ナイスミドルの諸君たちがもう少しピチピチしていた時代、WordやExcelの画面端にはカイル君という可愛いイルカの姿があったはず。
筆者はエロい冴子先生の方を好んで召喚していたが、どちらも記憶にないなんて人は地球上に存在しないはずだ。
このビジネスソフトに相応しくないキャラクターたち。今でいえば“萌えキャラ”に相当するが、ここのところ、彼ら彼女らの姿を見たことがなかったような・・・!?
カイルはOffice 2007の段階で廃止されていた!!
それもそのはず、カイル君たちはOfiice97でデビューしたものの、2001年発売のOfiice XPが最後の登場となっていたのだ。
しかも、Office XPでは初期設定だと機能がオフになっていてオプション扱いに。ユーザーが意図的に召喚する必要があるのだ。
世間的には「役に立たないクソイルカ」「邪魔だから消え失せろ」という意見が多かったからだろう。「お前を消す方法」なんていう質問ワードも独り歩きするくらいなんだから。
Office XPはWindows10にもインストール可能!!
世間的なは邪魔なクソイルカとされているが、そうは言っても召喚したいものは召喚したい。
言えば、Office Xpは未だにディスクを持っていた気がしたな~と思って、早速、Windows10環境でカイル君(と冴子先生)の召喚を試みることにしたのである。
そもそも問題、Office XPは20年前のソフトだ。とっくに公式サポートは切れているし、Windows10で動かなくても何の不思議もない。だって、メーカーがサポートしていないのだから。厳密にいうと、セキュリティとか各種の不具合なども完全自己責任だけど、爆発したりはしないだろうから、あまり気にしないでやってみよう。
とりあえず、Office XPはディスクが傷で読み取りづらかったのを別にすれば、4~5回くらい頑張ったら普通にインストールできた。
Office XPのService Pack3というマイナーバージョンアップ的なやつは、Windowsアップデートではうまくインストールできなかったが、ネットで探したらインストールすることができた。
起動するたびにインストールディスクが必要になったりと微妙な感触はあるものの、エクセルも普通に起動できた。
※Office XPのService Pack3 ダウンロード先
MicrosoftエージェントがWindows10にはない!?
早速カイル君や冴子先生を召喚しようとしてみたが、やはり問題が起こった。
彼ら彼女はMicrosoftエージェントという、Windows10では廃止されている機能を使っているのである。
そのため、カイル君を召喚しようとすると「Office アシスタントを使用するには、Microsoft エージェント 2.0 またはそれ以降が必要です。この製品は Office System Pack に含まれています。」というエラーメッセージが出てしまうのだ。
結論を言うと、Microsoft エージェント 2.0自体は配布終了していて手に入れられなかったが、何回かエクセルを再起動したりしているうちにエラーメッセージは表示されなって、カイル君を召喚することができた。
なんでエラーメッセージが表示されなくなったのかは正直よくわからないが、結果オーライということにしておこう。下が証拠の画像である。
背景が紫だけどアニメーションもする
カイル君の背景が紫なのはご愛敬。
Windows10で対応していない20年前のソフトや機能を使っているのだから、多少の不具合があってもおかしくはない。
なにかプログラマ的なテクニックがあれば修正できるのかもしれないが、そんなテクニックはないので気にしない。
冴子先生は召喚できず・・・!?
そして冴子先生だけど、キャラ選択をしようとしたらディスクを読みにいくものの、インストールができないみたいなメッセージが出て召喚できなかった。
カイル君は召喚できて冴子は無理とか微妙だけど、20年前の機能だからしょうがないかー。
再起動とかリトライしているうちに表示されるようになるかもしれないので、召喚できたら続報しようかな。
たぶん、Windows XPの実機か仮想環境があればどっちも正常に動く気がする。カイルや冴子ファンの人はお試しあれ・・・。
ちなみに、この手の趣味の人(?)に需要があるのか、Ofiice XPは意外とアマゾンとかで普通に売ってたりする。