外国人技能実習生という言葉を聞いたことはあるだろうか?
最近だと桃や葡萄などの果実を盗難して売りさばく人たちが社会問題になっているが、農家の畑からスイカを盗むグループを追求したら外国人技能実習生だった・・・なんていうYouTube動画を見たりもした。
そんな技能実習生だが、あなたの隣近所、つまり同じアパートやマンション、または隣家にある日突然、引っ越してくる可能性があることを知っておくに越したことはない。
実際に筆者が経験したので、技能実習生が引っ越してくると平穏な生活がどのように荒らされるのかを紹介してみよう。
そもそも技能実習生とは
ざっと調べてみると、1993年に導入された制度らしい。
日本政府が国際貢献(笑)などのために発展途上国などの人たちを招いて、彼ら彼女らに日本の高度な技術を習得させて、将来的に受け入れ国に技術を転移されるという、恩着せがましい制度である。
実際は後述のように付近住民に迷惑をかけるわ、果物農家が大切に育てた大玉スイカを盗むわで、日本という国家は理想主義も過ぎると思わざるを得ない。
ちなみに、技能実習生の制度は「育成就労制度」という名称に代わるのが2024年に決定している。内容も国際貢献(笑)から、人材確保などにその目的が変わるらしく、今後3年以内に変更されるらしい。
実際、ベトナムでも日本国内でも法外に搾取しているだけで、なんも国際貢献なんてしてないって意見が多いからだろう。
技能実習生という言葉のイメージが悪くなり過ぎたから変更するように思えるけれど、技能実習生に嫌な思いを散々させられた身としては、わけのわからない外人の制度に頭や労力使うよりも、自国民の格差問題や、非正規雇用者の問題を解決しろやと思わざるを得ないが。
技能実習生の半分はベトナム人
国際貢献(笑)の名目があるから、幸福度は別にして、日本政府から見て技術などの発展具合を日本よりも下に見ている国の人たちがやってくる。
具体的にはアジアが多いようで、一番多いのは半分以上を占めるベトナムだ。
なぜ隣近所にベトナム人の技能実習生が越して来たとわかったかというと、付近の空き部屋に、唐突に「グエン・なんとか」と書かれたスーツケースが大量に置かれていたからだ。グエンは韓国におけるキムさんみたいなものらしく、典型的なベトナム人の苗字(たぶん)である。
引っ越しの雰囲気からして、アート引越センターみたいな、日本で一般的な引っ越し会社を使っているわけではないことは明らかだった。その手のブローカーか仲介業者のような人たちが関わっていることは明らか。
ちなみに、日本各地にあるインドカレーの店も国から補助金が大量に入ることから、ブローカーの業者が絡んでいるらしく、調理経験なんて全くないスリランカとかのインド人っぽく見える人たちが連れて来られるらしい。冷静に考えるとわかるが、カレーは和食などに比べると調理技術が求められない料理だから、本物のプロの料理人ではなくても務まるのであろう。
技能実習生はブローカーに多額の借金をしてやってくる
近所に住んでいるとは言え、彼ら彼女は自国の言葉しか話せないので直接聞いたわけではないが、ほとんどの技能実習生はブローカーに渡航費用や紹介料のようなものを150万円くらい借金して日本みたいなクソな国にわざわざやってきてるらしい。
特に日本行きのベトナム人の技能実習生は借金が高額になる傾向が強いらしい。
日本人が海外で働く場合は、どっちかというとリッチな生まれ育ちだったり、サラリーマンだとしても日本で成功している人がさらに成功するために、もしくは成功を見込まれて海外に駐在するようなケースが多いだろう。
それと比較すると、数百万単位の借金スタートでやってくるのは、日本人の感覚からすると奴隷レベルに思ってしまう。普通の日本人でも、おいそれとは返せないほどの多額の借金を抱えて外国で働かないとならないのだ。
そんな背景を知ってしまうと、日本政府のエゴである国際貢献(笑)に振り回されているわけで、逆に大変申し訳ない気持ちになったこともあった。
ベトナム人技能実習生の給与体系の例
基本給が10万円くらいで残業は時給400円だという。
ベトナム本国でブローカーとの契約時点ではもう少し高く、実際に日本にやってくると少ない場合もあるという。
残業時間は時給400円として上乗せされるが、もちろん、日本のどこの都道府県であっても最低賃金を下回る。
文句を言えば、本国に連れ戻されて借金だけ残るような場合もあり、日本の底辺労働者をさらに下回る驚きの待遇だ。
こんな給料では日本人でも暮らすのが厳しいが、彼ら彼女らはそこからさらに150万くらいある借金の返済に追われる。
それでも、ベトナム人からすれば本国で就ける仕事(そもそも仕事に就けないからやってくる?)に比べれば、日本は超大国で憧れの国なので、日本行きに決める若者が後を絶たないのだという。
ベトナム人技能実習生は日本のマナーを知らない
普通の日本人がベトナムのマナーを知らないように、ベトナム人もやはり日本のマナーを知らない。
いや、最長で5年だか住むことになるなら言葉や風習、マナーくらい学んでからやってきそうなものだが、彼ら彼女らが日本語を喋っているのは見たことがないし、むしろベトナム語で大声で叫んでいるのしか見たことがない。
なんとなくベトナム人というと、日本人と同じく米を食べている国の人たちだし、日本にある日本人向けにアレンジされているベトナム料理は旨い(現地の本当のベトナム料理は知らん)し、マナーや生活的にも、自己主張せずに出る杭打たれると叩き込まれて育った日本人に近いところがあるのかしらん、と最初は思ったけれど、全然そんなことはなかったのである。
毎夜の如く共用通路で酒盛り、煙草ポイ捨ては当たり前!!
俺はベトナム人というものを全く知らなかったのである。
彼ら彼女らが現地でどのような風習、マナーで暮らしているのかは知らないが、俺がこの目で見たベトナム人の生活態度はこんな感じだ。
日本人だったら有り得ないが、毎夜のように集合住宅の細っそい共用通路でドアを開けっぱなしにして、付近に住むベトナム人を集めて酒盛りをする。
煙草を吹かして、吸い殻はそのへんにポイ捨て。朝になると20本くらいはポイ捨てされている。日本ではタバコのポイ捨ては軽犯罪法違反の犯罪である。
そこらへんの枯れ葉や紙屑に引火して普通に火事の原因になるし、受動喫煙の問題もある。自治体や地区によっては路上喫煙が禁止されていたり、罰金がとられるところもあるだろう。
技能実習生は多額の借金を抱えているし、色々な手数料や家賃などでギリギリの生活していることは想像に難くなく、一人暮らし向けの部屋に最低2人は住んでいるようであった。
せっかく日本に来ているのに借金で金がないからか、休みの日も東京ディズニーランド(笑)とか、都心の観光名所や繁華街に出かけるわけでもなく、ベトナム人仲間の部屋周辺でたむろしたり、酒盛りして過ごしているようだった。
何言ってるかは知らないが、でかいベトナム語が飛び交っててうるせーし・・・。
普通だったら、せっかく外国に住むのなら、その国でしか見れないものや体験できないことを出来る限りやろうとするものだと思うけれど、彼ら彼女らにはそんな気持ちはないのだろうかと疑問に思った。
まぁ、日本にはそうベトナム語の看板とかもないし、日本語がわからないのでは電車に乗ってどこかに出かけるのも難しいから、他のベトナム人の部屋に集合する過ごし方になるのだろう。
その後のベトナム人技能実習生の末路
最初こそ、多額の借金してまで日本というクソな国な来ている可愛そうな人たちということもあって、しばらくは暖かい目で見ていたが、この紙屑などが散らばっている場所で煙草のポイ捨ては危険すぎるため、管理会社になんとかして貰うことにした。
さすがに火事の原因になる行為は管理会社的にも看過できないということか、すぐにその主犯格は強制退去か強制送還的なもので3日後には姿を消した。
YouTubeで見たスイカ泥棒のタイ人技能実習生は厳重注意だけらしかったが、よほどの重罪でないと技能実習生は強制送還にはならないという話もある。
その背景には日本政府や経団連が推しているという、政治の力学があるのかどうかは定かではないが、結局は一般市民が迷惑するというのが現実なのであろう。
国家公務員向けの公営住宅とかに住まわせればいいと思うけど、技能実習生の彼ら彼女らが住むのは、そこらの民間の賃貸アパートや賃貸マンションなので、あなたの隣近所にある日突然やってくる可能性も十二分にあると考えておくのはよいだろう。
日本はこうして段々とさらに住みづらい国になっていくのだろうか・・・。