旅モノ

日高本線の浜厚真駅から苫小牧東港に歩いて行って新潟行きの直行らいらっくに乗船したぞ

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船旅にハマってしまい、苫小牧東港発の新潟直行便の「らいらっく」に乗ったぞ。

苫小牧東港の最寄り駅は浜厚真

鵡川駅までは残っている日高本線を走るのはキハ40

苫小牧には苫小牧駅に近いフェリーターミナルもあるが、新日本海フェリーのターミナルは日高本線を20分くらい乗った先にある浜厚真が最寄り駅になる。

2025年の今では北海道のローカル線でも見かけることの少ない希少なキハ40が走っていた。日高本欄も鵡川駅から先は廃線となっているので現在は短い路線である。

昔、プライベートで静内に列車で行ったことがあるし、当時やっていた出張の多い仕事では浦河まで行ったことがあるから、世の中というのは永久に続くものではないことを実感する。

札幌から苫小牧駅に普通列車で行くのも意外と本数が少ないから注意。昔は苫小牧って札幌近郊の街としては結構栄えていたイメージがあるし、もっと列車が多かったイメージがあるけど、ここも札幌~函館間の特急銀座みたいになっているから、普通列車が思いのほか少ない。

札幌~新千歳空港間は快速が高頻度で走るから、とりあえず千歳まで快速で向かった。千歳で千歳水族館に行ったり、この先で食料品が満足に買えるか不明だったので、千歳駅前のイオンで少しだけ食料を調達した。あとで無駄だったことを知ったが。

食料品の調達は苫小牧駅直結のMEGAドン・キホーテが便利

小樽のフェリーターミナルと違って、苫小牧東港の近くにはフェリーターミナル以外になにもない。

食品はどこかで事前調達が必要になるが、苫小牧駅に直結されたMEGAドン・キホーテがオススメ。パンとか総菜、飲料、インスタント食品など何でもあるし、イオンより安い。

日高本線は2時間に一本くらいの頻度なので、時間には余裕を持った方がよい。浜厚真からも2Kmほと歩くことになるし、苫小牧駅からは歩ける距離じゃないから、乗り逃したら終わりである。

一応、フェリー利用者向けに事前予約で南千歳からバスがあるけども、結構まともな値段だった気がした。

ファンが多いであろう浜厚真駅

客車を利用したタイプの駅舎

20分ほどで浜厚真駅に到着した。フェリーの利用者が何人かいるかなと思ったが、乗客自体も地元の人が3人くらいで、あとはその手の鉄道旅行者が2名いたくらいだった。浜厚真駅で降りたのは自分だけ。

駅の中は駅ノートがあったりして、フェリーの利用者の書き込みもいくつかあった。事前情報通り、駅の近くには何もなく、トイレもないので準備は苫小牧で全部済ませるのがよい。

直前に悪天候でフェリーの到着が遅れるというメールが届いていたけれど、吹雪いていてフェリーターミナルに辿り着けるか不安だった。食料品の買い出しも荷物もリュックに入るだけにした。

道自体はトラップなどもなくて、Googleマップの通りに歩けば問題なかった。

ターミナルは小樽と大体同じくらいの規模がある気がする

ターミナルに辿り着いた。トラックの駐車場などがあって、小樽の方が札幌圏って感じがするから、小樽よりは少し規模が小さいのかもしれない。

自分は時々ある新潟との直行便に乗るが、基本的に秋田や新潟、敦賀などの経由便が主力で小樽と棲み分けしているみたい。小樽は直行便が基本で、最新型のフェリーが運航しているのも小樽便。

このフェリーターミナルの待合室は団体が多い印象

交通の便は小樽より悪いので出航の2時間半前に着いたが、2時間前くらいには待合室がいっぱいになるくらいだった。フェリーの固定客らしく自衛隊員が多くて、彼らは朝食も専用の呼び出しがあったりした。あとは大学か何かの団体客がいた。普通のツアー客とか中国人観光客はいなかった。

らいらっく船内の様子

「らいらっく」は前回小樽から乗った「らべんだあ」より古い船。

ゲームコーナーはちょっとした昭和のゲームセンターのよう

船内の雰囲気は自分のイメージにある通り。ゲームコーナーとかが目立っていて、てんこ盛りな日本のいわゆるフェリーっていう感じ。

オブジェなども凝っていた

新造のフェリーは時代を反映して個室空間を重視していたりして、あまり共用部分は力を入れない傾向があるようだけど、この時代のフェリーは共用部分に力が入っている。

カフェとか語らいスペースは解放感がある

船内の客層は男性のトラックドライバーが多い。同じ北海道から新潟に向かうフェリーなのに、小樽便と苫小牧便は客層がちょっと違う感じがした。小樽の方が若い学生とか女性が多かった。

ステートB和室の雰囲気

今回利用したのはステートB和室というタイプの個室。15500円でこの時期は貸し切り料金が不要。

前回利用した個室と違って、シャワーやトイレの設備は客室内にはない。冷蔵庫がなかったので飲み物は窓際において冷やした。空調は20度に設定しても、なぜかかなり暑かった。

前回の新造船は部屋の出入りはQRコードを使ったが、こちらは普通にアナログのカギを使う。船内の受付で受け取って、降りる頃に回収に来る。QRは反応しない時があるから安心感はあるけど、到着が近づくと回収に来るのはちょっと面倒だった。

食事内容は同じフェリー会社だから前回とあまり変わらないので利用しなかった。売店は飲食物や土産ものなど、販売品目が充実しているように思った。陸地より値段が高いというデメリットはあるが。

部屋にいて思ったのは、新造船では感じなかったけど、航行中にミシミシ言うのが少し気になった。

少しノウハウが増えた新日本海フェリーの賢い予約方法

夏の繁忙期だとそうは行かないと思うけど、閑散期だと当日でも定価で予約できるのがよい。

一度支払いをしてしまうと自分の都合で乗れなくなった場合はキャンセル料がかかるが、閑散期だと満室には滅多にならないと思うので直前で大丈夫。

この時も空き状況を見ながら前日に予約して支払いをしたけど全然余裕だった。飛行機だとLCCでも直前になると料金が上がったりするけど、このフェリーは空き室がある限りは定額だから落ち着いていていいね。

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