WEB制作

ウェブデザイン技能検定(笑)は意味がないと現役Webデザイナーがあえて断言する理由

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画像はイメージどころか、もはや空想や妄想の類である

ウェブデザイン技能検定(笑)というものを知っているだろうか?

まず結論を言うと、Webデザインじゃなくて「ウェブデザイン」なのが個人的にはダサすぎる。

個人的には、iPhoneをアイフォンと書いているような印象だが、資格の名称が全てを物語っているようにも感じる。

そんな資格なくとも10年以上も大手一流企業でWebデザインの仕事が出来ているから、取る必要は全くないというのが超個人的な見解だ。

実は言葉のセンスはWebデザインではかなり重要

意外に思うかもしれないが、言葉のセンスというのは、Webデザインの仕事において実はかなり重要だ。

SEO対策など、Webサイトの存在意義そのものにも関わるからである。すなわち、企業のサイトであれば売り上げに直結するくらいに重要なのである。

仮にこの資格を持っていたとしてもセンスを疑われそうで、恥ずかしいから履歴書に「ウェブデザイン~」なんて書きたくはない。

厚生労働省絡みの天下り検定なのか?

調べてみると、小学生でも取れる何の役にも立たない国家資格の代表格「ITパスポート(笑)」や、中高年失業者に人気で資格商法の代表格である「キャリアコンサルタント(笑)」と同類の立ち位置ではないかと思う。

厚生労働省が絡んでいるあたりから察するに、お役所が作った天下り資格のなのではないかと思っている。

よくわからん国家検定らしい

ITパスポート(笑)は国家資格だけど、ウェブデザイン技能検定(笑)は国家検定という分類らしい。

国家検定? なにそれ~と思うが、調べると知識があることを証明するものらしい。

資格との違いが俺にはイマイチわからないが、

免許・・・・・(超えられない壁)・・・・・資格・・検定

というイメージだろう。

英検とか漢字検定の仲間っぽいけど、お勉強頑張りました系のやつで、持っていてもズバリ実務には直結しないようなイメージかなぁ。

だが、受験料は鼻血が出るほど高いぜ!!!

一番最下位で、それこそ全く役に立ちそうにない3級ですら1万4千円もかかる(笑)。

この金額は経験数年程度のWebデザイナーの日給相当だから、おそろしいほど高額であるのがおわかりであろう。

ちなみに、医師国家試験の受験料は15,300円らしいから、何の役にも立たない資格で1万4千円はもはや貧困ビジネスの域ではないかと思う。

なんと1級の受験料は3万3千円!

1級を合格すると厚生労働省が合格証を発行してくれるらしいが、受験料はなんと3万3千円!

地方都市の1か月分の家賃程度がかかるというのは、いったい何がどうなっているのかと思いたくもなる・・・。

学生とか職業訓練を出た程度の初心者が頑張って合格したとしても、実務経験がないんじゃ時給1000円~1200円くらいのバイト、もしくは残業代が月50時間くらいコミコミで手取り17万のブラック中小Web制作会社くらいしか就職先はないと思うが、天下り資格だから受験料は高ければ高いほど役人が儲かるから良し!というわけか。

実務経験豊富な人でこの資格に有用性を感じる人はマイノリティだと思うけど、実務未経験などの若い人は、ウェブデザイン(笑)を学ぶ前に、世の中の仕組み、特に天下りや資格商法というものを学ばなければならない。

実務で何の役にも立たないと考える理由

金額設定や運営団体だけで詳しく調べるのがアホらしくなったが、Webデザイン実務10年以上の人間が3級の試験内容をざっと眺めて思ったことを書いてみる。

Webの基本用語を知識で知っていても仕方ない

日本の学校教育、特に義務教育と同じ仕組み。暗記力で合格を決めるようなやつ。

もちろん、Web周りの用語くらい知っていた方が良いから完全否定はしない。

だが、Webデザイナーなんてのは、一応は末端のクリエイティブ職(クリエイティブじゃないのもあるけれど)なのである。暗記でカネが稼げるような甘い仕事ではないのにである。

世の中には暗記でカネが稼げるような職業もあるが、Webデザイナーの仕事の大部分は暗記科目なんかではない。知らないことは都度ググればいいし、出来る人間ほどよくググるものである。

Webデザイナーは企業によって必要な知識、技術が全く違うから

これもかなり大きいと思う。

Webデザイナーの職種として数社の企業や組織で仕事をした経験から言うと、同じWebデザイナーという職種でもA社とB社とC社では求められる技能が丸っきり違う。

ほんと悲しいけど、共通するのはキーボードとマウスの使い方くらい。

A社ではバリバリにフルスクラッチでハンドコーディングをする技術が求められる。

B社では手早く大量に画像のレタッチや切り抜き、バナーを大量制作する技能が求められる。

C社ではCMS(Webサイトの管理システム)に決められた内容を正確に手早くコピペ入力する技能や依頼者への対応スキルが求められる。

上の3つは全部Webデザイナーという職種なのに、求められる技能が全然違うことがお分かりだろう。

Webデザイン以外の必須スキルが問われない

実務経験がないと意外に思うかもしれないが、Webデザイナーに最も必要な技能は対人スキルである。

「自分はコミュニケーションが苦手な陰キャだから、一人でコツコツとパソコンやってればいいWebデザイナーになりたい!」なんて思っている人は残念でした!!

悪いことは言わないから、他の仕事を当たったほうがいいのですわ。

世の中にWebデザイナーほど対人スキルが求められる仕事は、そうそうないんじゃないかと思う。営業職とか接客行などとはベクトルこそ違うけれども、対人スキルはかなり問われると思って間違いない。

実際のところ、Webデザイナーが働く現場では、頭が沸いているクライアントばかりに遭遇する。そいつらにイラつかないスキルは絶対に必要だ。

社内のあちこちに蔓延るオツボネや老害対策も重要。事あるごとに先輩風を吹かすウザ~い先輩をスルーするスキルも絶対必要。

理不尽で低能すぎるポンコツ上司へのストレス耐性が求められることも少なくない。

だが、これらはウェブデザイン技能検定(笑)では、おそらく問われないであろう。

繰り返しになるけども、Webデザイナーにとって重要なのはデザインセンスやコーディングスキルではなくて、ウザい人間関係を捌く技術である。

まとめ 天下りと国家資格と貧困ビジネスとWebデザイン

以前からWebデザイナーというか、Web業界は国や厚生労働省から天下り的な目線で見られていたように思うが、この資格によってそれが真実であることが明白でなったであろう。

というか、Web業界で働いていても全くと言っていいほど、この資格の名前を見聞きすることがないから存在を最近まで知らなかったというのもあるが、実はかなり昔から存在するらしい。天下りっぽいわりに職業訓練校でも聞いたことはなかったけど、なぁ。

ちなみに、検索するとなぜか3級の参考書ばかり出てくる。現場を知ってる人間目線でさんざん言ったけど、意味なくても世の中的には需要はあるのだろうか。

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