前作のネタバレ要素も強いので、プレイする順番は気を付けた方がいいと思う作品である。

ちなみに、さらなる続編のルルアのアトリエでは、有料キャラとして登場。そちらでは「キノコ姫」としてのキャラクター付けがされている。

ゲーム

【PS3】「トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~」ゲームレビュー(ネタばれあり)

PS3「トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜」のゲームレビュー、クリア感想、ネタばれあり。独断と偏見で個人の感想。

トトリのアトリエは、わけがわからないくらい沢山あるアトリエシリーズの中でも最高峰に位置する作品。

単純に「トトリが好きだから」というのもあるけど、独特の緩い雰囲気や百合要素(レズ)や微エロ要素など、後のPS4などのシリーズにはないほどの高水準なレベルでまとまっているのが特徴である。

あくまでも個人的な感想なので「トトリが好き」という点での高評価なのはご了承頂きたい。

また、繰り返しになるが壮絶なネタバレがあるので未プレイの人は要注意。

ゲーム自体はアトリエシリーズの中でも高難易度

ゲーム内の時間で6年くらいがプレイできる時間。

「6年もあるならラクショーでは?」と思うかもしれないが甘い。

まず、1周目だと敵は全体的に強いし、後の作品みたいに難易度設定はないので、かなりシビアなバランスになっている。装備品を作るのが大事だが、資金もかかるし、敵が倒せなくて思うように進めない場合も出てくると思う。

4年くらいの間、最初の大陸でやるべきことをやって、しかるべきタイミングでなるべく早く船を作って片道30日くらいかかる航海をして、母親が旅立った大陸に訪れなくてはいけない。しかも、これが何往復かしないとならないから、日数は余裕を見て置かないと時間切れになってしまうかもしれない。

南国風の島があったり、まさに「大航海」なので、旅をしている感じは後の「フィリスのアトリエ」に近い。但し、マップの移動システムは一般的なアトリエと同じ。

トトリのアトリエの魅力1~ストーリーが良い~

アトリエシリーズは目的がはっきりしていなくて食いつけないものも少なくはないが、トトリのアトリエには行方不明の母親を探すという大きな目的がある。

錬金術士としての腕を磨きながら、はるばる航海して辿り着いた先には、かつて母親が訪れたという村があった。

しかし、そこにあったのは母親の名前が刻まれた墓。

4~5年くらい準備して船を作って、片道30日かけての結果がこれである。トトリに釣られて涙したプレイヤーは多いことだろう。

これだけだと不完全燃焼を起こすだけだが、エンディングは数種類ありトゥルーエンドの条件を満たすと・・・詳細はスタッフロールを最後まで見てみよう!

トトリのアトリエの魅力2~音楽が良い~

アトリエシリーズは音楽の評判が高いのはいつものことだとも言えるけど、トトリのアトリエは特によい。

どのくらい良いかというと、BGMを変更可能な後のアトリエシリーズでは、常にトトリのアトリエのBGMに設定しているくらいだ。

アトリエのBGMをはじめ、戦闘の曲も全部トトリのにしている。

トトリのアトリエの魅力3~イベントやキャラが良い~

ストーリー後半でトトリの姉のツェツィと辺境の村から勝手についてきたピアニャの絡み、ロロナとトトリの絡みは必見イベント。

しかも、それはサブイベントなどではなくて、れっきとしたメインストーリーとしているイベントである。

ピアニャは後の「ルルアのアトリエ」でルルアの師匠になる少女である。

トトリのアトリエの魅力4~豊漁際という名の水着コンテスト~

これもストーリー後半のイベントで、発生条件などがややわかりづらいが、トゥルーエンドを目指している人はぜひ見ておきたいイベント。

ストーリー序盤から「ヘタレ」と言われる馬車を運用しているペーターが主催するイベントで、あるタイミングで若くて美人な女性を8人集めろと言われる。

頑張っても7人しか集めることはできないが、13才のトトリも参加することになる。

アイコンが魚マークだったり、航海をしたり、何かと魚や海に関わるトトリのアトリエだから、何か出店的なまともなイベントかと思ったら、単なる水着コンテストなのが笑える。しかも、他のイベントは一切出てこない潔さ。

ペーターのコメントはかなりゲスいものが多いが、ここまで尖った展開は他のアトリエシリーズではありそうでないイベントと言えるのではないだろうか。発生条件やタイミングは難しいので注意は必要。

2周目以降の周回プレイがオススメ

2周目は装備品や資金を引き継ぐことができる。

戦闘がラクショーになるのでイベントをじっくり楽しみたい場合は2周目からがオススメ。

前作のロロナのアトリエが緩いバランスだったこともあって、反動で難易度高めという説があるけど、2周目で戦闘難易度さえ克服できればイベント満載で楽しいゲームであることは間違いない。

なお、プレイしたことはないがトトリのアトリエはVITAやPS4にも展開されている。PS4版はツェツィとかDLCキャラも含まれているらしい。今からやるなら、こっちのがオススメかな。

ゲーム

【PS3】「アーシャのアトリエ」ゲームレビュー、感想(ネタばれあり)

PS3の「アーシャのアトリエ」のゲームレビュー、プレイ記録。ネタばれあり。

ブックオフでアプリのクーポンとか使って150円くらいで購入。

黄昏シリーズということで、ジブリ映画とかにありがちな(?)荒廃した世界観が舞台。

普通に街が賑わっている気がする

主人公のアーシャこそ、辺境の村でつつましい暮らしをしているという設定だけど、都市部に行けば普通に商店街があったり、身なりもオシャレな人たちばっかり。

店売りの商品とかも普通に充実しているし、物資が不足しているという感じもない。

世界観設定とは裏腹に、特に荒廃した世界という感じがしない。黄昏感に浸りたくてプレイしたんだけど・・・。

旅の目的は終始、妹のニオを救出すること

ゲーム内のプレイ期間は3年間でその間は自由に散策をするタイプ。

場面場面でやることが明確ではないが、3年間の間に行方不明の妹であるニオの手がかりを見つけて期限までに救出するのが目的。エンディングは何種類かあるが、ニオを救出できるかできないかで大雑把にバッドエンドかハッピーエンドかが変わる。

アーシャのアトリエの進め方

PS4の「リディー&スールのアトリエ」とかに親切にやることがリストアップされてたりしないので、何をやったらいいか、どこに行ったらいいかがパッと見わからないタイプ。

PS3時代の他のアトリエと同じく、そんなときはとりあえず隣近所の行ける場所に入り、「マップ内の採取ポイントで全部採取する」、「マップ内のモンスターを全部倒す」という作業をやろう。

そうすると、なんとな~く行ける場所が増えたり、錬金術で作れるものが増えたりして、結果的にストーリーを進めるフラグがどことなく立ったりする・・・っぽい。

まぁ、採取しまくる作業が単調なのと、雑魚戦がどれも単調過ぎてパッとしないのが辛いけど。コツコツ作業が苦にならないなら、楽しいかもしれないけど。

キャラクターはウィルベルちゃん一択

味方になるキャラクターのうち、オススメなのは魔法使いのウィルベルちゃん。

実際、人気投票でもトップだったりするし、良くも悪くも刺さる部分が少ない主人公アーシャよりも印象に残る人は多いかも。

戦闘の時に袖がバサバサっていう音がするのが耳障りなのと、採取地で「今日は日が悪い」という同じセリフばっかり再生されるのが気になるけど。

一番残念だったのは口パクの酷さ

記憶にある他のアトリエシリーズでは気になったことがあまりないけど、イベントでキャラの口パクが酷い。

セリフと口パクが合っていないというか、そもそも合わせるつもりがなかったのではないかと思う。喋っている場面は全く同じ口パクの動作が延々とループする仕様。

戦闘や採取がアレだから、せめてイベントシーンくらい力を入れて欲しかったなぁ。

ちなみに、公式サイトはフルFLASH仕様で現代では閲覧することができないという。2012年でフルFLASHか・・・。