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【レビュー】聖剣伝説 LEGEND OF MANA(聖剣LOM)を約20年ぶりにプレイした感想

聖剣伝説 LEGEND OF MANA(聖剣LOM)を約20年ぶりにプレイした感想。独断と偏見、少しネタバレあり。

聖剣シリーズの中でも独特の雰囲気が好まれて、最近、約20年ぶりにPS4とSwitchとSteam向けにHDリマスター版が出たが、近所のブックオフでPS1のオリジナル版が税込み90円で買えたし、リマスター版で良い思いをしたことがないので、あえてオリジナル版でプレイ。

リマスター版は基本的にHD解像度になってるだけでゲーム性は同じなので、PS1のプレイ環境がある人はオリジナル版で十分かと。

PS3でも不具合なくプレイできるのでPS3でのフレイもオススメ。読み込みもPS1実機だと遅かったはずだけどPS3効果で一瞬。

世界観重視の雰囲気ゲー

ジャンルはアクションRPG。最初から最後まで他のRPGでいうサブクエスト的な「短編物語」を自由に進めて行くフリーシナリオタイプ。ストーリーの進め方も育成の仕方も、マップ配置さえも自由という、RPG全部の中でもかなり自由度が高い作成。

「短編物語」の中でも宝石泥棒編、エスカデ編、ドラゴンキラー編という3つの大きなまとまりがあり、そのどれかをクリアしつつ、全体として一定の進行状況があればエンディングへと繋がる最終マップが解禁される仕組み。基本的には何となくプレイしていてもエンディングに辿り着くが、今どきのRPGに比べると次に行く場所のヒントが少ないorなかったりする。

暖かみのある2Dグラフィック

グラフィックはオリジナル版の発売当時としてもFF7など3DCGが主流になりつつある中で、暖かみのある2Dグラフィックなのが特徴。雰囲気としてはポポロクロイス物語とかmoonとかに少し近いように思った。

ゲームを始めると主人公の旅の拠点なる「ホーム」をマップの好きな場所に設置する。ランドメイクシステムというものが採用されているが、なんとやくやっても詰むことはないものの、マップの位置で属性的なパラーメーターが関わってくるので、攻略を楽にしたりイベントを隅々まで堪能する場合は攻略情報を見ないとならないのが難点。

バトルで戦ってくれるペットを育成したり、武器の改造などやりこみや収集要素もある。大量に素材的なアイテムが手に入るが、その手の作業をやらなくてもゲームクリアには支障がない。金策は素材アイテムを売れば事足りる。

やりこみ部分はやりたい人だけやってくれ、というようなバランスで少し勿体ない。その人の遊び方に委ねられている。アトリエシリーズ並みに素材関係のやり込みがあるが、不親切な部分もあって初心者は気軽に楽しめないのが難点。

クエストは68もあるが攻略情報なしで網羅は厳しい

約20年ぶりのプレイなのでゲームシステム周りはほぼ初見に近い。

暖かい雰囲気のゲームなので最初は攻略情報を見ずに何となく進めて行った。序盤こそ何となくで進められるが、この時代(PS1やSFCなど)のゲームよろしくで、情報収集やフラグ立てが分かりにくい。

序盤にある「アナグマ語」のイベントは懐かしい~。「ぐま」だの「ぐげ」とか翻訳しても全然わからんしw

同じ人物に3回話しかけるとか、店員にカウンターの裏から話しかけるとか、今の普通の感覚じゃわからない。今どきのRPGだったらあまりないような時代感を思わせるけど、そういったフラグ立てがこのゲームには多い。人物探しみたいなのもあるが、普通じゃ見当もつかないような場所にいたりして、攻略情報なしだと相当暇じゃないとキツイ。

ダンジョンも道がわかりにくいのが多い。この時代の2DのRPGによくあることかだが似たようなマップだったり、ループしたりワープしたりで迷子になるようなダンジョンがある。半分くらいのダンジョンは迷子になる。

クエストは全部で68あるわけだが、それぞれが「あるクエストが発生すると消滅」などの条件が複雑に設定されているため、初見プレイで攻略情報を見ずにコンプリートするのは不可能に近い・・・というか無理だと思う。

攻略サイトなんかには、このルートで進めれば全部見れる的なチャートがあるので、全部見たい人は初めからチャートに沿ってやっていくとよい。

バトルは独特のテンポ感やルールを掴めば楽だけど…

アクションRPGなので動きながら攻撃したり魔法や必殺技的なものを使ったりする。

敵も味方も横方向には当たり判定があるが、少しでも上下に移動していると攻撃が当たらない仕組み。敵の攻撃を避けるのに利用するわけだが、反対に微妙に縦方向にずれているせいで攻撃が当たらずイライラする時もある。

レジェンドオブマナは武器の種類によって大きく攻略の難易度が違ってくるのも特徴。

初心者でも楽に進められるのが断トツで弓矢。全部の武器の中で横方向にいくらでも遠距離攻撃できるのは弓矢だけだ。ボス戦は敵の火力が強くて2~3発攻撃を食らっただけで主人公が死んでしまう場合が多いが、距離を保って攻撃できるので弓矢は手っ取り早く攻略したい場合には有効である。

槍や杖も剣に比べると攻撃範囲が広くて使いやすいが、弓矢の無限にできる遠距離攻撃に比べるとインパクトは小さい。普通に店で売っているやつでラスボスまで使えるので、攻略に詰まったら弓矢に持ち替えてみるとよい。

遠くからピョンピョン打ってるだけなので、戦闘の緊迫感はあまりなくなるけど。

戦闘中に回復できない男気溢れるバトル

戦闘中の回復手段(ポーション的な)は用意されておらず、事前にスキル設定が必要だがしゃがんだり、その場で待機すると少しずつ回復していくというシステム。だが、回復量はほんの少しなので、基本的にHPを削られたら死んで生き返るまでは回復できないと思った方がよい。

主人公が死んだ場合、いればNPC1人とペットが戦うことになる。死んでしばらくその2名で持ち堪えてくれれば復活できることもある。

だが、あるメインストーリーで関わるNPCの真珠姫は何もしてくれなくて足手まといでしかないし、ペットもちゃんと育成しないと使い物にならないので、主人公の体力を温存させることが重要になる。うかつに敵に近づいてはいけないのだ。だからこその弓矢なのである。

クリアだけなら10時間弱、周回やりこみ前提のゲーム

前述のように68ものクエストがあるわけだが、ゲームの本筋とも言えるクエストの集合体のようなものがいくつかあり、最短でエンディングを見るだけなら10時間くらいでクリアできてしまう。

もちろん、それではこのゲームの世界観の一部を見たに過ぎないわけだが、この時代のゲームとしては珍しく周回を前提としているかのようにクリア後には引継ぎ機能が用意されている。

総評 バトルは微妙だけど周回前提の世界観ゲー

約20年ぶりにとりあえずクリアして思ったのは、バトルはアクションRPGにしては微妙だし、フラグ立てがノーヒントだとわかりづら過ぎる。攻略サイトを見ながらでもわかりにくい場合がある。

それでも世界観は他のゲームないくらいに独特なものがあるしもやりこみ要素もかなりあるので、攻略本片手に時間をかけて世界観を楽しむのが最良な気がする。エンディング一直線だと10時間弱で終わっちゃうゲームだしね。

世界観の半分くらいは音楽要因なのでサウンドトラックも超オススメ。

ゲーム

PS派だし今さら人に聞けないので Nintendo Switchのことをこっそり調べてみたwww

任天堂のゲーム機と言えば、リアルガチ小学生からリアル中2くらいまでファミコンやスーパーファミコンで遊んでいたものの、その後はPS派になり、はるか昔に任天堂離れをしている筆者。

とは言え、PS5が完全に日本市場を捨てたようにも感じられ、PS4で十分じゃね(FF15みたいなクソロードが長いクソゲーを除けば)という複雑な状況もある。

プラットフォームをPS陣営からSwichにまさに“スイッチ”している大手ゲームメーカーも散見されることから、PS界隈の風向きが怪しくなりつつある現状もあり、いつか自分もSwichにまさかの“スイッチ”する未来を想定しつつ、Swichがどんなものなのかこっそりリサーチしてみた。

なお、全くSwichを知らない人間の独自調査なので、突っ込みどころや間違っている部分もあるかもしれないが生ぬるい目でご容赦をw

Swichは据え置き機としても携帯機としても使える!!

なんかそんな気はしていたが、これはPS4ユーザーからしたら普通に凄い。とてもじゃないがPS4を携帯機として持ち歩いて使うのは常識的には無理だからだ。

最近はPS4とSwichのマルチプラットフォームのゲームタイトルも結構あるが、PS4クオリティのゲームを携帯機で同じようにプレイできるというのは凄い。それだけでもスイッチしたくなる。

調べたらSwichはハードウェア的にはCPUがスマホなどでも使われているARM系で、省電力性能が高いから携帯機としても使えるのだろう。高性能だけど、廃熱でファンがブンブン常時回っているPS4とは根本が違うということだ。

通常のSwichと携帯専用のSwich Liteがある

据え置き機としてTVやモニターに繋いで使うことも、携帯機としても使える通常のSwitchの他に、より小型化や軽量化して価格を抑えた携帯専用のSwich Liteというのがある。スマホゲームに慣れている人など、携帯機として割り切ってゲームをしたい人には、確かに据え置き機としての機能はいらない気もするので、こういう選択肢があるのは良いことだ。

現行のゲームハードとしては携帯機がそもそも珍しいし、PS4並みの高性能を小型なボディで持ち運べるのは羨ましい。

値段は通常のSwichで3万円~くらい。

携帯専用のSwitch Liteで実売2万円くらいと、PS4並みの高スペックなゲームを持ち運んでやれるのなら、かなりの割安感がある。ただ、携帯モードだとプレイできないゲームなんかもあったするらしい。コントローラを振り回す(?)ようなやつだとか・・・。

まぁ、PS4にもリモートプレイと言ってスマホやタブレットに画面を転送してプレイする機能があるけど、ネットワーク環境がガチじゃないとプレイできたもんじゃないので、現行の高性能な携帯ゲーム機としてはSwitch Lite一択と言っても良いのではないか。

記録メディアはメモリーカード系の媒体

何気にSwitchを調べようと思ったのは「Switchって記録メディアは何使ってんだろ?」という疑問からだった。

携帯機でBlu-rayは有り得ないだろうし、DVD-ROMとかも含めて光ディスク系はない気がしたけど、メモリーカード系の独自メディア(?)だった。今どきのゲーム機らしく、無線LANでネットワークに繋いだり、ダウンロードもできるだろうから、故障やトラブルが起きやすい光ディスク系はチョイスしないだろう。